←分解した人がいて、巨大なトランスが付いている写真を上げてた。
(画像拝借)
https://twitter.com/ayaboo5659/status/1458031311776456709
パっと見、意外に思ったのは、1000ccクラスなのにTCIではなく、CDIなんぢゃないか外観。それと、パワエレ系だけで、制御ICやらCPUみたいなのは付いて無いのか、少なくとも表側には見られない。どうもホンダVTR系でECU別体、DC-CDIドライバー単能機という形式らしく、2気筒を1個のCDIから駆動になってる様子。、なので通常の単気筒車用DC-CDIが10~20W程度の駆動能力の所、その2倍、20~40W出せるのでは、回路流用デュアルスパーク化...妄想。
改造CDI用としてのDC-CDI部品で低回転高圧縮時や始動時点火改善出来るとしても、中~高回転数でACGコイル出力代替考えると約25~30W以上は出せないと利得は無いんぢゃないか。画像だと出力側が2回路パラ、それを1個のインバータで駆動しているみたい。しかしこの場合、V-twinでSCR駆動の通常回路だと充電制御はどうなってる...充電時間は足りるんだろうか...? モシカシテFETとかスイッチoff可能な構成??? 色々ギモン浮かぶ。
カタログスペックは、9000rpm迄、ピックタイミングはカムなのかクランクなのか...? とりあえずインバータトランスの設計要素なんて全く解らないので、モノを見てみたいモノ。
想いはあったが現物はなかなか(且つ安く)ゲット出来なかった。そもそも走ってる所どころか実車さえ見たことが無いレア車。
←中古ポチッてゲット...
但し機能する奴なのか不明
この汚れ感だと最低10年ぐらいは走ってた奴かも。中身もそれなりに劣化してるんだろうなぁ...
外形 L89.5xW68.6xH32.2mm (コネクタ別)
印字 Shindengen
MBB CI689 8.0 281
コネクタ 6p-Me (刻印:住友 Y09)
高さ嵩が32mmというのが残念。部品を毟り取って流用では仕上がり外寸ベース25mm程度以下でないと...この段階でだいぶ意欲が薄れた....
...まずは下調べから。
配線図検索した所、解析?して揚げてる人がいて、入手出来た。CDIではなく「コンバータユニット」という名称らしい。ECUの方は「スパークユニット」。高級車当然てかイモビライザー機能付き。幸いコンバータユニットには関係無そう。配線からもTCIではなく、CDIと考えられる形式になってると確認できた。
https://ameblo.jp/ikkotei/entry-10535061724.html
Chapter 3.
それでは隅角辺、サンダーで落とし浸透しやすくして漬物。今回は前回残のアセトン5割に、IPA4割ぐらいとガソリン少々追加。
ホジリ用竹串、最近百均で買った竹串は折れ易くダメダメ、竹の産地が南方だと不味いんぢゃね」だったんで、コシの強い国産品あたりとか捜索。
←https://amzn.to/3F06Kso
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B071FKSH51
百均の7倍、\700円台もしちゃうが、折れなくなったよ。先端がやや太かったんで、紙ヤスリで砥ぎが追加になってしまったが。それにしても以前は百均竹串で問題無かったのに、製造元が変わるとかあったんだろうな。2っの製品並べて眺めてもφ3mmの太さやら形状も同じ、何が違うのかシロウト目に良く解らない。断面の導管の数が通販の方が3割位い多い気がするが(導管数13~15、対 18~24)それで変わるんやなぁ...え、余った奴? 接着剤や塗料レタッチ塗りやら楊枝代わりとか迄色々用途あるんで無駄にはなりませんね。(もっと探すと少量少額なのもあるかもやが)
←ダイソー百均漁りしてると良いモノ発見。
外形、約L100xW62xH42mm、
内寸、約L95W57xh39.5mm
和泉化成(愛知県 www.izumi-plastic.co.jp)製 品番3257
http://www.izumi-plastic.co.jp/products/pdf/catalogue/Vol5-20_STRAGE.pdf
今回のVTR用の基板は入らないが、FTR223用CDIとか外形約W56xL82xH23mmなので少々高さ嵩、幅が大きいが、CDIの基板を仮に入れるケースにも丁度良いサイズ。ポリプロピレン製でガソリンも問題無さそう。フタを毟り取り(高さ約35mm)、サンダーで外形高さ25~30mm、幅56mmに切って中身基板樹脂固定すればジャストフィットしそう。基板剥き出しよりずっとマシになる。こんなケースってのがナカナカ良いのが無く、仮に3Dプリンター依頼で製作すると3~5千円も掛かるのに比べれば百均汎用品で素晴らしい。薄いタイプ約H21mm品(品番3139)もあるみたい。残念ながら中間の高さ28mm(内寸25~26mm)っうのは無いみたい...。
φ12.5_H20mm、5000hr/105℃、1.2A
部品面高さは約20mm
他は100μ50V(PJ)、100μ16V(KME)
UEHW、EEUFRとかEEUFS系の最近のに交換するだけで性能アップしそう。
点火は1個目は、2.2μ400V ...つまりユニット出力は2気筒分で単気筒の2倍になってるのかも。この回路使って若干容量を減らし回転数によって時間差(0.5~1mS)付けてデュアルスパークとか面白いかも。
今回は何故か身バナレが悪いんで、基板裏から攻め、大型部品をスッポン抜きして先に分離し易くしてしまう事に。
インバータTR(BJT)、2SC2750L 、100V-15A,hfe40~80 (実測57)
ウラ面側にはハンダだけで部品無しだった。片面実装でSMD無し全てスルーホール部品、なのでハンダ割れリスクも低いかも。
一応コンデンサ実測。(と他車種比較)
2.2μ400V(U-CON CDI) VTR1000F用経年現状
1KHz 2.191μF D0.003 Q250 ESR 29mΩ Θ-89.7°
10KHz 2.163μF D0.008 Q117.1 ESR 60mΩ Θ-89.7°
100KHz 1.628μF D0.099 Q10.08 ESR 90mΩ Θ-84.2°
2.2μ250V W2H1 (日立) FTR223用経年現状 (MEK?経年劣化?)
1KHz 2.143μF D0.004 Q202 ESR 360mΩ Θ-89.7°
10KHz 2.139μF D0.017 Q55.5 ESR 130mΩ Θ-88.9°
100KHz ---μF D0.580 Q1.728 ESR 100mΩ Θ-60.2°
https://rkphs.blogspot.com/2017/03/ftr223cdimca025f.html
2.2μ400V HW9B434 (日立製 空色の奴) フュージョン用経年現状 (MEK?)
1KHz 2.227μF D0.004 Q216 ESR 360mΩ Θ-89.7°
10KHz 2.227μF D0.017 Q56.5 ESR 120mΩ Θ-88.9°
100KHz ---μF D0.667 Q1.497 ESR 90mΩ Θ-56.1°
1.5μ 250V XLR250R BAJA CI563 KZ9 U-CON (PP?)
1KHz 1.438μF D0.004 Q259 ESR 420mΩ Θ-89.7°
10KHz 1.425μF D0.008 Q123 ESR 90mΩ Θ-89.4°
100KHz 1.164μF D0.022 Q45.2 ESR 20mΩ Θ-88.6°
https://rkphs.blogspot.com/2022/07/md22baja-cdi.html
UD40Y225K 2.2μ400V(シズキ)新品 (MEK)
1KHz 2.207μF D0.004 Q235 ESR 31mΩ Θ-89.7°
10KHz 2.188μF D0.024 Q42 ESR 140mΩ Θ-88.8°
100KHz 1.722μF D0.120 Q8.35 ESR 110mΩ Θ-83.1°
U-CONの奴はcdi用って中で可成り良い奴っぽい、サイズも大き目、大電流に耐えそう、流石、高級車用って事か? 特にXLR250-BAJA用1.5μF(U-CON製)は容量が少ないものの頭抜けた性能で驚き、2個パラにしたら凄いかも。過去解体ではフュージョン用CDIから毟った空色の奴は、テスト用に流用したら調子が悪い気がしてたが、改めてLCRメーターで測定すると本当に成績悪かった。汎用品で代替する場合はU-CON製の2.2μFの特性以上が出てれば良いって事かと。(松下ECWF系程度か)
---
(手持ち品PP系汎用品)(DER-EE DE-5000で測定)
NB 3.3μ400V新品 (CBB/MPP)
10KHz 3.331μF D0.001 Q927 ESR 0.0mΩ Θ-90°
100KHz 2.31μF D0.102 Q9.68 ESR 70mΩ Θ-84°
ECWFE2W225Q5 2.2μ450V新品(MPP)
10KHz 2.193μF D0.001 Q697 ESR 10mΩ Θ-90°
100KHz 1.692μF D0.095 Q10.48 ESR 80mΩ Θ-84.5°
10KHz 3.315μF D0.005 Q192.8 ESR 20mΩ Θ-89.7°
100KHz 2.29μF D0.106 Q9.31 ESR 60mΩ Θ-84.1°
ECWFE2W225J 2.2μ450V新品 (MPP)
1KHz 2.194μF D0.0 Q--- ESR 10mΩ Θ-90°
10KHz 2.187μF D0.0 Q1550 ESR 0.0mΩ Θ-90°
100KHz 1.685.2μF D0.089 Q11.44 ESR 80mΩ Θ-84.8°
ECWFE2W475J 4.7μ450V新品 (MPP) (TLR250現用)
1KHz 4.842μF D0.0 Q--- ESR 10mΩ Θ-90°
10KHz 4.721μF D0.0 Q1132 ESR 0.0mΩ Θ-90°
100KHz ---μF D0.089 Q11.19 ESR 40mΩ Θ-84.8°
ECWFE2W475Q5 4.7μ450V新品 (MPP)
1KHz 4.753μF D0.0 Q--- ESR 10mΩ Θ-90°
10KHz 4.721μF D0.001 Q800 ESR 0.0mΩ Θ-90°
100KHz 2.90μF D0.093 Q10.63 ESR 50mΩ Θ-84.6°
ECWF2W475J 4.7μ450V新品 (汎用MPP)
1KHz 4.735μF D0.0 Q--- ESR 10mΩ Θ-90°
10KHz 4.706μF D0.001 Q678 ESR 0.0mΩ Θ-90°
100KHz ---μF D0.098 Q10.08 ESR 50mΩ Θ-84.3°
ECWF系を使うなら、1個2.2μFに抑え、複数パラ繋ぎにて3~5μF以上にするのが若干ヨサゲ。単体で3.3μFとか大容量にすると僅かに性能が落ちる(恐らく冷却も悪い)
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久々コンデンサー検索したら、在庫とか穴だらけだけど、更にパワエレ大電流用謳ったの出てた(松下ECWF(L)シリーズ)。入手出来るか、サイズが倍位い有るんでハメコムのが問題やけど。
https://industrial.panasonic.com/cdbs/www-data/pdf/RDI0000/ABD0000C246.pdf
https://industrial.panasonic.com/content/data/CP/PDF/ABD0000CJ40.pdf
...後日ゲット(半端な容量設定の奴だから残?他は在庫無し。コンデンサ生産需給はまだ回復していない/2022)。
ECWF4245KL 2.4μ400V 新品 (パワエレ用MPP)
1KHz 2.403μF D0.0 Q--- ESR 0.00mΩ Θ-90°
10KHz 2.394μF D0.001 Q836 ESR 0.00mΩ Θ-90°
100KHz 1.805μF D0.074 Q13.44 ESR 60mΩ Θ-85.7°
←ようやく大部分取れた。
家、出入りする時に毎日@2回、竹串でホジッて溶剤に漬ける繰り返し、やっとこ基板の底が見える程度に。今回はφ3mmの竹串だったけど、φ2~2.5mmが有ったら便利かも思った。竹串が基板や部品を傷付けずにホジれる限界の硬度なんだが、他の素材で同程度の硬度の奴も探すかなぁ。
部品高、23mm(ヒートシンク)、22.6mm(T1)、~21mm(2.2μ)
基板下面額縁、約1.1mm(3~4.5mm部分、4~5ヵ所)
電源
C1,C20、820μF 25V 105℃、日ケミ PJ、φ12.5mm、H20mm、p5mm
現、772μ,778μF@1KHz
内部電源
C7、100μF 50V 105℃ PJ φ10、H16、p5 (現91.49μ)
C14、100μ 16V 105℃ KME φ6.5(~8mm)、H12、p5 (現83.3μ)
点火
C2,C3、2.2μ 400V
SCR 3P4MH(NEC) + 3S4M(NEC) (直列、2セット)
T1、ラベル:IS3891K EI-28
コア W28xH21.5xD10.5xt3mm、ギャップ約0.5mm、一石自励式。
27.3μH(1次(2本ペア巻)):30.5μH(励起):105μH(内部電源):1087μH(2次)
Q1、2SC2750L (hfe57) 100V-15A (pluse 30A (300μS以下、Duty10%以下))、Pc100W、TO-3PL
バっと見、何でコウなってる?感いろいろ。トランスは、1次複巻で3~4A位いはイケそう。巻線は4本もあり、バッテリー給電から独立した内部電源も作ってる。あと無理しててコア鳴きがあったのか、コアが割れていた。コア界磁電流の限界が幾つなのかどうやって調べるかとかだが。EI-28」っうのはメジャーなTDKでズバリなのが(但しコア材は現在2種類)あるね。問題のインバータ発振停止の方は、入力パルスから微分、放電停止立ち上がりエッジから抵抗合成ORでやる様になってた。ユニット駆動は負論理。インバータブロックにチョークコイルが無く、波形スパイクとかトランジスタには物凄く負担掛かりそう、逆に発生電圧は稼げるかな。あと、内部電源は外部に繋がってなく、トランスの副巻線で自給する様になってた。
メインのコンデンサC1,C20の減り具合、やはり5~10年ぐらいは稼働? 意外なのは内部電源のC7,C14には、メインのC1,C20よりも劣化具合が大、負担が掛かってたのかな。
インバータTr、2SC2750Lのhfeは、57程度だった。データシートだとほぼフラットなんで、実稼働でもこんなモンぢゃないか..励起からのドライブ抵抗は合成で、約128Ω。入力側ケミコンにはリプル耐性計4~5A位い余裕が欲しいかな。
EEU-FS1E222,EEU-FR1E152,EEU-FR1E821,
EEU-FS1H331,EEU-FR1H271,EEUFR1H471
EEU-FR1E681L,EEU-FR1E331
ECW-FE2W225P8,ECW-FE2W225Q8
2SC2750L (hfe40~80) TO-3PL
コア割れてたトランスをカプトンテープで巻締め、再ハンダ付け。コンデンサは手持ち新品投入、組み立て。
←テストし易くするの兼ねてIGコイルダンパーDi(MUR460RL、2本)追加。
他のコンデンサ入手待ち...7月まで待て」ってさorz. まだコンデンサの供給は回復してない。
合計4.4μF-311V充電、VTR1000F(SC36)カタログ値「93ps/8500rpm」、取説のメーター図(~11500rpm)から最高11500rpm程度迄として、点火は@106mJx2=212mJ、最大供給電力~40.6W、効率80%仮定で必要電力は~51W程度(約~4.25Aav@12V)。仮に常用9000rpm程度迄としてでは最大供給電力~31.8W(供給は~40W程度@効率80%仮定)。なのでトランジスタIcは、だいたい8A以上、Pcは96Wクラス以上必須...? いまPc100Wのトランジスタが嵌っているので、逆打ちでは負荷最高回転数は12000rpmぐらい限界...かな。あとこのトランスサイズ(EI-28サイズ)での最大通過電力は32~40W程度、限界は45W辺りか。
起動は2V辺りから、電源+7.5~8Vを越えた辺りから上が安定領域みたい。コレも全電圧範囲で発振音が聞こえる状態、なので負荷が掛かったらもっと鳴きそう。内部電源の安定化側の電圧は11.85V辺りで、外部電源+8.1Vで到達、なので無負荷内部ドローは~6mA@内部電源+16Vぐらい? 11.85Vに安定化するツェナーDi(Z2)のドロップ約~120mW@電源+16V辺りっぽい、この部分だけ改造時にはチト不安かなぁ... 仮にバッテリーレスで電源+6V辺りから使うとしてhfe80~100辺りにするか、フィードバック抵抗をチョイ減らし辺りかなぁ。あと内部電源はLDO化とか。
無負荷だけど発生電圧は電源10V以上あれば307~311Vもあり、過去分解品中で最高電圧。単純計算、240V充電-2.2μFタイプの1.64~1.68倍のエネルギー量が点火に印加される事になる...流石、高級車。
---
SC36、ホンダのオーナーズマニュアルのメーター図
https://www.honda.co.jp/ownersmanual/pdf/motor/vtr1000f/30MBB611_web.pdf?genpo=HondaMotor&model=VTR1000F
出力311V、無改造段階で出てる」ってビックリ...てことはイグニッションコイルも特別仕様?
←画像を邑久検索で見ると、TCI用コイルみたいな外観...駆動側が2端子タイプのコイルなんだが。
(画像拝借)
簡単なヤジロベエ型の吊り金具が付いているみたいだが、ほぼ開磁路で実装? てか流石に20年以上前のモデル、既にサビサビ錆のしか出て来ないみたい。
↓ポチッ」鉄枠付きの奴ゲットしてしまった。もはやビョーキ(自分で云うのもナンだがな)。
←ハイテンションコードは接着で外せない固定タイプみたいだった。ヤジロベエみたいな鉄枠が付くのは片バンク分1個だけみたい。
刻印:MBB IG3874 010828 (2個共同じ)
本体鉄心(t10xW9mm)長90mm
取付鉄心穴、M6(φ6.3mm)-p80mm
コイル部直径φ39.4mmxL55.3mm
プラグコードφ7.26mm x約L44cm (ねじ込み式、CR接着)
インダクタンス(@1KHz) (推定x196~202)
コイル単体、580μH:22.4H 0.6Ω:13KΩ
鉄枠付き、657μH:27H
1次側、ミド(GND)、黒/黄帯(IG-)
結局ハイテンションコードは捻じ込みタイプ、IPA入れて溶かし捻るだけで簡単に外せた。(CR接着剤っぽい)

←引出線の位置が悪い(↑GND、↓IG-)。閉磁路化はムリ。鉄芯向き変える」もガッチリ接着されてるらしく、全く抜けなかった。
コイルのインダクタンスは、例のキタコ製(754-0810000)とほぼ同じ値、普通よりもかなり高い値、流石高級車。変圧比は推定196~202、アリガチCDI電圧が高いからって低くはなって無かった。単純計算では最高62.2KV。一次インダクタンスは例のHRCのコイル(TEC MP18)に近い値で、それよりも変圧比が高い、一次側DCRが0.6Ωと低いんで巻線も太そう。コイルはエポキシ樹脂で固められてて、昔のポリエチレン外装の奴より耐電圧高そう。ただ付属の鉄枠の厚さが薄いせいか、鉄枠付き状態でも閉磁路って程にはならないみたい。あと鉄心長がキタコよりも24mmも長く、TLR250用には収まりイマイチ。閉磁路化すれば、キタコの赤コイル並に2mH/60Hぐらいになりそう予感。ただこれに合う流用出来る閉磁路鉄心も思いつかないんで、鉄心も作らないといけない。付属プラグキャップはネジ端子用で、抵抗5KΩ入り(抵抗は外せる)。
---
2023-4月
幅が近いSR400用イグニッションコイル(またまた安いジャンク品ゲット)から鉄芯を毟り取って横向きで仮に閉磁路化、測定。この向きだと中央の鉄芯材上の渦電流を防げないので、実用的には完全な性能は出ないと思う。(前回とはまた別のコイルで)
100Hz (D)
1次 646μH (1.92)
2次 42.84H (0.92) (x257相当)
1KHz
1次 622.6μH (0.283)
2次 23H (0.187) (x192相当)
10KHz
1次 412μH (2.55)
2次 (容量性)
100KHz
1次 54μH
2次 (容量性)
閉磁路(仮加工)
100Hz (D)
1次 1.496mH (1.08)
2次 73.8H (0.418) (x222相当)
1KHz
1次 1.489mH (0.923)
2次 70.57H (0.373) (x217相当)
10KHz
1次 1.18mH (0.48)
2次 55.85H (0.396) (x217相当)
100KHz
1次 (容量性)
2次 (容量性)
中の巻き方」に何か他の銘柄品と違いが有るのか予想外の値、1次側が外側に巻かれ且つ巻線が太いのかも? 閉磁路化すると広帯域で実効変圧比がアップする、10KHz域で性能向上(放電開始向上?)するけど、元々実効変圧比は高目、1次インダクタンスは約2倍(1.1mH)程度にしか増加しない、なのでトラ車用途では重量増とトレードオフでイマイチ感。コイルの向きはTLM200/220/260用流用には良さげ(台の片方を削り加工?)
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