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2021/05/30

KSR110(KL110A)用CDI 入手~分解_(MCA025F)

以前、FTR223のCDIバラした時、ネット検索でカワサキKSR110用CDIで同じアナログIC、MCA025F を使ってるDC-CDIだと出てた。で、その後FTR用を2回目溶かして解体、2回目は時間とか手加減したものの、やはり定数を決めているチップコンデンサが溶けてしまい、肝心の所が不明なままだった。ネット画像でKSR用は通常のラジアルタイプのコンデンサらしいのでゲット、溶かしてみる事に。

↑ホンダの小型スクーター用みたいな110サイズピン端子のコネクタが付き。




←新電元製だった。ゴム充填モールド。

 ケースサイズ、50x75x23mm









印字

← CI771 T8.7 071


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手元に来て眺めると、かなり新しい...コレ昭和ぢゃない感...KL110Aで再度検索すると2007年頃発売らしく、時期的にはFTR223よりも、ホンダSL230が近いかも。中身に色々バージョンがあって、SL230後期と同じデジタルCDIの可能性も。その辺は外目だけでは判らない。フライホイール画像検索で見る限り、ピック1山、進角範囲20~25度ぐらいっぽいんだが。
仮に同じチップだったなら逆にFTR223のCDI交換用に流用とかしてる人がいないか検索してみたものの、そういうハナシは無い様だ。最近安く出回っている中華ヤマハYBR用とか、大陸ホンダCDIらしき物?を、ホンダのスクーター修理に流用って猛者(ショップ?)はチラホラ有るみたい。

DC-CDIなんで、実車にイチイチ接続とかせず、外部電源と任意波形発生機で駆動してテストも良いかも...より後期品で、CI771B(0589 (KSR110 PRO))と云うのもあり、それはKAZE125に似た特性という噂。まずはTLR250に接続してみてどうなるか。それから解体、内部チラ見」かな。


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巷では、KSR110で、KAZE125用CDI(タイ・カワサキ 21119-0085)に交換するのが流行ってたみたい。


Chapter 1.
(画像検索)KSR110として2011年頃ネットに出てるフライホイール。
←1山ピック、20~25°進角範囲くらい? フライホイールは反時計回りする筈なんで、この画像だと長いのが1山だけっぽい。印象としてだけだが、FTR用より若干長い気がする。

←他人様のブログから画像拝借...tks.

http://blog.livedoor.jp/jackpot_racing/archives/50241019.html



←(同)別の角度からの画像(画像拝借)


反対側の影にもう1山隠れてるとかは無いみたい。








参...

そろそろブログを再開しようと思います。昨日友人のKSR110に武川スーパーヘッド+Rを装着する手伝いをしてきました。これ腰上一式のセットで装着すると178ccになり、パワーが20psオーバーらしいです。腰上のみ...


Chapter 2.


次、KSR110の配線図をネット検索したものの、マイナー機種らしくCDIのコネクタアサインが解かる様な物は引っ掛からなかった。オクとかで売られている中古ハーネスの画像を拡大して線色が見える奴を探したり、色々捜索してみたが全く手掛かり無し(何でコネクタ挿したまま捲って写真撮らないかなぁ~)。ホンダとは当然違うだろうし。

で、破損リスクあるが仮付け変換を作って、電源で電流制限して~8Vくらい印加とかDMMで当たったりとか色々試行錯誤。入出力はたった5pin、恐らく同じ新電元製DC-CDIのSL230用か、FTR223用と近い筈とか...

←こんな感じで。






ポンチ絵マンガ作成

←こんな感じか(推測)

起動は+4V辺り。電流安定するのは+6~7V辺りから上だった。電源と考えられるピンに+4~5V印加だと、約300mA程度流れる。#SS(サイドスタンドアップSW)、又は、キルスイッチの可能性のある真ん中の線を引き抜くと50mAぐらいまで電流激減した。ビンゴ?





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FTR223と同じチップだとしたら、おそらく同じ挙動、吹け上がらないにしても始動ぐらいは可能な筈、TLR250Rにも試しに繋いでみんべ....問題は挙動が違った場合だか。




Chapter 3.

今回の機会、ちょっと考えて、ピックアップパルスの極性を反転する奴、アダプターを作っとく事に。














要件整理
 対象回転数、300rpm~6000rpm(5~100Hz(~12000rpm(200Hz))
 推定・所要周波数帯域幅、約100Hz~2KHz (自己共振5KHz以上の奴とか)
 最大印加、4~60Vpk(耐電圧~120Vp-p)、~60mApk程度
 負荷インピーダンス、1KΩ程度
 クレストファクタ、約5~10~13%程度
 CDI入力端側必要電圧、2~6Vpk(内部ZD、5~6V)

中心周波数500Hz~800Hz辺りで。

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部品検討....
一般に入手可能なトランス、デュアルインダクタ―検索
 ピックアップコイルに現状以上に負担増にならない奴。
 1個で買え、送料が安い奴
 エッジが伝わりさえすればOK。
 100Hz~1KHzで挿入特性確認。(不足なら抵抗入れ、合計1KΩ以上に)


汎用品デュアルインダクタ(コモンモードチョーク流用)(約200mH@800Hz@1KΩ)
片側2個直列で200mH程度に。

 Wurth Elektronik WE-FCL 744866104 100mH 1.25A @DCR0.9Ω
 KEMET SS21V-R031380 138mH 0.3Adc、@DCR5.9Ω (行って来い800Hzで約1KΩ)
 KEMET SS21V-030930 93mH  0.3Adc、@DCR5.9Ω (行って来い1KHzで約1KΩ)
 KEMET SSRH24NV-12655 65mH

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(参)

SCR用パルストランス
 日本パルス工業
 1:1
 PSD1411AP(10mH)

 1:1:1
 PSD112AP(10mH)
 HP32412(10mH)


 ムラタ (DIL/SMD)
 78601/9C 1:1 10mH
 78602/9C 1:1:1 10mH


汎用小信号用、テレコムトランス、パルストランス

 橋本電気(山水)
 ST-73A,1:1,Z1KΩ(@1KHz?)  (20mW?)
  実測一次:1KΩ(DCR84Ω) 4H@100Hz、 二次:1KΩ(DCR83Ω) 4H@100Hz

 Triad Magnetics TY-250P Z1KΩ,20mW, DCR172Ω ≦4.2Vrms,≦7mA
 Wurth Elektronik 7500718001 185mH Z600Ω,DCR108Ω:120Ω 30mA


Chapter 4.

デュアルコイル(コモンモードチョーク)やっと到着。マイナー部品だったのか、10日以上もかかったんで、脳内電圧降下。

←アレ?モノTに頼んだのに、某RSのラベルっぽい。品番も某RSのだね。送料無料のラインが違うんで、モノT経由でまとめて頼む様になるのかなぁ。

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デュアルチョーク流用以外の選択肢だと、AC100V用、1:1絶縁トランスとか流用の可能性があるが、問題はインピーダンスの方、測定兼用なんで出来るだけ信号が歪まない方向での負荷、通過電力勘案、500Hz程度でZi1KΩ取れそうな奴を探さないといけない。メドとしては1:1絶縁トランス、10~100Wクラス、100~1A程度辺りの奴とかなんだが、用途無いのか市場に無いみたい。(安くないし)


Chapter 5.

余談、今回はモノT送料絡み平行してやってる、クルマ用冷却水交換用部材も調達。以前は食品用プロピレングリコールに、クルマ用クーラント防錆剤と腐敗防止にジエチレングリコールとか混ぜて作ってたが、一斗缶で買ってとかもうメンドクサイ、んで、住設用汎用品にクルマ用クーラント強化剤を混ぜて代用しちゃう事に。

←40%濃度、-25℃対応。
この辺だと-25℃は無いがな。

住宅用(~90℃)だと消泡性とか細菌増殖防止が車両用に流用で問題無いかワカランけど、安いし。プロピレングリコールはジエチレングリコールよりも経年でのゴム配管の痛みが少ない感じ、あまりパリパリにならない。しかし単体だと高温低温繰り返す車両用には潤滑性、消泡性や防腐力が足りない気がするんで、プロピレングリコール8:2ジエチレングリコール程度になる様に諸々混合。....送料もゼロに出来た。


Chapter 6.

Kemet SS21V-R031380 コモンモードチョークコイル、予想外なデカさ。しかしカタログ上で@300円以下、出来るだけ小さい奴、通過電力から波形歪みが無さそうな消去法でコレだった。信号用汎用品で通過許容電力3~5W、1:1絶縁且つ100~200mH以上と云うのがナカナカ無い。本来はAC電源のノイズフイルタ。問題のピックパルスの最低周波数は、1000rpmで恐らく166Hz相当程度、本来的に1KΩ確保するには1000mHは必要、2個シリーズで276mHの場合でも1/3.6の270Ω程度にしかならない。3500rpm(パルス580Hz相当?)でようやく約1KΩ。最大6000rpm付近ではパルスの周波数1KHz相当としてで、1.7KΩ相当。んで、一発やってみて低回転の電圧感度不足なら作り直さないといけない。

...ボチボチアドリブで作りますか。

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余談、サンスイ(橋本電気)製のオーディオ帯域用ドライバートランスST-73A(1:1、1KΩ)、インダクタンス測定。最大定格60V-3W以上ならズバリだったんだが。真空管用アウトプットトランスのカテの方だと、通過電力は問題無いが当然ながら低抵抗のしか無いし、1:1とかも残念ながら無い。

 一次:1KΩ(DCR84Ω) 4H@100Hz
 二次:1KΩ(DCR83Ω) 4H@100Hz

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後日諸々再検討した結果、ピック通過電力は、15~20V-10~20mA、200~400mW程度、ピン開放になった場合の最悪耐圧60~70V程度以上有ればで良いらしい。超小型のST-73Aでも短時間なら耐えるかも。



Chapter 7.
1年前の中華スクーター用デジタルCDI流用、ナンチャッテCDIロガー案件と合体製造と云う事で。

←コレで1回目テストへ。

右上2個の出力コネクターでピック極性を選択。内、1個だけ車体側CDIユニット接続して試用、ユニット接続により接地極性も選択接続。搭載ナンチャッテロガーは、カーブコピーモードが付いてるスクータ用の市販CDI。コレ、エポキシ樹脂でフルポッティングされてて、トラ車用CDI化改造(コンデンサ増し+バキューム進角化)が出来ず、ボツってた奴を再利用。







Chapter 8.


アダコダ空中配線して組み立て。












更に別件、クルマ用で作ってたマキタ電源アダプター(&,BL1430)やら合体、キッティング。ヒマみてヤリマスか。








Chapter 9.
2021/05中

←TLR250実車にKSR110用CDIを接続、動くかな... 電源はマキタBL1430(+14.4V)から供給。

正負極性両方試したがダメだった。残念ながらピクっとも点火せず。発振音は聞こえるんで、内部充電はしてるみたいなんだが。残念ながら何らかのピック互換性が無かったか、故障なのか...兎に角ダメっぽい。テスト出来ず。

ピック電圧は約+/-3.6V@1500rpm、キック時ピック電圧は恐らく1V前後、不足しているのかも。同じICを使ってるFTR223用はアッサリ始動はしたんだが。

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デュアルチョークコイルで作った、ナンチャッテトランスの機能確認の方は、TLR250R実車搭載CDIへ配線して、正極性通過でだけだが搭載CDI側を起動できた。始動、ブリツピングも問題無し。ピック電圧は約+/-3.6V@1500rpm出てるんで、インピーダンス不足も危惧してた程の影響は無かったみたい。


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←で次、元のアナログCDIに戻して、ソコへ進角コピー機能付きスクーター用CDIをパラに繋ぎ、バキュームセンサーを大気開放したり色々条件変えてデータ録れるかテスト。....結果から云うと、やはり本物のロガーぢゃないって事もあってスゲー使い難かった...だいたい」てか傾向しか解らない、数値定量的」って結果までは掴めなかった。





圧力センサー大気開放だったかグラフ。想定よりもだいぶ遅い点火タイミングになってた。


ログファイルで出して呉れる訳ぢゃ無いので、毎回スクリーンショット取って後で定規使って数値キメウチしないといけない。


https://rkphs.blogspot.com/2020/01/tlr250rcdicdi.html




Chapter 10.

それでは溶解に入りますか..

KSR110用CDI、まず配線を毟り取って
←サンダーで中身のゴムが見える迄、角辺削り落とし。

今回は普通のゴム充填っぽい。なのでガソリン+アセトンで普通に漬けます。









Chapter 11.

4日目。竹串で柔らかくなった所をホジリ、かなり取れて来た。

 点火、2μF-250V
 C1、820μF
 SMDケミコン
 2.2μF-50V、x2
 22μF-16V、x1
 33μF-25V、x1

入力ブロックで2.2μFは良くある奴。あとの2っは電源関係?


Chapter 12.

端っこのメルフ部品が取れてしまった。

←何かのZD(Z5)。ブラブラ状態。

分解過程で取れちゃったか、元々故障してたのか。カスは全て箱に回収しとかないとマズい感じ。仮に高圧回路のZDだと、高圧側電圧過昇とか?









Chapter 13.

5日目。だいぶ取れた。次ぐらいには洗浄して屋内作業入りかな。

←Di、1個また取れた。片方のランドがもげた。
コネクター傍のSMD-Di、場所から言って電源関係かな。あと、トランスのコアが割れててバラケた。なんかハンダ付けが脆くなってる部品が多いかも。スチールブラシで一気にゴム剥がすのは止め、チマチマ竹串でホジルしかない感じ。

チップ部品だらけの両面実装、物凄い部品点数。何だが面倒臭くなって来たんで、インバータ部分と入力関係に絞るかなぁ...



Chapter 14.

殆どキレイに。IPAで再洗浄して屋内へ。まずは取れちゃった部品復旧とトランス修復。

基板サイズ:44.5x69mm

主要なデバイス

 SCR、3P4J 500V-3A,Itsm40A
 DCDC、2SK3387 ,150V-18A,90mΩ,Vth~2V,57nC


 C2、820μF-35V,105℃,80mΩ,1.62A,
  ニチコンPJ,φ18×15, pich7.5mm
 C10、1.5μF-250V , pich23mm


 U5、MCA025F >アナログ進角制御
 U3、7WU04F >DCDC発振器

Di、 V6-85,2FV-60,L85,HE-6N,B77, A7,V など

TR、BR,YB,03,FR,KN,AFR-18,AHR-16, など


トランス 123J86W 31
 EIコアEE-13 (TDK EE-13 ?) w13xh12xt6.15mm,tic2mm
 17.6μH:1423.9μH、約x8.99 wireφ0.4mm/φ0.2mm

C29,473H フィルムコン/ラジアル
C30,104J フィルムコン/ラジアル
C27,C31、2.2μ-50V SMD
C6,33μF-25V SMD
C13,22μF-16V SMD

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C2、820μFは、782μFまで5%低下、2~3年使用? 最新の有機電解ハイブリッドコンデンサに交換がヨサゲ。

MCA025Fの#1~#7pinが浮き上がり、断線。動作しないんじゃね状態。MB4213互換だとすると、MCA025Fの内部にあるかもZDが機能していない状態だと、過電圧で7WU04Fの方が破壊されてる可能性があったが、分解前に内部発振音がしてたんで大丈夫かな。

MCA025Fの入力カップリングコンは、2.2μF-50Vと判明。FTR223の時の様にはチップコンとか溶けなかったんで助かった。MCA025F周りの繋ぎは定数は違うけどMB4213とかなり似てて、機能的には同一じゃないか、って感じ。基板右下のRX-1が、やはりMB4213のRX-1に相当っぽい(合成抵抗は1/2程度、RC時定数はほぼ同じ)。

DCDCは、U3、7WU04Fで発振し、チップトランジスタ(トーテムポール)でバッファ、2SK3387を駆動する方式になってた。7WU04Fの帰還回路に付いているチップコンが白い色の特殊な奴で、簡易温度補償になってるみたい。回路やトランスは前にバラした同時期製品の新電元製Fusion-MF02用(KFR CI770)とほぼ同じみたい。

トランスとSCRは、同じくフュージョン用と同じ程度のサイズ、ドライバも同じ2SK3387、SCRも同じ3P4J。なので容量の小さい3P4J (6.6A2/S程度?)だがギリギリ点火用2μFとかに増やすのが可能かも。




 


参考:https://w.atwiki.jp/mcmaster/

MARKING CODE A(x) LIST LIST A(1) LIST A(2) LIST A(3) Aのリスト説明ページへ (MARKING CODE 「A」 TOP MENU) 前のリストA(...
W.ATWIKI.JP


Chapter 15.


←裏側。
脱力するぐらいの部品点数。

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Di、V6-85,2FV-60,L85,B77,A7,HE-6N,V, など

(候補)
2FV-60,新電元 D2F60,600V-1.4A,Ifsm60A,一般整流
V6-85, 新電元 D1F60,600V-1A,Ifsm25A,一般整流

A7
DAN217U, ROHM, 80V-300mA,4nS,デュアルDi, SOT323/SC-70

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Tr、BR,YB,03,FR,KN,AFR-18,AHR-16, など

(候補)
AFR
2SD1781K,ROHM,NPN,32V-800mA,hfe120~390,SOT346

AHR
2SB1197, ROHM,PNP,-32V-800mA,hfe120~390,SOT346

BR SOT323
2SC4081,ROHM,NPN,50V-150mA,hfe180~390,SOT323/SC-70

03
DTC143TUA,ROHM,DTL-NPN,50V-100mA,Rb4.7KΩ,hfe100~600,SOT323/SC-70

FR
2SA1576A,ROHM,PNP,-50V-150mA,hfe120~390,SOT323/SC-70

KN
2SK3018,ROHM,Nch-FET,-30V-100mA,Vth0.8~1.5V,SOT323/SC-70

YB SOT323/SC-70
??

https://w.atwiki.jp/mcmaster/pages/129.html

http://www.s-manuals.com/smd


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2SK3018 は以前CDI用に調達した 2N7002よりも若干低抵抗、低Vsh。ピン配互換。但しVdsxが半分。

DTC143TUA(Rb4.7KΩ)/ROHM製は、RN1204 と置き換え可能なスペック。DTC144TUAなら入力47KΩ。


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2SK3387 、ってのが廃番なんだが、低Vth、時代の割に意外に高性能。ピン配やサイズに互換の奴が見当たらない...




Chapter 16.

←ネット画像検索、KSR110の点火時期は、BTDC10°/1300rpm~BTDC32°/4500rpm (進角22°)、みたい。

KSR110AのCDIを分解して見た範囲でだが、MCA025Fの入力カップリングコンは2.2μF-50Vと判明。他の部品もFTR223を溶かした時の様にチップコンとかが溶けたりしなかったんで目星付けるのに助かる。MCA025F周りの繋ぎは定数は違うけどMB4213とかなり似てて、機能的には同一じゃないか、って感じ。KSR110A-CDIの写真で基板右下の方にあるRX-1が、やはりMB4213のRX-1に相当っぽい(合成抵抗は0.75倍程度、但しRC時定数は多分ほぼ同じ)。



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(KSR110CDI、再組立して電流など測定)

CDIユニット静止電源、5mA@6V、14mA@10V、27.7mA@16V
点火、1.5μF
点火時期、BTDC10°/1300rpm~BTDC32°/4500rpm (進角22°)
pin#14-#13、246KΩ(⇒523KΩ@0.047μF相当) / pin#12-#11、61.6KΩ
pin#13(C30)、104μF /pin#12(C29)、473μF /pin#12(C28)、0.15μ(CS)



Chapter 17.
 
2023-04

ヤフオクでCDI関係やらTLR250R外装部品漁ってるとKSR-110(KL110D(2012~2013))のイグニッションコイル、見掛けたんだが、意外に大きかった。分解したのはKL110AタイプのCDIだったが、KL110A~Dタイプで殆ど同じ外観、大きさの中古が出回っている。


←ミニバイ用の割、意外に大きい...ちょっと調べてみっか...リストで一番安いKL110D用をポチ。
(ヤフオクに出回ってるKL100D用の写真借用)

(同系・KL110A用では、プラグコード取り外し可能なネジキャップ形状)






刻印 TEC KP04

プラグキャップ、5.1KΩ抵抗入り非分解タイプ(NICHIWA LD05F)、ネジ端子点火プラグ用。

鉄心、t8xW10xL70mm、 コイル部外形φ38.9xL43.4mm(最大横幅W52mm)
開磁路、1.537mH:17.45H@1KHz  推定x106
閉磁路、 3.8mH:45H@1KHz   (≒x107)
DCR、  2.2Ω:12.45KΩ

手持ちであった、幅70mm鉄芯(ホンダTL50用中古の)を嵌めて閉磁路化して測定。CDI側の出力回路はホンダと同じ形式の、出力ダンパーDi無しCDIだったのに、使われているコイルはヤマハ系と同じ程度の変圧比だった。なので、ヤマハ式にイグニッションコイル短絡用ダンパーDiを追加するだけでウマウマかも。


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