2021年5月頃から沸々表面化、前後ブレーキシューの減り交換とブレーキカム調整関係で、「中古」になったブレーキシューにカム当たり面にシムを入れて再生、効きも良くする企画」を再度。次の問題はブレーキ掛けると新品でも~60度、現在はブレーキカムが90度ギリギリ振れちゃう件(今、多分70~80度ぐらい)、シューとブレーキドラムの双方摩耗しているんだろうが、多分ドラムの摩耗も結構ある。レバー比やら増倍効率程々の45°振れ程度に抑える方向、それ含んだ対策部品試作。
最初の頃
最近の年末~年始整備で
2022-12今、中途半端使い古しブレーキシューが溜まってるんで、中古シュー復活シム」再度製作検討。前回、2021年リアタイヤ交換時に、減ったブレーキシューにシム板を追加して再使用、検討したが結局、その時は新品ブレーキシュー投入してしまったので実施しなかった。年末にフロント回り整備する心持ちになって来たんでツイデ、ブレーキ関係も部品検討。
(2021写真)
←(リア)カムアーム、実は既に組付け位置から60~70度近く引いている。ブレーキ踏んだら80~度ぐらい逝ってるかも。フロントブレーキは約45度ぐらい。フロントもインジケータより大きくズラして角度付けて組み立てて、アジャスターがギリギリ。
ドラムブレーキで十分、てなライディングなんだが、次の次あたり、現行品流用ディスクブレーキ化も考えないと、現実的に買える交換部品が無いかも、特にハブ側。
Chapter 2.
邑久でt1mmステンレスの切り板、w15mm、ってのを売ってる人が居たんでゲット。
まずとりあえず1mm厚で製作試行、実質ドラム内径内でφ0.5mm拡大相当、まずはフロント側ホイルで組み込めるかのテストからかな。
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上手に曲げが結構大変。手が攣り激痛...ナマシSUS304-t0.5~0.7mm材に試作材変更、捜索。
IBNA-T0.7-H15-L40
結局、手曲げで綺麗に出来る限界、SUS304-t0.5mm、ドラム接線上で0.5mm(上下@0.25mm)からで、やってみる。
Chapter 3.
←ブレーキカム当たり面幅約11mm。シュー側面全体は、
横幅は15mm、
前後は16.4mm。
当たり面幅12~13mm確保すればヨサゲ。内幅13~15mmのチャンネル材切って双方削って合わせる辺りか。
←2022-12今回は、地元ホムセンで調達し易いt0.5mm厚ステンレス板を再度調達加工。以前挫折t1mmで一気に嵩上げしたい処なんだが、手加工で綺麗に収めるが難しい。
←ベスラのVB-140NSQ(旧車XL250S用ブレーキシュー)、それとも今の内に少々買い足ししといた方が良いのかも。
VB-140S (新品嵩7.2mm(土台+摩擦材))
VB-140NSQ (新品嵩7.7mm(土台+摩擦材3.2mm))
意外な事にVB-140S、と、VB-140NSQ、は、アルミ鋳物土台が別みたい。半割れを平面置きした嵩高は同じっぽい、ブレーキパネルに組付けた状態の幅は同じなんだが。「溝入ってるだけぢゃね」とか思ってたが違うみたい。
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シム板ポンチ絵作成..
←こんな感じ。
ブレーキカムの当たり面から外れないのはシム厚上限、t1mm程度迄か予想、出先でブレーキ内部でズレたりしたら修羅場確実...
0.8mm厚ディスクで切断、材料製作..
(2022-12試作(t0.5タイプ))
0.5mm厚ならペンチだけで簡単製造..現物合わせクリップ状に曲げ
嵌め込み接着。対にして縛って硬化まで放置...
仮組み縛った状態で、予定通り0.5mm胴回りφが増えた。中古減った分約0.8mmx2≒1.6mmなので、元のサイズにも届いてないが、チビッとは稼げる期待。コレで脱落とかトラブル無けれは、次は1mmでナントカ曲げて造るか...
やっぱりがんばってシムt1.0mm厚でも1組分、事前製作。t1.0にもなると1組作るのに1時間以上も消費、手が痛くてギリギリ。綺麗な「手作り」はステンレス板t0.8mm辺りが限界か。t1、t0.5...実車試着してみてどちらか試用予定に。
Chapter 4.
今季はフロント側ブレーキドラムから、年末整備に合せて弄る事に。
VB-140NSQ (ベスラ溝入りブレーキシュー)の「溝」なんだが、ドラム前回転で排水する向きになるのは、リアホイールに使った場合のみ、TLR250Rのフロント側だと逆に「水を引き込む向き」になってたんで、フロント側は溝無しVB-140Sを手元溝入れ加工もする事に。溝の向きって、今迄見落とししてた。
←(左2個)フロントドラム用にVB-140S調達。フロントドラム回転向きに合せた排水溝、マジックで書き込み。後は車体組み立て時に屋外で粉飛ぶ溝入れ作業。
←前後用で排水溝の向き逆に墨入れ
右の2個は、後輪で使用したVB-140NSQ(XL250S用メーカー溝入れ)。TLR250Rの前輪用とは溝の向きが逆。
で、問題発見てか意外な事にVB-140Sの新品は、使用済み中古(VB-140NSQ)で約0.5~0.6mm程減ってるシューと同じ嵩(土台+シュー厚、約7.2mm)だった。
前回は前輪にVB-140NSQを使ったので、新規にVB-140Sに入れ替えると寿命が短いとか、ナラシが長くなったり効きが低下するカモ。...コレも嵩上げシム作っといてテストする事に。VB-140Sの価格は供給量の問題なのか何故かVB-140NSQの約6割ぐらいと激安、VB-140Sを調達してナントカするのがお徳感もある。
Chapter 5.
シム板加工の方、手が痛くなってちょっと考え、古いブレーキシュー1個潰して整形治具製造、ペンチとかバイス曲げではなく、万力と金槌だけで加工出来る工夫して見る事に。0.5⇒1mm、0.5+1mmとか試作、次回シム製作時ぐらいには簡単に...
←最初の頃付けてたホンダ純正品25mm幅シュー、そのカム当たり面部分は、ベスラ製(VB-140NSQ)よりも極く僅かに小さい、形状がちょっと異なる。
当り面サイズ、
幅、14.8mm
長さ、16.3mm
これを高さh15~18mmになる様に切り出し、万力で摘まめる様な形状の治具製造って感じ。
てか10年以上前の使用済み、後生大事に持ってたんだオレ。
←台形切り出し、叩き治具に。薄い両面テープで材料をセットしての「金槌叩き治具」、コレごと万力でステンレス板を掴み、叩き整形すればラクチンな筈..
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早速、叩き治具+万力+金槌」での整形は、ペンチで摘まむだけのみ手加工に比べほぼ秒殺、切り出すとかの時間は別にして数分で1個出来る感じ。
←仕上がりも若干キレイ。
問題はちゃんと実物ブレーキドラムに嵌る、効きとかなんだが。
新品VB-140Sに取付け。
←接着して対面押し付け放置養生。冬季だし完全硬化は3日ぐらい掛かるかな。
天候と気温と相談して1mmゲタ嵩上げ品と0.5mmゲタ嵩上げ品で使えるのかどうかフロント軸側から実車搭載テストかな。
そう言えば昔、25mm幅品ホンダ純正のφ109mmブレーキシューを使うのではなく、ヤマハ用φ110mm品を入れてアタリ付け期間短縮とブレーキ強化する」ってMODがあったらしいな。残念ながらヤマハ用で現在やってるのと同じ幅30mm品は見付からなかったので真似して無いが。
Chapter 6.
2022-12/25
年末も押し詰まって来た所で、越年前の車体整備、フロントタイヤ交換に合せて実車ブレーキドラム+ブレーキパネルで改造シューのテスト。今回はVB-140Sの新品+1mmシム、VB-140NSQ中古+0.5mmシム、とか。もっと事前にテストすればなんだか、フロント側30mm化改造ブレーキは1品物、実車実物しか無いんで諸々仕方がない。
結果...1mmシム品はそもそも全く嵌らなかったorz.
ドラム内径現状、idφ109.99
(後日別の上程度の中古ドラム測定;idφ109.7mm)
新品VB-140S+1mm改造品セット幅、w110mm
新品VB-140S無改造品セット幅、w109mm
なのでシム入れ、
VB140S新品;t0.5~0.6mm ..が限界っぽい。orz.
VB140NSQ(新品)は土台がちょっと低いみたいだけど組み立て嵩高は同じ、同+t0.5~0.6mmが多分上限。減った「中古」ブレーキシュー再利用の方はドラム内径現状とシュー残嵩高実測してからt0.5mmに加算するかカットアンドトライかな。シムの厚さが過剰だと、嵌ってもブレーキカムの角度が浅くなり過ぎてレバー比が低下し、ブレーキ効きが甘くなる(コントロール性は向上する)筈、今迄の減り具合だとブレーキカムの角度が立ち過ぎでロックし易い(乗越えるかも恐れ感とかも)、特に車体を押して歩く場合にやりづらい」とかもある。
←ブレーキカムは2021年に加工、中空グリス孔を追加したモノを投入。カム上側(リーディング側)が角張、下側(トレーリング側)が丸く、動作差が付けられてるタイプ、ブレーキレバー握った時にブレーキ効き制御範囲がなだらかになりそう期待。
参考
ブレーキカムの「角」側を上側リーディングシューに当たる様にセットすると、ポンチ目は上下逆になった。ケーブル緩み側で、現状1ノッチずらして組み立て。
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結果、中古シュー復活用シム追加1mmはヤリスギ結論。ま、これで+0.5mm改造で今期4セットも溜まってるVN-140NSQ中古再利用は行けそう。次は、リアドラム整備交換時に再度テストだな...
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