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2018/03/24

TLR250R、リア、フットブレーキロック検討~試作/リアブレーキシュー交換

先年、リアハンドブレーキを追加、悪条件やらエンスト時に使ってたがもう少し効きが欲しい。それにリアドラムは昔有った様なフローテイングドラムじゃないので、スイングアームの動きにブレーキ引きが影響され、空車の時は十分強力なんだが乗って急斜面だと少々引きが足りなくなる。フロントのブレーキロックはマア良いんだが、泥沼斜面の登りでミスって停止した場合はやっぱりリアがもう一寸利いて呉れないと困るのと、セルスターター無いんでキックしてもビクともしない位いの強さが要る。それに大体遭難する時は1人だし、最近ある山で登っててカーブ曲がったら倒木に弾かれエンスト、ナカナカ安定してキック踏める場所が無くそのまま来た道30m位いズルズル後ろに滑って死ぬかと思ったなんて事も。まあアレはエンストさえさせなければ何とかなる局面なんだがな。

作りたいのは
「セミの如く斜面に止まってられる強力なロック状態」
「踏んでロック、もう1回踏んでリリースも可能なお且つ普段はフリー」

>これ重要。
「今のワイヤーハンドブレーキも併用可能」
「最小限の工作、軽い」

踏んでロック、もう1回踏んでリリースも可能」は数年前から軽4輪AT車の一部に付いてるんだよな。リアディスク車なら油圧用オイルロック(4輪用)流用やらスクーター用コンビブレーキユニットとか色々手段もありそうなんだがドラム旧車だと小型軽量ナカナカ良さげな奴が無い。(今乗ってる4駆だと、ブレーキペダル押したままロックさせる角材とか積んでるが..)

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ロット部分にラックギア式のカムロック追加で当初は考えたんだが、四ヶ月程ボチボチ探したものの、既製品の機構部品で軽くて小さい奴(電工圧着バイスに付いている位いサイズ)というのは残念ながら入手出来なかった。

 

Chapter 1 .

2018-7/30...

リアブレーキには左手ハンドブレーキ追加して試行錯誤してたんだが、効きがイマイチ、駐車専門のもっとガッツリとロック出来ないか考えてみる..試行錯誤、以前ボツってたフットブレーキペダル側を弄ってみる事に。
https://rkphs.blogspot.com/2018/07/blog-post.html
 

←以前はロット根元部分「1」にラックギア式のカムロック追加とかで考えたんだが、既製品の機構部品で軽くて小さい奴(電工圧着バイスに付いている位いサイズ)というのが入手出来なかった。いきなり産業用グレード最低0.5Kgとか辺り、価格諭吉級とかしか見当たらない。焼入が必要な部品を自作するのも大変かと.. それに走行中に調整が効かない、形状が小さくて作るのが困難、山走行中に手軽にロックしたい要素の方が大きいんで、今回もう1回検討、「2」の部分にロックを仕込む方法で作ってみる事に。


Chapter 2.

今回はフットブレーキペダル根元のストッパー部分にクサビを入れてロックする方法でやってみる。以前検討した時は、単にロックするだけじゃNG、非常に狭い所に小さく作るのが困難、っう事でボッったんだが、手ブレーキ案改善の方が行き詰まってるんでやってみる。

親指の幅以下で作らなきゃいけないので、市販の蝶番を加工してみる事にした。

これが油圧リアディスクなら重量は兎も角、4輪用ラインロック1個足すだけで実現出来るんだが、旧型ドラムブレーキ車なんで色々作らなきゃいけない。



Chapter 3.


サンダーで切り刻み、バイスで掴んで曲げる。













Chapter 4.

試行錯誤、とりあえず幅22mmまで小さく出来た。曲げは、現車実況に大体合せた。あとはフットペダル根元のスキマに入るかどうか、現物合わせで削り予定。

寸法余裕的には、車体側でなく、ブレーキペダル側に溶接で付けるのが楽なんだが..









Chapter 5.

今のペダル踏み込み時の、後ろのストッパー部分のスキマは、4~7mm。出来上がったパーツの厚みはt3.5mmで少々足りなかったんで、0.5mmのステンレス板を巻いて嵩を仮に6mmに増やす。


(*結局車体組付け時に毟り取る破目になった)





Chapter 6.

仮組立。竿長さが取れないんで、軸ガタ2~3mm以上出る様にして何とか噛み込み位置差を吸収出来る期待。重量約24g.

あとはスイングアームに当たるかどうか削り、爪の先端2mm位いが旨い具合にペダルストッパ隙間に噛み込む様な爪角度にとか現物合わせ予定。






Chapter 7.

ケーブルは、自転車用変速ケーブル(アウター1480mm品)と、テフロンコーティングインナー流用。バイク用部品なんかよりよっぽど良い作り。用途で殆ど引き力は加わらないんで、一番細い奴..計約64g.組立全体で約88g程度か。

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今年は連日日中35℃前後、物置の中は38~45℃位い、赤外線防止屋根なのに西日の当たる奴は48℃突破にもなるんで、燃料タンクやスプレー缶がヤヴァイ。夕方でも屋外青天作業は30分で汗ダラダラ、ツーリング山逝きどころか、エアコン漬けでトライアル第4戦北海道大会の動画(雨泥沼戦)鑑賞が無難な状況、涼しい日待って付けるの挑戦か..

そんでこの数日、ガクッと急にリアブレーキが効かなくなって来たんで、分解確認もしなきゃいけない。交換用ブレーキシュー(カイゾウしてベスラVB-140NSQ流用)も取り寄せ. (約5000Km目か)



Chapter 8.

8月後半になって、ようやく涼しくなって来た。

←取り付け。何とか入りそう。


夏の間は走行優先、整備も洗車も無しで汚れてますね^^;








Chapter 9.

制御ワイヤは、使って無いチョークレバーから配線。配線ルートはスロットルケーブルに抱かせるルートで。

長さは調達した1480mmでこの車両ではギリギリ、1550~1580mm程度必要だったが、重要なケーブルじゃ無いんで少々無理させ届いた。






Chapter 10.

組み立て。ワイヤ通線。ロック部分厚さ6mmの予定だったが組んで見ると最大4mmで十分、厚過ぎた。付けてあった厚さ調整ステン板を毟り取って元の3.5mm厚に戻す。


←ツイデにブレーキリターンスプリングをステンレス製に変更。元の7割位いの引きに落とす。

(山田照明アームライト用の互換交換用を流用.)











Chapter 11.

全体組み立てとケーブル端末処理。ワイヤエンドは自転車用汎用品の補修用タイコ+2スケ用アルミスリーブ圧着。


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まず軽く試走、ロックの効きはマアマア。挟んだスプリングが僅かに強過ぎ、ワイヤ手元で親指でレバーを押さえて無いと外れちゃうな。後でステンレスより喰い付きになり易いアルミ板を被せてで3.5~4.5mm厚調整するかな。

暫く使ってコレだけでヨサゲなら、既存のハンドブレーキ側は撤去軽量化もアリかな。アッチは今以上の効きにするにはかなりの重量増加見込みだし

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一週間程使って...前のハンドブレーキより効くが、リアブレーキはフローティングでなく、スイングアームの動きに影響されるのは同じか。寧ろ問題点「引き過ぎ」の可能性も出て来た。着座でロックして降車、スイングアームが伸びると、無理な力がリアブレーキに掛かるんで注意が必要みたい(アルミ製のカムアームが折れるかも..)。特にロックして、エンジンをキックする時の衝撃を吸収する手を考えるか、クサビの厚さ加減考えた方が良いかも...もしコレも駄目なら、次は油圧化か、チェーン側にチェーンの駒をロックする爪を付けるとかかもだけど、そっちは結構危険か大変。この路線だと機構を全てスイングアーム側に乗せるとか色々考えられるなぁ。ドラムブレーキのまま油圧にする人も居るみたいだし。

左ハンドブレーキ(リア)は撤去って決定。400g位い軽量化。



Chapter 12.

今回は過程でリアブレーキシューも交換。6月後半辺りから急に利かなくなってた。


←表面に焼け固着が堆積、ツルツルになってた。脱脂洗浄してヤスリで整えるだけで良かったっぽい。

まだ5000Km程度、0.9mmしか減ってなかった。後、残3.1mm、予想合計2万キロ近く保つ筈なんだが、5000Km毎に表面剥ぎ取り洗浄が必要っぽい。あと意外な事にどうもエンジンのクランクケース排気に含まれるエンジンオイルのミスト(チェーン潤滑に流用)が4年程で徐々に入り込んで悪さしてたみたいで、ブレーキドラム内面も何となく油で濡れてた。。

新品を用意してたんでアッサリ洗浄交換で済ましたよ. 外した奴はヒマ見て洗浄整備するかな。VB-140NSQ、コレ納期5日みたいだし\3000-する。

新品シュー、アタリ付くまで1週間弱ぐらい掛かった。..元効き復活/
古い奴は油が染みているみたいなんでガソリンに漬けて脱脂からかな。



Chapter 13.

暫く使ってみて、アルミ板(t0.5)でシム板作って厚さ調整。


現物合わせ。

ワイヤ手元長さ切り詰め過ぎ調整失敗、1回交換orz.
ついでにアルミ製ケーブルエンドを細く削って捻じ込み





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...ちょっと問題発生。ブレーキシューが減ると直ぐにロック利かなくなる、んでしじゅうアソビ調整しないといけない。ロックするクサビ部分はやはり6mm程度無いといけないみたい。


大して上達しないんだが盆栽は続くのであった。




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