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2015/06/15

TLR250R、左手リアブレーキ追加..できるか?

リアブレーキロックを前から付けたかったんで今年の夏までにナントカ。フロントには既に郵政MD90カブ部品流用で大分前に付けてたんだが、リア側はペダルに追加と云うのが難しかった。山の中でブレーキペダルのストッパに木片噛まして駐車とかしてたので、それを板金で作るとか色々試行錯誤中。リアもハンドブレーキ併用に出来れば郵政MD90,現行110MDのパーツとか、スクーター用ブレーキロックが簡単に付けられるんじゃないか?

それと実はダニエル回転も手でブレーキ操作出来れば簡単じゃないか?とも思うんだ。足で加減してゴロゴロの地面でやるのは年寄リターンには難しいんだよ..<お察し下さい> フクラハギ筋痛、ツマ先でブレーキ加減し、チェーンが弛まない様にアクセルも捻り、ナオカツ膝が伸びない様にするのは1時間が限度...オラは寝棚に寝ているんで、下手すると翌日ソコ出られない位ダメージ。

それとブレーキロックが欲しいというのは、不整地でバイク放置、セル無しバイクで林道走行とか、イロイロ想像して下され.. 他の修理改造課題も溜まってるんだが車両を使う上での必要度、って事で先にサッサ手付けますか。



Chapter 1.

そんなんでWebとか検索していると
←なページが。(画像はパクって来たもの)

KTMとかで左手側にリアブレーキを追加して走れる様に出来るらしい。ブレンボ製のリアマスター用に作られてるみたい。リザーバー部分を耐圧に改造してハンドル側のマスターを繋ぎ込むみたいだ。(しかもケブラー耐圧ホース仕様みたい) スタンディング走行とか便利そう。
旧車にはムリな部品だけど、カート用ラインロックの流用とかでパーキング化も出来そう。この会社の開発動画を見ると、TRX350(4輪)辺り?な感じの(*油圧の2段重ね)レバーホルダーを使ったパターンもあるみたいだ。でもこんな工作力、ウチに無い.TLR250は油圧じゃないし..



しかしブレンボ製のリアマスター仕様以外のバイクだったら、スクーター用のコンビブレーキユニットを流用の方が安いかも。どの途ワイヤー式とかドラムブレーキ旧車(⇒TLR250とか)には使えないが.

rekluse.com 以外にもスタント用パーツメーカー、Full Throttle製リアハンドブレーキキット

  http://www.thestuntfactory.com/fullthrottle.html   なんかもあるみたい。


関連サイトhttps://rekluse.com/product/brake-kit-dual-actuated/

https://www.youtube.com/watch?v=Tasow3SEqUU

https://www.youtube.com/watch?v=xlXZveDfdd0
  


OX racing製OX hydroa-pro2.0  LHR
https://www.youtube.com/watch?v=ZJu9yFdQOOA

https://www.youtube.com/watch?v=Ghy4nToLLJA



---
 
2023-5追記

CLAKE SLR レフトハンドルブレーキ
https://rough-and-road.co.jp/item/cl-200/

2015年頃には発売していたみたい。ブレンボ製クラッチマスターに共締め可能。
https://www.youtube.com/watch?v=aBtohpRyhVs

https://www.youtube.com/watch?v=c6zoy8grBpM



コレいいわ~。しかしドラムブレーキには使えないなorz.




Chapter 2.
昔のカブCT70?90?(輸出タイプCT110/CT200)用で、

←こんな部品が昔あったらしい。

全然知らなかった。リアドラムのフットブレーキにワイヤーブレーキを追加できるらしい。
(画像は借りもん)


50g~100g程度の重量増加で収まるだろうか?手元に用意したチャリンコ用のブレーキケーブル(ワイヤφ1.5/1.8m)が、約150gとすると合計は~300g程度になってしまうかな?

今は絶版、40年近く前?の部品、中古漁ってもマトモそうなのは、新渡戸級~諭吉級位いコストが掛かるみたい.ブレーキロットを加工するだけで簡単に着きそうだが”た・か・い”のが難点。

なんで廃れたんだろう。欲しい人が多そう(..主観です)だけど。カブC50とか今でも持ってたら速攻で付けるな。あれは山でフットブレーキを掛けると、最低地上高が足りなくなる。
そんなこんな参考にボチボチちょっと作..とりあえずは簡単アバウト、パラ繋ぎで簡単に済ませますか。


 ↓出所参考



Chapter 3.

実際にどの位のストロークが必要なのか一応、ドラム側で計ってみた。相変わらずキレイにしてないでスンマセン^^; ブローバイの油でリア周りは汚れますな。エンジンオイルによる汚れなんで、ウエスで簡単に落ちるんですが..タマには掃除しますか.
(←カムアームはTLM220R用の長い物)

 手で押す(位の力で)⇒約1cm
 足で普通に踏んで⇒約1.5cm

1cm程度のストロークならハンドブレーキレバーでも引けそうか? ケーブル伸び代0.5cmぐらい、前後アジャストは最低3cm位い、合計3.5cm~余裕が要るかな?


Chapter 4.

で、まずは、レバーの方。ハンドル幅をスリヌケ対策でギリギリに切り詰めているので、レバーホルダーを2っ並べられないので、ホルダ1個に2レバー付けられる奴を探しまくった。で、
←コイツらをナントカしましょう。Web検索しまくった結果、2レバーを左側に付けられるレバーホルダーとなっているのは、ATC70、ATC125M、ヤマハSR400とか辺りみたい。とりあえずSR400用左レバーホルダーを調達。
しかしこれも旧車用。安くて程度の良いの、少ないなぁ。出来るだけ最近の車種用でないと交換部品の入手が面倒、もっと良いのが見つかればなんだが。

↑太いTYZ用?が、同じヤマハ用でピッタリだったが、普段使ってるTLR200R用のレバーをそのまま使いたいんで付く様にホルダの方をサンダーで切り刻んで加工する。

ブレーキワイヤの引き代は12mmぐらい取れそうだ。調整長さは15mm位い。後は後部端側で、15mm程度は取れる様にすれば良いかな。 ワイヤは、自転車用の部品とか探しますか.


Chapter 5.

←追加レバーの方はコレ、スクーターのDio_AF27用の左ロックレバー付きブレーキレバーを分解加工。結構出回ってますね。スイッチ無しなら右手用をバラしても同じかも. ハンドル幅に余裕があれば、そのまま付けられるが、既にギリギリの幅まで狭く切り詰めてるので、このまま付けられません.幅が普通の650~700mmでいい用途であれば追加ポン付け。ウマイ具合にオフセットも付いている。
(このまま付ければブレーキスイッチも使えますが.)

ケーブルの方はチャリンコ用のφ1.5mmので良いや。汎用品で安いし。補助ブレーキだし試作だしな。


Chapter 6.

外は雨..他の事もススまんなー。塗装しても乾かないんで熱乾。 レノバとかの変性エポキシ塗料の上にアルキド樹脂塗料を吹いたんで、加熱しないとサッサ乾きませんな。で、大体硬化するまで放置.(ホルマリンの香りがします)


部品加工一番面倒なのはブレーキロックレバーの根元のピンφ4に、止めピン用の穴φ2mmを開ける事、超硬じゃないと穿かなかった。錆々スプリングとかはSUS線手巻きで作り直したよ.




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大体出来上がったんだが、なぜか塗料が固まらない。アルキド樹脂と変性エポキシを中途半端硬化して重ねたからかなぁ。
もう少し硬くなるまでまたされる..


Chapter 7.

←で、試作完成。え、色が違う?塗料がなぜか硬化しないんで剥がした。早く試したいんでこのまま使いますorz. アルキド系も結構硬く酸化硬化するんだが⇒変性エポキシ系に統一しようかな。

TLR250のリアブレーキロットの強度は余裕だと思うんで、それに追加ケーブルを抱かせ、リアレバーをパラで引く様にする。アジャスターのネジが擦る部分は、テフロンシールテープ巻いて一応保護。使用率は5:1以下だと予想なんで、大した事ないだろ。素直にCT110のロットを物色して改造した方がキレイかもなんだがマ、試作だから。




Chapter 8.


←付けて見た。って玉砕。プチ放置してお茶する破目に。

コンビSWとホルダの位置を入れ替えたり色々やッてみましたがダメ。実機に当てがってみたらコンビスイッチと、そいつのケーブルに当たってしまい、付きません。なんちゃってブレーキレバーの位置は丁度ケーブルのルートに当たり、コンビSW自体が付けられません|orz.

全く誤算。下調べ不足やん。思いっ切り途方に暮れますなぁ。とりあえず折角作った後部側だけでも付けますか..
コンビSWバラして、ケーブル出し口付け替え、前側とかに開口して引き直し変更も考えたけど「面倒」、レバーの前側を通すと転倒した時のホルダ回転で引っ掛けるカモ、って事もあり断念.


Chapter 9.

脱力なんだが、後部は


←こんな感じ。

チャリンコのブレーキケーブルをリアブレーキロットの下に抱かせる。ケーブルのルートはアクセルワイヤと同じルートを通して後部に延ばした。ケーブルアウター長は1800mmでピッタリだった。インナーケーブルのエンド抜け止めは、圧着端子のBスリーブを流用。ゴムのジャバラはタマタマあったクラッチケーブル残骸からムシリ取り、ロットの摺動する部分にはテフロンテープを巻き。少しはスムーズになるかな? ま、試作だから適当に。


Chapter 10.

さっさと付けて今日はアソコ..とか丘走り予定は全くチャラ。でもどうしても今日使って見たいんで、使わないであったチョークレバー部分で引いてみる事にする。ねじ止めタイコを作り直してハメコミ。

←親指だけでブレーキ、全くダメな気も..






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早速、チョイノリ試走..

ブレーキロットに巻いたテフロンテープのおかげか、ヒッカカリとかは無くモドリとか、操作は問題無かったが、ヤッバ引張力が足りない。モシカスルト、引き摺ってる?てな程度の利きしかないorz.. 親指パワーでは平地で止まってるのがやっと。ちょっとの坂道ではズルズル、慌てて足ブレーキ追加したらケーブル通して反動伝達、指ちぎれそ痛ィ~になった。親指パワーの少なくとも3倍以上は必要そうな感じだ。足て踏んだ位い15mm以上、親指引きでも50°位い引けるんで、レバー元で最低20mm程度引けるストロークか、伸びの極く少ないワイヤと引力が必要。やっぱレバーで指3本ぐらいでガッツリ引く様にしないとダメそ。


ダメだったSR400のレバーホルダーの角度は、スタンディングには良さげだったんだがなぁ。...また暫く考えますか|orz.



Chapter 11.

ハンドル取付幅とか重量増えちゃうが別体でブレーキレバーホルダ追加に方針変更.,てか後退。グリップは少しハミ出すが仕方が無い。マ、試作だし。

 1,取付幅は狭目だが単体でガッチリ止まる
 2,取付位置で既存ケーブルを通せる
 3,外向きオフセット
 4,引き位置は遠目、レバー比低め


,とかで部品検討。今は便利な画像検索しまくって探したよ..


↑コレを加工してみます/手元のAD27_Dioのロックを追加.Dioの奴はそのまま流用だと、削らないと付かない、剛性不足..んで別途用意.、てかでも加工に失敗。割れちゃいましたorz. また探すハメに. これもまた昭和時代?位いのチュウコ品、NSR/CBR用レバー。既に供給不安アイテムなんだが...ちょっと改造予定がもう諸々、既に一か月も掛かってるよ。


Chapter 12.

←追加レバー部分ようやく完成。今回は端折らずアルキド1層塗装吹く毎に150℃加熱して硬化。レバーはそれ程痛んで無かったんで省略。(レノバ/クリアのみ)、チャリンコ用ケーブルをバイク用8mmのタイコ穴に合わせる為のアルミスリーブも作ったよ。

上の2本はツイデに作ってる可倒ステップ用の中空ピン.、MTBのブレーキリンク用の奴を流用。最初はステンレスパイプか、アンカーボルトのツバ付き中空スリーブを使う予定だったけど、この位のサイズだと何処でも100本単位の取り寄せしか無かった。


Chapter 13.

既に7月26日..
あぢー~昼間走るのはヤヴァイ.. 色々予定伸び伸びになってるが、出来たレバーを実車試着..


←でもなんかコレだけで240g、ケーブルと合計390gだし、切り詰めハンドルに対して長すぎた...んで、既存のTLR200用ショートレバーを流用、シムリングとかスペーサー使って嵌め込みにしよう。ソレでも220g、20gしか減らないけどだが..
クラッチレバーの予備にもなるかも.

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たかだかコレだけ、あーだこーだなんだが..  色々やって見た結果、M6x25のフランジボルト(外径13mm)がピッタリだった。反対側余裕も入れてM6x30mmのフランジボルトに、幾つかアルミカラー(ワッシャ)と外径8mmのアルミかステンレスパイプを、L16.5mm程度に切ってM6ボルトに被せれば、TLR200用ショートクラッチレバーがNSRのレバーホルダーに着きそうだ。


Chapter 14.


←で、ようやくパーツ完成。実はもう9月下旬..










Chapter 15.


←で、取り付け。

ケーブル取り回しとかもあり、あんまり角度が選べない。しばらく使って様子見かな?角度は、前のSR400用の奴、結構良かったな。
残念ながらストロークが少々足りない。指3本~なので結構効くが、ロックまでは行かないな。もう少し改造余地アリ。おっと、カバー付けんの忘れた/orz.


Chapter 16.

Rブレーキ側レバーロックさせると
←こんな感じ。

ちょっと走ってみると、クラッチとブレーキ、使い分けに慣れが結構必要。この配置だとクラッチ引きつつリアブレーキ掛けるとかは難しい。あとチャリンコ用ワイヤー流用は少々伸びが多いか。ストロークは12mm程度だけど、次は20mmは確保したい。近くのドロドロ激坂に持ってって、ロックして停車..前後ブレーキ共、レバーロックさせればなんとかズリ落ちずに停車出来たよ。

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ホルダ形状、レバー流用も含めて試行錯誤、しばらく試用かな。恐怖の痩せ尾根攻略にはもう少し使い易くしないとな.. ヘタレは兎に角、道具と盆栽なんですよ。後ろは単独でホイールロックまで行けるのが目標点かな。


今の所の問題点は、

1,ストロークが足りないのでロックまで行かない。レバー比は4ぐらいなんだが2~3程度で良さげ。

2,チャリンコ用ケーブルは細いので伸びる。2~3割、ストロークが損してる感じ。でも太くするのは重量が損。(スクーター用リアブレーキケーブルなら1.8m位いありそうだが太くて硬い、チャリ用よりも重い)

3,レバーの取付角度が悪い。深すぎる。意外とあちこち当たるんで、角度が選べない。

4,ロックレバーが扱いにくい。なんとかAG200用が付けられる様にした方が良さげ。

5,やっぱりCT90用のリアブレーキロットを使った方が良さげ。パンク修理時にリア側のケーブルエンドが外し難い。

6,こんな面倒な事するよりセル付きリバースギア付きATVエンジンの車両に変えた方がよくね?(重くなるけど。)

とりあえず、ストローク稼ぐのに一寸っと利きは悪くなっちゃうが、リアブレーキカム・レバーをTLMの長い物から、元のTLR250の短い物に戻しますか.XL250S用の幅広シューに変えてから程々利く様にはなってるし。


アダコダやってる間に急に寒くなって来て、もうバイクのシーズンは終わりだね。今は今年の雪虫は何時か?だよ。


Chapter 17.

その後..
2016-8月...


ロットにケーブル抱かせる方法だと、スイングアームの動きによるストローク変化を吸収するのに、2~3cm位い引き余裕が必要なんだが、ハンドブレーキだと1cm程度が限界、その比率2~3倍を何処かで稼がないといけないんで色々試行錯誤。


https://rkphs.blogspot.com/2016/08/b.html




←後ろのアーム部分でレバー比を稼ぐのも後年やって見たが結局、ロットの撓り対策とかが解決出来ない、ハンドブレーキのストロークが3cmとか稼ぐのが無理、なのでもっと別の方法考えないと..今の部品重量の範囲でロットの撓りがなかなか解消出来ない。撓りを1/4にするには、ザックリ追加パネルの長さを4倍以上、重量約80g程度になってしまう。ワイヤーの伸びを減らすのに太くすると現在の+350gを越えて重くなってしまう.. この方向ばダメだな。別の手考えないと..



Chapter 18.

2018年7月..


https://rkphs.blogspot.com/2018/07/blog-post.html


←結局、最初の一番単純な奴に戻す。

これだと調整範囲が狭くてシビア、正直言って激坂で後軸ハンドブレーキ側だけ蝉の如く斜面で固着までは行かないが、緩斜面ならマアマア使える。激坂泥沼ロックはこれ以外また別の手も考えますか..




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2018-7/末~、ブレーキペダルにロック機能追加に変更。

https://rkphs.blogspot.com/2018/03/blog-post.html



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