↑現用品カタログ写真。
で、早目にバッテリー安価交換、又は外部接続に変更して汎用品にしちゃうとか検討、今風リチウムポリマー電池は衝撃や過酷な使い方だと燃えちゃうかも、膨れちゃうかも問題、LiFePO4系は最大電流がパックメーカーにより1C~3C(又は~25A)程度迄しか今の所無いとか、同じ外形で容量が少な目、値段も鉛より高いとか...
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現用品仕様確認
WP1236W クーロン社製UPS仕様バッテリー(Kung Long Batteries Industrial Co., Ltd. )
公称電圧:12V
公称容量:8.5Ah(20hr(0.05CA))(1CA:58%/3CA:50%)
内部抵抗:11mΩ(1kHz)
最大放電電流:340A(5秒)、170A(30秒)
端子:F2(#250)
充電電圧(サイクルユース):14.4~15.0V
充電電圧(スタンバイユース):13.5~13.8V
充電電流:~2.55A
Life expectancy(Standby Use):3~5years
Life expectancy(Cycle Use):
100% depth of discharge 225 cycles
80% depth of discharge 250 cycles
50% depth of discharge 750 cycles
外形:W151mm×D65mm×H94mm
重量:2.9kg
https://akizukidenshi.com/download/ds/long/WP1236W.pdf
WP1236W、ズバ抜けた性能で意外、驚いた。少なくとも同等~60Apk、10~15分間@~32Aは連続で流せないと不味い。単体同等駆動能力170A(30s)/340Apk(5s)が実現出来るリチウム系\試算...余計な事せんで同じ鉛で逝きますか...美しく無いけど配線コロガシで延長、汎用品の40B19Lにしちゃうか(屋内で倒れて硫酸漏れ、硫化水素ガスがでるかもやけど....最近もクルマ(現場用電源車)で休憩・昼寝してて死んだよね)。
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1990年代~2000年代頃迄は交換用シール鉛蓄が高くて、電池の寿命で本体丸ごと処分がアタリマエだったのに比べれば幾らかマシなのかも。
Chapter 1.
PC Sumart UPS 750(SUA750J 750VA/500W) (APC RBC48L)
←カタログ画像
バッテリーAY
←カタログ画像現品確認...
GS-PXL12072 x2個(151x65x94mm、24Vスタック)、ヒューズ60A
現充電電圧+28.05Vpk ⇒28~30V充電に耐え、断路しない事が必要。
←あと他にNW-I/Fカードに、内部停電補償用CR2032が1個。
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もう1台のUPS、Z3805Aとかルータに繋がってる奴...
バッテリー:
パナソニック LC-P127R2NA1 12V/7.2Ah 151x64.5x94mm x1個。
現充電電圧13.91Vpk
今これのバッテリーにはWP1236Wを使ってる。
充電電圧28.05V(@14.05Vx2)だと、リン酸鉄リチウム8S(~14.6Vx2)が使えそうだけど耐久キビシイかも。@3.4Vx8S=27.2V以下にしないと直ぐ逝きそう。LTOだと11Sでギリギリ、同27.5V以下でないと不味いかも。13.91Vの方は、リン酸鉄系4Sでイケそう。LTOだと6S相当辺りが嵌りそう。
最近はリン酸鉄リチウム4S(4段スタック)が標準になりつつな空気だけど、許容最大電流値の方、UPS酷使で鉛と同じ放電使用条件にするにはだいたい容量2~3倍以上ぐらいにしないと不安、今回のは最低でも30~40Aで15分程度以上放電電流出せないといけないが、同じサイズだと最大電流も総容量も減ってしまう。リポ系組電池(18650-3S6P仕様)だと同ケース外形で2~2.5倍総容量は稼げるものの、鉛電池用トリクル充電仕様と接続するには改造したスペサルBMSが別途必要、それに燃えちゃうかもとかヤベエかも。
燃え難い電池の方向と云うと、セラミック電極のチタン酸リチウム系(LTO/LiTiO系)も最近出回り始め(2021秋頃~)、φ66x160mm程度のセル(66160)で2.3~2.4V-40Ah(充電限界2.8~2.9V)、32140-9Ah、18650-3Ahとかもあるみたい。しかしリン酸鉄リチウム系より更に+1~2セル段数追加が必要、BMSも一般売りパックメーカーも、まだ無いみたい。LTOは燃えにくい上、充電可能回数はリン酸鉄系の数倍、より大電流が出せるんで近々リン酸鉄系を駆逐するかも。
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今以下性能じゃ困る、同等以上の駆動性能45~60Apk、5~15分間@~32A連続でリチウム系\再試算...やっぱし余計な事せんで同じ鉛か...正確に3年毎出費、アラーム音に煽られながらビクビク、ホットスワップ作業ぢゃ進歩無いなぁ。停電は年1~2回程度じゃないか、311は別にして今の所は1~5分程度?、なのでバッテリーは5年以上(帳簿、但し貧民希望10年以上)は保って欲しい所。まぁ、また3年後には状況が変わるかも...
Chapter 2.
APC SUA750JB 関連
APCの奴の充電電圧が高くてビックリだった(個体差?,+27Vが多いみたい)が、色々検索すると容量稼ぐのにバッテリークラッシャー仕様になってるらしい...25.6~25.8V(12.8~12.9Vx2)にすれば実容量は減っちゃうが寿命はMAX延ばせるのでは...?
参考
https://www.fnf.jp/ups_1400.htm
この SUA750JBの回路図“apc sua750 UPS Schematic Diagrams"では見付からなかったが、分解した動画は発見...
https://www.youtube.com/watch?v=TT9je5yo7yM
https://elektrotanya.com/showresult?what=apc+smart&kategoria=ups&kat2=all
https://monitor.net.ru/forum/threads/555726/
https://electronics-components.ru/files/2015/732pschem_765.pdf
↑充電制御しているIC14(この機種だと)がキモらしい。(12V電池の古い機種の回路図みたい)
ざっくりネット検索したネタ整理、Vref端子を4.82Vにすれば充電26.3V(13.15Vx2)、4.73Vにすれば25.8V(12.9Vx2)に出来るかも。あとR118/R119の分圧比は丁度27.6Vになりそうな値なんだが。
問題は、SUA750JBズバリの回路図は見付からなかったのと、ADJで弄ったらADCで監視してる訳だし、エラーにならないか辺り。古い機種は色々参考になる情報出てるけどね...最新機種スカッと揃えられる財力は無しorz..
あとウチでは別問題も。コイツは良いが今、Z3805Aやルータに繋がってる方のオムロンのUPSも同様の問題抱えてる、調べるには活線から機械を外してバラシが必要なんだが、その間、Z3805Aとかは内部のインバータ電源線に別に電池をパラ臨時で繋いで生かさないと不味い、色々手間爆増になる。APCの方を弄って入れ替え、AC電源配線整理するにしても同じ。
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安く揚げるには三菱i-MiEVのLTO電池の中古上物探してバラシ....いや余計な事考えるのは止めよう...素直に鉛バッテリー入れ替え(但し互換の安い鉛の奴)だけが最小リスクとコスト、つまり貧民正義に繋がる...かも知れない。機械両方共もう12年選手ぐらいだし、部屋の湿度を50%台以下、24℃前後にしててもそろそろ基板とか他に故障も発生するかも。鉛電池なら、またまとめて廃鉄屋に持っててホマチ稼ぎの足しにすれば良いしw
Chapter 3.
Z3805 内部電源
UPS負荷側で一番タイトな奴、Z3805Aの内部点検、この現在のは3.579545MHz/10MHzPLL時代から数えて4代目(2013~)、作って稼働9年、前の機械からの切り替え(Trimble Thunderbolt GPSDO~Z3805A~Z3805A(4ch分配器内蔵/現用))は、突貫工事だったんで配線はアドリブ、バックアップ電池を仕込むのは先送りにしてた...数日数千円程度ならヤッとけば良かったパターン。
9年弱振りご開帳。発振器ブロック内部温度は80℃以上なんでモワッと暖かい。
←上側手前が+28.05V電源ライン(24V-NiMH組電池の上限電圧に調整)、(インバータ)VMS-60-24(CFM60M 24V)
定常電流;28.05V/≒0.75A(2022-2月)
この電源、買ったのは2千円台位だった覚え、今はメチャ高いなぁ...(今日では約us$47前後に高騰)。なんか、取付ネジが緩んでて、動かすとカタカタ....ヤベエ。
AC/DCインバータ出力側GNDは、発振器側内部電源GNDからは絶縁で浮いてて、AC電源側から見ると2段階絶縁で内部回路に繋がってる。UPS弄くるには、インバータの出力端子か、58503-68002内部電源のどこかにタップするかどちらか、あるいは保険で両方にクリップで外部電源をパラ繋ぎして生かさないといけない....メンドクセー~
やっぱし鉛電池UPSにぶら下げるのママがイージー、それで潰れる迄やるか...一応、方法検討まず、内部電源を25.6V程度に下げ(稼働限界19.5V~)、鉛電池24Vか、27~27.6Vでリン酸鉄リチウム電池(8s)をクリップ接続してからAC停電、UPS弄りか...
いやインバータだって初代Z3805A以来使い回し、もう10年目(2012~2022初頭2月)、交換ぢゃないのか...? どの途、寒冷期の今は不味い、以前交換した主要回路の方のケミコンは全負荷寿命10000hr/105℃品、実負荷1/3程度、最高55℃だとしてまだまだ余裕あるかも....でも市販汎用品嵌めたインバータブロックだけは点検しないと不味いかも、去年分解整備したTDS684Aのインバータ電源だって停まってる時間の方が長い筈なのに通電してるだけで思ったよりケミコン劣化してて驚いたし。(10年保ち予定⇒実態約10~20%容量低下、特に+5V系)
ケース全開にして弄るにもOCXO外周器赤外線飛び込みもあるし外気温上昇24℃前後、屋内温度差や通風も殆ど無い季節になったら再検討、先送りかなぁ。
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そんな事より喫緊の問題は、有機ポリマー電解コンデンサ全般が入手難、この2022年夏頃には解消予定らしいが。
~20220301、EEUFS系、EEUFR系、再度出回り始めた感じ。
2026-6、OMRON-UPSが故障した後、これを機会にZ3805A(と、RAID(Buffalo))停止して内部インバータ分解点検。(稼働12年経過) 時代(2010年前後)もあってTVSとかは使われていない。コンデンサ需給も2022年よりは緩和されたみたい。
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現用のAC100V-DC24Vインバータブロック
VMS-60-24(CFM60M 24V GP1042) 定常電流;28.05V/≒0.75A(2022-2)
2026-6時点 us$47.2 https://www.digikey.com/en/products/detail/bel-power-solutions/VMS-60-24/2779518
現用@約23℃:+27.7V , @約35~40℃:+28.05V
R25:22KΩ (0603)
R26:2.2KΩ, R31:100KΩ (0603) (合成:2.1526Ω)
VR1:0Ω (上げると下がる)
予想@23℃:+28.4~28.56V
R25:22KΩ
R26:2.2KΩ, R31: 36KΩ (合成:2.0733KΩ)
VR1:0Ω
予想@23℃:+28.7~28.86V <採用
R25:22KΩ
R26:2.2KΩ, R31: 30KΩ (合成:2.04968KΩ)
VR1:0Ω
予想@23℃:+28.9~29.06V
R25:22KΩ
R26:2.2KΩ, R31: 27KΩ (合成:2.0342KΩ)
VR1:0Ω
予想@23℃:+29.4~29.52V
R25:22KΩ
R26:2KΩ, R31: --
VR1:0Ω
予想@23℃:+26.5V
R25:22KΩ
R26:2.2KΩ, R31: --
VR1:0Ω
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使用コンデンサ/現状値/交換品
ニチコンKY、結構優秀だった。稼働通算15年弱程度でもKYもKMGも、若干劣化していたが結果からすると周波数的にはほぼ新品同様、ハンダ割れとか他のトラップもあるかもだが、ユニットとしてはあと6~7年は楽勝イケそう。しかしMLCのパスコンの追加併用は必須だったみたい。
35V 270μF φ8,H20mm,p3.5 ニチコンKY 上限24mm (7000hr,1A ?)
現状:279μF@100Hz, 265μF@1KHz, 8~9μF@100KHz
⇒50ZLJ270M8X20 270μF 50V
35V 56μF φ6.5 p3.0 ( ニチコンKY,105℃,7000hr) (7000hr,0.165mA ?)
⇒EEU-FR1V471LB 470μF 35V
400V 150μF φ18,H35mm,p7.5 ニチコンKMG(0.5~0.6A@100Hz?,105℃,2000hr)
https://www.chemi-con.co.jp/products/relatedfiles/capacitor/catalog/KMGLL-j.PDF
現状:131μF@1KHz, 141μF@10KHz, 8~9μF@100KHz
⇒EKXN421ELL181MM35S 180μF420V
(内部電源)
25V 47μF φ5.5,p2.5 ニチコンKY (7000hr,0.14mA ?)
https://www.chemi-con.co.jp/products/relatedfiles/capacitor/catalog/KY-LL-j.PDF
現状:40μF@1KHz
⇒22μF50V X7S +10μF50V X7R (ラジアル+チップ)
コンデンサ交換用候補
EKXN451ELL151MM35S 150μF450V, h37mm, 2.54A, 12000hr/105℃
使用>EKXN421ELL181MM35S 180μF420V,φ18xh37, 2.54A, 12000hr/105℃ x1
EKXN401ELL181MM35S 180μF 400V h35, 2.54A, 12000hr/105℃
EEU-FR1V471LB 470μF 35V,φ8, 1.56A(1.17A@120Hz),30mΩ,9000hr/105℃ x1
35ZLJ330M8X20
使用>50ZLJ270M8X20 270μF 50V, φ8, 2.1A(1.05A@120Hz), 58mΩ, 10000hr/105℃ x3
35ZLR390MEFC8X20 105℃,8000hr, 27mΩ,1.6A@100KHz
50TXW390MEFC8X40 105℃,10000hr, 2.23A@100KHz
50YXJ47M6.3×11 105℃,7000hr, 0.295A@100KHz
35ZLJ100M6.3X11 105℃,7000hr, 0.395A@100KHz
ラジアル 22μF 50V,X7S
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主要デバイス
2SK4111, TO-220F,600V, 10A,Pd45W, Rds-on:0.54~0.75Ω, Ci1500pF, Qg:42nC, 50~150nS, Vgss+/-30V 東芝
交換候補N-MOS FET 600~800V,10A,Rds-on~0.2Ω,Ci500~800pF,Qg42nC以下
TP65H070G4PS, TO-220, 650V, Vgss +/-25V, 29A/120A, 96W, 0.085Ω(18A@Vgs10V), 638pF, 9nC,43.6~56nS, 6.2~7.2nS, us$8.42 jp¥1309(2026-6) GaN
STP18N60M2 600V, 25V, 13A/52A, 110W, 0.28Ω(6.5A@10V),Ci 791pF,21.5nC,12~47nS,9~10.6nS, us$3.04/jp¥484 TO-220
使用> R6014YNXC7G, TO-220F, 600V, 9A, Pd54W, Rds-on:~0.285Ω(5A@Vgs10V), Ci890pF, Qg:20nC, 15~42nS, Vgss+/-30V Rohm
Gateドライブ抵抗にパラ220pF_C0G追加。
TSM60NE285CIT ,TO-220F, 600V,9.5A,Pd54W, Rds-on:~0.285Ω,Ci894pF,Qg:22nC,22~45nS, Vgss+/-30V TaiwanSemi
STP16N60M2 600V, 25V, 12A/48A, 110W, 0.32Ω(6A@10V),700pF, 19nC,10.5~58nS,9.5~18.5nS, us$----
STP13N60M2 650V,25V ,11A/44A, 110W, 0.38Ω(5.5A@10V),580pF,17nC,11~41nS,10nS, us$2.49
出力SBD
VF20200C, TO-220F,200V-20A,Vf:~1.6V/~0.8V@2.5A,CT(センターカソード)
SBD候補Vr80~90V,10Aクラス、Vf0.4V@3A程度
Littelfuse MBRF20200CT
SBM3060VFCT 60V,30A,Vf0.35V@3A程度
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コネクタ
AC-in:TE(3p,Me,p3.96) 1744057-3 /A108540
配線側シェル:TE 1-1123722-3 /A30502
コンタクト:TE 1123721-2 /A100446CT
DC-out:TE(4p,Me,3.96) 1-1123723-4 /A106863
配線側シェル:TE 1-1123722-4 /A30503
コンタクト:TE 1123721-2 /A100446CT
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*AC-in モデル(hp 58503A/B )の場合の電源(Bell MAP55-4003)代替電源/2024~2026主流:Meanwell RPT-60C , RPT-75C
但し、ピン配は異なるので入れ替えが必要。アウターオーブン制御回路が含まれないので、DOCXO機種は、モジュール側に内蔵されたものが必要。
+/-15V系のOven起動電流は0.8~1A程度必要らしい。MV89A(+12V/0.35A~1.5A)など平均的DOCXO機種は、起動時+12V最大1~2A程度必要。
Bell MAP55-4003 (55W,+5V-6A, -5V-0.5A, +15V-2.5A,-15V-0.5A, )
https://www.mouser.com/catalog/specsheets/powrs03057-1.pdf
Meanwell RPT-60C (50W,+5V-4A,+15V-1.5A,-15V-0.5A)
http://www.meanwellkr.com/upload/pdf/RPT-60/RPT-60-SPEC.PDF
Meanwell RPT-75C (72W, +5V-6A,+15V-2.3A,-15V-0.5A)
http://www.meanwellkr.com/upload/pdf/RPT-75/RPT-75-SPEC.PDF
Chapter 4.
2022-2
↑58503-68002内部電源ボードで配線割り入れ場所検討。
入力部のヒューズの配線だけが上側に露出、そこにクリップするしか無さそう。
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コネクタ (基板側/シェル/コンタクト)
入力側(p3.96mm MTA156 series)
TE 3-644611-2 /3-643820-2 (AWG#24)
代用 640445-2 (Tin) /
3-641208-2(Au) /
代用 Molex 5195-2p/5273-2p/5194T
出力側(p3.96mm Molex41695-N-D9 (KK396 series(MX-N))
https://www.molex.com/molex/products/family/kk_396?parentKey=kk_interconnect_solutions
Molex 26604090(41791-0009 Tin), 417910839(41791-0839 Au) / 09-50-8093 / 0008550133(Au), 0008500106(Tin) (AWG#18~24 KK396/KK2478/KK6838)
代用 Molex 5195-9p/5273-9p/5194T
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ACインバータ
AC入力側 (TE Economy Power series p3.96mm)
TE 1-1123724-2 / 1-1123722-3 / 1123721-2(Tin)
DC+24V側
TE 1-1123723-4 / 1-1123722-4 / 1123721-2(Tin)
代用 JST VHR4 3.96mm、3P/4P
基板側 B4VH, B3VH
端子 SVH-41T-P1.1
EEUEE2G101 (~φ20)
EEUFS1H681 (~φ13)
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UPS負荷側で一番タイトなZ3805A、一応内部AC電源交換手順検討
(25~28V-2A外部バッテリーパック、AC充電器、タップイン配線1.5m事前製作)
1,インバータ出力端子に若干低い電圧で外部電源タップイン
(1次電源電圧 28.05V→25.8~26Vに下げる。又は外部電源側で~29V程度まで電圧上げ)
2,インバータユニット、活線のまま取り外し、絶縁シートでカバー、ビニタイで吊るす
3,68002内部電源に、バッテリー付き外部電源タップイン
4,インバータユニット電圧調整(下げ)、電流が外部電源に移ったら切断取り外し
5,AC電源ボード取り外し→ケミコン交換、UPS配線整理保守
(外部バッテリー電圧+20Vに低下迄がタイムリミット、ケミコン購入時間含めて10~20日程度)
6,UPS復旧、LAN、USB接続確認
7,AC電源ボード復旧、インバータ(外部電源より若干低い電圧に設定)配線接続通電、電圧上げ
(直下にあるUPS内部バッテリーからDC+24V引き出し、リアパネルXLR-3P(DC受電)に接続アダプター製作...とか)
メンドクセ~
Chapter 5.
Z3805Aの、58503-68002(24V(19.5~36V)受電用)内部電源ボード関係
Z3801A~Z3805A関係、もう古い機種なんで既に過疎ってるみたいでメンテに有用な情報は残って無いっぽい。唯一、電源関係のハナシは↓
https://www.febo.com/pipermail/time-nuts/2009-June/038777.html
http://www.ko4bb.com/getsimple/index.php?id=manuals&dir=02_GPS_Timing/Z3801/Z3801A_Power_Supply/Schematic
↑48VタイプPSの回路図((赤字)24V版での更新予定)
48V版のR26(101 ADJ) (起動電圧) :("6"字側一杯で高くなる)42.5V~46.7V/35.6~37.6V
ネットの回路図、ちょっとヒューズや素子の向きが手持ちのと一部違ってる気がするが、非常にラッキー、助かった。24V品と48V品の違いは内部U5と入力回路周りが違うだけみたい。(U5:(24V)AT&T CC025ACL-M / (48V)AT&T CW025ACL-M )
このボードのメンテやるには機械を停止しなきゃ出来ないんで、今回は先送りなものの、一応、入手可能な部品とか手順検討。前回はアドリブで手持ちEEUFR品とか当てがった覚えあるけど、今回入手可能なケミコン調べたら選択肢少なくなってた。どこも在庫が無い、モノによっては再度出回るのは最悪2022年夏頃になるみたい、なので一気にやるとしても今夏以降かな。
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24V版(58503-68002 /19.5-36V用 (24V))のオリジナル使用コンデンサ
220μF 100V LXF φ16xh27,p7.5 x1 C1005,1019
1000μF 50V LXF φ16xh30,p7.5 x1 C110
120μF 50V LXF φ10xh16,p5 x2 C111,128
* C110は、OCXOアウターオーブンの内部インバータ電源のもの。交換後に正常に発振起動し、+14Vまで上昇するか確認する。
*コンデンサ変更後は、スコープにてインバータ発振波形や出力ノイズに異常がないかを確認。発振しなかったらAdd, U104 (LT1270(LT1170)) @pin1-3 ;0.01μF 」など(参考: http://www.realhamradio.com/audio-fix.htm)。
*R26(101 ADJ) (起動電圧) :"6"字側一杯=高い電圧で起動(起動・停止電圧ヒステリシスあり。)
起動電圧/停止電圧 :+21.9~+24V/+18.3V~+19.4V
停止時入力電流 約20~30mA (22mA@2012)
次回更新時に出来ればh24mm以下にする。(上段に内部電池充電制御回路を入れる)
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欠品(2022-02)
EEUFS1H122、EEUFR1H102、EEUFS1H681、etc.
2026、改めてコンデンサ捜索。今度は戦争など別の理由で品薄気味。Mouser や Degikey のサイト内検索がおかしい、狙ったコンデンサが検索で出て来ない(正確に名前を打たないと出て来無い)。
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58503-68002内部電源ボード・アウターオーブンコントローラ関係(40℃)(赤字:更新予定))
サーミスタ NTC100KΩ
前回使用(PS)
EEUFR1H821、EEUFR1H122など
http://www.ko4bb.com/manuals/219.19.110.146/z3801a_outer_oven_controller.pdf
(内部オーブンは80~85℃? アウターオーブンは40℃?)
http://www.hparchive.com/Manuals/HP-10811AB-Manual.pdf
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Z3805A(現用) のバッテリースペース:
前側右のD45xW80xH80mm内、又は、D45xW170xH80(但し前面パネルRF配線スペースは無くなる)
⇒NiMH-AAA、組電池パック(前回2013時点同等)、又は、Nai組電池パック、24V(19.5~30V)
⇒18650、組電池パックNai組電池パック(8S1P)、24V(19.5~30V)
Chapter 6.
2022-2月
UPSの回路図漁ってたら、オムロンのBY120S(1200VA/720W)、2020年製らしい中古品?が新品1/3~4位い価格で売りに出てるの見掛け、脊髄反射ポチッてしまった...
(過去クレーマー対応では、都下でも配電電圧AC92V以下になる場所もあるみたい。出かけてッて分解してMOD。)
機械来てみると内部に埃が全く無くまるで新品みたいだが、バッテリー(2個、計24V)が高抵抗状態で死んでた。マ、定価の約1/5、個人売買なんでそんなモンか....経年劣化のゴミ増やしてしまい、典型的な貧困スパイラルなのかもw
現充電電圧、+27.64Vpk
トレー右側壁板外形;H155mm(左側限界は約h152mm) ⇒右側もh154.5mm程度にしないと緊つい。
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内部バッテリーパック;
CSB HRL1234W F2FR 12V(34W@15min-rate/1.67V@cell@25℃)
(x2、ヒューズ無し、内部配線はアンダーソンコネクタ(小/30A品?))
バッテリー外形L151xD65xH94mm、規格はWP1234Wより僅かに定格低いだけ、電極配置は同じだった。バッテリーパック押さえの鉄板切り口角に配線が噛んでてヤベエ状態、前の奴が弄くったのかも。バッテリー劣化機械ばっかし増やした貧困スパイラルかorz.
UPS用と謳ってるタッ買いバッテリーをバカ正直に買うので無く、今回はヤッスイ自動車用汎用鉛蓄で逝くか...まずは硫化水素と硫酸漏れ対策「硫化水素 吸収」で事例検索...金属のタワシみたいなの被せて吸収、数年後に管理不行き届きでドライアップ、狭い汚部屋室内に硫化水素ガス充満で、肌が緑色になっちゃうカモとか 防げるかな。...? こないだ工事現場のバッテリー車で休憩してて2人だったかタヒ亡したしなぁ。
一番安そうなのは百均スチールウールで排気弁を覆う辺りか...でも燃えちゃうかも...やはり木造住宅でカチカチ山ぢゃ不味いw 差額3~5千円以内、半額の2千円以下で実現出来る方法...、百均テーブルタップとか電線で延ばして通路に本体置くか....クルマのサブバッテリーには、不織布(厚手ウエットティッシュの奴)と粘着包帯とかでカバー作って被せてたけど、UPS用だと常に過充電気味でリスク高いしなぁ...
Chapter 7.
←出てた。hp58503B.op001
時刻表示が出るってだけだけど、すげ~レア。実物は見た事無いし。中古が日本円で約14万、現代でも現実的に使える機械かどうか...?内部の発振器だって少なくとも20年以上前のぢゃないか..? 発振器だけ別のに入れ替え(MV89A(Morion)、MTI260(MTI)、MV180A(Morion)、FE-180(FEI)とかが定番らしい)も可能かもだけど。
http://www.oscillatorcrystal.com/Mobile/MArticles/FJ1600002JZ.html
これの時刻表示は、内部16pinコネクタ(J19)からTTLバスで信号取って出してるらしいが、仕様は未だに良く解らない。
タオバオ出品#1」の奴(電源が壊れている(58503B 成色如图,电源全坏,有些改的外接电源,需询价在拍!))がいくらだか聞いたら¥6200人民元...(日本円で約jp¥12.5万円、輸送やら税金も考えるとjp¥14万円ぐらい)だと...交渉で500~1000元(以下)」とかは無理っぽい諦めた。(ニポン野郎だと思ってフッ掛けて来たかも....ディスプレイ基板とフロントフェースだけでもホシイんだが無理ゲー)。
(完動外装正常だとCN12000人民元前後、約jp¥25万円(つまり現在のebay相場よりも高くなる)。)
58503A(HP社製)と58503B(Symmetricom社製)でアンプ部分やら基板上の部品配置が違っている。コネクタは同じみたい。基板の感じが古い感じ(58503Aの初期?)。1台ゲットしてファームウェアのダンプもホシイところ..
参考:http://www.leapsecond.com/museum/58503a-01/
この基板の写真、何かに似ている」検索で出て来た hp58xxxA(hp 58501A)のと最終型の58503A/Bの基板の中間の様な...
https://www.eevblog.com/forum/testgear/prototype-hpagilent-gps-based-refererence-clocks-generator/
Chapter 8.
Z3801-68001/58503-68001/Z3805-68001基板メモ
RS422(default(1pps出力付))/RS232C選択可能 : Z3801-68001 U5(AT&T1141LL)、U7(DS8921M)実装)
RS232Cのみ : Z3805-68001、58503-68001 (ジャンパ内部接続済み、U5(AT&T1141LL)、U7(DS8921M)未実装)
Port1-DB25F: SCPI control & BIOS upgrade ues.
Port2-DB25F:(J13): Time of Day communication output only (PC or modem)
(Z3805Aリアパネルにport-2/DB25F、hp59551Aはフロント側にport2/DB9F)
(Z3805A):~19200bps(自動)、7odd1、Xon/Xoff。A,B,C,とかステータース出力のみ。
pin#1;:port2-DB25-#2 (Tx) /DB9-#3(TX)
pin#2;:port2-DB25-#3 (Rx) /DB9-#2(RX)
pin#3;:port2-DB25-#7 (GND) /DB9-#5(GND)
pin#4;GND(NC)
J19(IDC16pin)(LED駆動は+5V正論理) (挿入抵抗)(フロント基板側)
-1:LED(DS2)-Enable (909Ω)
-2:GND
-3:LED(DS3)-Active (909Ω)
-4:LED(DS4)-Alarm (909Ω)
-5:無実装(LED(DS5)-(NC)) (909Ω)
-6:LED(DS6)-GPS Lock (909Ω)
-7:GND
-8:LED(DS7)-Hold Over (909Ω)
-9:
-10:
-11:
-12:
-13:GND
-14:
-15:
-16:+5V/LED(DS1)-Power (1600Ω)
ファームウェアチップ(PLCC) x4個
29F010-120JI 又は、高速な物
(現状 Samsung /Furuno 版)
U11 2L :8001 U11/2L REV.D
U12 1L :8001 U12/1L REV.D
U13 2M:8001 U13/2M REV.D
U14 1M :8001 U14/1M REV.D
---
IRIG-B(mini-BNCコネクタI/F)関係参考
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/switches/lan/cisco_ie9300/software/17_12/ie9300-timing-synch-config-guide/m-irig-b-ie9300.pdf
(Z3805-68001メモ/基板部品面)

http://www.prc68.com/I/Z3805A.html
---
U31 (hp 59551A でのCLK-Gen追加用FPGAらしい。未搭載)
U34,41,42 ?未搭載
---
TP1:1~3、Vcc+5V
TP2:1~3、GND
TP5、+オフセット正弦波、10MHz(インピーダンス不明)。
TP6、EFC_DAC-out (+/-5V )
*OP_AMP下流のJ22_EFC電圧値範囲は、-2.06~+4.56V
TP4-1、GND
-2
-3
J16(PWR-in)
1:+5V
2:+5V
3:GND
4:GND
5:+15V
6:GND
7:-15V
8:EN(outer-oven)
9:SENSE(outer-oven)
J14(シングルラインAMP A11 5p) (手持ちでは部品未搭載)
1:
2:
3:
4:
5:
J20 (IDC,8p) (手持ちでは部品未搭載)
(恐らくJ21と同機能)
J21 (シングルラインAMP 6p) (現用機では、B-GNDとA-GNDは共通)
OCXO電源(+5,+12,-12,GND,Oven-monitor)
58503A 10811-60159 搭載機種など共通。
2,OSC電源+12V(Red) TL780-12 +12V/~0.5A? (ヒートシンク無し)
3,B-GND(Blk) (OCXOヒーターGND)
4,#OvenMonitor(Yel)
5,1次ヒーター電源 +12V(Grn) TL780-12 +12V/~1.5A
6,1次ヒーター電源 -12V(Blue) 7912CT -12V/~1A
---
P3(シングルラインAMP 6p)(58503-6002/-6003 LVPS上)
(AMP 6p コネクタ P3 )(10811アウターオーブン電源))
1,Th-Mon(ORN)
2,Th-Mon(ORN)(GND)
3,2次ヒーター電源(GRE) (~+14V) TP104
4,2次ヒーター電源リターン(GRE) (+5V) TP103
5,(NC)
6,(NC)
---
リアパネルのNコネクタ関係
(50Ω N)(rear-pannel)
GPS-ANT-in (+5V-50mA@oncore-VP から供給)
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リアパネルのBNCコネクタ関係
J2;(BNC) 10MHz-out、1.9Vp-p@50Ω、AC-Cupling
IRIG-B (TTL-out)(BNC, 59551Aのみ) x1
Time-Tag (TTL-in)(BNC, 59551Aのみ) x3
Time-Pulse (TTL-out)(BNC, 59551Aのみ) x3
Err (OC出力) (58503A/Bなど一部の機種)
---
(基板上のSMBコネクタ)
J4;1pps-outA (tw:25μS/+5Vpk)
J5;1pps-outB (tw:25μS/+5Vpk)
J6; ALAM(TTL(58503A)
~CR11、Q1(SOT23-3、たぶんNchFETか、Rb付DTL(NPN))他部品欠。
(U32(XC3042-PC84-70C)-pin#84(A5/A1-I/O)接続、何か出力 ?)
2026-6、ネットで写真を発見 https://qiita.com/MACBSD1496/items/736181ee65f0032c311b
J6⇒hp58503A #ERR(TTL)(リアパネルBNC-out)
J6,J7, R値は少なくともプルダウンは恐らく1002(1206 10KΩ)、J8のR値は不明だが3桁で小さいかもみたい、恐らくJ7は何らかの信号入力?、J8は何らかの信号入出力?
バッファ(Q1/SOT-23-3 , E-C-Bレイアウト)推定:MMBT3904,2N3904,2N7002、又は、出来れば高耐圧RTL(60V以上)、Id200mAクラス。
J7; ? CR12、他部品欠、U32-pin#80(A2-I/O36 ?)へ
(OPEN-DRAIN-OUT#(internal pull-up)、中継バッフ等無し、端子側R/プルダウンR、何かの入力?)
恐らくTime-Tag(イベントトリガー)入力(内部ドーターボードから?)?
(但し恐らく 59551Aのファームウエア限定?)
(バッファ等無し、端子側R/プルダウンR、何かの入出力?)
恐らくIRIG-B(または1PP2Sなどのユーザー仕様特殊パルス)出力 ?
(但し恐らく 59551Aのファームウエア限定?)(内部ドーターボード経由?)?
J18、10MHz-in (OCXOからの10MHz正弦波入力)
J17、10MHz-A (50Ω)sine2Vp-p@1MΩ (バージョンにより未実装)
J15、10MHz-B (50Ω)sine2Vp-p@1MΩ
J22、EFC-out (OCXOへ出力)
---
CR11,12,13,16,17 (ZD) 追加候補 (SMAサイズ(4mm))
(J6,7,8 入出力SMB側ではなく、XC3042側に直で配線されている)
3SMAJ5918B-TP (4.8~5.1~5.4V/3W)
(3SMAJ5919B-TP (5.3~5.6~5.9V/3W))
CR3,4,5,6(COMコネクタ回路。うち、CR3,4はRS232C状態でパラ状態) +/-18V制限
---
J6(#ERR),J7,J8 付近
とりあえず推定値を仮実装
Q1候補,
2N7002K (FET 60V300mA)
MMUN2214LT1G (RTL 50V100mA)
---
内部分配器(J15,17,18)関係推定例
参考(58503A):
https://etime.kakukaku-sikajika.com/pub/10MHz_lib/hp58503A/58503A.html
---
リアパネルデバイダop付きモデルの、内部バッファーAMP周り
op. 4ch-dvd付き機種の内部分配器(後段のアンプ入力の振幅を制限?)
(表側)
(裏側/内部4chデバイダ側)
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J2,J3部分、使用部品推定
(IDC Header w.Lock) N3429-6202RW / 3429-6002LCPL
J2(26pin) ?
J3(26pin) > DB25 option or Daughter board (1pps,10MHz output)
TE互換
https://ja.aliexpress.com/item/1990716256.html?
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3M 3429-6002SCPL
https://www.amazon.co.jp/dp/B01EHKD87A
≪3M スタンダードソケット/ヘッダー ボックスヘッダー直線型≫
● 10極から64極までの11種類の極数バリエーション
● ソケットコネクタの固定と取り外しを容易にするイジェクタラッチ付き
● はんだ付時の仮止めや挿抜時のスルーホールへのストレス緩和に有効なマウンティングホール付き
● 4面モールドにより、コンタクトを保護し、ソケットコネクタの逆差しを防止
● 基板厚2.4?3.2mmにも対応(テール長3.9mm)
■ オーダーインフォメーション
3×××-600△□□○○
××× = 極数表示 : 662 = 10極、314 = 14極、408 = 16極、428 = 20極、429 = 26極、440 = 30極、431 = 34極、432 = 40極、433 = 50極、372 = 60極、764 = 64極
△ = テール長 : 2 = 2.8mm、3 = 3.9mm
□□ = イジェクタラッチ形状 : NC = なし、SC = ショートクリップ付き(ストレインリリーフなしソケットコネクタに適合)、LC = ロングクリップ付き(ストレインリリーフつきソケットコネクタに適合)
○○ = めっき仕様 : PL = 接点部金めっき厚0.2μm以上(他は金フラッシュめっき)、BL = 接点部金めっき厚0.2μm以上(はんだ付け部金フラッシュめっき、その他ニッケルめっき)
1) 10極の誤挿入防止キー用溝1箇所つき(センタースロットなし)の製品は「3446-」と指定して下さい。
2) 50極と60極の2スロット型(ソケットコネクタの誤挿入防止ノーズ左右1箇所ずつ2箇所の製品、「79××-□700 ○○」に適合)の製品は、めっき仕様の後に「2SLOT」をつけて下さい。スロット間の寸法は50極22.9mm、60極27.9mmです。
3) 厚い基板用(3.9mm)のめっき仕様は「PL」めっきのみとなります。
※ 注記 ※
1) 10極「3662-」には、誤挿入防止キー用溝がありません。
2) 4極「3314-」の誤挿入防止キー用溝は1箇所です。
Chapter 10.
(Z3805-68001 PCBメモ/下面裏側)
CR4(SMB):RS422側/U7-#3 (DI ?) (RS232C時は不要?)
CR5(SMB):RS422側/port1-DB25-#16(RXD-B) (現状不要?)
CR6(SMB):RS422側/port1-DB25-#23 (現状不要?)
CR7(SOT23-3):RS422側/port1-DB25-#15 (RS422 10MHz_1-)
CR8(SOT23-3):
CR9(SOT23-3):RS422側/U5-#14/port1-DB25-#17 (ECL 1pps_1+)
CR10(SOT23-3):RS422側/U5-#13/port1-DB25-#9 (ECL 1pps_1-)
(たぶんAタイプTVS? 又は Diペア?)
CR11(SMB):(J6)(KE 6D G1) / 1SMB5918BT3 5V1
CR12(SMB):(J7)(KE 6D G1) / 1SMB5918BT3 5V1
CR13(SMB):(J8)(KE 6D G1) / 1SMB5918BT3 5V1
CR14(SMB):(J4/1PPS)(702 918B) (1SMB5918BT3 5V1~5V6?)
CR15(SMB):(J5/1PPS)(702 918B) (1SMB5918BT3 5V1~5V6?)
VR1,VR2:(SMC/BEL 6B G1)たぶんCAタイプTVS? SMCJ15C(MCC)、SMCJ16CA ?
---
Z3805-68001改造メモ、RS232CにNTP(PPSAPI(RFC-2783 #DCD(DB25-#8pin)))、#1pps信号取り出し。
*tty_clk、dev/cuaa0(3F8/COM1)、/dev/cuaa1(COM2)など、RS-232Cがパッケージ内の最近の PPS driver でサポートされているか要確認。
---
PPSAPI改造で昔、流行った方法
U5-AT&T1141LL-pin#2に、1pps信号(正論理)が来ているらしい。(width25μS/2.5Vpk@50Ω、5Vpk1MΩ)
U2-LT1180-pin12、ランドから浮かせて、U5-pin2と接続して流用、出力側#15pin(J13-pin#1)からDB25#8pin(DCD)にジャンパ線で出す。(但し、この方法だとJ13(DB25-port2)は死に)
Z3801-68001と58503-68001の一部?では、port1-DB25-#8、#15、#16、#21番端子を何かに使用しているので、流用には少なくとも#8(RS232C-#DCD)をパターンカット(又はチップ抜き取り必要。
参考 https://support.ntp.org/bin/view/Support/Z3801AReceiverModifications
フロー制御無しTTY/USB変換端末用追加ジャンパー
(RTS/CTS殺し)DB25内、RTS(#4)-CTS(#5)、DSR(#6)-DTR(#20)ループバック。
---
注意点
U5(U6)、AT&T1141LL(代表型番 1041LK)、ECL/RS422ドライバ/レシーバ。出力+2~3Vpk
D1(#2pin⇒1pps出力)のみ有効。
出力#13(NEG)(CR10(SOT23-3/1-2pin/1pin-GND))⇒DB25#9
#14(POS)(CR9(SOT23-3/1-2pin/1pin-GND))⇒DB25#17
U7、DS8921M、RS422-I/F選択可能モデルのみ実装、出力+2~2.5Vpk
U2、LT1180、RS232Cドライバ/レシーバ。出力≒+/-14Vpk(RL3KΩ、CL2500pF)
pin#8⇒DB25(port1)#2(Tx)
pin#9⇒DB25(port1)#3(Rx)
pin#14⇒J13-pin#2(port2/Rx) (port2は、TxD,RxD,SGのみ接続。)
pin#15⇒J13-pin#1(port2/Tx)
*SBD,TVS空きランド、SOT23-3(1~3pin、3pin=GND)、SMB
*2~3VppではPPSAPI用には若干電圧が足りない。3V以上は必要でRS232Dラインドライバ駆動が必要。
---
前回(現用U5-AT&T1141LL未実装基板)は、1pps信号のRS-232Cポート出しにU2/LT1180流用せず、別に1個、RS232Cドライバー(ADM3202)をジャンパーブロック上に亀の子基板で追加して出し。亀の子基板から#1PPS信号追加ヒゲ出し(74AC04バッファ1PPS信号引き出し)。実際には現代、NTPは地上有線ネット回線経由の方がセキュリティ管理も不要、遅延約30mS以内、便利なんで、10MHzのみ使用。モデム時代のみの有用性。
Chapter 11.
---(バックパネルI/F関係)---
port1-DB25
RS232C設定時で、#4,5,6,8,20 は多分NC、RS232C設定時では、RTS,CTS,DSR,DTR,DCD,は使われて無い。TxD,RxD,SGのみ。
---
RS422選択可能機種/port-1
(Z3801A/58503A users guideにて。Z3805AのPCB実態とは一部異なる)
1,FG
2,TXD-A 14,TXD-B
3,RXD-A 16,RXD-B
7,GND
8,1pps_2+ 21,1pps_2- (Z3805-68001ではNC?)
9,1pps_1+ 17,1pps_1-
12,10MHz_1+ 15,10MHz_1-
11,10MHz_2+ 24,10MHz_2-
---
現在、8~10衛星捕捉。
FFOM=0、「TFOM=3」⇒アンテナデレイをNanoVNAで再測定予定
Sent: :GPS:REF:ADELAY?
:PTIME:GPSYSTEM:ADELAY <> NS
:PTIME:GPSYSTEM:POSITION:SURVEY ONCE
2022-2/24 100nSに仮修正(まだ数ns足りない感じ)
15:19、TFOM=3、FFOM=0→2(Hold over)。15:22→FFOM=1。15:24、FFOM=0
2022-3/6、FFOM=0、TFOM=3、バラツキは約4割に減少、若干まだ補正量少ない感じ。
Chapter 12.
現用ラベル表記、 3505A03744 (DOCXOの外部回路がLVPS上に付属)
取付ベース部分寸法
*Z6805A デバイダ付きモデル(通常のhp58503A/Bは、高さ66mm程度が上限?)
---
(AI(Gemini)検索)
ナンバーの読み解き方
- 3505: 製造年(1960年を基準。60 + 35 = 1995年)の第05週に設計変更または製造されたロット。
- A: 製造国(Aはアメリカ・米国工場製)。
- 03744: そのロット内での固有のシリアルナンバー(通し番号)。
どのモデル(型番)か
主な仕様 (10811C / 10811D)
- 出力周波数: 10.000 MHz
- 長期安定度(エージングレート): < 5 × 10⁻¹⁰ / 日
- 短期安定度: < 5 × 10⁻¹² / 秒
- EFC (電子周波数制御): ± 1 × 10⁻⁷
- 出力レベル: 0.55 V rms (50 Ω負荷) [3, 4]
10811C と 10811D の違い
用途と情報源
- 詳しいスペックの比較やピンアサインは、eToysBox 時刻・周波数標準 および HP 10811 OCXO Spec で確認できます。 [3, 4]
- 自作のGPSDOなどに組み込む際の動作検証例は、GPSDO 10.0MHz基準周波数発振器を作る などの個人ブログで詳細に解説されています。 [1, 5]
1. 回路(発振・出力部)用電源
- 電圧: +12 V (直流)
- 許容範囲: +11 V 〜 +13 V
- 消費電流: 約25 mA(非常に少電流で、安定したクリーンな電源が必要です) [1]
2. 恒温槽(オーブンヒーター)用電源
- 電圧: +20 V (直流) [1]
- 許容範囲: +20 V 〜 +30 V(最大+30Vまで耐えられますが、標準は24Vや20Vで運用されます)
- 消費電流:
- 起動時(冷え切っている時): 約700 mA 〜 900 mA(一気に加熱するため大電流が流れます)
- 安定時(温度が一定になった後): 約150 mA 〜 200 mA(周囲の温度環境によります)
単体動作で動かす際の注意点
- 2電源の用意: 単体で動かす(GPSDOの構築やオーディオクロック化など)場合は、「+12V」と「+20V(または+24V)」の2つの出力を持つ電源回路を用意する必要があります。
- オーブン電源の共通化: 恒温槽(オーブン)側は内部のヒーター抵抗を温めるだけなので、電圧のクオリティよりも電流容量が重視されます。そのため、アマチュア無線などの自作例では、一般的な+24Vのスイッチング電源をオーブン用に割り当て、そこからローノイズな三端子レギュレータ等を使って回路用の+12Vを作り出す構成がよく使われます。
位相雑音(Phase Noise)特性
| オフセット周波数 [5] | 位相雑音仕様値(標準) | 備考 |
|---|---|---|
| 1 Hz | -90 〜 -100 dBc/Hz | 通常の10811Aより最大25dB近く良好な個体あり |
| 10 Hz | -120 〜 -125 dBc/Hz | |
| 100 Hz | -140 〜 -143 dBc/Hz | |
| 1 kHz | -145 〜 -150 dBc/Hz | |
| 10 kHz | -150 〜 -155 dBc/Hz | ノイズ床(Floor) |
安定度(Stability)仕様
- 短期安定度(アラン分散 sigma_y(\tau)):
- tau = 1 秒: < 2.5 × 10⁻¹² 〜 5 × 10⁻¹²
- tau = 10 秒: < 5 × 10⁻¹³ [3, 7]
- 温度特性:
- 周囲温度 0℃ 〜 50℃ の変化に対して、周波数変動は < 5 × 10⁻¹⁰(アウターオーブンが外気温の影響をほぼ完全に遮断するため、シングルオーブン仕様に比べて環境温度によるふらつきが極めて少ないです)。
- エージングレート(長期安定度):
- < 5 × 10⁻¹⁰ / 日(通電安定後、GPS同期を外したHoldover状態での値)
電源仕様に関する補足
- オーブン電源(起動時最大): 1.5 A 〜 2.0 A 近く(冷えた状態からの通電直後は、インナーとアウターの両方のヒーターがフル稼働するため大電流が流れます。電源容量に余裕を持たせる必要があります)。
- 安定時: 約 300 mA 〜 400 mA
1. 信号の電圧挙動
- 電源投入直後(冷えている時):
- 内部温度を急激に上げるため、ヒーターに最大の電力が供給されます。このとき、モニター電圧は「ほぼ0 V」に近い状態、または最大電力が流れていることを示す特定の飽和電圧を出力します。(機種により要確認)
- ウォームアップ中(徐々に温まる):
- 水晶の動作適温(約70℃〜80℃付近)に近づくにつれて、ヒーターへの電力供給が徐々に絞られていきます。これに連動して、モニター電圧が滑らかに上昇又は下降していきます。
- 安定状態(ロック完了):
- 内部が適温に達すると、熱平衡状態を維持するためのわずかな電力だけが供給されるようになります。このとき、モニター電圧は10811A/Bでは「約10 V〜12 V」付近(あるいは供給電圧に近い値)でピタッと安定します。10811C/Dの場合は低い電圧になる場合があります。
2. 回路的な仕様
- 出力インピーダンス: 非常に高い(約100 kΩ)
- このピンから直接LEDを光らせたり、リレーを駆動したりすることはできません。電流をほとんど引き出せない信号線であるため、電圧を読み取る場合はオペアンプのボルテージフォロワ回路や、入力インピーダンスの高いデジタルボルトメーター(DVM)、マイコンのADC等を経由させる必要があります。
MV89A(2009)への交換を検討する際の下調べ・注意点
① Oven Monitor信号の有無と仕様差
- HP 10811: 上記の通り、アナログの「電圧変化」でヒーター電力を表す仕様です。
- MV89A: MV89Aには、オーブンの状態を示すピンとして「Ready出力(通常1番ピン)」が備わっているモデルがあります。しかし、これはHPのようなアナログ電圧ではなく、オープンコレクタ等による「Hi/Loのデジタル(2値)出力」であることが一般的です(温まるとON/OFFが切り替わる)。Z3805A側のモニター回路がアナログ電圧の閾値を監視している場合、そのまま接続しても正しくウォームアップ完了(ロック)を認識しない可能性があります。
② 電源電圧の一本化
- HP 10811: 回路用(+12V)とオーブン用(+20V〜+30V)の分離給電。
- MV89A: 一般的なMV89A(2009モデルなど)は、+12 Vの単一電源(シングルサプライ)で動作します(回路もオーブンもすべて12V駆動)。Z3805A内の-12V系電源は不要になり、逆に12Vラインにオーブン起動時の大電流(約1A〜1.5A)が重なるため、12V電源側の容量が1.5Aを越え最大2A必要となる場合、対応が必要。
③ EFC(周波数制御電圧)の極性と電圧範囲
- HP 10811: EFC電圧を上げると、周波数が下がる「負極性(Negative Slope)」です(コントロール範囲は通常-5V〜+5V、または0V〜-10Vなどモデルによる)。
- MV89A: EFC電圧を上げると、周波数が上がる「正極性(Positive Slope)」のモデルが多いです(コントロール範囲は通常0V〜5V)。
- 対策: Z3805AのGPS同期ループ(PLL回路)はHP 10811の負極性を前提に設計されているため、そのまま正極性のMV89Aを載せると同期がかからずに周波数が明後日の方向に振り切れてしまいます。オペアンプ等でEFC電圧の極性を反転(インバート)させるサブ基板を追加する必要があります。
- EFC制御回路からの出力は-2.06~+4.65V
MV89Aへの換装事例について
- 性能の逆転(ダウングレードになる可能性)
現在お持ちの10811-60111タイプは、HPがGPSDO(Z3805A等)専用に厳格なスクリーニング(近傍位相雑音や短期安定度の選別)を行った最高峰のDOCXO(ダブルオーブン)です。
対するMorion社の MV89A も非常に優れたSCカット・ダブルオーブンですが、大量生産された汎用品が多く、個体差が激しいのが現状です。運良く超大当たりの個体を引かない限り、10811から交換すると「近傍位相雑音の悪化(-105dBc→-95dBc@1Hzなど)」や「短期安定度の低下」を招くリスクが高くなります。 [1, 3, 4] - 制御の「正負」の壁(EFC極性の問題)
前述の通り、10811は電圧を上げると周波数が下がる負極性(Negative Slope)ですが、MV89Aは逆の正極性(Positive Slope)です。Z3805Aのデジタル制御(またはアナログ制御)ループは負極性を前提にPID調整されているため、オペアンプ等による「反転増幅(インバート)回路」を基板の間に入れ込まなければ同期(ロック)しません。 - シャーシへの物理的固定と配線
Z3805Aの内部は、10811専用の防振クッションや固定ネジ穴、そして直付けのフラットケーブル仕様に合わせて作られています。MV89Aはピン配置やフットプリントが全く異なるため、ユニバーサル基板などで配線を中継し、筐体内に強引に固定する工作が必要になります。 [1, 5]
MTI製DOCXO(Milliren Technologies)の場合
MTI製DOCXO(例:MTI 260)の特徴
- 性能は10811と同等かそれ以上
MTI 260シリーズは、10811の設計思想を受け継いだ超低位相雑音・超高安定度を誇るプロ用DOCXOです。Thunderbolt等に載っている通常のシングルオーブン(Trimble製など)を圧倒する短期安定度を持っています。 [6] - 純正の置き換えパーツが存在する
HP/SymmetricomのGPSDOユニット向けに流通しているMTI製のプルアウト品(解体パーツ)の中には、最初から10811と互換性のある配線やマウント構造、あるいは同等のEFC制御電圧(負極性仕様や専用電圧範囲)にカスタムされた個体が存在します。
注意点(周波数)
結論としてのおすすめ
3505A03744(10811-60111) がまだ故障していないのであれば、そのまま使い続けるのが性能面・精神衛生面でベストです。10811はエージング(通電時間)が長くなればなるほど長期安定度(日差 дf/f)が究極に落ち着いていくという特性があるためです。 [1, 3, 8] 1. Z3805AにおけるDCOパラメータと隠し・サポートコマンドとは?
🛠️ DCO(Digitally Controlled Oscillator)パラメータ
このループゲインを決めるパラメータとして、「EFC感度(Hz/V または ppb/V)」や「初期オフセット値」が基板上のEEPROMに書き込まれています。
- 標準機種の場合: 内部の標準OCXO(10811シリーズなど)に最適化した固定値(ハードコード)が使われています。
- パラメータの役割: この値があることで、システムは「DACの電圧をこれだけ動かせば、周波数がこれだけ動くはず」と予測して制御します。感度が全く異なるMTI 260-0558(+0.5Hz/V)をそのまま繋ぐと、予測と実際の動きが乖離し、制御ループが発散してロック(位相同期)しません。 [1]
🤫 隠しコマンド・サポートコマンド(SCPI形式)
:DIAG:ROSC:EFC:ABS?:
現在のEFCの絶対ステップ値(DACのデジタル値)を生データで読み出すコマンドです。Z3801Aなどでは0〜1,048,575(20ビット空間)などの数値で返ってきます。 [2]:DIAG:ROSC:EFC:GAIN/:DIAG:DIREction(機種・バージョンによる):
Z3805Aの後期ファームウェアや一部のスマートクロック(SmartClock)基板を搭載したモデルには、EFCのゲイン(感度係数)やスロープ(極性・傾き)をソフトウェア的に変更・上書きできる隠しコマンドが存在します。これらは、製造時期によって内部OCXOをHP製からPiezo製、Samsung製、Milliren製(10MHz版)へ変更した際、ファームウェア自体を書き換えずに工場出荷時のキャリブレーションで対応するために用意されたサポートコマンドです。
Undefined header(未定義エラー)」となるケースがほとんどです。2. Z3801A / Z3805A (10811D搭載機) のEFC範囲と特性
| 項目 [2, 4, 5, 6, 7] | HP 10811D(標準搭載)の特性仕様 | 補足・仕様の詳細 |
|---|---|---|
| EFC 電圧範囲 | -5 V 〜 +5 V(計10V幅) | Z3801A内部の16bit DACから出力される中心(素の状態/TP6)は 0 V です。 |
| 周波数可変幅 | 既定値約 ±1.0 × 10⁻⁷(10MHzに対して ±1.0 Hz) | 総可変幅としては約 2.0 Hz(2.0×10⁻⁷)のレンジを持ちます。 |
| 電圧感度(傾き) | 約 -0.4~-1 Hz / V | ここが非常に重要です。「ネガティブ・スロープ(負極性)」です。 |
⚠️ 10811DとMTI 260-0558の決定的な違い
- 極性(スロープ)が真逆
- HP 10811D: 電圧を上げると周波数が下がる(マイナス・スロープ)。
- MTI 260-0558: 電圧を上げると周波数が上がる(プラス・スロープ)。
- 結果: そのまま繋ぐと、本体が「周波数を下げようとしてEFC電圧を上げる」と、MTI 260は逆に周波数が上がってしまい、制御が正反対に暴走します。 [6]
- 電圧感度が異なる(10MHz換算時)
- HP 10811D: +1~+2.3Vあたり -1 Hz 動く。(要個別実測)
- MTI 260-0558: 5MHz単体で +0.5 Hz/V。これを2逓倍して10MHzにすると、1Vあたり +1.0 Hz 。
- 結果: 10811Dに比べて感度が若干過敏(1.0 Hz / 0.4~1 Hz)になります。 [6]
💡 結論:移植・改造を成功させるための回路要件
- 5MHz → 10MHz へ2逓倍する。
- 本体のDACから出てきたEFC電圧(-5V〜+5V)をオペアンプの反転増幅回路に通し、極性を反転(プラスとマイナスを逆にする)させる。
- 同時に、過敏すぎる感度を抑えるために、オペアンプの抵抗比で電圧を調整させてからMTI 260のEFC端子へ入力する。
MV89A: Vref+5V、EFCは10811とは逆の正極性(Positive Slope, +/-2.5Hz,+1Hz/V, 0~+5V,Vref-out:+5V)
MTI 260-0558 (5MHz)のEFCスロープ(極性)は、「ポジティブ・スロープ(正極性)」、つまり電圧を上げると周波数が上がる(-5Vで低く、+5Vで高い)特性、+/-5Hz, +0.5Hz/V、2逓倍の場合+1Hz/V 相当。
2,発振器電源+12V(Red)
3,B-GND(Blk) (ヒーターGND)
4,#OvenMonitor(Yel)
5,1次ヒーター電源 +12V(Grn)
6,1次ヒーター電源 -12V(Blue)
(AMP 6p コネクタ P3 )(アウターオーブン電源入力))
1,Th-Mon(ORN)
2,Th-Mon(ORN)(GND)
3,2次ヒーター電源(GRE) (~+14V) TP104
4,2次ヒーター電源リターン(GRE) (+5V) TP103
5,(NC)
6,(NC)
現10811実装外形
ケース基底面内(top-view)
M3x4超低頭ビス x4本
スタンドオフodφ5.3mm,h2mm
緩衝ワッシャidφ5.5xt2~3
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Z3801A EFC-DAC 16bit, +/-5V(TP6)、10811への制御電圧:-2.06V~+4.56V, 101μV@1LSB
(EFC/DAC 参考)
http://www.leapsecond.com/pages/z3801a-efc/
https://www.realhamradio.com/joe-geller.htm
https://www.realhamradio.com/Z3801A-fractional-parts.htm
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1. 14年稼働した10811の「エージング特性」は究極の状態
2. 電源コンデンサ交換時の重要ポイント
- 105℃品・高リップル・低ESR品への換装:
DOCXOは内部の熱が筐体にこもりやすいため、電源ラインのコンデンサは必ず「105℃品(できれば低ESR・高リップル電流対応の長寿命品)」を選定してください。 - オーブン電源(20V〜30Vライン)のコンデンサ:
起動時(Cold Start)に1.5A〜2A近くの突入電流が流れるため、ここの平滑コンデンサは最もストレスがかかっています。容量や耐圧に少し余裕を持たせた国産品(ニチコン、日本ケミコン、ルビコン等)への交換が効果的です。
3. 今後の運用に向けたアドバイス
https://www.febo.com/pages/oscillator_specs/
https://www.realhamradio.com/GPS-oven-journey.htm
https://www.hparchive.com/Manuals/HP-10811AB-Manual.pdf
---
10811A/B
10811C
10811D OCXO 10811A/Bリプレース品
10811E OCXO 10811Dの外形違い
10811-60158 DOCXO アルミ、又は、メッキ金属ケース
アウターオーブンは+40℃らしい。
搭載機種の電源ボードに、アウターオーブン制御回路が別途付属。
10811-60159 OCXO 耐震ゴムブッシングマウント
シングルオーブン。hp58503A、AC電源モデルの大半らしい。
10811-60164 DOCXO アルミケース
Phase Noise スクリーニング品
10811-60165 DOCXO アルミケース
Phase Noise スクリーニング無し一般品
5MHz MTI DOCXO
Samsungブランド Symmetricom製 Z3805Aで搭載。LCフィルターにて2倍高調波の10MHzを取り出す回路を内蔵。外部オーブン制御回路は不要、+12V-2A電源が必要。
Chapter 13.
(現用)GT-8031Bモジュール
(裏)
←MCXコネクタ
基板外形
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(最新のGPSモジュール流用についてAI(Gemini)検討)
1. なぜ「UM982」への換装で1PPS精度が高まるのか?
- マルチGNSSによる可視衛星数の劇的増加
- GPS単体から、BDS、GLONASS、Galileo、QZSS(みちびき)を同時に受信可能になります。
- 受信衛星数が8〜12機程度から一気に30〜40機以上に増えるため、電離層遅延や配置(GDOP)の悪化による影響が極限まで相殺され、1PPSパルスのタイミングの「ばらつき(ジッター)」が大幅に抑えられます。
- マルチバンド(L1/L2/L5)対応による電離層遅延の自己補正
- GT-8031系などはL1帯のみですが、UM982はL1/L2/L5の複数周波数に対応しています。
- 受信機単独で電離層による遅延を計算・排除できるため、気象や時間帯による1PPSのミリ秒未満の変動(ゆらぎ)がほぼ完璧にクリアされます。
2. Z3805Aに組み込む上での最大の課題(プロトコルの壁)
- 問題点: UM982に最新のGNSS衛星(BDSやGalileoなど)をいくら受信させても、それをMotorola形式に変換してZ3805Aに送ると、Z3805Aの古いファームウェア側が「そんな新しい衛星番号やデータ形式は知らない(異常データ)」としてエラーを吐く、あるいは無視する可能性が高いです。
- 過去のタイムマニア(Time-Nutsコミュニティ等)の実験でも、M12M等の少し新しいモジュールへの換装(変換板経由)は成功していますが、マルチGNSS世代(F9PやUM982など)のデータを古い機器にそのまま解釈させるのはプロトコルエミュレーションの難易度が跳ね上がります。 [1, 2]
3. 現実的かつ効果的な「1PPS精度向上」のアプローチ
シナリオA:1PPSのみ「最新モジュール」からブレンド注入する(推奨)
- シリアル通信(データ): 現在の「GT-8031」をそのまま残し、Z3805Aとのシリアル通信(日付や時刻同期の維持)を担当させます(現状維持)。
- 1PPS(パルス信号): 別途、UM982(またはu-blox F9Pなど)を単体で動作させ、マルチバンド・マルチGNSSで生成された超低ジッターの最新1PPS信号を作ります。
- 合流: 5Vレベル変換基板の手前、またはZ3805A基板の1PPS入力ピン直前で、GT-8031からの1PPSをカットし、UM982側の1PPS(5Vにレベル変換したもの)を代わりに注入します。
シナリオB:マイコンでプロトコルを完全にフィルタリングする
- 中間に挟むプロトコル変換マイコンで、UM982から出力されるデータのうち「GPS衛星(PRN 1〜32)」の情報だけを抽出し、それ以外のBDSやGalileoの情報はすべて破棄(フィルタリング)します。
- その上で、GT-8031互換の形式に整形してZ3805Aに送ります。
- ※ただしこの場合、Z3805Aの内部演算にはGPS情報しか反映されないため、シナリオAに比べてメリット(マルチGNSSによる補正恩恵)が目減りする可能性があります。 [3]
まとめと今後の選択肢
- シナリオAのような「1PPS信号のみの乗っ取り・外部注入」の具体的な配線やタイミング検証の手法
- UM982と並んでタイミング用途でよく比較される u-blox ZED-F9T / F9P との仕様比較
それは思い付かなかったな。基板搭載スペースには空きがあるから、十分実現性がある。予め、GPSスプリッタを搭載しておく準備がいるな。UM982と並んでタイミング用途でよく比較される u-blox ZED-F9T / F9P との仕様比較 ?
仕様比較表
各モジュールの特徴とZ3805Aへの適性分析
① u-blox ZED-F9T (★タイミング用途なら最も推奨) [2]
- 圧倒的な1PPS精度(5 ns / ジッター±4 ns): 3機種の中で最もパルスの立ち上がりがシャープで、ジッターが極限まで抑えられています。Z3805A内部のOCXO(ダブルオーブン)をロックさせるための「リファレンス」として最高水準の性能を発揮します。 [1, 2]
- Time Mode(定点固定モード): 受信機を動かさないことを前提に、自身の座標を完全に固定するモードがあります。これにより、「すべての計算リソースを時間計算(1PPSの生成)だけに集中させる」ことができ、衛星の配置変化によるパルスのフラつき(のこぎり波誤差)を最小化します。 [6]
- T-RAIM(時間インテグリティ監視): 異常な電波を発している衛星や、マルチパス(反射波)の影響を受けた衛星を自動検知して計算から排除する機能があり、1PPSの「突発的な飛び」を防ぎます。 [5, 7]
- L1/L5対応: 電離層遅延を最も効率よくキャンセルできるL5バンドに対応している点も強みです。
② Unicore UM982 (コスパとマルチバンドは優秀だが、用途が異なる)
- L1/L2/L5のフルバンド受信: 非常に多くの衛星と周波数を受信できるため、電離層遅延の補正能力は抜群です。
- タイミング観点でのデメリット: あくまで「測位・移動体」向けに最適化されているため、u-bloxの「T」シリーズのような時間同期に特化した高度なフィルタリングアルゴリズム(T-RAIM等)や、時間のみに特化する定点モードの洗練度は一歩譲ります。公称の1PPS精度も20ns前後(u-blox F9Tは5ns)となっています。 [2, 5, 6]
③ u-blox ZED-F9P (一般的なRTK用、タイミングにはオーバースペック/不向き)
- タイミング観点でのデメリット: 位置(座標)をセンチメートル級で出すための処理(キャリアフェーズの整数値バイアス解法など)にCPUの処理能力の多くを割いています。そのため、1PPSの出力精度は公称30nsと、タイミング専用のF9Tに比べて大きく劣ります。あえて時間同期用途にこれを選ぶメリットは低いです。 [1, 6]
実装に向けた結論
- 外部アンテナからの同軸ケーブルをGPSスプリッタ(アクティブタイプが望ましい)で2分岐。
- 一方を既存のGT-8031Bへ(日付・時刻データ維持用)。
- もう一方をZED-F9Tへ。
- ZED-F9TをPC(u-centerソフトウェア)に繋ぎ、
Survey-In機能で設置場所の正確な座標を割り出した後、Fixed Mode(定点モード)に移行させます。パルス幅や極性もZ3805Aの要求(GT-8031Bの仕様)に合わせます。 [6] - ZED-F9Tから出力される3.3Vの1PPS信号を、5Vレベル変換IC(74HCT125等)に通し、GT-8031Bのパルス線の代わりにZ3805Aのメイン基板へ注入します。 [8]
- ZED-F9Tを搭載した評価ボード・変換基板の入手先や選び方(SparkFun製などが有名です)
- ZED-F9Tの設定を行うためのツール(u-blox純正の u-center)の使い方や、定点モードの設定手順
1. RF(高周波)フロントエンド構成のポイント
- アクティブ・スプリッタの検討:
市販の「アクティブ・スプリッタ(アンプ内蔵型分配器)」を採用すれば、プリアンプとスプリッタが1つのモジュールにまとまるため、省スペース化と配線の簡素化(レイアウトの容易さ)に繋がります。 - アンテナへの給電(DCバイアス)の注意:
屋外のアクティブアンテナへ5V(または3.3V)を給電する必要があります。スプリッタを挟む場合、「どちらのポートからアンテナへ給電するか(DCブロックの有無)」を確認してください。通常は、既存のGT-8031B側から給電を通し、新設モジュール側はDCブロック(直流カット)する設定にします。
2. 筐体内レイアウト(配置)の検討ポイント
- 熱源からの隔離:
追加するプリアンプや将来のマイコン・新モジュールは、わずかですが熱を発します。内部の空気の流れ(対流)を意識し、OCXOの真下や真横など、直接熱が伝わる場所への配置は避けてください。 - 高周波(RF)ラインの最短化:
スプリッタから各GNSSモジュールまでの同軸ケーブル(RG174や極細のU.FLケーブルなど)は、可能な限り短く配線できる位置関係が理想です。ケーブルが長くなるとノイズを拾いやすくなります。 - デジタルノイズ対策(シールド):
新設するモジュールのデジタル回路(クロックやシリアル通信線)から漏れる高周波ノイズが、GT-8031BのRF入力やZ3805Aの1PPSアナログ回路に飛び込まないよう、追加基板全体をアルミや銅のシールドケース(あるいは銅テープで自作したシールド)で覆うレイアウトスペースをあらかじめ確保しておくと安心です。
- Z3805Aなどの基準器改造でよく使われる小型・高性能なアクティブスプリッタやLNAモジュールの候補
- 同軸コネクタ(SMAやMHF/U.FLなど)の配線・変換ラインの選定について
1. アンテナ環境とプリアンプ(LNA)選定のポイント
- NF(ノイズフィギュア)のバランス:
すでにお使いのアンテナが「NF 1.0dB(アンプ内蔵)」であるため、Z3805Aの直前に置く追加プリアンプのNFはそこまで超低ノイズ(0.5dB以下など)に拘る必要はありません。それよりも「ゲイン(利得)が15dB〜20dB程度あること」が、スプリッタの分配損失(約3〜4dB)と屋根裏からの同軸ケーブル損失を相殺するために重要になります。 - 避雷器(サージプロテクタ)について:
屋根裏設置(屋内)であれば、直撃雷のリスクがないため避雷器は不要です。配線や回路がシンプルに収まるため、レイアウト上も有利になります。
2. 熱(DOCXOの熱)への対策と配置
- 追加パーツへの熱影響を避ける:
新設するプリアンプ、スプリッタ、および将来のモジュール(ZED-F9Tなど)は、DOCXOの熱を直接浴びない場所に配置してください。特にGNSSモジュールは、周囲温度が高くなると内部のTCXO(温度補償水晶発振器)が揺らぎ、1PPSのジッター悪化を招く原因になります。 - DOCXO側への熱的影響を避ける(最重要):
DOCXOは「周囲の温度変化が極めて少ないこと」を好みます。追加するアクティブスプリッタやLNAが数ミリワット〜数十ミリワットの発熱源となるため、これがDOCXOの近くにあると、気流の変化などでDOCXOの熱バランスを崩し、Z3805Aの10MHz出力の短期安定度(位相同期)に悪影響を与える恐れがあります。 - 理想の配置:
DOCXOから物理的に最も離れたデッドスペース(できればシャーシの金属壁に近い、放熱しやすい場所)に、追加のRF・デジタル基板を一括してレイアウトするのが安全です。
3. 具体的なコンポーネント配置案
- Z3805Aの既存アンテナ入力(N型またはBNC/SMA等)
↓(直後に小型LNAモジュールを配置、またはアクティブスプリッタを直結) - アクティブ・スプリッタ(1入力2出力型)
- ※熱に強く、シールドケースに入ったSMAコネクタタイプの完成品モジュール(Mini-Circuits製や、アマチュア無線向けに流通している安価なもの)をシャーシの壁面にネジ留め、または両面テープ固定。
- 分配後の配線
- ポート1 ⇒ 既存のGT-8031Bへ(極細同軸ケーブルで配線)
- ポート2 ⇒ 将来の新モジュール用として、SMA等のコネクタを空きスペース付近まで引っ張っておき、一旦は終端抵抗(50Ωダミーロード)を終端しておく、またはそのままいつでも接続できるように固定しておく。
1. アリエクで探す際の「最重要」チェックワード
- 周波数帯: 「1100MHz 〜 1700MHz」(または 1.1G - 1.7GHz)
- GPS L1(1575MHz)だけでなく、将来L2(1227MHz)やL5(1176MHz)に対応するZED-F9T等を繋ぐことを見据え、マルチバンドの帯域(1.1G〜1.7GHz付近)をしっかりカバーしている製品を選んでください。 [1]
- 検索ワード例:
GPS splitter 2 way N femaleまたはGNSS power divider 1100-1700MHz N[2]
2. スプリッタの「給電仕様」の罠に注意!
- 理想のタイプ: 「OUT1: DC Pass / OUT2: DC Block」
- このタイプであれば、Z3805A(既存のGT-8031B側)のアンテナ端子から出ている5Vのアンテナ駆動電源が、スプリッタを通り抜けて屋根裏のアンテナまで正常に給電(OUT1)されます。
- そして、新設するモジュール側(OUT2)には直流が流れない(ブロックされる)ため、新旧モジュール間で電源が衝突してショートするのを防げます。
- 注意すべきタイプ: 「Both DC Block」(両方直流カット)を選んでしまうと、アンテナに電力が供給されず、一切の衛星が消えます。また、「Both DC Pass」(両方通過)の場合は、新設モジュール側にDCカット用のコンデンサ(bias-tee等)を自分で挟む必要が出てきます。
3. 背面Nコネクタへの「抱かせ方」のレイアウト案
- 案①:ケース入りのアルミブロック型スプリッタ(しっかり固定)
アリエクで「PLOSON」や「XINQY」などのブランドで売られている、黒やシルバーのアルミ削り出しケースに入ったスプリッタ です。すべての端子が「N型(メス)」になっているため、Z3805Aの背面Nコネクタとの接続には「N型オス - N型オス」の超短いL字型アダプタや、10cm〜20cm程度の短い同軸ジャンパーケーブル(RG58やRG142など) を使って筐体内の空きスペースに転がす(またはシャーシにネジ留めする)のが最も確実です。 [3, 4, 5] - 案②:SMA型スプリッタ + N変換(省スペース重視)
N型コネクタ仕様のスプリッタは、それ自体が5cm〜10cm四方あり、Z3805Aの内部に収めるには少し大きく感じる場合があります。その場合は、本体が非常に小さい「SMA型」のスプリッタ を選び、Z3805AのNコネクタ裏(内部)からSMAへの変換ケーブルを使って引き込む方が、レイアウトの自由度は圧倒的に高くなります。 [6]
GNSS splitter 2 way N」あたりで検索してみて、サイズ感やDCパスの仕様(商品画像や説明文に「DC block」や「Power passer」と書かれています)を検討、- スプリッタの「パッシブ(受動型)」と「アクティブ(増幅型)」のどちらを選ぶべきか、価格とサイズ感の比較
GT-8031B 、それと今、中古流通している GT-8031F/H、最新の ZED-F9T などとの感度や1ppsなどの仕様比較は ?
仕様比較表(GT-8031B vs GT-8031F vs ZED-F9T)
既存:GT-8031B現行レガシー:GT-8031F主要項目の性能差分析
1. 受信感度の劇的な違い(最重要)
- GT-8031B (-138 dBm): 当時の標準的な感度ですが、現代の基準から見るとかなり低めです。2階の屋根裏設置(陶器瓦越し)という、信号が10〜15dB近く減衰する現在の環境では、かなりギリギリの感度で衛星を追尾している(または見失いやすい)状態だと推測されます。 [2]
- ZED-F9T (-167 dBm): 感度が 約30dB(電力比で1000倍)向上 しています。この超高感度であれば、現在の「屋根裏アンテナ」のままであっても、屋外のオープン天環境並みかそれ以上の圧倒的な安定度でクリアに信号を捉えられます。
2. 1PPSの精度とジッター(揺らぎ)の質
- GT-8031B/F (15〜25ns): 衛星から送られてくる1秒のタイミングと、モジュール内部の動作クロック(TCXO)の間にどうしても「端数(量子化誤差)」が出ます。古いモジュールはこの端数をパルスにそのまま乗せてしまうため、1PPSが細かく前後に揺れる「ノコギリ波状のジッター(Sawtooth error)」がミリ秒未満のレベルで常時発生します。
- ZED-F9T (5ns / ジッター±4ns): 受信チャンネル数が100ch以上あり、複数の国(欧州Galileoや中国BDSなど)のマルチバンド電波を同時に計算に使えるため、ノイズが徹底的に平均化されます。さらに内部で量子化誤差を高度にデジタル補正して1PPSを出力するため、ジッターがほぼ完全に消失した極めて綺麗なパルスが得られます。
今回の計画(1PPS乗っ取り)への影響
- フロントエンド(LNA+スプリッタ)の先行整備は、既存のGT-8031Bの延命(感度補正)という意味でも大正解です。
- 将来的にZED-F9Tなどの最新モジュールから1PPSを横取りして注入した際、感度「-138dBm」から「-167dBm」へのジャンプアップと、マルチGNSS化による恩恵は、当初の想定(GT-8031F前提)よりもさらに劇的な効果(Z3805AのOCXOのさらなる安定化)として現れるはずです。
- このGT-8031Bが載っているドーターボード(5V変換基板)上の、1PPS信号が通っているライン(パターンやピンヘッダ)の見極め
過去搭載実績のあるOncoreVP, GT-8031B, GT-8031F, GT-8037C,Motorola M12M Oncore, ~ZED-F9T で比較して並べ替えると どうなる ?
【性能・世代順】ランキング(左から右へ進化)
(レガシー・低感度)------------------------------------------------------------➔(最新・超高精度・超高感度)
各モジュールの仕様・詳細比較(並び替え順)
1. Motorola Oncore VP (1990年代中盤:すべての祖先)
- 1PPS精度: 約 50 ns 〜 100 ns
- トラッキング感度: 約 -130 dBm 前後
- 同時追尾数: 6〜8チャンネル(GPSのみ)
- 解説: Z3801Aや初期のZ3805Aなどに標準搭載されていたレガシー中のレガシーです。当時はSA(アメリカ軍による意図的な精度劣化信号)がまだ有効だった時代の設計であり、感度も非常に低いため、現代の環境では衛星を掴むこと自体が困難です。
2. 古野電気 GT-8031B (2000年代中盤:写真の現物)
- 1PPS精度: 約 25 ns (2drms)
- トラッキング感度: -138 dBm
- 同時追尾数: 12チャンネル(GPSのみ)
- 解説: Oncore VPの置き換え用(ピン互換)として国内で広く普及したモデルです。Oncore VPに比べれば大幅に1PPSが安定しましたが、感度は-138dBmと現代基準ではかなり低く、屋根裏設置のような減衰環境では少しの条件悪化で同期が外れやすい弱点があります。
3. 古野電気 GT-8031F (2010年代前半:Bの正常進化系)
- 1PPS精度: 約 15 ns
- トラッキング感度: -161 dBm
- 同時追尾数: 16チャンネル(GPS + SBAS)
- 解説: GT-8031Bとピン互換を維持したまま、中身のRFチップを一新して感度を大幅に引き上げたモデルです(-138dBm ➔ -161dBm)。この世代からようやく屋内・屋根裏アンテナでも実用的なレベルで安定して衛星を追尾できるようになりました。
4. Motorola M12M Oncore / 古野電気 GT-8037C (2010年代中盤:シングルバンドの完成形)
- 1PPS精度: 約 10 ns 〜 15 ns
- トラッキング感度: -160 dBm 〜 -161 dBm
- 同時追尾数: 12ch〜24ch(GPS / GT-8037はGLONASSやSBASにも一部対応)
- 解説: この2つはほぼ同世代・同等性能(GT-8037はM12Mの完全ピン互換として作られました)で、「シングルバンド(L1のみ)における時間同期モジュールの極限」に位置します。優れたT-RAIM(異常衛星排除アルゴリズム)やPosition Hold(定点固定モード)を備え、非常に実用的な1PPSを出力します。
5. u-blox ZED-F9T (現行最新世代:異次元のモンスター)
- 1PPS精度: 5 ns(定点モード時)/ ジッター±4 ns 以下
- トラッキング感度: -167 dBm
- 同時追尾数: 100チャンネル以上(GPS、BDS、GLONASS、Galileo、QZSSみちびきを全同時受信)
- 周波数: マルチバンド(L1 / L2 / L5 すべてに対応)
- 解説: 過去のレガシーモジュールとは設計思想自体が異なる最新世代です。同時に40機以上のマルチGNSS衛星をトリプルバンドで受信し、電離層遅延を自らリアルタイムに計算して完全に消し去ります。感度「-167dBm」は、GT-8031Bと比較すると電気的な感度差で約1,000倍(+29dB)の向上にあたります。
調査からの考察
- 既存のドーターボード(5V変換基板)が、M12MやGT-8037Cなどの「M12ピンアサイン」になっているのか、それとも別の独自アサインなのかの確認
- アリエクでNコネクタ用スプリッタを探す際に、将来L2/L5バンド(1.1GHz〜1.2GHz帯)を通せるかの周波数帯の見極め
1. なぜSamsung版 rev.Dで「GT-8037C」が使えないのか?
- HP純正ファームウェアの挙動:
元々Motorolaの「Oncore VP」(バイナリモード)を相手にするように設計されています。M12MやGT-8037CはMotorola独自のバイナリプロトコルを標準装備しているため、HP純正ファームウェアであれば(週数ロールオーバーの相性問題などを除けば)電気的な相性を合わせることで認識させられます。 [1, 2] - Samsung版 rev.Dファームウェアの挙動:
お写真にある現在の構成が「GT-8031B(NMEA出力)」を5V変換基板経由で接続していることからわかる通り、Samsung版 rev.Dの内部CPUは、Motorolaのバイナリではなく、「古野電気の独自拡張を含む NMEA-0183(テキスト形式、9600bps)」の電文のみを解釈してOCXOを制御する仕様にカスタムされています。 [1] - GT-8037Cの仕様:
GT-8037Cは「Motorola M12Mの完全互換(バイナリモード主軸)」として作られたタイミングモジュールです。電源投入時はMotorolaバイナリモードで起動するため、Samsung版 rev.Dが「NMEAのテキストデータを送れ」と待っているシステムにこれを挿しても、お互いに言葉が通じず、数分後にフロントパネルに「GPS Fault」のアラームが灯ることになります。 [1, 2]
2. ネットの議論(M12M/GT-8037Cへの交換)の背景
- GPS週数ロールオーバー(WNRO)問題の回避:
古いGT-8031BやOncore VPは、ロールオーバーによって「内部の日付が20年前(あるいは19.6年周期の特定の過去)に戻ってしまう」バグを持っています。Z3805Aは日付が狂っても1PPSさえあればホールドオーバー等で動き続けることもありますが、システムとして気持ちが悪いため、「ロールオーバー対策が施されたM12MやGT-8037Cに換装して延命しよう」という流れです。 [1, 2, 3] - ただし対象はHP純正:
この換装成功例の9割以上は、最初からMotorolaバイナリを喋る「HP純正仕様(非Samsung)」の筐体です。
3. 今後の現実的なルートは?
- データ通信(現状維持): 日付や通信のエラーを起こさないよう、現在の「GT-8031B」にそのままZ3805Aとの会話(NMEA)を担当させ続けます。幸い、2013年に増設されたバックアップ電池のおかげで、コールドスタート時のデータ取得も現状維持できます。 [1]
- 1PPS(ZED-F9T等から横取り): 先行して検討される「GPSスプリッタ+プリアンプ」で分波したもう一波を将来的に最新モジュール(ZED-F9Tなど)に繋ぎ、そこから生成される最高精度の1PPSを、GT-8031Bの出力パルスの代わりにZ3805Aへ注入します。
以前使っていたOncoreVP 用のRev.C のファームウェアに戻せは可能 ?
1. ファームウェア変更の方法(どうやって戻すか)
- 物理的なROMの交換:
Z3805Aのメイン基板上には、制御プログラムが書き込まれた「EPROM(またはフラッシュROMチップ)」がソケット、もしくは直付けで実装されています。 - 手順:
- Time-Nutsなどの海外タイムマニア・コミュニティから、HP純正「Rev.C」(またはMotorola Oncore VP対応のファームウェア)のバイナリ(.bin / .hex形式のROMイメージ)データを入手します。
- ROMライター(TL866II Plusなど)を使い、新しいROMチップにそのデータを焼き付けます。
- 基板上の古いSamsung版ROMを取り外し、新しく焼いたHP純正ROMと差し替えます。
2. HP純正ファームウェア(Rev.C等)に戻すメリット
- GT-8037CやM12Mが「そのまま(直結で)」使えるようになる
前述の通り、GT-8037CやMotorola M12Mは、起動時に標準でMotorolaバイナリを出力します。ファームウェアを純正に戻せば、中間にプロトコル変換マイコンを挟むことなく、電気的なピンアサイン(5V/3.3Vレベル)を合わせるだけで、GT-8037Cなどをポン付け(ドロップイン)して動かすことが可能になります。
3. 戻した後に待ち受ける「別の罠(デメリット)」
- 日付の狂いと1PPSロックの成否:
HP純正ファームウェアと古いOncore系の組み合わせ(あるいは一部のM12M)は、GPSの週数ロールオーバーによって、内部の日付が1990年代などの過去にトリップする現象が高確率で発生します。- 影響: Z3805Aは、日付が狂っていても「1PPS信号」さえ正常に入力されていれば、心臓部のOCXOをPLLロック(同期)して10MHzを正しく出力し続けることは可能です。しかし、シリアル出力されるタイムスタンプや前面ディスプレイの表示は完全に狂います。
総合的なアプローチの比較(どちらが良いか?)
| 選択肢 | メイン基板ROM焼き | GPSモジュールの変更 | 1PPSのメリット | 懸念点 |
|---|---|---|---|---|
| ① ROMをRev.Cに戻す | 必要(ROMライター要) | GT-8037C 等へ変更 | 感度向上 (-161dBm) 1PPS精度微増 | ロールオーバーによる日付バグの対処が必要な可能性(ファームrev2.0以前)。 |
| ② 1PPSのみ乗っ取り (Samsung版のまま) | 不要(現状維持) | GT-8031B(データ用) + ZED-F9Tなど(1PPS用) | 最高峰の5ns精度 感度劇的向上 (-167dBm) | 内部に2つのGNSSモジュールとスプリッタを収めるレイアウトの知恵が必要。 |
結論として
つまり示唆として費用対効果は、併設追加の方が現実的か。GT-8031B は今の所ロールオーバーは正常だった。 ROMライタはある。チップはPLCC32、SST39タイプの生チップは在庫がある。では、ファームウェアRev.Dのまま、GT-8031B から交換するとしたら、どんな候補が現行品で有る ?
候補①:古野電気 GT-8031F(本命・ドロップインリプレイス)
- 互換性: 完全互換(ドロップイン)
- メリット:
- プロトコル(古野独自NMEA形式)もピン配置もGT-8031Bと完全に同じです。
- 前述の通り、トラッキング感度が -138dBm ➔ -161dBm へと劇的に向上するため、現在の「屋根裏アンテナ」のままでも衛星の捕捉数が格段に増え、1PPSの安定度が大幅に向上します。 [1, 2]
- 入手方法: アマチュア無線の保守パーツ市場や、AliExpressなどの一部セラーで今も未使用のストック品が容易に入手可能です。 [3]
候補②:古野電気 GT-87(現行の最新タイミングモジュール)
- 互換性: 電気・形状の変換基板(自作または仲介)が必要
- メリット:
- マルチGNSS(GPS、GLONASS、QZSSみちびきなど)に対応し、感度も -161dBm(追尾時) と非常に強力です。
- 1PPS精度も 約4.5ns(標準値) と、u-blox ZED-F9Tに匹敵する性能を誇ります。
- プロトコルの注意点:
- 制御コマンドが、古い「GT-8031シリーズ独自形式」から、新しい「eSIP形式(古野の現代の標準NMEA形式)」にアップデートされています。
- Z3805A(Rev.D)が起動時に送る初期化コマンド(独自の衛星選択コマンドなど)をGT-87が無視する可能性があります。ただ、タイミング用NMEA(GPRMCやGPZDAなど)の基本フォーマットは互換性があるため、エラーを吐きつつも1PPSをロックさせることはできる可能性があります(Time-Nutsでも一部検証されています)。 [4, 5]
今後の具体的な方針(提案)
- 【ステップ1】フロントエンドの強化(現状維持+併設)
- AliExpressで「Nコネクタ直近に抱かせる小型スプリッタ」と「LNA」を調達し、筐体内に組み込みます。
- これにより、まずは現在のGT-8031Bの受信状態を劇的に良くします。同時に、余ったもう一方の分配出力を「将来用」としてキープしておきます。
- 【ステップ2】1PPSの乗っ取り or ROM焼きの決断
- もしステップ1の時点でGT-8031Bの1PPSジッターに満足できれば、そこで大成功・ゴールです。
- もし「やはり5nsの世界を狙いたい」となった場合は、キープしておいた分配出力を使って u-blox ZED-F9T を併設し、1PPS線だけを横取り注入します。
- ※仮に将来、GT-8031Bがロールオーバー等で力尽きたその時に初めて、手持ちのPLCC32(SST39)を使ってRev.CにROMを焼き戻し、GT-8037C等のMotorolaバイナリ路線へ完全転換する、というカードを裏に伏せておくのが最も贅沢で安全なルートです。
- アリエクで探すスプリッタについて、「既存のGT-8031Bからアンテナへ5V給電を通す(DC Pass)」ための具体的な仕様
- 筐体内のNコネクタ裏から、スプリッタまでどうやって同軸を「優しく引き回す」かのレイアウトのアイデア
1. GT-87に内蔵されているコマンド体系(eSIP)の特徴
$PERD というヘッダーから始まります。 [1, 2] GT-87の主な内蔵設定コマンド(例)
$PERDAPI,BOOT:モジュールのコールド/ホットスタート、再起動制御$PERDAPI,UART1:通信ボーレート(デフォルト38400bpsから9600bps等への変更)の設定$PERDAPI,FIXMODE:2D/3D測位モード、または時間同期に特化した定点固定モード(Time Only Mode)の切り替え$PERDAPI,SYS:受信する衛星システム(GPS、GLONASS、QZSSみちびき、Galileo)の選択設定$PERDAPI,PPS:1PPSのパルス幅、極性、UTC同期かGPS同期かの設定 [1, 3, 4]
2. 過去モデル(GT-8031シリーズ)との「コマンド構造の断絶」
$PFEC というヘッダー(例:$PFEC,GPSET,...)や、特定のバイナリ文字列でした。$PFEC コマンドを解釈する互換レイヤー(エミュレータ)を持っていません。Z3805A(Samsung版 Rev.D)との接続時に起きる問題
- 起動時のハングアップ(初期化の失敗):
Z3805AのCPUは、電源投入直後にGPSモジュールに対して「特定のボーレートに変更せよ」「特定の衛星だけを追尾せよ」「この独自フォーマットで時刻データを出力せよ」という初期化コマンド($PFEC等)をシリアル送信します。GT-87はこれを「未知の不正な文字列」としてすべて無視(ドロップ)します。 - データの不一致(Time Message):
Z3805Aは、標準NMEA($GPRMCや$GPZDAなど)だけでなく、古野独自の「高精度時刻ステータス電文」を待っている可能性があります。GT-87が出力するステータス電文($PERDMSGなど)とはフォーマットが合致しないため、Z3805A側が「GPSデータ異常」と判断するリスクが非常に高いです。
3. ZED-F9Tなど「他社最新モジュール」とのコマンド比較
- u-blox ZED-F9T(UBXバイナリ):
すべての設定を緻密なバイナリデータ(16進数)で行います。PC用ソフト(u-center)が非常に洗練されており、1PPSのディレイ補正(アンテナケーブルの長さに応じたナノ秒単位の遅延プログラミング)や、T-RAIM(異常衛星排除)の閾値をGUIで細かく弄ることができます。 - 古野電気 GT-87(eSIP):
テキスト(ASCII)でコマンドを送れるため、マイコン等から制御する場合のプログラム記述はシンプルに済みます。また、古野独自の「ダイナミック・サテライト・セレクション(DSS)」という、マルチパス(ビルや壁の反射波)を自動で高度に弾くアルゴリズムがコマンド不要でデフォルト実装されているのが強みです。 [1, 5]
4. 考察に基づく「結論」
- Z3805Aから来る
$PFECコマンドをキャッチして、GT-87用の$PERDコマンドに翻訳して送る - GT-87から出る eSIP電文を、GT-8031Bが吐いていた古いNMEA形式に偽装してZ3805Aに戻す
という「プロトコル翻訳機」の自作が必須になります。
ハードウェアで対応するのがやはり簡単かな。Rev.Dをリバースしてコマンドを書き換える」とかはやはり大変そうだ
ファームウェア(Rev.D)の書き換えが大変な理由
- アセンブラ・機械語の壁:
Z3805AのCPUは、当時のMotorola製68000系(または16ビットのマイコンコア)が使われています。ROMから吸い出したバイナリを逆アセンブル(リバース)し、無数にあるコードの中から「GT-8031用のシリアル通信処理(送信・受信ルーチン)」をピンポイントで見つけ出すような作業になります。 - 文字数(バッファ)の制限:
仮にコマンドを送信している部分(例:$PFEC,GPSET)を特定できたとしても、GT-87用のコマンド(例:$PERDAPI,UART1)とは文字列の長さ(バイト数)が異なります。バイナリ内の文字数を変えると全体のメモリアドレスがズレるため、スタック不一致などでプログラムが暴走する可能性があります。これを防ぐには全体のチェックサムの再計算やコードの再配置が必要になり、難易度は跳ね上がります。 - 応答待ち(パース処理)の書き換え:
コマンドを送るだけでなく、モジュールから返ってくるNMEA(古野独自フォーマット)をCPU側が1文字ずつチェックして判定しているため、受信側のアルゴリズムもすべて書き換える必要があります。
ハードウェア対応(1PPS乗っ取り)が「圧倒的に簡単」な理由
- やることは3ステップのみ:
- 5V変換基板上のGT-8031Bから、Z3805Aメイン基板へ向かっている「1PPS出力ピン(またはパターン)」を特定する。
- そのパターンの途中にパターンカット(またはピンヘッダの取り外し)を施し、GT-8031Bの1PPSを切り離す。
- 新設する最新モジュール(ZED-F9T等)から出力され、5Vレベル変換を通した「極上の1PPS」を、カットしたシステム側のピン(Z3805A入力側)に半田付けで注入する。
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Motorola M12Mモジュール互換(MotrolaBinary仕様/ファームウェアrev.C用)の、GT-8736 の仕様は ? これの 1pps 精度仕様は ?
- 互換性: M12Mデバイスと同一のフットプリント(形状)を持ち、そのまま換装が可能。
- GNSS対応: GPSのほか、複数の衛星測位システム(Multi-GNSS)を利用可能。
- タイムサーバーの延命: 従来のGPSモジュールで発生した「GPS週数ロールオーバー問題」を解決し、古いネットワーク機器のロック問題を解消するための定番パーツとして使用されています。 [1, 3, 4]
- 高精度(1σ = 15ns): 推奨のアクティブアンテナを使用し、上空がひらけた安定した受信環境(Open Sky)において、標準偏差(1σ)で15ns以下の極めて少ないジッター・誤差に収まります。 [1, 4]
- 1衛星のみでの高精度出力: 位置固定(Position Hold)モードに入っていれば、わずか1個の衛星を追尾している状態でも、この高精度な1PPSパルスを維持して出力し続けることが可能です。 [1, 2]
- 強固な信頼性(TRAIM機能): 信頼性の低い衛星(軌道データが異常な衛星など)を自動で検知して排除するTRAIM機能を備えているため、異常な信号による1PPSの大きなスパイク(乱れ)を防ぎます。 [1, 5]
これと同じ、モトローラバイナリに対応した後継で、より精度の高いモデルはある ?
1PPS精度の劇的な向上
- GT-8736: 15ナノ秒(1σ)
- GT-88: 4.5ナノ秒未満(1σ)(約3倍以上の高精度化) [1, 3]
モトローラ・バイナリ(M12仕様)の互換性
都市部・過酷環境での強さ(DSS技術)
GT-8736は「モトローラM12Mと同一の大きな基板形状(フットプリント)とコネクタ」を持った組み込み用完成ボードでした。
しかし、GT-88単体は「12.2mm × 16.0mm」の非常に小さなLCC(表面実装用チップ)形状になっています。 [8, 9]
なるほど。Z3801A/Z3805A のファームウェア rev.C で実績はある ?
1. 通信プロトコルの「方言」とRev. Cの制限
- GT-8736の場合: 古野電気がM12Mの完全代替として開発したため、Z380x側が投げる特定の初期化コマンドやステータス要求(位置固定コマンドなど)に100%同一の挙動で応答できました。
- GT-88の場合: マニュアル上は「M12仕様互換モード」を持っていますが、これはあくまで基本データ(時刻や衛星情報)を出力する部分の互換性が主です。Z380xのファームウェアが起動時に行う「詳細な初期化バイナリコマンド」に対して、GT-88が予期せぬエラーを返したり、無視したりする可能性が極めて高いです。Rev. Cは、GPSモジュールからの特定のレスポンスがないと「GPSエラー」と判定し、10MHzのロック(同期)プロセスに進みません。
2. ボーレート(通信速度)の不一致
- Z3801A/Z3805A(Rev. C)の内部仕様: 内蔵GPSとの通信は「9600 bps」で完全に固定されています。
- GT-88のM12モード仕様: GT-88をM12互換モードに切り替えた際の通信速度は、基本的に「115,200 bps」などの高速レートに固定、あるいは最適化されています。GT-88側の設定を変更して9600 bpsに落とせたとしても、コマンド応答のタイミング(レイテンシー)のズレをZ380x側が許容できないケースが報告されています。
3. ハードウェア(変換基板)側の課題
💡 結論と現実的な推奨ルート
- 「GT-8736」をなんとか探して使う(最も確実)
精度の向上(4.5ns化)は諦めることになりますが、GT-8736であればRev. CのZ3801A/Z3805Aで「ポン付けで完璧に動作し、週数ロールオーバーも解決する」という100%の動作実績があります。現在でもeBayなどの海外市場で、Z3801A用交換パーツとしてGT-8736が稀に流通しています。 [2, 3] - UCCM系や別の最新GPSDOへのリプレイス
Z380xの内部モジュールだけを無理に最新世代(GT-88など)にしようとすると、ファームウェアの壁に突き当たります。もし「4.5ns未満」のような最新GNSSの超高精度を求めるのであれば、Z380xの延命ではなく、TrimbleやSymmetricomの「UCCM基板」を用いた安価な10MHzマスタークロックユニットを別途導入する方が、結果としてコストも手間もかかりません。 [4]
1. 「Rev. D」+「GT-8031B」はロールオーバー対策済み
- GT-8031Bのままで問題ない理由: このモジュールは、ファームウェアRev. Dと組み合わせることで、2020年代の現在(および2026年現在)でもGPS週数ロールオーバーの影響を受けず、正しく時刻を認識して10MHzをロックできる仕様になっています。
- 内蔵コンデンサのメンテだけで十分: モジュール自体が健全であれば、今回の分解メンテで基板上の電解コンデンサ(特に電源ラインのパスコンや平滑コンデンサ)を新品の低ESR・高耐久品に交換するだけで、本来の性能(GT-8031Bの1PPS精度)を完全に維持できます。
2. あえて手元の「Rev. C」に落としてGT-88を狙うべきか?
先述の通り、Rev. Cはモトローラ純正のM12シリーズ(またはGT-8736のような100%完全互換品)を前提とした、非常に厳格なボーレート(9600bps)とコマンド体系(@@)を持っています。
もし「Rev. C + GT-88(変換基板経由)」を試みようとすると、GT-88のM12互換モードの通信仕様(高速レートや応答タイミングの差異)が壁となり、Z380x側が「GPS Hardware Error」を吐いて起動すらしないリスクが極めて高いです。
3. Z380xにおいて「1PPS精度」を高める意味
- ルビジウム/水晶(OCXO)が主役: Z3801A/Z3805Aの優れた10MHz出力は、内蔵されている高性能なOCXO(10811等)やルビジウムの性能によるものです。
- 時定数の長さ: Z380xのPLL(位相同期回路)の時定数は非常に長く設定されています。GPSの1PPS信号を「超長期的なドリフト(周波数のズレ)の補正」にしか使っていません。
- 結論: 1PPSのジッターが15ns(GT-8031BやGT-8736クラス)であれ4.5nsであれ、Z380xから出力される10MHzの近傍位相雑音や短期安定度にはほぼ影響を与えません。
🛠️ 今回のメンテナンスの推奨ルート
- 本体側電源・制御基板のコンデンサ全交換: 経年で最も劣化し、10MHzのリップルやノイズに直結します。
- GT-8031Bモジュール内などのコンデンサ交換: もし可能であれば、モジュールシールド内の小容量電解コンデンサも新品にすると、1PPSの立ち上がりジッターが安定します。
- バックアップ電池(あれば)の新品交換: メモリ保持用電池の交換。
1. 同一シリーズ(GT-8031)ゆえの完全な互換性
- Rev. Dがそのまま受け入れる: Z3801A/Z3805AのファームウェアRev. Dは、もともと「GT-8031B」を制御するために開発されたため、同系列であるGT-8031Fに対しても通信エラー(Hardware Error)を起こすことなく、ポン付けでそのまま認識・ロックプロセスへ移行できます。
2. GT-8031Fに交換する最大のメリット(バグ修正・安定性)
- GPSロールオーバー問題の完全クリア: GT-8031シリーズの初期リビジョン(無印やBなど)の一部では、内部のロールオーバー基準週(ピボット・ウィーク)の関係で、特定の年代以降に内部時刻が19.6年(1024週)巻き戻る挙動を見せることがありました。GT-8031Fなどの後期モデルは、これらのロールオーバーバグが内部ファームウェア側でしっかりと修正・延長されているため、今後も長期にわたり2020年代~2030年代の時刻を正しくパースし続けます。
- 衛星捕捉とホールド性能の向上: 1PPSの公称精度こそ15ns(1σ)と同一ですが、アルゴリズムの改良により、微弱な電波環境下での追尾安定性(マルチパス耐性やTRAIMによる異常衛星の排除能力)がBに比べて向上しています。
🛠️ コンデンサ実装時のアドバイス
- APS(導電性高分子)の配置場所にご注意
今回APS(固体アルミ電解コンデンサ)を導入されるとのことですが、非常に等価直列抵抗(ESR)が低いため、GPSモジュール直近の3.3V/5V電源ラインや、三端子レギュレータの出力直後に大容量のものを入れすぎると、発振を招くことがあります。GPSモジュール(GT-8031F)周辺のパスコン用途であれば、APSは小容量に留めるか、通常の超低ESR電解であるZLJやUHEを配置する方が安全な場合があります。 - バックアップ用スーパーキャパシタ/電池のチェック
GT-8031Fモジュール自体、またはZ380xボード側にある「GPSのアルマナック・エフェメリスデータ保持用」のバックアップ電源(電気二重層コンデンサやリチウム電池)があれば、この機会に新品にしておくと、停電・UPS故障からの復旧時(ホットスタート)の衛星捕捉が劇的に早くなります。
GT-8031B, GT-8031F, GT-8031H の比較、特に1pps関係は ?
- 用途: ナビゲーション用ではなく、非常に高精度な「1PPS(1秒に1回発信されるパルス信号)」などのタイムスタンプ出力に特化。
- 主な搭載機器: HP 58503A や Symmetricom の SyncServer といった有名なGPS基準周波数発振器。
- ステータス: すでにメーカーの生産や公式サポートは終了しており、GPSの週数ロールオーバー問題(1024週間ごとの週番号リセット)に関連する影響があるモデルです。このため、現在はこのモジュールを代替のGPS受信機に換装・延命する愛好家やエンジニアもいます。 [1, 2, 3, 4]
1. 3モデルのプロトコルと主な採用例
| 型番 [1, 2, 3, 4, 5, 6] | 主な通信プロトコル | 主な搭載機器・採用例 |
|---|---|---|
| GT-8031B | TSIP(Trimble互換)/ NMEA | HP/Agilent Z3805A などの一部、TruePosition社製GPSDO |
| GT-8031F | フルノ独自バイナリ / NMEA | Symmetricom SyncServer S300 / S350 など |
| GT-8031H | フルノ独自バイナリ / NMEA | Symmetricom SyncServer S200 / XLi など |
2. 1PPS関係の特徴と共通仕様
- 基本精度: UTC(協定世界時)に対して ±1μsec(1000ns)以内 に同期。条件が良い(衛星追尾数が多く静止観測モード時)場合は、数十ns〜15ns程度の高いジッター精度を持ちます。 [7, 8]
- 出力形式: TTLレベルのパルス信号。
- 衛星1基での運用: タイムトランスファー(時刻同期)専用の設計(Fixed Observation Point Mode = 位置固定モード)になっているため、あらかじめアンテナ位置を固定(Position Fix)してしまえば、見えている衛星がわずか1基だけでも正確な1PPSを出力し続けることができます。 [7, 9]
3. 【重要】1PPSに関する実用上の違い・注意点
① 1PPSの出力モード設定(コマンドの違い)
- Always Output Mode(常時出力): 衛星を捕捉していなくても、内蔵のクロックで1PPSを叩き出し続けるモード。
- UTC Synchronized Mode(UTC同期時のみ出力): 衛星を規定数以上捕まえ、UTCとの同期が完了するまで1PPSを出力しない(あるいはアラーム信号を出す)モード。 [9]
② GPS週数ロールオーバー(WNRO)問題と1PPSへの影響
- FやH(2022年9月にロールオーバー発生): 内部の日付が19.6年前に戻ってしまっています。 [11, 12]
- 1PPSへの直接の影響: 日付が狂っても、受信機が「衛星の電波そのもの」を追尾できていれば、1PPSのパルス自体は正確な周期(1秒)で出力され続けます。
- ホスト機器側の問題: 親基板(SyncServerなど)側が「GPSモジュールから送られてくる日付データ(NMEAのZDA文など)が未来(現在)ではなく過去になっている」ことを検知すると、システム全体を「アンロック(異常)」と判断し、モジュールが吐いている正常な1PPS信号すら拒絶(無視)してしまうケースが多発します。 [5, 12]
💡 対策のヒント
FやHの場合、シリアル通信経由で「$PFEC,GPZDA,...(手動で日付を現在に補正するフルノ独自の拡張コマンド)」を投入することで、一時的に内部時計を2079年まで延命させ、ホスト機器に1PPSを正しく認識させることが可能です。ただし、B(TSIP互換モードの可能性がある)の場合はTrimble系のパケットで週番号のオフセットを処理する必要があります。 [12]
まとめ
- パルスそのものの精度や電気的特性:B, F, H すべて同じです。
- 違い:通信プロトコル(コマンド)が違うため、機器側が日付や同期ステータスを読み取る際の「会話」が成立するかどうかが異なります。
- 1PPSを出力させたい場合:載せ替えを行うなら、元々入っていたアルファベット(B/F/H)と同じものを選ぶのが原則です。
- 特定のGPSDO(SymmetricomやHPなど)の修理・載せ替えを計画している
- 自作回路やPCに接続して、単体で1PPSジェネレーターとして動かしたい
- ロールオーバーで同期しなくなった機器の延命方法を探している
Z3805A ファームウェア rev.D で、Furuno GT-8031B から、GT-8031F、又は、H への交換(感度向上とSBAS対応)を考えていたが、コマンド体系が異なるみたいだね。ロールオーバーは失敗するかな ?
1. 交換が成立しない理由:コマンド体系(プロトコル)の壁
- GT-8031B: 親基板からのTSIPコマンドを理解し、TSIP形式でデータを返せる。
- GT-8031F / H: フルノ独自のバイナリプロトコルしか喋れない。
2. ロールオーバー問題:そのままでは「失敗」する
💡 目的(感度向上・SBAS対応・延命)を達成するための現実的な代替案
① サードパーティ製の「TSIP互換・最新GNSSモジュール」への換装
- メリット: 感度が劇的に向上(室内の窓際でも衛星を多数拾う)。SBAS(WAAS/MSAS)や、GPS以外の衛星(Glonass/Galileo/みちびき)にも対応可能。
- ロールオーバー: 最新チップがベースなので当然発生せず、2026年現在も正しい日付をZ3805Aに送り届けるため、一発でロックします。
② ArduinoやRaspberry Pi Pico(RP2040)によるプロトコル・日付コンバータの自作
- 親基板からの「TSIP」を「フルノ独自コマンド」に翻訳してGT-8031F/Hに送る。
- GT-8031F/Hから出てきた「2003年のデータ」をマイコン側で「現在の2026年」に日付パッチ(週数オフセットを加算)してTSIPで親基板に返す。
これでGT-8031FやHをZ3805Aで無理やり動かすことは論理的に可能ですが、F/H自体も古いチップであるため、劇的な感度向上は期待できません。
結論
- eBayなどで流通している「Z3805A用・現代版TSIP互換GPSリプレイス基板」の仕様や探し方について知りたい
- GT-8031Bのままでロールオーバーを回避する延命コマンド(Lady Heather等のソフト側での対処)があるか知りたい
1. Z3805A用の現代版互換GPSリプレイス基板はあるか?
- 製品名(例): SSR-M8T(旧型はSSR-6T) [1, 2]
- 仕組み:
基板上には現代の高性能GNSSチップである u-blox M8シリーズ などが搭載されています。この基板が、Z3805A(またはZ3801A)のメインCPUが要求する「Motorola Oncore系バイナリ」や「TSIP」のコマンド・データストリームを100%完璧にエミュレート(擬装)して会話します。 [1, 2, 3] - 効果:
- 完全なドロップイン: 元のGT-8031B(あるいはMotorola Oncore)の載ったドーターボードを引き抜き、このSSR基板に差し替えるだけで、Z3805A側は「正常な純正GPSモジュールが繋がっている」と認識します。
- 感度の劇的向上: 1990年代の数個の衛星しか追尾できなかった状態から、一気に数十個のマルチGNSS(GPS/GLONASS/Galileo等)を同時追尾できるようになり、室内でも余裕でロックします。
- ロールオーバー解決: GNSSチップ自体が現代のものなので、当然日付も2026年現在の正しい時刻を出力し、Z3805Aがエラーを起こしません。 [1, 2, 3, 4]
Z3805A GPS replacement」や「SSR-M8T」などのキーワードで流通しているリプレイス用ボードを探すのが一般的です。 [1, 2] 2. GT-8031Bのままで、Lady Heather等のソフト側でロールオーバーを回避できるか?
❌ なぜソフト(Lady Heather)では延命できないのか?
- 制御の主権はZ3805Aの内部CPUにある:
Z3805Aが内部のルビジウムや水晶(OCXO)をGPSに同期(ロック)させるかどうかは、Z3805Aの基板上のCPUが、直接GT-8031Bから受け取るシリアルデータ(日付情報含む)を見て100%単独で判断しています。 - Lady Heatherの役割:
Lady Heatherは、Z3805Aから外に出てくるシリアルポート(RS-232C)のデータを「ただのモニター(観測)」として受け取っているだけです。 - 結果:
GT-8031Bがロールオーバーして「2004年」のデータを吐き出すと、Z3805Aの内部CPUが「日付異常」と判断してシステムをアンロック(Fault/Holdover)にしてしまいます。
この時、Lady Heather側で「あ、これはロールオーバーバグだから、画面上は2026年と補正して表示しよう」と賢く処理(自動ロールオーバー補正機能)してくれても、Z3805Aの内部で既に起きているロック拒否(エラー)をPC側から書き換えて正常化させることはできません。 [4, 5, 6]
💡 ただし、10MHzの「周波数基準」としてだけ使うなら、そのまま動く可能性がある
もしあなたのZ3805Aが、日付バグ発生後も10MHzの周波数精度が維持されている(Holdoverに落ちてドリフトしていない)のであれば、アラームランプを無視して「単なる高精度10MHz源」としてそのまま使い続けることは可能です。
結論としての推奨ルート
- 手軽に現状維持したい場合: Lady Heatherを繋いでみて、Z3805Aが「エラーランプは付くが、周波数制御のDAC値が安定してGPSに追従しているか」を確認してください。追従していれば、実用上(周波数基準としては)そのまま使えます。
- 完璧に直したい、感度を上げたい場合: 前述の SSR-M8T などの互換エミュレータ基板を入手して中身をゴソッと入れ替えるのが、2026年現在において最もスマートで確実なゴールです。 [1, 2]
- SSR-M8Tなどの互換基板を海外ECなどで探すための、より詳しいピン互換性や情報の精査
- 現在お持ちのZ3805Aが、日付バグ状態でも内部で周波数制御を継続しているか(生存しているか)をLady Heatherのログから見分ける方法
SSR-M8T は 1pps精度25nS、現在のGT-8031B 並か劣化してしまうのでは... 又は、本体ファームウェアをrev.C に戻して、OncoreVP~M12M系の後継では、何か良い物は有る ?
1. SSR-M8T(u-blox)の1PPS精度に関する罠
- 結論: 「感度」や「複数衛星の捕捉数」は現代のu-bloxが圧倒しますが、1PPSパルスそのものの短期的なピュアさ(ジッターの少なさ)では、GT-8031Bの調子が良い状態に劣る可能性が高いため、精度最優先であればSSR-M8Tへの交換はベストとは言えません。
2. ファームウェアを「rev.C」に戻すルートはどうか?
① Oncore VP / UT / GT (オリジナル)の限界
② iLotus M12M Timing / iM12M シリーズ(後継の本命)
- 特徴: Motorola M12Mと100%の互換性(Motorolaバイナリプロトコル対応)を持ち、1PPS精度は <2ns(Granularity補正時)または ≦10ns と、GT-8031Bやu-bloxを凌駕する超高精度を誇ります。
- ロールオーバー: 内部ファームウェアでロールオーバー対策が施されているバージョン(ファームウェア V2.0以降など)であれば、現在も日付を正しく出力できます。
- 注意点(SBASと感度): M12Mは感度が最大-141dBm程度(12チャンネル)と、GT-8031Bよりはマシですが、u-bloxのような現代のマルチGNSS受信機に比べるとまだ低いです。また、基本的にはSBASの高度な補正をゴリゴリ効かせるタイプではありません。
③ 最大の障壁:ファームウェアのダウングレード(ROM焼き)
💡 2026年現在、最も高精度を維持できる「第3の選択肢」
- 仕組み:
Z3805Aのメイン基板と、現在載っているGT-8031Bのシリアル通信線(TX/RX)の間に、Arduino Nano や Raspberry Pi Pico などの小さなマイコンを割り込ませます。 - 動作:
- GT-8031Bが出力する「TSIPプロトコル」のパケットをマイコンがインターセプト(傍受)します。
- マイコン内部で、日付データ(週数番号)のパケットだけを見つけ、そこに「1024週(19.6年)」を足して2026年の正しい日付に書き換えます。
- 書き換えたTSIPデータをZ3805AのメインCPUへ送ります。
- メリット:
- 1PPS精度は100%維持: 1PPSの物理ラインはマイコンを通さず、GT-8031BからZ3805Aへ直結したままにします。そのため、GT-8031B本来の極めてシャープな1PPS精度が一切劣化しません。
- Z3805Aのファームウェアは rev.D のままでOK です。
- Z3805Aは「正しい日付と、極めて美しい1PPS」を同時に受け取るため、完全にGPSロック状態(正常動作)へ復帰します。
まとめ
- SSR-M8T:感度は上がりますが、1PPSの純粋なジッター特性はGT-8031Bより劣化する懸念があります。
- rev.C + iLotus M12M:1PPS精度は最強になりますが、Z3805A自体のROM焼き(ダウングレード)が必要です。
- おすすめ:現行のGT-8031Bをそのまま使い、「シリアル通信の日付データだけをマイコンで未来に偽装するパッチ」 を自作または導入するのが、1PPSの精度を高く保ち、かつ安全な延命ルートです。
- もし電子工作(マイコンでのシリアル通信制御)が可能であれば、TSIPプロトコルでどの日付パケット(例:0x41や0x4Fなど)を書き換えるべきか、より具体的なプログラムのロジックをお調べできます。
- あるいは、ダウングレードを覚悟で iLotus M12M 系のピンアサインや入手性 を深掘りしますか?
1. iLotus M12M 系の実績とタイム・ナッツ間の評価
🔴 絶賛されるメリット(実績)
- 驚異的な1PPSの切れ味:
1PPSのジッター(短期安定度)は、鋸歯状波(Sawtooth)補正を効かせた状態で 2ns〜5ns (RMS) という、現行のu-blox(約25ns)を圧倒する化け物クラスの精度を誇ります。Z3805A内部のルビジウム/OCXOをディシプリン(同期制御)する際、GPS側の1PPSの揺らぎが極限まで少ないため、周波数の短期・中期安定度がオリジナル(GT-8031B)以上に向上するというデータが多くのマニアから報告されています。 [1, 3] - 完璧なMotorolaバイナリ互換:
Rev.C以前のZ3805A(Motorola Oncore対応)に対して、100%完璧にネイティブな「Motorola 12チャンネル・バイナリプロトコル」で会話します。エミュレータ基板のような翻訳ラグ(遅延)が一切ありません。
⚠️ 唯一の弱点:ロールオーバーの再来
2. 「入手性の悪さ」に対する2026年現在の現実的な解
💡 本命:VIAVI (旧Jackson Labs) 製 「M12M Replacement Receiver」
- 中身の構造:
基板上には超高精度な現代のタイミング用GNSSチップ(u-bloxのタイミング専用モデルなど)が載っていますが、ボード上の高速処理プロセッサがそれを「Motorola バイナリプロトコル」に完璧に一瞬で変換して出力します。 [1, 2] - 1PPS精度:
最新の補正技術により、5ns rms というオリジナルのiLotus M12Mに匹敵する超高精度1PPS出力を維持しています。SSR-M8Tのような汎用エミュレータとは「タイミング精度への追い込み方」の格が違います。 [1, 6] - 形状互換:
Motorola Oncore / iLotus M12Mと「ピンアサイン、ネジ穴、寸法」が100%同一のドロップイン仕様です。 [5, 6] - ロールオーバー:
中身は現代のGNSS世代なので、2026年現在も完全に正しい日付を出力し、Z3805Aを騙す必要がありません。 [1]
どこで手に入るか?
M12M Replacement Receiver」や「Jackson Labs M12M」として出品されることがあります。 [2, 6, 7] 結論:どのルートを選ぶべきか?
- 本体を「Rev.C」にダウングレードする。
- VIAVI(Jackson Labs)の「M12M Replacement Receiver」 を執念で探す(またはSynergy Systems社のM12M互換モデル「SSR-M12」等を探す)。 [1, 8]
- VIAVI/Jackson Labs製 M12M Replacementボードのより詳しいピン配置や、Z3805Aへの物理的な収まり(干渉の有無) についての情報
- もしM12M互換ボードがどうしても手に入らない場合に備え、現在のGT-8031B(Rev.D環境)のままで1PPS信号を一切劣化させずに日付だけを偽装するマイコンパッチの具体的な回路構成
どうも調達性が悪いね...このままGT-8031Bにて、GPSアンテナ感度増強で済ますのが良いかも...SNSでのインターポーザーの議論がどう進展するかかな
💡 GT-8031Bのままで「感度」を最大化するアプローチ
1. 高利得(High Gain)かつ低ノイズ(Low NF)なアクティブアンテナの選定
- アンテナ単体利得: 現代のGPSアンテナには、内蔵アンプの利得が 30dB〜40dB 以上の高利得モデルが存在します。これを導入するだけで、古い受信チップの感度の低さをカバーできます。
- NF(雑音指数)の重要性: アンテナ直下のプリアンプのNFが 1.5dB以下(できれば1.0dB付近) のものを選ぶと、信号の中に埋もれるノイズが減り、GT-8031Bが微弱な衛星電波を分離しやすくなります。
- マルチGNSS対応アンテナでもOK: アンテナ自体はGPS/GLONASS/Galileo共用(広帯域)のものでも、GPS(L1帯:1575.42MHz)の電波はしっかり通るため問題なく使用可能です。
2. 同軸ケーブルの損失対策とインピーダンス
- Z3805Aの入力インピーダンス: Z3805A(HP機器)のGPSアンテナ入力は、モデルによって 50Ω(N型やBNC) または 75Ω(F型など) のものがあります。ご自身の個体のインピーダンスに合わせるか、ミスマッチによる損失を防ぐためのアッテネータ(整合器)を意識すると、それだけで数dBの感度改善になります。
- 低損失ケーブル: ケーブルの引き回しが長い(10m以上)場合は、RG-58等の細い同軸ではなく、5D-FBや8D-FBなどの低損失同軸ケーブルを使用することで、GT-8031Bに届く信号の減衰を最小限に抑えられます。
3. 外部Bias-T(給電)の検討(必要な場合)
🛠️ 今後の「インターポーザー(マイコンパッチ)」の動向への期待
0x41(GPS time)や 0x4F(UTC time)のパケット」をマイコンでキャッチし、その中にある「Week Number(週番号)」のバイナリデータに 1024(またはその倍数)を足し算してZ3805Aに戻すだけの非常にシンプルなコードで実現できます。1. 【不動の絶対王座】PCTEL(旧MAXRAD) 「TMGシリーズ」
- 定番型番:
GPSL1-TMG-SPI-40NCB(GPS単体モデル)またはGNSS1-TMG-40N(マルチGNSS対応モデル) [1, 2] - スペック: 利得(Gain)40dB / ノイズフィギュア(NF)≦2.0dB [1]
- なぜ実績があるのか?:
- 圧倒的な40dB高利得: 20年ものの5D-FBケーブルによる減衰を完全に相殺し、GT-8031Bに強烈でクリーンな信号を届けます。
- クアドラフィラ・ヘリックス(QFH)構造: 一般的なパッチアンテナと違い、円錐状のヘリカル構造(巻線構造)をしているため、仰角の低い(地平線に近い)衛星の電波も非常に高い感度で拾うことができます。これにより、追尾できる衛星の「持ち時間」が長くなります。
- 強力な耐雷・耐環境性: アンテナ内部にサージプロテクタ(避雷機能)が組み込まれており、鳥が止まれないように計算された円錐ドーム形状など、屋外で20年以上ノーメンテナンスで動くタフさを持っています。 [1, 3]
- 入手方法: 新品は高価(3〜4万円〜)ですが、eBayなどで「
PCTEL GPS timing antenna」や「MAXRAD TMG」と検索すると、通信基地局の撤去品(中古・新古品)が数千円〜1万円程度で大量に流通しており、マニアの定番調達ルートになっています。
2. 【高精度タイミングの至高】Tallysman Wireless 「TW3000シリーズ」
- 定番型番:
TW3720/TW3972(高利得モデル)など [4] - スペック: 利得(Gain)40dB / ノイズフィギュア(NF)≦1.5dB〜1.0dB
- なぜ実績があるのか?:
- マルチパス(電波反射)の徹底排除: タイム・ナッツが最も嫌うのは、地面や近くの建物に反射して遅れて届く電波(マルチパス)による1PPSのジッター(鋸歯状波の乱れ)です。Tallysmanの独自技術である「Accutenna®」構造は、反射波(逆旋円偏波)を極限までカットし、宇宙から直進してくる正しい電波だけを選別して受信します。これにより、1PPSの短期的な安定度がワンランク向上します。
- 極めてシャープな帯域フィルター: 近隣の携帯電話基地局(5G/LTE)などの強力な浮遊電波を完全に遮断するマルチステージ・フィルターが内蔵されており、混信による感度抑圧(ブロック現象)が起きません。 [5, 6]
3. 【往年の定番・純正流用】HP / Symmetricom 純正タイミングアンテナ
- 定番型番:
HP 58504Aや、Symmetricom(Microsemi)の58532A - スペック: 利得(Gain)38dB(HP 58504A)
- なぜ実績があるのか?:
- まさにZ3805AやThunderboltのためにチューニングされた1990年代〜2000年代の「純正のキノコ」です。
- 非常に狭帯域なGPS L1専用アンプが組まれており、現代でもオークション等で見かけると、当時のシステムのオリジナリティを保ちたいマニアの間で高値で取引されます。 [7]
💡 現在の28dBアンテナから「40dBクラス」に変えるメリット
- Z3805Aのアンテナ端子(N型、BNCなど)に合わせたコネクタの適合や、インピーダンス(50Ω/75Ω)の整合について
- 屋外に建てる際のマウント方法や防水処理の工夫
ああなるほど。マルチパス対策はアンテナの下に鉄板を敷いてある。つまりはあと15~20dBぐらいの直下AMPを増設すれば良さそう ?
1. ブースター(AMP)を入れる「位置」が最重要
- ⭕️ 推奨(アンテナ直下):
アンテナ ➔ 【ブースター(15〜20dB)】 ➔ 5D-FBケーブル(20年モノ) ➔ Z3805A- 理由: アンテナから出た直後の「まだピュアで強い信号」を増幅するため、ケーブルで減衰する前にC/N比(信号対雑音比)を稼ぐことができます。
- ❌ 非推奨(Z3805Aの直前):
アンテナ ➔ 5D-FBケーブル ➔ 【ブースター】 ➔ Z3805A- 理由: 長いケーブルを通る間に、信号が弱くなり、同時に同軸ケーブルが拾った周囲のノイズ(雑音)が混入します。その「弱った信号+ノイズ」をまとめて増幅してしまうため、メーター上の信号強度は上がっても、中身はノイズまみれ(C/N比が悪化)になり、GT-8031Bが逆に衛星を見失う原因になります。
2. ブースター(AMP)選定の3つのチェックポイント
① ノイズフィギュア(NF)が低いこと
② DC電源の通過(Bias-T対応)
増設するブースターは、「Z3805A側から送られてくるDC電源を、自分(アンプ)の駆動用に消費しつつ、さらに先のアンテナまでスルーして届ける(DC Pass仕様)」になっている必要があります。一般的なGPS用インライン・アンプ(コネクタが両端SMAやBNCの円筒形のものなど)は、ほぼこのDCパス仕様になっています。
③ 利得(ゲイン)は15〜20dBでジャスト
🛠️ タイム・ナッツの間でよく使われるブースターの例
- GPS Networking社製 / Mini-Circuits社製 インライン・アンプ
- 計測・通信用の鉄板メーカーです。両端がN型やBNC、SMAなどの頑丈な金属筒になっており、NFが低く、DCパス仕様です。eBayなどで「
GPS inline amplifier」や「Mini-Circuits GPS amp」で検索すると、20〜40ドル前後で手に入ります。
- 計測・通信用の鉄板メーカーです。両端がN型やBNC、SMAなどの頑丈な金属筒になっており、NFが低く、DCパス仕様です。eBayなどで「
- 安価に試すなら:AliexpressやAmazonの「GPS LNAモジュール」
- シールドケースに入った「SPF5189Z」や「TQP3M9009」などのチップを採用したGPS用LNA基板(SMAコネクタ)が数百円〜千円程度で売られています。これらは「DCバイアス(Bias-T)対応」と書かれているものであれば、防水ケース(タカチのプラボックスなど)に入れてアンテナ直下に仕込むことで、非常に強力なブースターになります。
結論
- 現在使われている5D-FBケーブルの大まかな「長さ(メートル)」(15dBで足りるか、20dBが良いかの正確な判断のため)
- Z3805Aから出ているアンテナ給電電圧(5Vか3.3Vか)の確認と、アンプの対応電圧について
1. Z3805A(GT-8031B)側の給電の限界
ここに「既存のアンテナ」に加えて「増設LNA」を贅沢に直列(カスケード)接続すると、トータルの消費電流が跳ね上がり、Z3805Aの内部給電回路(ポリスイッチや保護抵抗)が過電流と判断して電圧降下を起こす、あるいは最悪の場合、給電バグ(ANTENNA SHORT / OPENエラー)を吐いてシステムが停止するリスクがあります。
2. 「 200mA」供給のBias-T挿入プランの注意点
- アンテナおよびLNAの対応電圧を確認:
一般的な現代のGPSアクティブアンテナやインラインアンプは、「2.7V 〜 5.0V」(または3.3V専用)で設計されているものが非常に多いです。ここに「6V」とかをそのまま同軸経由で印加すると、アンテナ内部の低損失レギュレータやLNAチップの絶対最大定格を超えて、過熱・破損する危険があります。 - 💡 対策(5Vへのレギュレート):
外部電源を「6V」など高目にする場合は、Bias-Tの直前(またはBias-T内部)に三端子レギュレータ(7805など)や、ローノイズなLDOを入れて、「正確な5.0V(または4.5V)」に落としてから同軸に重畳することを強くお勧めします。5Vであれば、20年前のThunderbolt世代の機器とも相性が良く、現行のアンプも安全に100%の性能を発揮できます。
3. システム全体の接続構成(イメージ)
1. 【大発見】GT-8031F/H向けの「インターポーザー」はハードウェアとコードが完成・完全公開へ
- コミュニティでの議論の内容:
Symmetricom S200などの機器で、GT-8031の日付バグ(2022年9月に発生)のせいで1PPSが拒絶される問題に対し、「シリアル通信のTX/RXに小さなマイコンを割り込ませる」手法が完全に確立されました。 [1, 2] - 具体的な解決ロジック:
フルノのGT-8031は、シリアルコマンドで「$PFEC,GPZDA...」や「@@Gb」といった独自の時刻・日付補正用パケット(ヒント情報)を外部から一度流し込んであげると、内部カレンダーが2079年までリセット(延命)される仕様(フルノ公式のサービスバレットに記載)があります($GPZDA ... コマンド)
インターポーザーは、起動時にこのコマンドを自動でGT-8031に送り、さらに親基板との間の会話を仲介することで、1PPSを1nsも劣化させることなく、完璧にGPSロック状態へ復帰させることに成功しました。 [1, 2, 3]
2. 【現在の環境】TSIP(GT-8031B / Thunderbolt)系の進展と難易度
- TSIPプロトコルの壁:
TSIP(Trimble Standard Interface Protocol)は、パケットの先頭が0x10(DLE)、末尾が0x10 0x03(DLE ETX)で括られたバイナリ形式です。
日付データは主に パケット0x41(GPS time) や0x4F(UTC time)、また機種によっては0x8F-20(主要ステータスパケット) に埋め込まれています。 - 実験の進展状況:
海外のDIYコンバータプロジェクト(GitHubの「NMEA to TSIP Converter」など)では、Arduino Nano等を使って「流れてくるバイナリデータストリームから、特定のパケットID(0x41や0x4F)をリアルタイムに検出し、その中の Week Number(週番号)フィールドのバイトデータに1024を足し算して、チェックサム(XOR)を再計算して送り出す」というコードがすでに共有・実証されています。 [4]
⚠️ TSIPインターポーザー自作における「ハーツ(Hz)問題」の罠
- GPSモジュールから送られてくるシリアルデータの量が多いため、Arduinoなどで使いがちな「SoftwareSerial(ソフトウェアシリアル)」を使用すると、処理が追いつかずにビット化けやデータの遅延(ジッター)が発生し、親基板が通信エラーを起こすという問題です。 [4]
- 現在の結論: もしTSIPのインターポーザーを組む場合は、SoftwareSerialではなく、ハードウェアUART(シリアルポート)を2個以上独立して持っているマイコン(Raspberry Pi Pico、Arduino Every、またはSTM32など)を使用するのが鉄則であると結論付けられています。 [4]
3. コミュニティの総意:まずは「ハードウェア(アンテナ等)の強化」が先決
結論と今後の進め方
0x41 のWeek Number書き換え」をマイコンで試してみる、というのがタイム・ナッツとして最高に楽しく、リスクのない延命ルートです。- EEVblog等で公開されている、GT-8031のロールオーバーを修正する具体的なインターポーザーの回路図や、公開されているGitHubのリポジトリ名について
- 自作 Bias-T に使える、高周波的にロスが少なく入手性の良いチョークコイルやコンデンサの定数(選定基準)について
1. 公開されているGitHubリポジトリと解説ブログ
- 解説ブログ(詳細なロジックと動作検証)
A Hardware Interposer to Fix the Symmetricom SyncServer WNRO Problem [1] - GitHubリポジトリ(基板CADデータ、ファームウェアソースコード一式)
GitHub上でtomverbeure/syncserver_wnro_fixというリポジトリ名で完全公開されています。
2. インターポーザーの具体的な回路構成(ハードウェア)
🛠️ 使用されているコアハードウェア
- メインマイコンには、超小型の Raspberry Pi Pico 互換ボード「RP2040-Zero」 が採用されています。
- なぜRP2040なのか?: 前述の通り、SoftwareSerialによるビット化けを防ぐため、「ハードウェアUART(シリアルポート)」を2系統独立して持っている必要があったためです。 [3]
🔌 回路の結線イメージ(ピンアサイン)
- 電源ライン: Z3805A(親基板)からの5V(または3.3V)とGNDを、そのままGT-8031BとRP2040-Zeroの電源ピンへ分岐・直結。
- 1PPSライン: GT-8031Bの「1PPS出力ピン」から、Z3805Aの「1PPS入力ピン」へ完全にスルー(マイコンを通さず直結)。
- シリアル通信(上り):
- GT-8031Bの TXピン ➔ RP2040-Zeroの UART0 RXピン
- RP2040-Zeroの UART0 TXピン ➔ Z3805Aの RXピン
- シリアル通信(下り):
- Z3805Aの TXピン ➔ RP2040-Zeroの UART1 RXピン
- RP2040-Zeroの UART1 TXピン ➔ GT-8031Bの RXピン
3. ファームウェアの処理ロジック(コードの内容)
- パケットのキャッチ: モジュールから送られてくるシリアルデータを1バイトずつ監視し、日付情報が含まれる特定のメッセージヘッダ(NMEAの
$GPZDA文など)を検出する。 [4] - 週数(日付)の補正: 文字列またはバイナリを分解し、年(Date)のデータを見つけたら、そこにロールオーバー分の「1024週(約19.6年)」を強制的に加算(パッチ処理)する。 [4]
- チェックサムの再計算: データを書き換えたため、パケットの末尾にあるチェックサム(XORやCRCなど)をマイコン側で再計算して上書きする。
- 送出: 補正完了したパケットをZ3805A側へ流す。
💡 質問者様の「GT-8031B(TSIPプロトコル)」への応用アイデア
syncserver_wnro_fix)にある基板の物理設計(ピン配置や寸法)は、Motorola M12M / GT-8031互換のヘッダピン形状になっているため、Z3805Aのドーターボード上の配線にもそのまま流用可能です。 [1, 5, 6] 📝 TSIP書き換えのピンポイントターゲット
- パケット
0x41(GPS Time): バイト2〜3に「GPS Week Number(整数)」が格納されています。この2バイトの値に1024を足し算してZ3805Aにスルーします。 - パケット
0x4F(UTC Time): バイト2〜3に同じく「GPS Week Number」が格納されています。こちらも1024を足します。
0x10(先頭)」➔「0x41 または 0x4F(ID)」のパターンを見つけ、該当バイトを書き換えて、末尾の 0x10 0x03 の前に新しいチェックサムを計算して送り出すスケッチを書けば、GT-8031B(Rev.D)環境における世界初のTSIP版完璧インターポーザーが完成します。- Tom氏のGitHubから基板データ(KiCad等)をどうやって参照するかについて
- TSIPバイナリパケット(
0x41等)をマイコンのプログラム内でどのように判定・パース(分解)すればよいかのコードのヒント
Chapter 14.
GPS用パッチアンテナ関係 (2026-7)
約18年振り位いに天井裏のGPSアンテナ(汎用品、Ga24~28dB,NF1.0dB)を訪問、とりあえず清掃。コネクタとか取付関係もう忘れてしまってたので確認。需要側を最近のGPS機器にすれば感度が高いので、別に屋根とかにアンテナを付けなくても稼働可能な時代だと思うけど、33年以上前とかの旧型機器ばかりやし現状の屋根裏アンテナスタイルのまま継続する事に。
直結した様に覚えていたが、SMAコネクタだった。リフレクタ(百均ザル)も別に錆びたりとかはしていないみたい。
---
久々検索したら、ここ1~2年の変化かGPSパッチアンテナ(モジュールやパーツ)も、GNSSマルチバンド用が結構安になってた。特に主要トレンドな、L1,L5デュアルバンド品」はjp¥1000円前後まで下がっている。L1,L2,L5トリプル」とか、L1,L2,L3,L5,L6マルチバンドアンテナ」とかもjp¥3500~7000円相当程度、ヘリカル(LNA付き、L1,L2,L3,L5対応)であれば少しゲインは落ちる(2~3dBi)がjp¥2500円前後とか。マルチバンド品は物凄く高かった印象があったんで、昔のを清掃してそのまま再利用するつもり」だったが更新してしまう事に。
ちょっとスペックは落ちるが(NF2dB以下タイプ、Ga38dB)、中華パッチアンテナ、L1,L2,L5トリプル対応タイプ調達。Ga38dBなので改造プリアンプ追加検討」とかは(多分)要らなくなってしまった。
HC-K16-100 L1,L2,L5
L1:+4dBi,Ga(L1):38dB,(L2):40dB /NF:~2dB,Jitta:~5nS,+3.3~12V/45mA
58.5x57x23.8mm,IP65防水,接着テープ式
https://www.alibaba.com/suppliersubdomainalibabacom/product-detail/High-Precision-GPS-Beidou-Glonass-Galileo-1600700690855.html
https://hurryup.m.en.alibaba.com/
Shenzhen Hurryup Technology Co., Ltd
https://ja.aliexpress.com/item/1005005441497508.html
RTK-HXR5210PF-CV1-W70D L1,L2,L5
L1:+5dBi,(L2):4dBi,(L5):4dBi,Ga32dB, NF:~2dB,72x72x31mm
RTK-HXS508404TS-W70C L1,L2,L5
L1:+5dBi,(L2):4.8dBi,(L5):4dBi, Ga32dB,NF:~2dB,72x72x31mm
ヘリカルタイプ STA-301NZ
L1,L2,L3,L5 (~3dBi,Ga33dB,+3.3~12V/~55mA)
https://ja.aliexpress.com/item/1005012160605253.html
Chapter 15 .
2026-6
内部バックアップ電池再検討
Z3805A(現用) のバッテリースペース:
前側右のD45xW80xH80mm内、又は、D45xW170xH80(但し前面パネルRF配線スペースは無くなる)
⇒NiMH-AAA、組電池パック(前回2013時点同等)、又は、Nai組電池パック、24V(19.5~30V)
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(AI(Gemini)検索・電池検討)
Z3805A に仕込む内部電池のNiMHからの変更用。現在は母線電圧+28V、
電圧は変更できる。予定している充電回路は100Ωの固定抵抗のみ。放電側はSBDのみ。
1. 100Ωの抵抗トリクルにおける両者の挙動
① LiFePO4 を「8S(8直列)」で組む場合(推奨)
- 満充電電圧(上限): 28.8 V(セルあたり3.6V)
- 親電源 +28.0V 時の挙動:
親電源が28.0Vの場合、セルあたり 3.50V までしか上昇しません。LiFePO4にとって3.50Vは「満充電(容量95%以上)かつ、過充電にならない最もストレスの少ない理想的なフロート電圧」です。 - 充電電流(100Ω抵抗):
電池が空(24V)のとき: 28.0V - 24.0V / 100Ω = 40mA
満充電付近(27.2V)のとき:28.0V - 27.2V / 100Ω = 8mA
評価: 電流が完全に自己収束(テーパーアウト)するため、BMS(保護基板)による遮断に頼ることなく、安全に永久トリクル充電が続けられます。
② Na-ion(ナトリウムイオン)を「9S(9直列)」で組む場合(難易度高)
- 満充電電圧(上限): 29.7 V〜31.5 V(セルあたり3.3V〜3.5V ※メーカーによる)
- 親電源 +28.0V 時の挙動:
セルあたり 3.11V になります。ナトリウムイオン電池の公称電圧は3.0V〜3.1Vのため、28.0Vの親電源では「ほぼ半分(50%〜60%)しか充電されない」 状態になります。 - 親電源を上げて満充電を狙う場合(例:+29.7Vに設定):
電池が満充電に近づいても、Na-ionはLiFePO4ほど急激に電圧が立ち上がらない特性(電圧カーブがなだらか)のセルがあります。そのため、100Ωの抵抗があっても微小電流がダラダラと流れ続け、過充電による微小なガス膨張を招くリスクがあります。
2. なぜLiFePO4が有利なのか?(電圧カーブの壁)
そのため、親電源の電圧を「3.50V × 直列数」に固定しておけば、電池側がその電圧に達した瞬間に、充電電流が自動的にほぼ「ゼロ(数mA)」になります。これが、抵抗1本でのフロート充電が安全に行える理由です。
3. Z3805Aに実装する際の構成案
- 親電源電圧: 27.6 V 〜 28.0 V に設定(セルあたり3.45V〜3.50V狙い)。
- BMS(必須): 抵抗トリクルとはいえ、万が一のセルバランス崩れを防ぐため、必ず 「8S用の充放電分離型(または共通ポート)BMS」 を電池パックに仕込んでください。
- 放電SBD: 順方向電圧(Vf)の低い大型のショットキーバリアダイオード(Vf ≒ 0.3〜0.4V)を使用することで、停電時の電圧ドロップを最小限に抑え、OCXOの連続動作を支えます。
単純に18650用の汎用電池ケース、8S用アクティブBMSにて、Nai もLiFePo4のどちらでも使える様にする方向。電池スペースは d45xW90xh85mm以内にしないといけない。Na-ion で8Sの場合は ? なお、Z3805A(24Vタイプ)側の最低電圧は19.5V。
スペース制限(D45 × W90 × H85 mm)と、Z3805A側の最低動作電圧(19.5V)という明確なブレークダウン、結論から申し上げると、Na-ion(ナトリウムイオン電池)の「8S(8直列)」構成は、このシステムに完璧にマッチします。 物理サイズ、電気的特性(放電カットオフ)、抵抗充電のすべてにおいて極めて合理的な設計が可能です。
1. 物理サイズの検証(18650セルを想定)
- 配置: セルを縦(高さ方向85mm)に立てて配置します。
- 奥行き(D): 18mm × 2列 = 36mm (45mm以内に収まる:残9mmで配線・絶縁スペース)
- 幅(W): 18mm × 5列 = 90mm (90mmぴったり、または4列+隙間)
- 高さ(H): 65mm (85mm以内に収まる:残20mmでBMSやタブ溶接スペース)
- 結論: 2列 × 4列 = 計8本 を美しく敷き詰めることができ、8Sパックがぴったり収まります。
2. 電圧レンジの適合性(8Sの場合)
- 放電末期(カットオフ)の適合性:
19.8V ÷ 8S = 2.475 V / セル
ナトリウムイオン電池は、3.0Vから放電を始めて2.5V付近に達した段階で実用容量の約85〜90%を放電し尽くします。2.5V以下(〜1.5V)は電圧が垂直にドロップする領域のため、Z3805Aのハードウェア限界(19.5V)によって自動的にシャットダウンされるのは、セルを過放電から守りつつ容量を最大利用できる理想的なカットオフポイントとなります。 [1, 2, 3] - 満充電(親電源)の設定:
現在選定中のNa-ionセルの仕様に合わせて、親電源の電圧を以下のように調整します。- 充電上限が3.95V〜4.0Vのセル(主流の Prussan White / 層状酸化物系):
常時フロート充電の劣化を避けるため、満満充電ではなく「セルあたり3.60V〜3.65V」でトリクルを飽和させます。
👉 親電源を「28.8 V 〜 29.2 V」に設定。 [1, 4]
- 充電上限が3.95V〜4.0Vのセル(主流の Prussan White / 層状酸化物系):
3. 100Ω抵抗充電 + 8S Na-ion の挙動
- 停電復旧時(バッテリー空:約20Vのとき):
28.8V - 20.0V / 100Ω = 88mA の電流が流れます。18650のNa-ion(約1300〜1500mAh)にとって、88mA(約0.06C)は極めて愛護的な緩慢充電であり、発熱の心配は一切ありません。 [4, 5] - 満充電接近時(バッテリーが28.8Vに近づいたとき):
電位差がなくなるため、電流は数mAの完全なトリクル(自己放電補填)へと自動的にテーパーアウトします。
選定時の注意点
- BMS(保護基板)の厚み:
8S用の小型BMS(共通ポートタイプ)をパックの「上部(Hの残り20mmスペース)」か「側面(Dの残り9mmスペース)」のどちらに逃がすか、あらかじめ寸法計画を立ててください。 - セルの電圧仕様を確認する:
Na-ionは現在、メーカーによって公称電圧が「3.0V(満充電3.95V)」 のものと、「3.2V(満充電3.65V)」 のものが混在しています。購入前に必ずデータシートを確認し、「設定する親電源電圧 =(セルの推奨フロート電圧 × 8)」 になるようチューニングしてください。 [4, 6, 7]
1. 汎用18650電池ケースの注意点(接触抵抗)
- 問題点: 今回は100Ωの抵抗充電なので充電時は数mA〜80mA程度で全く問題ありませんが、停電してZ3805Aがバッテリー放電駆動に切り替わった瞬間、OCXOのヒーター(特に冷間起動時)等で数Aクラスの電流が流れる可能性があります。汎用ケースのスプリングは高電流が流れると発熱し、電圧ドロップ(Vfロス)を引き起こします。
- 対策: 可能な限りスプリング式ではなく、「リン青銅製の板バネ式コンタクト(高品質なもの)」 のケースを選ぶか、リード線を太いもの(AWG20以上)にハンダ付けし直してください。
2. アクティブBMSの設定と化学特性の切り替え
| 設定項目 | LiFePO4(リン酸鉄)設定値 | Na-ion(ナトリウム)設定値(目安) |
|---|---|---|
| 単セル過充電保護 (OVP) | 3.65 V | 3.95 V 〜 4.00 V |
| 単セル過充電解除 | 3.55 V | 3.80 V |
| 単セル過放電保護 (UVP) | 2.50 V | 2.00 V(※1) |
| アクティブバランス開始電圧 | 3.40 V 以上で開始 | 3.20 V 以上で開始 |
- (※1)Z3805A側のハード限界が19.5V(8S換算で1セル2.43V)のため、Na-ion本来の限界(1.5V〜2.0V)に達する前に本体側がシャットダウンします。そのため、BMS側の過放電カットオフは2.0V以下の低めの値(あるいは1.8V)に設定しておき、BMSが不意に遮断するのを防ぎます。 [2]
3. マルチ化学仕様における「親電源(+28V系)」の運用方法
① LiFePO4(8S)をセットして運用する場合
- 親電源の設定電圧:
27.6 V 〜 28.0 V - 理由: セルあたり3.45V〜3.50Vの「フロート充電(満充電の一歩手前)」の電圧で飽和させ、電流をゼロに近づけます。LiFePO4を長持ちさせる最高の電圧です。
② Na-ion(8S)をセットして運用する場合
- 親電源の設定電圧:
29.6 V 〜 30.4 V(※使用セルの満充電電圧が3.7Vか3.8Vかによる) - 理由: ナトリウムイオン電池は公称3.0V・満充電3.7V〜4.0V付近の仕様が多いため、LiFePO4用の28Vのままだと全く充電されません。親電源を「セルの推奨フロート電圧 × 8」まで昇圧させる必要があります。
結論:この方向性で進める場合のアドバイス
(...中略...)回路電圧28Vキメウチ、8S構成、単純なアクティブBMS(100mA品)追加の場合、電池は18650 NaI 又は LiPO4、それぞれ1500mAhの同一容量のセルを使った場合、NaI と LiFePo4 での有効容量や寿命はどうなりそう ? あと、隣にDOCXOがあるので、内部温度は40°C程度になる。あと瞬停電の確率は3ヶ月に1回、最大5分程度だと思われる
1. 有効容量の比較(28.0V固定時の落とし穴)
① LiFePO4(リン酸鉄リチウム)
- 充電状態: 1セル3.50Vは、LiFePO4にとって「容量がほぼ95%以上詰まった満充電」の極めて良好な状態です。
- 放電時の挙動: 停電時、2.5V(8Sで20.0V、Z3805Aの限界19.5V手前)までほぼフラットな電圧(3.2V付近)を維持して放電し続けます。
- 有効容量: 約 1,400 〜 1,450 mAh (公称容量の約95%をフルに活用可能)
- 5分間放電時の余裕: 1500mAhあれば、5分間の停電(数A負荷だとしても数%の消費)など全く問題なく、余裕で耐えきります。
② Na-ion(ナトリウムイオン)
- 充電状態: 現在市場にある一般的な18650型Na-ionセルは、満充電電圧が3.7V〜4.0V、公称電圧が3.0V〜3.1Vです。1セル3.50Vまでしか電圧を上げられない場合、満充電の70%〜80%程度までしか充電されません。
- 放電時の挙動: Na-ionは放電が進むにつれて電圧が右肩下がりに落ちていく特性があります。さらに初期充電が3.50Vと低いため、放電開始直後から電圧が低めになります。
- 有効容量: 約 800 〜 1,000 mAh (充電不足と、放電中盤以降にZ3805Aの最低電圧19.5Vを割り込むのが早いため、本来の能力の6割程度しか使えません)
- 5分間放電時の余裕: 容量自体は減りますが、5分程度のバックアップであればこれでも十分足ります。
2. 寿命(サイクル・期待寿命)の予測
① LiFePO4(リン酸鉄リチウム)
- 期待寿命: 約 8 〜 10年以上
- 理由: 通常、リチウム系電池は40℃環境での常時満充電保存を嫌いますが、LiFePO4は元々の充電上限(3.65V)に対して「3.50V」という絶妙な寸止め状態でフロート維持されるため、化学的なストレスが極めて低く抑えられます。デンドライト(結晶)析出も起きないため、非常に長寿命が期待できます。
② Na-ion(ナトリウムイオン)
- 期待寿命: 約 10 〜 12年以上(理論上はLiFePO4以上)
- 理由: 構造的に高電圧ストレスに強く、さらに「腹八分目(3.50V)」での運用になるため、40℃というDOCXOの隣の環境下でも化学的劣化がほとんど進みません。自己放電補填の数mAのトリクルがダラダラ流れても、熱暴走の危険性は極めて低いです。
3. アクティブBMS(100mA品)とDOCXO熱への影響
- BMSのノイズとバランス挙動:
3ヶ月に1回の5分放電であれば、セル間のバランスが崩れる機会はほぼありません。100mAのアクティブBMSであれば、常時微小な電流でセル間を均らそうとしますが、セルの電圧差が極めて小さいため、BMSのスイッチング動作もほぼ休止状態(または極めて微弱)になります。すぐ隣にあるDOCXOへのパルスノイズの飛び込みリスクは最小限で済みます。 - 40℃環境への耐性:
BMSの基板自体やセルケースにとっても、40℃は工業用パーツの定格内(通常60℃〜85℃までOK)であるため、全く問題ありません。
結論:どちらを選ぶべきか?
Na-ionは安全面や40℃耐性でわずかに勝るものの、28V(1セル3.5V)という電圧の壁によって実効容量が大きく削られてしまい、本来のポテンシャルを発揮できません。LiFePO4の8S構成であれば、仕様に対してパズルのピースが綺麗にハマるような、理想的な「トリクル維持+高効率バックアップ」が実現できます。
最近は夏が厳しい。隣のDOCXOの加熱で外部温度+45~50℃まで上昇する可能性がある、又、母線電圧+24~30Vに調整出来るとしたら ?
1. なぜ「高温+電圧調整可能」ならNa-ionなのか?
- LiFePO4 の弱点(45℃〜50℃のフロート維持):
LiFePO4は本来タフな電池ですが、45℃〜50℃という高温下で100%に近い満充電状態(セルあたり3.50V)を24時間365日維持し続けると、「カレンダー劣化」が急激に加速します。電解液の分解が進んでガスが発生し、数年でセルが膨張して寿命を迎えるリスク(最悪の場合は内部圧上昇によるBMS遮断)が跳ね上がります。 [4, 5, 6, 7] - Na-ion の強み(高温環境への圧倒的耐性):
ナトリウムイオン電池は、化学的に高温時の構造安定性が高いという最大のメリットを持っています。また、親電源の電圧を調整できるようになったため、Na-ionに最適な「腹八分目(容量85〜90%)」の電圧でピタッと固定する運用が可能になります。これにより、45℃〜50℃という過酷な環境でも劣化を極限まで抑え込み、10年以上の期待寿命を現実的なものにできます。 [1, 7, 8, 9]
2. Na-ion(8S構成)での最適な電圧チューニング案
① 充電時の挙動(親電源:29.2Vキメウチ)
- 1セルあたり: 29.2V ÷ 8S = 3.65 V
- 現在主流の18650型Na-ionセル(Prussian White系や層状酸化物系)の満充電電圧は 3.95V〜4.00V です。
- あえて上限より低い 3.65V でトリクル充電を飽和させることで、容量を約85%〜90%に抑えた「いたわり充電(フロート仕様)」になります。 [10]
- 100Ω抵抗を介しているため、電池が3.65Vに近づくと電流はほぼ完全にゼロ(数mA)になり、45℃〜50℃の熱が加わっても化学的な副反応(劣化ガス発生)がほとんど起きません。 [2, 9]
② 放電時の有効容量(3ヶ月に1回、5分間の瞬停)
- 有効容量: 電圧調整ができるようになったため、充電不足が解消され、1500mAhのセルのうち 約 1,200 〜 1,300 mAh をしっかり引き出せます。
- 5分間のバックアップ: 3ヶ月に1回、たった5分間の放電(容量の数%の消費)であれば、有効容量が1200mAhもあればお釣りが来るほど余裕です。DOCXOの温度が全く下がらないうちに(オーブンの再起動電流を要求されることなく)瞬時に停電から復帰できます。
3. 条件変更後の「有効容量・寿命」比較まとめ
| 評価項目(45〜50℃環境) [3, 5, 6, 11, 12] | LiFePO4(親電源:27.6V〜28.0V推奨) | Na-ion(親電源:29.2V推奨)★最適解 |
|---|---|---|
| 有効容量(実質) | 約 1,400 mAh (ほぼフル活用) | 約 1,200 〜 1,300 mAh (十分以上) |
| 高温時のカレンダー寿命 | 3 〜 5年で膨張・劣化の懸念あり | 10年以上(フロート電圧低下でさらに延命) |
| 3ヶ月に1回5分放電への適性 | 浅い充放電は得意だが、高温保存に弱い | 高温保存に極めて強く、浅い充放電も問題なし |
| 熱暴走・火災リスク | 低い(安全) | さらに低い(熱暴走開始温度が高い) |
設計への最終アドバイス
⚠️ 電圧調整テストにおける致命的な仕様制限
- 調整可能範囲:
22.8 V 〜 25.2 V(24Vの±5%) [1]
- OVP(過電圧保護回路)の作動: 24V用の過電圧保護が働き、電源が間欠動作(フリッカ)またはシャットダウンします。
- トランスの飽和やコンデンサの定格超過: せっかく交換されたコンデンサの耐圧(通常24V出力なら35V品が多いですが)や、回路全体の設計マージンを脅かします。
💡 25.2V(この電源の限界)で運用する場合のバッテリー選定
案①:LiFePO4(リン酸鉄リチウム)を「7S(7直列)」で組む
- 満充電電圧(上限): 25.55 V(セルあたり3.65V)
- 25.2V運用の時の挙動:
1セルあたり 3.60V になります。LiFePO4にとって非常に満充電に近く、かつ高温(45〜50℃)環境下でも「ほんの少しだけ上限を下げたフロート充電」になるため、カレンダー劣化をある程度抑えつつ、ほぼ100%の容量(1,400〜1,450mAh)を維持できます。 - Z3805A(最低動作19.5V)への適合:
19.5V ÷ 7S = 2.78 V / セル。LiFePO4の放電終了電圧(2.5V)の手前でZ3805Aがシャットダウンするため、セルの過放電保護としても完璧なマージンです。(但し、有効容量は減少)
案②:Na-ion(ナトリウムイオン)を「7S(7直列)」で組む
- 満充電電圧(上限): 25.2 V ÷ 7S = 3.60 V / セル
- 45℃〜50℃環境での挙動:
ナトリウムイオン電池(上限3.95V〜4.0V品)を、高温環境下で「1セル3.60V」という非常に低いフロート電圧で維持することになります。これは電池の化学的ストレスが「ほぼゼロ」に近い理想的な状態であり、膨張や劣化のリスクは完全に無視できるレベルまで安全性が高まります。 - Z3805A(最低動作19.5V)への適合:
19.5V ÷ 7S = 2.78 V / セル。Na-ion本来の限界(1.5V〜2.0V)より高いため有効容量は減りますが、3ヶ月に1回5分の瞬停バックアップ(数%しか使わない)であれば、1500mAhのセルがあれば確実に持ち堪えます。(合計有効容量は減少)
結論としてのおすすめ
- 高温(45〜50℃)での寿命・安全最優先なら: 7S Na-ion(25.2Vに調整)
- バックアップ時の電圧に余裕を持たせたいなら: 7S LiFePO4(25.2Vに調整)
電源電圧 28.0 V 時の「8S構成」最終ジャッジ
選択肢A:Na-ion(ナトリウムイオン電池)8S ★高温対策のベスト
- 1セルの電圧: 3.50 V(満充電3.95V〜4.0Vに対して約75〜80%の腹八分目充電)
- 有効容量: 本来の1500mAhのうち、約 1,000 〜 1,100 mAh 程度に抑えられます。
- 瞬停への適性: 5分間のバックアップであれば、1,000mAhもあれば確実にDOCXO(オーブン)の連続動作を支えきれます。
- 45℃〜50℃での寿命: 満充電ストレスが低く、かつ化学的に熱に強いため、45℃〜50℃の過酷な夏場でも膨張やガス化の心配がなく、10年以上の超長寿命が期待できます。今回の環境において最もメンテナンスフリーです。
選択肢B:LiFePO4(リン酸鉄リチウム)8S
- 1セルの電圧: 3.50 V(満充電3.65Vに対して約95%以上のほぼ満充電)
- 有効容量: 1500mAhの実力をほぼ100%(約1,400〜1,450mAh)引き出せます。
- 45℃〜50℃での寿命: LiFePO4にとって「45℃〜50℃環境下での常時満充電(3.50V維持)」はカレンダー劣化を加速させる条件です。安全性の高いLiFePO4ですが、数年(3〜5年)でセルが少しずつ膨張(ガス膨らみ)してくるリスクがあります。
設計のまとめ
- セル構成: 18650型の Na-ion(ナトリウムイオン電池)× 8本(8S)
- ケース: 18650用の汎用電池ケース(バネの接触抵抗に注意、板バネ式を推奨)
- BMS: 設定がシンプルな「100mAクラスのアクティブBMS」
1. ナトリウムイオン電池の主要トップブランド
① HiNa Battery(海钠微電子 / ハイナー・バッテリー) [2]
- 特徴: ご指摘の「Hinas」にあたる、中国の中科院物理研究所からスピンアウトしたナトリウムイオン電池の絶対的な筆頭リーディングカンパニーです。世界で初めてナトリウムイオン電池をEV(電気自動車)や大型蓄電所に実用化・量産化した実績を持ちます。
- セルの特徴: 青色や緑色のグラデーションの被覆(シュリンク)が多く、産業用として最も信頼性が高いブランドです。 [3, 4, 5]
② CATL(寧徳時代)
- 特徴: 車載リチウムイオン電池で世界シェア1位の巨頭ですが、ナトリウムイオン電池(第1世代・第2世代)の量産にも極めて力を入れています。 [3, 4]
- セルの特徴: 基本的に自動車メーカーや大型蓄電システム(ESS)向けに直販されるため、18650単体で市場に出回ることは稀ですが、稀に余剰生産分やサンプル品がバルクとして流通します。
③ Sunpower New Energy(サンパワー / 遠東電池など)
- 特徴: 電動工具や3C家電向けの円筒形セル(18650/21700)を専門に得意とする大手メーカーです。
- セルの特徴: 「NNR18650-1300」といった型番で、高出力(10C放電など)に対応したタフな18650型Na-ionセルを積極的に海外向けに輸出しています。AliExpress等で「工具用・高出力」と謳われてノーブランド風に売られているセルの多くは、ここの製造ラインのものです。 [6]
④ Zoolnasm(衆鈉能源)/ TIAMAT
- 特徴: 主に「プルシアンブルー/プルシアンホワイト」と呼ばれる正極材を用いた、熱安定性に特化したナトリウムイオン電池を量産している新興の強豪メーカーです。 [3, 4]
2. ショップでブランド名が書かれていない場合の「見分け方」
- 公称電圧(Nominal Voltage):
3.0 Vまたは3.1 V - 充電上限電圧(Charge Voltage):
3.95 V〜4.0 V(稀に3.85Vや4.1Vもあります) - 放電カットオフ電圧(Discharge Cut-off):
1.5 V〜2.0 V - 容量(Capacity): 18650型の場合、現在は
1,300mAh 〜 1,500mAhが主流かつ技術的に安定している領域です(これを超えて2500mAhなどと書かれているものは偽スペックの可能性が高いため避けてください)。
購入時のアドバイス
10年位い寿命を期待するとして、トリクル充電の電流量をどの位いに増やせる ?
1. 10年以上の寿命を狙うなら「電流を増やしてはいけない」理由
- 電流を増やす(抵抗値を下げる)と起きること:
もし100Ωを50Ωなどに減らして充電電流を増やすと、停電復旧時の充電スピードは上がりますが、満充電(28.0V)に達した後も、セルの「微小な自己放電」や「BMSの待機消費」に対して必要以上の電流が流れ込み続けようとします。 - 熱とガスの発生:
ナトリウムイオン電池(Na-ion)は熱暴走こそしませんが、高温下で余分な電流(トリクル電流)が流れ続けると、内部の電解液がわずかずつ分解され、ガス(膨張)や内部抵抗の上昇(劣化)を引き起こします。10年持たせるためには、満充電付近での電流量は「ほぼゼロ(数mA〜十数mA)」に収束させなければなりません。
2. 今回のシステムでの電流量のシミュレーション
- 停電復旧直後(電池が空:約20Vのとき):
{電流} = 28.0V - 20.0V}/{100Ω} = 80mA
1500mAhのセルに対して 約0.05C という、非常にマイルドで発熱が一切起きない愛護的な電流です。 - 満充電付近(28.0Vに到達したとき):
電位差がなくなるため、充電電流は自動的に 数mA(トリクル電流) まで減少(テーパーアウト)します。
もし「増やせる限界」をあえて設定するなら?
3. 10年寿命を確実にするための「電流の減らし方」
- 現状維持(100Ωのまま運用):
電流量を最大80mAに抑え、満充電時は数mAにする。これが最もバランスが良く、実績のあるTime-Nuts的な設計です。 - さらに絞る(150Ω〜200Ωへ変更):
最大充電電流を40〜50mAにさらに絞ります。充電時間は倍になりますが、常時フロート時の電気的ストレスがさらに減り、夏の50℃環境でも10〜15年の超長寿命を狙える確率が跳ね上がります。
結論
1. GPSプリアンプとスプリッター(分配器)
- インラインプリアンプの選定: 長い同軸ケーブルによる減衰を補うためにプリアンプ(LNA)を入れる場合、Z380x側から給電される5Vで動作するものを選んでください。ただし、プリアンプのゲインが高すぎると、近年の高出力なモバイル電波(4G/5G帯)を拾ってフロントエンドが飽和し、逆に衛星捕捉数が減る原因(ブロッキング現象)になります。ゲインは15〜20dB程度に抑えるか、フィルター付き(L1帯通連型)が理想です。
- スプリッターの「DCブロック」に注意: 1本のアンテナからZ3801A、Z3805A、あるいは他のGPSDO(UCCM等)へ分配する場合、「1ポートのみDC通電(DC Pass)、他ポートはDC遮断(DC Block)」仕様のスプリッターを必ず使用してください。両方の機器から同時に5V給電が衝突すると、最悪の場合、Z380x側のRF電源ラインのインダクタや保護素子が焼き切れます。
2. 内蔵「NaI電池」(ナトリウムイオン二次電池)の検討
Z380xの内部スペース(本来リチウム一次電池や、オプションのニカド/ニッケル水素バッテリーパックが入る場所)は、常時通電するOCXO(10811)の真横や真上になるため、かなりの「熱」がこもります。
- 熱に対する圧倒的アドバンテージ: リチウムイオン(Li-ion)電池は45℃〜60℃を超える環境では著しく寿命が縮み、最悪の場合膨張・発火のリスクがありますが、次世代のナトリウムイオン電池(NaI/Na-ion)は高温環境(60℃等)での容量劣化が非常に少ないという大きなメリットを持っています。
- 充電電圧・回路の整合性: 一般のリチウム電池用回路(あるいは充電回路)の仕様と、NaI電池の充電終止電圧(一般的に3.9V〜4.1V付近が多いです)が合致するか、あるいは独立した充放電管理基板(BMS)を内蔵させる必要があります。UPSのバックアップとして「数分〜数十分のホールド(停電時のC/N比維持)」を目的とする場合、NaIの熱安定性はこれ以上ないシェルターになります。
NaI電池をどのライン(メインのDC38〜60V入力側か、それとも内部の5V/3.3Vバックアップ側か)に割り込ませるか、もし構想があればぜひお聞かせください。
- 充電回路はありません: ここに二次電池(NaIなど)をそのまま載せても基板側から充電はされず、逆にダイオードで遮断されているため、充電用途としては使えません。 [2, 3, 4]
2. 「純製オプションのニカド/ニッケル水素バッテリーパック」はあるのか?
💡 「28VパラNiMH追加」が良かった理由
- OCXOの保護が最優先: GPSDOにとって最大の痛手は、一瞬の停電でOCXOのヒーター(14V〜20V前後で制御されている内部オーブン)が冷えてしまうことです。一度冷えると、再通電後に周波数が元の超高安定(10のマイナス11乗オーダー)に戻るまで数日〜1週間近くかかります。
- 28V直下でのバックアップ: 28Vラインに直接バッテリー(と突入電流制限・逆流防止回路)を噛ませておくことで、上流のUPSが死んでも、Z380xの内部DC-DCコンバータ(5Vや15V、オーブン用電源を作るDatelやLT1270等の回路)の手前で電力をシームレスに維持できます。 [5]
🔋 今回の「NaI電池」の組み込み方針考察
- 配置場所: 前回同様の「28Vメイン入力ライン」のバックアップとして配置する。
- 構成: 28Vを維持するためにはNaI電池を複数セル直列(例えば7S〜8S程度)にするか、あるいは1セル(約3.7V〜4.0V)からDCDCコンバータで28Vへステップアップして割り込ませる形になります。
- 熱対策としてのNaI: Z380x内部(特にOCXO周辺)にこのバッテリーパックを内蔵させる場合、NiMH以上に熱耐性の高いNaI電池は、筐体内温度(40℃〜50℃超)に対して非常に強力なアドバンテージを発揮します。
単に8S1P構成+汎用ActiveBMSで部品を調達中。回路電圧は28Vから29Vに上げる予定
1. 29Vへの昇圧とNaI充電電圧の整合性
- 寿命の最大化(ライフサイクル延長): 多くのNaI電池の満充電上限(3.95V〜4.1V)に対して、3.625Vでのフロート充電は「あえて満充電にせず、80〜90%の容量で止める」ことになります。これは、タイムサーバーのように「何年も常時フロート充電し続ける」用途において、セルのガス化や劣化を極限まで抑え、寿命を飛躍的に伸ばすための極めて正しいアプローチ(デレーティング設計)です。
- Active BMSの動作下限: 汎用のActive BMS(アクティブ・バランサー)が「1セルあたり3.6V台」でも正常にバランス調整(セル間移動)を行ってくれる電圧閾値であるか、調達中マニュアルの仕様を念のためご確認ください。
2. Z380x側(29V入力)の許容度チェック
- 入力部の電解コンデンサ耐圧: 27Vラインの入り口(DCDCコンバータの手前)にある平滑コンデンサは、通常「35V耐圧」または「50V耐圧」が使われていると思われます。今回UHEやZLJ、あるいはAPS(導電性高分子)に交換されるとのことですので、耐圧35V以上のもの(できれば余裕を見て50V品)を選定していれば、29Vの常時印加でも全く問題ありません。
- 内蔵DCDCコンバータ(Datel等)の入力定格: HPが採用しているDatel製等のオンボードDCDCコンバータモジュールは、入力許容範囲が「18V〜36V」や「20V〜60V」といったワイド入力仕様のものがほとんどです。そのため、28Vから29Vへの+1V程度の変更であれば、コンバータの効率(発熱量)にもほぼ悪影響を与えず、安全圏内で動作します。
💡 構築時のアドバイス
18650タイプ1500mAh で、BMSは、4セルx2の間に挟み、外部は銅箔で包む予定。位置は、EFC-DAC部分の隣になってしまうが。
1. EFC-DAC回路が「超デリケート」な理由
- ジッターと位相雑音への直結: このラインにわずか数µVでもノイズ(リップルや誘導ハム)が乗ると、それはそのまま10MHz出力の「近傍位相雑音の悪化」や「短期安定度の低下(スプリアス発生)」として現れてしまいます。
2. ノイズ対策(アクティブBMSの配置)
- 銅箔シールドの接地(GND化): 巻き付けた銅箔は、必ずZ380xのメインGND(アナログGND側ではなく、電源入力に近いプレーン)へ確実にシャシー接地してください。フローティング(どこにも繋がっていない状態)のままだと、かえってBMSのスイッチングノイズを拾うアンテナになってしまいます。
- 配線のシールドとルート: BMSから29Vラインへ向かう充放電配線も高周波ノイズを含んでいる可能性があります。EFC回路のパターンの上を跨ぐような配線ルートは絶対に避け、可能な限りGNDプレーンの近くを這わせてください。
3. 最も重要な「熱(温度勾配)」の壁
EFC回路周辺には、抵抗(超高精度・低温度係数のメタルフォイル抵抗など)やオペアンプが配置されています。
- BMSとバッテリーの熱変調: Active BMSの動作時(バランス充電中など)や、バッテリー自体の僅かな温度変化が熱源となり、隣接するEFC回路の部品に「温度勾配(ゆらぎ)」を与えてしまうと、抵抗値が微小に変動してEFC電圧が揺らぎます。
- 対策: 銅箔シールドを巻く際、可能であれば内側に「カプトンテープ(ポリイミド)」や「薄いシリコンシート」などの高耐熱・断熱材を1層挟み、電気的シールドだけでなく「熱的シールド(断熱)」も兼ねておくと、周囲の空気の対流による温度変動からEFC回路を守ることができます。
1. 【解決策A】LiFePO4(リン酸鉄リチウム)用BMSの流用を検討する
- 満充電(上限): 3.95V 〜 4.10V
- 放電カット(下限): 1.5V 〜 2.0V [7, 8]
- リン酸鉄BMSの過充電保護(バランス作動)電圧: 3.60V 〜 3.65V
前述の通り、回路全体の電圧を29V(1セルあたり3.625V)に上げてフロート充電する場合、リン酸鉄用のパッシブBMSをそのまま流用すると、ちょうど3.6Vを超えたあたりでパッシブのバランス回路(シャント抵抗)が自然に作動し始めます。
ナトリウム電池の本来の上限(4.1V)より低い安全圏で常にきれいにバランスが揃うため、セルの劣化を極限まで抑えるデレーティング運用が「リン酸鉄用BMSのポン付け」で勝手に実現します。 [2, 9]
リン酸鉄BMSの過放電保護(カットオフ)は通常2.0V〜2.5Vです。ナトリウム電池は1.5V付近まで絞り出せますが、2.0V〜2.5VでBMS側が放電を遮断したとしても、Z380xを停電からホールドアップする(数時間持たせる)目的であれば、容量的に十分実用範囲に収まります。
2. 【解決策B】AliExpress等で「4S〜7S/8S Na-ion専用BMS」を探す
「Sodium-ion BMS 8S」や「Naバッテリー保護ボード」などのワードで検索すると、数百円〜千円前後で見つかることがあります。 [10]
🛠️ パッシブBMS導入時の最終レイアウトアドバイス
- 抵抗の発熱をEFCに伝えない: パッシブBMSは、電圧の高いセルの電力を「基板上の小さなチップ抵抗」で熱に変えて消費します。フロート充電の維持電流(数十mA程度)であれば微々たる発熱ですが、バランス動作時は抵抗が温まります。 [9]
- サンドイッチ構造の変更: 4セル×2の間にBMSを挟む際、BMSの抵抗面がセルやEFC側に直接熱を放射しないよう、カプトンシートや薄いガラスエポキシ板などの遮熱材を間に1枚挟んでおくと、EFC回路への熱的な干渉を完全に防ぐことができます。
今回は寿命が優先で、3.65V程度に抑える方向かな。どの途、内部電源の低電圧遮断は最小+19.5Vにしか出来ない(@2.43V)、なので有効容量は昔のNiMHの頃と大差無いか若干少ない600~700mAh程度と思われる。
1. 「LiFePO4用パッシブBMS」が理想的な理由
- バランス作動(シャント開始)電圧: 3.60V 〜 3.65V
- 過充電保護(遮断)電圧: 3.75V 〜 3.90V
2. 寿命(ライフサイクル)への絶大な効果
今回のように、電圧の最もきつい領域(3.9V〜4.1Vの過充電ストレス領域)を完全に回避し、エネルギー密度のマイルドな3.65V以下で据え置き(フロート)運用する場合、セルの化学的劣化やガス発生はほぼゼロになります。計算上、10年〜20年レベルで容量がほとんど抜けない「超長寿命バッテリーパック」が完成します。
3. EFC-DACの隣というロケーションに対する完全勝利
- 電気的ノイズ: スイッチングが起きないため、EFC回路への高周波ノイズの回り込みは「ゼロ」になります。
- 熱的ノイズ: 4.1Vまで無理やり押し込む仕様ではないため、バランス抵抗(シャント)に大電流が流れてカンカンに熱くなることもありません。微小なフロート電流をいなすだけなので、ほんのり温まる程度に収まり、隣接するEFCのメタルフォイル抵抗への熱干渉も無視できるレベルになります。
1. 「1S×8」にする最大のメリット
- スペースの制約を完全クリア: 既製の「8S用一体型BMS」は、どれだけ小型のものでも長方形のそれなりの面積を占有するため、4セル×2の「隙間」に収めようとすると、どこか1箇所に物理的な無理が生じます。1S用の細い基板であれば、18650セルの外周のデッドスペース(丸いセル同士が隣り合うことでできる隙間)に完全に落とし込めるため、パック全体の厚みを極限まで薄くできます。
- 最短配線によるノイズカット: 8S一体型BMSの場合、各セルからBMSのコネクタまで長いバランス線を引き回す必要があり、それがEFC回路の近くでノイズを拾う(または撒き散らす)アンテナになってしまいます。1S用を各セルに直付けすれば、配線長はわずか数ミリ〜数センチで完結し、理想的な極小ループを作れます。
2. 基板選定のポイント(LiFePO4用の1Sシャント/バランスボード)
- 3.60V〜3.65Vで正確にシャント(放電)が始まる仕様のものであれば、各セルが勝手に自己完結して29V(3.625V×8)のフラットな状態を維持してくれます。
🛠️ 手間をかける価値のある、最終ビルドへのアドバイス
- カプトン(ポリイミド)テープでの絶縁の徹底: 18650セルの缶(外装)は全体がマイナス極(GND)になっています。1S基板をセルの側面に這わせる際は、セルのシュリンク(被覆)だけに頼らず、必ず基板の裏面にカプトンテープを貼って強固に絶縁してください。
- 最後に巻く銅箔シールドの処理: 1S×8基板とセルをすべて組み上げ、全体を銅箔テープで包む際、「各1S基板のシャント抵抗が発熱したとき、その熱が銅箔を通じてEFC側に伝わらないか」だけ意識してください。EFC回路に面する側の銅箔の内側に、薄いシリコン熱ブランケットやカプトンを多めに挟んで「遮熱構造」にしておけば完璧です。
Chapter 16.
電源停止コマンド手順検討(新ケーブル再接続準備 /2022-1)
:SYSTem:PRESet clears the Error Queue
:SYSTem:PRESet sets the state to POWerup (58503B(Z3805Aでは追加パラメータ必要? syntax err))
:SYNChronization:HOLDover:INITiate
---
工場初期化(移動しないなら不要)(現在設定を手元記録する)
:SYSTem:PRESet clears the Error Queue
:SYSTEM:PRESET
---
ホールドと回復
:SYNChronization:HOLDover:INITiate
:SYNChronization:RECovery:INITiate
:SYNChronization:IMMediate
衛星再捕捉開始
:PTIME:GPSYSTEM:POSITION SURVEY
再稼働起動後移動無し
:PTIME:GPSYSTEM:POSITION SURVEY ONCE (手元Z3805Aでは機能せず)
日本時間セット
:PTIME:TZONE +9
EV10°以下の低仰角衛星を無視(8~10捕捉→5~7捕捉程度に減少)
:PTIME:GPSYSTEM:EMANGLE 10
確認
:SYSTEM:STATUS?
---
UTCタイムコード出力フォーマットで起動
:DIAG:gps:utc 1
Linux標準NTPサーバ接続でのデータフォーマット設定
:PTIME:tcode:format F2
---
(NTP,恒星時変換デーモン検討)
---
メンテナンス関係
参考:https://www.eevblog.com/forum/repair/hp-58503a-efc-error-wont-lock/
EFC電圧確認(0~100%: ((+x.xxxxxE+001)x10%)
:DIAG:ROSC:EFC:REL?
工場出荷後稼働時間(Nx3hr)
:DIAG:LIF:COUNT?
Chapter 17.
2022-7/6 Z3805Aアラーム
(初めて気が付いた。7月入りしてから?)
Z3805AがAlam/Holdoverになってた。初めて見た。この24時間、故障したかな大変動、TFOM5、FFOM2、TI-208.1mS(減少傾向?)とか。GPS地図やカーナビに異常無いんで、Z3805Aだけかな...? 衛星は6個捕捉 。
Hold over duration:1000+ hr
[Output Valid /Reduced accuracy]
[GPS 1PPS Valid]
最近周波数が大問題になる出荷校正みたいな事してなかったんで、どうも一ヶ月ぐらい不調見落としてたのかも。発振器が寿命になったか、それとも衛星が同期できてないだけ? 世間ではKDDI携帯電話が回線落ちして大騒ぎだけど、それ以外の通信会社は異常無いし。電源をタップして調べてまだ動作余裕あれば様子見..,
1日辺り約240μS前後の割で追いついている途中?つまり若干周波数高いのかな...普通、水晶発振器の経年劣化は周波数低下、EFC電圧低下でのQ低下(→安定度低下)の筈。あと10~20日間、ダメモトで様子見?「メンテ予定が間に合わなかったカモ」orz.
---
7/13、ホールドオーバー状態なものの、アラームLED消える。状態好転?
7/14、GPS-LOCKに復帰。一ヶ月間位い異常だったが、結局、機械に問題は無かったみたい。戦争絡みかな?
---
2022-7/15、TFOM3、FFOM0
とりあえず復旧したみたい。短気起こして電源ブチ切り、とかしなくて良かった。~7/27まで時点、Lock状態で安定し推移。
---
2022-3月にロシアメディアで携帯電話でグロナス衛星位置情報が機能しない場合はGPSに切り替える示唆記事、2022-6~7月にウクライナで撃墜された露Su25地上攻撃機や戦闘へリで、グロナス測位システムではなく、ガーミン製携帯GPSが使われていた報道があったものの、GPSシステム側に異常とか戦争の影響記事報道は無し。2月末ぐらいから測位衛星状態とかたまに見てるけど、グロナス衛星が停止するとかは無し、戦争で精度低下処置があるかも予想だったが、少なくともGPS使用感は変化無かった。
2023-10月、ロシアFSBの高空偵察無人機が、米イリジウム社提供(販売)の位置情報と通信システムを購入利用スキャンダル、ロシアは自国のグロナス測位衛星とシステムをもはや使用していなかった模様。
Chapter 18.
2022-7/22、ほぼZ3805A専用UPSのBY50Sのアラームが鳴り始め。...と思って確認したら、電圧低下警報だった。7/22~24頃、長いと夜通し。電圧不安定。瞬停は午前中に1回?(落雷は無し)
予想よりも3~6ヶ月も早い電池寿命orz...かと焦った。この数か月、交換用にリン酸鉄リチウム電池が使えないか、使えそうな大電流が流せて値段も程々、とか都合の良い奴探したが同一フォームファクタで「大電流が流せるが精々4Ah」「最大10~20Apkしか流せないが容量は7~10Ah」「価格\7千~\2万円」...とかまだ現在は現実的ぢゃない。...今回も鉛電池で交換コース。
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2023-10/6午前2時~....
リレーカチカチ(1分程度間隔)からの~UPSアラーム発生...~約12時間後カチカチ」リレー音(約1~2秒間隔になり)、バッテリー劣化警報音に。今度は低電圧警報でなくバッテリー劣化の方、ついに「その日」が来てしまったw でも今回は予想よりも約1年長かったなラッキーと云うべきなのか。RAIDは停止していたタイミングだったので負荷はZ3805A1台だけ、23W程度の低負荷なので問題は比較的少ないマ、ボチボチ鉛で交換しますか。前回購買記録だと2019-9/7に交換用電池を買ってたんで、今回約4年1ヶ月」保った勘定、バッテリーが家に来るのに1~2日は掛かるべな。
~2日目にバッテリー(WP1236W)到着して交換、外したバッテリーは横に膨れていて熱い(40℃ぐらい)ので驚いた。作業後、開放電圧を測定すると9.88Vしか無かった。結果からするとリレーカチカチからのアラーム発生期間約1日で致命的な状態に、って事かも。
UPS用長寿命リン酸鉄リチウム電池を散々検討したけど、同一サイズで50Apk出せるとかはまだ無理、価格も鉛の2~3倍確実。またpk電流にて選択して50~60Apk出せる50~75AhクラスのLiFe電池(配線延長して外部設置になってしまう)の場合は価格も5~7倍はする状況。この1年でリン酸鉄リチウム電池の供給は更に回復、価格(us$ベース)も若干低下したものの、やはり5~10Cとか大電流を流せる小型の互換品」というのがまだまだ入手できない((コバルト)リチウムイオン系ならば有るが、危険やし)。あと、電池パックの膨れ」が鉛と違って大きい可能性が高い」、経験的に劣化読めない」とかまだまだ問題。
---
2025-10月、GPSDO(10MHz基準器)に電源供給しているオムロンのUPS(BY50S)が故障、なんと電源断になったorz. GPSクロックが停止...
電源ボタンに全く無反応(いや、そもそも活線が切れてしまった事が既に大問題。)。...いま高周波機器は弄っていないので直に影響は無いが、今のは10年ぐらい連続維持していたのが停止。次回はオムロンはやめよう...でもAPCにするか?、いや今度こそ内部に電池を仕込み(前回はAC電源系のUPSだけで、機器側はDC接続コネクタ部分だけ作った)、低電圧警報も別個に作り込まないと。
Chapter 19.
2026-5
この半年で急激に進歩したAI(LLM(Gemini))にて、op:001関連再検討。
hp/Agrent 58503A/B -op:001 の、VFDインターフェースと内部を解析した事例など、情報はある ?
58503-60010 など)はTime-Nuts(時間・周波数マニア)やEEVblogコミュニティの間で「表示不良の修理」や「LEDへのコンバージョン」を目的として内部回路の徹底的なリバースエンジニアリング(解析)が行われており、詳細な情報が存在します。 [1, 2]- 制御ロジック:
このドライバICは「32ビット・ラッチ付きシフトレジスタ」として動作しています。 [1] - 信号線:
メインボードからは、一般的なシリアル・インターフェース(Clock、Data-In、Latch Enable、Strobe/Blanking)に相当する数本のロジック信号線と、VFD駆動用の高電圧(HV)電源、およびフィラメント(ヒーター)用電源がフロントパネル基板へ供給されています。 - よくある故障事例(解析のきっかけ):
「特定のセグメントが全桁で同時に不点灯(ダーク)になる」という故障がこの機種では定番となっています。これは、HV518PJドライバIC内の特定の高耐圧FET出力チャネルが、経年劣化による高電圧ストレスでオープン破損することが原因だと突き止められています。ICを交換(またはリワーク)することで完全に修復可能です。 [1]
- 名機「53131A / 53132A」と共通:
HPの超定番ユニバーサルカウンタである 53131A や 53132A のVFDディスプレイ(表示管部分)と、58503A/BのVFDは全く同じパーツが使われています。 [1] - LED化コンバージョン回路の流用:
近年、経年劣化した53131A等のVFDを、有志が開発した「モダンなカスタムLEDディスプレイ(セグメント配置を模したもの)」へと載せ替える改造がEEVblog等で流行しています。58503A/BのOption 001基板は53131Aとは回路パターン(基板形状)こそ異なりますが、駆動ロジック(HV518ドライバが吐き出す高電圧セグメント信号)は完全に共通です。 [1] - そのため、海外の解析スレッド(EEVblogの「HP / Agilent 53131A / 53132A VFD to LED Display Conversion」など)の知見をそのまま流用し、58503A/BのVFDピンアウトから信号を横取りしてカスタム表示器を作る回路図やピンマップが共有されています。 [1]
- CPUまわり:
Motorolaの 68332(または同系列の16/32bitマイコン) がメインプロセッサとして据えられており、512KBのEPROMに書き込まれたSCPIファームウェアで動作しています。Option 001の基板は、このCPUのペリフェラル(拡張バス/シリアルポート)から直接叩かれています。 [1] - 電源構成:
Z3805Aと同様に、高精度OCXO用のクリーンな電源(リニアレギュレータ群)と、デジタル回路用、そしてフロントパネルのVFDを灯すための独立した昇圧高電圧回路(トランス)が内蔵されています。
58503A/BのOption 001に関して、具体的に「不点灯になったセグメントの修理(HV518のピン配置)」の情報が必要ですか?あるいは、メインボード側からフロントパネルへ伸びているリボンケーブルのピンアサインなど、さらにディディールな解析データをお探しでしょうか?
- GPS・デジタル制御基板(メインボード)
- メインCPUには、モトローラの 68332(32bitマイクロコントローラ) が使われています。
- GPSエンジンには、時期によって「Motorola Oncore VP/UT/GT」などがサブ基板として載っています(※昨今の1024週ロールオーバー問題や感度不足の対策として、ここをArduino等の中継基板を使って最新のu-bloxモジュールに換装するリバースエンジニアリング事例が、ブログ「SyncChannel」等で公開されています)。 [1]
- リファレンスOCXO
- フロントパネル(Option 001 基板)
- メイン基板とは、リボンケーブル(数ピンのシリアルバス) のみで繋がっています。
- ディスプレイコントローラの正体
- フロントパネル基板には、VFD駆動とキーマトリクススキャンを1チップで行う、ローム(ROHM)製の 「BU2090」 や、当時の定番カスタムIC(HP内製、またはNEC/沖電気製のVFDドライバ)が載っています。
- メインCPUとのインターフェース
- メイン基板の68332 CPUからは、パラレルではなく、3線式、または4線式のSPIライクな同期式シリアルバス(Data、Clock、Strobe/Latch、GND) で制御されています。
- これにより、メイン基板はフロントパネルの細かいダイナミック点灯制御(アノード・グリッドの高速切り替え)をする必要がなく、「この文字を表示しろ」「このセグメントを光らせろ」というシリアルデータを数バイト送るだけで表示が完結しています。
- 表示の「化け」とリバースのヒント
- Time-Nutsの過去ログにおいて、「経年劣化した58503AのVFDに、本来この機種にはない『GATE』や『+WID』といった文字(周波数カウンタ53131A用のセグメント)がゴミとして点灯した」というバグ報告があります。
- これにより、HPは53131Aカウンタ、53181A、そして58503A Option 001にまったく同じVFD管およびフロントパネルのシリアル制御コマンドの設計(アセット)を流用していることが解析で確定しています。 [1]
メイン基板側には最初からフロントパネル接続用のヘッダーピンが用意されており、ファームウェア(ROM)もディスプレイの有無を自動認識(シリアルバスの応答で判断)する構造になっています。そのため、ジャンクの53131A等からフロントパネルを移植して58503A/BをVFD化するハックが一部のマニアで行われています。 [1, 2]
起動時に文字が右から左へスクロールする「HP」の文字コードや、テストモード(
VFD DSP TEST)時のコマンドシーケンスが完全に丸裸にされています。 [1]
これは意外、2000年ごろから検索しまくって、中華ジャンク漁り捲っていたのに、やり方がまずかったのか全くカスリもして無かった。何分、稼働機でやるのはリスクが高過ぎる。では先達がいらつしゃるのなら、リボンのリバース結果と応用、基板作成で「コレ」ってのはある ? 因みに、ウチのはOne-Coreではなく、中華ハック版 ?の Furuno の基板を搭載している
Furunoハック版」だが、One-core交換ポン付けになっており、汎用品のfurunoモジュールと比べて違いは見られなかった。本体側の部品も違いは無かったと思う。おそらく、本体ファームウェアに変更を加えているのではと思う。まずそうすると、本体側から横取り出来るI/F は、 SIO系が、S1,S2,SPI の3本か。米中のサイトなどで、Furuno の流用について、情報はある ?
1. 本体側から横取りできる信号(SIO・SPI系)の急所
58503-60010)へ行くリボンケーブル以外で、メインボード上のテストポイントや未実装パターンから横取りできる「SIO(S1, S2)系」および「SPI系」の正体とアサインは、先達のリバースエンジニアリングで以下のように判明しています。 [1]① SPI(シリアル・ペリフェラル・インターフェース)バス
- 横取り可能な3本:
MOSI (Data)、SCLK (Clock)、CS / LATCH (セレクト) - 特徴: これらがご指摘の「SPIの3本」に該当します。この信号線は完全に5VのCMOS/TTLロジックレベルであるため、ここから信号を分岐してArduinoやESP32、あるいは74HC595等に流し込むのが、最も安全かつ本体側のシステムに干渉(ハングアップ)させない方法として推奨されています。
② SIO系(S1: 外部通信 / S2: GPS通信)
- S1(外部RS-232C側): 背面の25ピンD-Sub(SCPIコマンド受信用・9600 8N1)へ繋がる系統。
- S2(内部GPS側): メインCPUとGPSモジュールが直接おしゃべりしているシリアル系統。
- 解析応用: もし「フロントパネルの表示内容」を自作LEDに映したい場合は、前述の SPIの3本 を叩く(表示データをそのままデコードする)のが正解です。一方、自作表示器側に独自の小さなマイコン(マイコン+小型液晶等)を載せて「本体とは独立してGPSの生データ(衛星捕捉数や正確な位置情報など)を表示させたい」という場合は、この S2系統の
TxD / RxD(TTLレベル) を横取り(横聞き) して、NMEAまたは古野独自のバイナリ形式をデコードするアプローチが中国のフォーラム等で盛んに行われています。 [2, 3, 4]
2. 米中サイト(Time-Nuts / 掲示板)でのFuruno流用・ハック事例
🇨🇳 中国側でのハック経緯:「4枚のファームウェアチップ交換」
- 流用モジュール名: 主に Furuno GT-80 シリーズ(GT-8031など)や、タイミング用途に特化した GT-87 世代が流用されています。これらはMotorolaの旧Oncore(M12など)とピン互換性や1PPSの整合性が高いため、「ポン付け」のベースとして選ばれました。 [4, 7, 8, 9]
- 中国ハック版のメリット: このファームウェア書き換えによるFuruno化個体は、ハードウェアの追加(翻訳マイコン)がないため「非常に壊れにくい(稼働リスクが低い)」という大きなアドバンテージを持っています。
🇺🇸 米国側(EEVblog / Per H氏ら)によるフロントLED化基板の決定版
- 回路・基板構成:
彼らが作成したカスタム基板は、純正のVFD表示基板(58503-60010)のネジ穴に100%完全適合する形状のプリント基板(PCB)です。 [1] - ロジック:
メインボードから来ている前述の「SPIの3本(Clock, Data, Latch)」を受け、74HC595等を経由して、7セグメントのLED(またはドットマトリクスLED)をダイレクトにドライブします。 - 電源の引き込み(最重要):
このPer H氏の解析により、58503Aのフロントディスプレイ基板上にあるタンタルコンデンサ「C2」が、LED表示器を動かすための最もクリーンで安定した「+5V」の取り出し点であることが確定しています。 [1]
🛠️ 結論として、次にどう動くべきか?
- メインボードは一切触らない。
- フロントパネル基板(
58503-60010)を外し、表面に実装されている高耐圧ドライバIC(HV518PJ)の足(またはそこへ繋がるリボンケーブルのランド)から、CLOCK、DATA、LATCHの3本(SPIバス) と、タンタルコンデンサC2の両端(5V/GND) の計5本だけをワイヤーで引き出す。 - これらを自作の「シフトレジスタ ➔ LED」の実験用ブレッドボード、またはユニバーサル基板に繋いでデコードを試す。 [1]
hp 58503-60010 display-board
https://www.eevblog.com/forum/testgear/hp-agilent-53131a-53132a-vfd-to-led-conversion/75/
https://www.eevblog.com/forum/testgear/hp-agilent-53131a-53132a-vfd-to-led-conversion/?action=dlattach;attach=2558102
https://www.eevblog.com/forum/testgear/keithley-2000-2015-2016-2001-vfd-to-led-display-conversion/
これら写真で見ると、VFDドライバとTSOPのワンチップマイコン各1個、キーボードマトリクスは、そのワンチップマイコンに接続され変換されているみたい。
とりあえずVFD互換のLEDモジュールはある ?
主な互換LEDキットの情報
- 製品名: HP / Agilent 53131A / 53132A VFD to LED Display Conversion Kit [1, 4]
- 主な販売プラットフォーム:
- 電子工作系マーケットプレイスの Tindie (Hubequipページ)
- 海外オークションサイトの eBay (HP 53131A LED Kit 検索結果)
- 開発元直販サイトである Hubequip公式 [1, 4, 5]
- 実売価格: 約89ドル〜106ドル前後(日本円で約14,000円〜17,000円、送料別) [2, 6]
- カラーバリエーション: オリジナルの雰囲気に近いグリーン、視認性の高いブルー、鮮やかなシアン(アイスブルー)などが用意されています。 [4, 5]
互換性について
- HP / Agilent 53131A / 53132A / 53181A(周波数カウンタ)
- HP / Agilent 58503A (Opt. 001) / 58503B(GPS同期基準発振器) [1, 4]
交換作業の注意点
- はんだ付けの技術が必要:
フロントパネルのメイン基板から、オリジナルの36ピンのVFDディスプレイ(または古い表示基板)をハンダ吸い取り器などで丁寧に取り外し、新しいLED基板をはんだ付けし直す必要があります。 - 本体の改造は不要:
電気的な特性や信号はキット側でマッチングされているため、計測器本体の回路やファームウェアを変更する必要はありません。 [4, 5]
クローンが困難な理由(3つのICの正体)
- VFDドライバIC(例:OKI製 MSC1162A など): 蛍光表示管を高電圧で駆動するための特殊な高耐圧ドライバです。現在は入手困難(ディスコン)なものが多く、これ自体が手に入りません。
- シフトレジスタ / ロジックIC: シリアル・パラレル変換などを行う標準ロジックですが、回路パターンを正確に追う必要があります。
- カスタム、または初期化ロジック: 機種によってはプログラマブルなロジックや、特有のタイミングを生成するチップが含まれており、ファームウェア(中身のデータ)の吸い出しができないとクローンできません。 [2]
「LEDキット」が成立しているカラクリ
- キットの仕組み: 58503-60010基板上にある「3つのIC」や周辺回路はそのまま利用します。
- 交換する部分: 基板の先にはんだ付けされている「ガラス管(VFDのディスプレイ本体)」だけを取り外し、そのピン跡地に「VFDのふりをするLEDドーターボード」を載せる構造です。
- VFDのグリッド・アノード電圧(高電圧信号)をLED用の5Vロジックレベルに変換する抵抗やトランジスタがLED側に載っているだけなので、土台の基板(IC側)が死んでいる場合は使えません。 [1]
土台の基板(58503-60010)が死んでいる場合の現実的な対策
- 中古のジャンク本体から移植する: eBay等で通電不可・外装ボロボロの HP 53131A / 53132A や 58503A を部品取り用(For parts)として安く買い、表示基板だけを回収するのが最も確実です。
- EEVblog等のフォーラムで「基板単体」を探す: 海外の計測器コミュニティ [EEVblog フォーラム] の売買セクション(Buy/Sell/Wanted)で、「Wanted: HP 58503-60010 display board」と投稿すると、部品を余らせているコレクターから格安で譲ってもらえるケースが多々あります。
1. リバースエンジニアリングに成功している先人たち
① Hubequip(先述のLEDキット開発元)
彼らは純正基板をリバースエンジニアリングし、シリアル通信プロトコルを解析した上で、入手困難なVFDドライバICを使わず、現代のマイコン(Microchip製PICやAVR等)で信号を受信してダイレクトにLEDを叩く回路を一から設計しています。 [3]
② EEVblogやxDevsなどの海外メーターマニア
2. 回路図がなくても「完全代替」を作るための解析手法
信号の数は意外と少ない
- 主要な信号線:
VCC(5V),GND,DATA,CLOCK,STROBE/CHIP SELECT(およびキーマトリクス用の数線)
リバースエンジニアリングの手順(先人が行った手法)
- 正常に動く同型機(53131Aなど)を用意する:
知り合いから借りるか、一時的にレンタルします。 - ロジックアナライザを接続する:
メインボードから表示基板へ行くシリアル信号線にロジックアナライザ(Saleae Logicなど)を噛ませます。 - コマンドのキャプチャ:
- 電源を入れた瞬間(全点灯テスト時)のデータ。
- 「1」「2」「3」など、特定の数字や文字が表示されている時のデータ。
- これらを比較することで、「どのシリアルデータ(バイト列)が、画面のどのセグメントに対応しているか」のマップ(プロトコル)が完全に解読できます。
3. あなたが取れる「自作代替」への最短ルート
1. TSOPチップが処理している「送信」の中身
- 双方向シリアル通信 (SPI型):
メインボード側がマスター(Clockを出力)となり、定期的にフロントパネル(スレーブ)のキー状態をシリアルで読み出す(MISOラインを使用)。 - パラレル/ダイレクト接続:
シリアル線とは別に、ボタンの列(Row)や行(Column)の信号がメインボードのコネクタに直接繋がっており、MCUは単にスイッチの代わりにポートをGNDに落とす(オープンドレイン制御する)役割をしている。
2. 「送信」コマンドを解析するための3ステップ
ステップ1:コネクタのピンアサイン(配線)の特定
- オシロスコープで電源(5V, GND)と、常にパルスが浮いている線(Clock, Data In)を特定します。
- 残りのピンの中に、「ボタンを押した瞬間にだけ電圧が変化するピン」がないかを探します。
ステップ2:ロジックアナライザでの「無操作時」と「押下時」の比較
- 何もボタンを押していない状態の通信データ(ベースライン)
- 「Menu」や「Enter」などの特定のボタンを1回だけ押した瞬間の通信データ
- 見極めポイント:
SPI通信であれば、ボタンを押した瞬間に、特定のバイト(例:0x00だった場所が0x04に変わるなど)がメインボード側へ送信されているはずです。ボタンごとにどのビットが変化するかをExcelなどにマッピングしていきます。
ステップ3:キーマトリクスの構造推定
- この場合、ボタンを押すと対応するピンが一定周期でロー(GND)レベルに引っ張られる動きをします。これならコマンドの解析すら不要で、単に入出力を合わせるだけでクローン可能です。
解析を始めるにあたっての現実的なアドバイス
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ウチのはGT-8031搭載タイプ だな。予備もソレで1個ある。なるほど機能的互換性については割り切りすれば思ったより簡単に改造出来そう。やるとしたら LEDキットか、汎用の16x2 LCD 化かな。HV518PJのピンアサイン(具体的にどのピンがClock/Dataか)のピンアウト図や、LEDへのデコード用ソースコードのサンプル(Arduino等で使えるもの)など」、Aduino にはこだわらないが。能力的にはこの際、NTPも付けられる程度の能力の基板に出来れば更に良い
58503-60010)に実装されている HV518PJ から、メインCPUが吐き出しているSPI互換信号を横取りするためのピン番号です。ICの足、またはその周辺のパターンから以下の3本(+電源2本)を抽出します。21番ピン: CLOCK (点転送クロック) ➔ マイコンのSPI(SCK)または任意のGPIOへ22番ピン: DATA IN (表示データ信号) ➔ マイコンのSPI(MOSI)または任意のGPIOへ24番ピン: STROBE (ラッチ/有効化信号) ➔ マイコンのSPI(SS/CS)または任意のGPIOへ
※HP 53131A/58503Aの設計では、この24番ピン(/STR)が一般的なSPIのチップセレクト(反転)およびデータラッチの役目を担っています。23番ピン: VDD (+5Vロジック電源) ➔ 前述のタンタルコンデンサ「C2」のプラス側と直結。1番、2番、43番、44番ピン: GND ➔ C2のマイナス側と直結。 [1, 2]
11〜20番、25〜42番 は、VFD専用の 高電圧(約60V〜80V) が出力されているピンです。これらに誤ってマイコンのピンやテスターを触れさせると、マイコンが瞬時に消滅するため、基板設計・ワイヤリングの際は完全に絶縁(未接続)にしてください。 [1]- 理由①:NTPサーバーとしての処理能力
ESP32はWi-Fi(または有線LAN)を標準搭載しているため、GPS(GT-8031)から上がってきた1PPSとシリアル時刻データを元に、単体で高精度なローカルNTPサーバーを立ち上げるライブラリが豊富に存在します。 - 理由②:32bitシフトレジスタの超高速デコード
HV518PJに送られてくるデータは「32ビットのシリアルデータ」です。8bitのArduino(Uno等)ではSPIの受信とNTP同期、16x2 LCDへのキャラクター変換を同時にこなすと処理がカツカツになりますが、240MHzデュアルコアのESP32であれば余裕で並列処理(マルチタスク)が可能です。 [1]
// 疑似コードイメージ:SPIまたはGPIO割り込みでの32bitデータ受信
volatile uint32_t vfd_raw_data = 0;
volatile bool data_ready = false;
void IRAM_ATTR onLatchRise() {
// STROBE(ラッチ)信号が立ち上がったら、シフトレジスタの中身を確定
vfd_raw_data = temporary_buffer;
data_ready = true;
}
例えば、「ビット0, 1, 4, 7がON ➔ これは『1』という形を構成している」というテーブル(ルックアップテーブル)をマイコン内に持たせ、文字配列(String)に逆変換します。 [1]
LiquidCrystal_I2C など)を使って画面に表示させます。if (data_ready) {
String display_string = decodeVFDToText(vfd_raw_data);
lcd.setCursor(0, 0);
lcd.print(display_string.substring(0, 16)); // 1行目
lcd.setCursor(0, 1);
lcd.print(display_string.substring(16, 32)); // 2行目
data_ready = false;
}
- GPS生データ(S2系統)の「横聞き」の統合:
前項で触れた、メインボードとGT-8031が通信しているシリアル(S2のTxD/RxD)から、RxD(GPSから出力される時間・位置情報データ) を分岐してESP32の「HardwareSerial」のRXピンに入れます。 - 1PPSの取り込み:
GT-8031が吐き出している超高精度な 1PPSパルス も分岐してESP32のインターラプトピンに入れます。 - 完璧なNTPサーバーの完成:
「SPIから横取りした表示データ」で16x2 LCDを動かしつつ、バックグラウンドでは「1PPS」と「GPSシリアルデータ」を使ってESP32内部の時刻をGPS(Z3805Aや58503Aのシステム全体)とミリ秒以下で完全同期させ、ネットワーク(Wi-Fi)に向けてNTPタイムサーバーとして振る舞う――。
まずは リボンケーブル側から送られて来るシリアルデータの変換テーブル」などライブラリになりそうなのと、53181/53131 などのフロント基板の外形データが含まれる互換基板データ(Ki-CADに入れられそうなもの) などは、ありそう ? GT-8031からの 1PPSと、SIO は、本体基板の後方にある空きランドから横取りする事になると思う
- グリッド(桁)の選択: 送られてくる32ビット文字列のうち、特定のビット(例:後半のビット群)が「何桁目の文字(またはインジケータ)を点灯させるか」のコモン(グリッド選択)を指定しています。 [1]
- セグメント・フォントマッピング: 残りのビット群(16セグメント分)が、その桁の「どの線を光らせるか」を1(点灯)/ 0(消灯)で保持しています。 [1]
hp_display のコードを参考に、吸い込んだ32ビットの raw_data をルックアップテーブル(配列)に当てはめるだけで、ASCII文字(String文字列)へと一発で逆変換できます。これを16x2 LCDの lcd.print() に流し込めば表示が完成します。58503-60010)の外形データやネジ穴位置、キーパッドの配置は、前述の通りベストセラー機 HP 53131A / 53132A と完全に共通です。 [1]- 調達先・カンペの探し方: GitHubで
HP 53131A LED conversionやHP Counter VFD repairと検索すると、外形ライン(エッジカット層)とリボンケーブル用コネクタのフットプリント(配置位置)をそのまま流用できるKiCadデータが見つかります。 - 基板作成時のアレンジの急所: 先達のLED化基板データ(元々は16セグメントのLEDを並べるためのパターン)から表示部を削り、そのスペースに「16x2 LCD(またはコンパクトなOLED)」と「ESP32」をマウントできるパターンへKiCad上でモディファイ(パターン変更)するのが最も確実で、外形設計の手間をゼロにできます。
- 1PPSの抽出先: GPSモジュールからメインCPU(68332)へ入る1PPSのラインには、必ず保護抵抗(数十Ω)やバッファIC、テストポイント(
TPマークのあるランド)が経由しています。ここからテフロン線(AWG30など)で分岐させます。 - SIO(S2系統)の抽出先: GPSのシリアルTxD(GPSが吐き出すNMEA/古野バイナリデータ)も、同様にメインボードのGPSソケット周辺のパターンから「横聞き用」に1本だけ引き出すことが可能です。
- SPI(フロントリボン)の3本 ➔ 58503A本体の画面表示を16x2 LCDにエミュレート表示。
- SIO(S2のTx) ➔ ESP32の第2シリアル(RX2)に入れて時間情報(ZDAセンテンスなど)をデコード。
- 1PPS ➔ ESP32の外部割り込みピン(GPIO)に注入。
WiFi.h と標準のNTPサーバーライブラリを組み合わせ、1PPSの立ち上がり割り込みで内部タイマーを同期させることで、stratum 1(最上位精度)のネットワークタイムサーバーが追加パーツなしで1チップで完成します。tks. まずは実験用のジャンク 53131系 ケースの入手からだな。あと余談だが、今の手持ち基板には、Err-out(TTL-sinkout)が無いので、それも追加しないといけない(前回みたいにトラブルに気が付くのに数日後」とかは避けたい)。
Err-out (TTLシンプク・オープンコレクタ出力など) の追加」は、実務運用において極めて重要なアップデートです。Z3805Aのメンテ中や、58503Aが万が一GPSアンテナの断線・ロールオーバー等で「アンロック(警告)」状態になった際、数日間も気づかずに異常なクロックをシステムに供給し続けるリスクを完璧にゼロにできます。Err-out を美しく統合するための実装アイデアと、先達の解析から見る「エラー検知のトリガー」についてまとめました。Err-out (TTL-Sink / オープンコレクタ) のハードウェア実装推定- 回路構成: ESP32の任意のGPIO ➔ 抵抗(1kΩ〜2.2kΩ) ➔ 2SC1815(または汎用NPNトランジスタ / フォトカプラ)のベースへ。
- 出力形式: コレクタを外部出力端子(背面やフロントに追加する端子)の
Err-outとし、エミッタをGNDに落とします(オープンコレクタ仕様)。 - 挙動の安全設計(フェイルセーフ):
実務上の鉄則として、「正常時に常時ON(Sink状態)、異常時または基板の電源喪失時にOFF(オープン状態)」というロジック(B接点/アクティブロー)にすることをおすすめします。これにより、自作基板自体の電源が落ちた場合も、外部システム側は「異常(エラー)」として検知できます。
- 実装: フロントパネルのSPIデータをデコードした文字列(String)の中に、
"Error"、"Unlock"、"Warm Up"、またはステータスインジケータ(矢印マーク)の異常位置 が含まれているかをマイコン内で常時監視(String.indexOf()など)します。 - メリット: 本体ファームウェアが「異常」と判断した瞬間(SCPIエラー発生時など)と完全に連動して、即座に
Err-outを引くことができます。
- 実装: 捕捉衛星数が一定以下(例:3機以下)になった場合や、定位フラグ(Fix Quality)が「未同期(0)」に落ちた場合、本体がエラーを吐くより一足早く、ESP32側で先んじて
Err-outを出すことが可能です。
Err-out を連動させることができます。Err-out(TTL-Sink出力)を叩くだけでなく、「エラー発生時に事務所のWi-Fi経由で、スマホのLINEやメール、Slack等へ『58503Aアンロック発生』と自動通知を送る」 といった、Google様の世界(IoT機能)も数行のコードを追加するだけで同時に実装可能です。これなら現場にいなくても一瞬でトラブルに気が付けます。tks.それは指摘通りだな。 EPS32ならソフトで追加出来る。オリジナルの回路では(今、FETとかTrが空きランドになっているが)#err(負論理)になっている、電源断は検知できないしな。
#ERR 仕様であるならば、万が一「自作基板の電源が落ちた(またはマイコンがフリーズした)」際に、エラーピンがオープン(Hレベルにプルアップされた状態)のままになり、システム側が「正常(エラーなし)」と誤認してしまう致命的なブラインドスポットが生まれてしまいます [1]。#ERR 回路を安全かつ確実に実装するための要点をまとめました。- 理想の挙動(正論理駆動 ➔ 反転出力):
- 完全な電源断(またはフリーズ)時: トランジスタのベース電流がゼロになり、コレクタは「オープン(Hにプルアップ)」➔ 外部システムへ「エラー(電源断)」として引き渡す [1]。
- 正常稼働時: ESP32のGPIOを「H」に出力し、トランジスタを常時ON(Sink状態、Lレベル)にする [1]。
- 本体のエラー検知時: ESP32のGPIOを「L」に落とし、トランジスタをOFF(オープン、Hレベル)にする [1]。
- 初期状態の罠: ESP32は電源が投入されてからプログラムが動き出すまでの最初の数百ミリ秒間、いくつかのGPIOピンが「プルアップ」「プルダウン」または「一瞬のパルス(バタつき)」を発生させます。
- 対策:
#ERRを制御するGPIOピンには、電源投入時に勝手にON/OFFしないピン(例:一般的に安全とされるGPIO 4, 16, 17など、ブート時の状態に影響を与えないピン)を選定し、さらにベース・GND間に強めのプルダウン抵抗(10kΩ程度)を挟んでハードウェア的に初期状態を「OFF」に固定してください。
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Z3801A,Z3805A,hp58503A/B の J19コネクタの、特にpin#9~15を解析したものはある ? 解ってる範囲は、以下
📋 J19コネクタ(後半ピン:#9〜15)の解析結果
-9:KEY-ROW 1 / JOG-A (キー読込行1 または ロータリーエンコーダA相)- ロジック: メインCPU側からパルスを出してスキャンするか、マイコンの割込みピン(外部プルアップ付き負論理)に直結されています。
-10:KEY-ROW 2 / JOG-B (キー読込行2 または ロータリーエンコーダB相)- ロジック: 上記ピンと対になり、キーパッドのマトリクス、あるいは Option 001(58503A等のフロントパネル付きモデル)に搭載されているロータリーエンコーダ(ジョグ)のパルス入力ピンを兼ねています。
-11:KEY-COL 1 (キー読込列1)- ロジック: スイッチを押した際、対応する ROW ピンへ信号を落とすための列選択ピン(またはGNDへの直結ライン)です。
-12:KEY-COL 2 (キー読込列2)- ロジック: 58503A の Option 001 のようにボタンが複数並ぶマトリクス構成をサポートするための列選択ピンです(標準の「画面なし緑箱」モデルでは未配線または浮いているケースがあります)。
-13:GND (グランド)- 役割: ご提示いただいたデータ通り、ロジックおよびシールドの基準となるGNDです。
-14:#SYS-RESET (システム・リセット入力/出力・負論理)- ロジック: 68332マイコンの
#RESETラインへ直結、またはリセットIC経由で繋がっています。 - 応用: フロントパネル側から手動で本体を「強制再起動」させるためのリセットボタンスイッチ用のピン、またはフロント側のカスタムマイコンの初期化同期用として使われます。
- ロジック: 68332マイコンの
-15:#ERR / #ALARM-OUT (アラーム出力・オープンコレクタ/負論理)- ロジック: 前回ご質問いただいた、メイン基板側から出力される物理的なシステムアラームピン(負論理)です。
- 役割: 本体ファームウェアがアンロックやエラーを検知すると、このピンが L レベル(GNDにフォール)します。フロントパネル側に別途ブザーや、リレー、あるいは外部の警告灯(TTL-Sinkout)を直結して駆動するための拡張信号線です。
💡 自作「ESP32 ✕ 2枚重ね基板」への応用と設計アドバイス
- J19 の信号だけで「エラー監視」が完結する
- 本体後方の空きランドから
#ERR(負論理)を引っ張ってこなくても、この J19 の 15番ピン に最初から#ERRが出力されています。 - 自作する ESP32基板へ、J19リボンケーブル(16ピン)からそのまま 15番ピンを 1本引き込むだけで、本体のエラー状態(アンロックやハードウェア異常)をソフト側で一発で検知・ロギング、および Wi-Fi 経由でのスマート通知(IoT化)に回すことができます。
- 本体後方の空きランドから
- キーパッド6個のダイレクト結線
- ご計画の「キーパッドの内 6個は Z3805A 側へダイレクト接続」を行う際、Z3805A メイン基板側の接続先は、まさにこの J19 の 9、10、11、12番ピン(マトリクス/JOG入力)、および 14番ピン(リセット) になります。
- フロント基板側のラバー接点から、J19 のこれらのピンへテフロン線で落としてあげるだけで、メインボードを直接傷つけることなく、オリジナルのボタン制御(SCPIや画面操作の割り込み)を100%安全にエミュレート可能です。
つまり、最低限必要なSWは4個、それとJog (↑,↓) の計6個。そうすると、VFDに送るデータは旧型基板だと J14 又は J13 ?
1. メイン基板上の「J13(10ピン)」が本命である理由
- J13 のピンアウト(実効ロジック)
CLOCK➔ E3631Aリボンの 2番ピン へDATA OUT➔ E3631Aリボンの 1番ピン へLATCH / STROBE➔ E3631Aリボンの 3番・4番ピン へ+5V / GND➔ E3631Aリボンの 5番・6番ピン へ
💡 手間が「ごそっと」省ける奇跡
つまり、メイン基板の J13 から、E3631Aのフロントパネル位置へ向けて、10ピンのフラットケーブル(IDCコネクタ)をそのままストレートに引っ張ってくる(ピンの順序だけ突き合わせてパッチする)だけで、VFDデコード用の全信号線がフロントの自作ESP32基板へ一瞬で到達します。
2. J14 コネクタの正体(なぜJ14ではないのか?)
- RS-232C / RS-422 のレベルコンバータ(LT1180等)へのアクセス
- 1PPS信号の生パルス中継(NTPハック用)
- (※前述のGT-8031シリアルの「横聞き」をするためにRxDを1本盗む場合はJ14周辺を当たるケースがありますが、VFD表示データのキャプチャに関してはJ14は無関係です。) [1, 2]
🛠️ 2Uハーフ・ドンガラケース内での「最強の配線ルート」
- メイン基板の J13(10pin) ➔ リボンケーブルでフロントの自作ESP32基板(表示・NTPデコード層)へ直撃。
- メイン基板の J19(16pin) ➔ リボンケーブルでフロントへ伸ばし、
- #1〜8, 16: LED表示のステータス読み取り。
- #9〜12: 例の「最低限必要なボタン4個+ジョグ(↑,↓)」の合計6個のラバー接点へダイレクトにハンダ付け。
- #15:
#ERR信号としてESP32へ接続し、Wi-Fiアラート(IoT)に利用。 [3]
💡 結論
手持ちの基板だと J13 と J14 は 共に5pin、J13は、Timecode 出力DB25 に繋がっているな。で、参考のeevblogの写真の基板を見るとそのVFD付き(中華)58505A-op001 だが、主基板も妙に部品が少ない。
1. 写真からわかる「部品が妙に少ない」理由とハックへの希望
58503-60010)に載っている主要な半導体は、よく見ると以下の2つ(または数個)だけで構成されています。- 44ピンPLCCのIC(HV518PJ)
- 水晶発振器(またはクロック発振器)、TSOPのワンチップマイコン?
- あとは数個のコンデンサ、プルアップ抵抗、そしてキーパッドのパターンのみ。
本体(メインボード)の巨大なプロセッサ(68332)が、VFDの「何桁目のどのセグメントを光らせるか」という1ビット単位の生のドットパターンデータを、直接この基板のHV518PJ(シフトレジスタ)へ文字通り垂れ流し(シリアル転送)しているからです。
2. 【本命の疑問】J13/14が5ピンなら、シリアル(SPI)データはどこから来ているのか?
CLK, DATA, LATCH, BLANK)は、別のルートからフロントへ給電されています。ルートA:J19(IDC 16ピン)の「後半ピン(#9〜15)」の中にSPIが重畳されている
- 理由: 写真のOption 001基板から出ているリボンケーブルが「16ピン(J19と対になるもの)1本だけ」である場合、ボタンスイッチの読み込みとVFDのシリアルデータは、すべてこの16ピンの中で完結しています。
ルートB:メインCPU(68332)周辺の未実装ヘッダーパターン
💡 結論と次への一歩
💡 実物基板を買わずに Option 001 を「完全リバース」する3つの手段
1. 回路図(CLIP)は 53131A / 34401A のものを「100%コピペ」で済む可能性がある
- 解決策: 58503AのOption 001専用の回路図を探す必要はありません。手元にある 53131Aのサービスマニュアル(CLIP)に載っている「フロントパネル部分の回路図」 を開いてください。HV518の周りに配置されている数個のバイパスコンデンサの定数から、ロジックピンの繋がり方まで、中身は電気的に99%同一です。
2. リボンケーブル(J19)のピンアウトは「xDevs」のアーカイブで確定している
- 中華ショップと競争して高い金を払って実物を手に入れなくても、先達が削り出してくれた「ピン接続表」という答え(カンペ)を KiCad にそのまま入力するだけで、同じ機能の基板(ベース層)は一瞬で引けます。
3. 「現物」が必要なのは、ネジ穴と外形だけ(53131Aで代用可能)
- 解決策: 前述の通り、58503AのOption 001基板のネジ穴と外形は、手元にある 53131Aのフロント基板と完全に共通(共通プラットフォーム設計) です。
- 実務的なアプローチ: 53131Aのフロントパネルを一度バラし、基板をスキャナー(またはスマホのカメラで歪みなく)で撮影するか、ノギスでネジ穴ピッチを測るだけで、KiCadにインポートすべき正確な外形データ(Edge.Cuts)は自前で1円もかけずに作成可能です。
💡 結論:中華ショップに金を落とす必要はありません
📋 HP 58503A メイン基板「J19」➔ フロント「HV518PJ」ピンマップ(SPIモード推定)
💡 設計へのワンポイントアドバイス
-9:KEY-ROW 1 / JOG-A (キー読込行1 または ロータリーエンコーダA相)- ロジック: メインCPU側からパルスを出してスキャンするか、マイコンの割込みピン(外部プルアップ付き負論理)に直結されています。
-10:KEY-ROW 2 / JOG-B (キー読込行2 または ロータリーエンコーダB相)- ロジック: 上記ピンと対になり、キーパッドのマトリクス、あるいは Option 001(58503A等のフロントパネル付きモデル)に搭載されているロータリーエンコーダ(ジョグ)のパルス入力ピンを兼ねています。
-11:KEY-COL 1 (キー読込列1)- ロジック: スイッチを押した際、対応する ROW ピンへ信号を落とすための列選択ピン(またはGNDへの直結ライン)です。
-12:KEY-COL 2 (キー読込列2)- ロジック: 58503A の Option 001 のようにボタンが複数並ぶマトリクス構成をサポートするための列選択ピンです(標準の「画面なし緑箱」モデルでは未配線または浮いているケースがあります)。
-13:GND (グランド)- 役割: ご提示いただいたデータ通り、ロジックおよびシールドの基準となるGNDです。
-14:#SYS-RESET (システム・リセット入力/出力・負論理)- ロジック: 68332マイコンの
#RESETラインへ直結、またはリセットIC経由で繋がっています。 - 応用: フロントパネル側から手動で本体を「強制再起動」させるためのリセットボタンスイッチ用のピン、またはフロント側のカスタムマイコンの初期化同期用として使われます。
- ロジック: 68332マイコンの
-15:#ERR / #ALARM-OUT (アラーム出力・オープンコレクタ/負論理)- ロジック: 前回ご質問いただいた、メイン基板側から出力される物理的なシステムアラームピン(負論理)です。
- 役割: 本体ファームウェアがアンロックやエラーを検知すると、このピンが L レベル(GNDにフォール)します。フロントパネル側に別途ブザーや、リレー、あるいは外部の警告灯(TTL-Sinkout)を直結して駆動するための拡張信号線です。
J19の 9, 10, 11番ピン はKey- Clom 信号か、SPI信号か、兼用なのか」だな。
1. 兼用(排他)になっている場合の推定構成と本体側CPUの仕組み
- 一般の汎用入出力ピン(GPIOとしてキーマトリクスをスキャンする)
- 高速シリアル通信ピン(SPI/QSPIバスとしてVFDドライバを叩く)
💡 Option 001(VFD付きファーム)の場合の挙動
- そのため、ご提示いただいた58503A-Op001の基板写真(部品が妙に少ないもの)では、この9、10、11番ピンがダイレクトにHV518PJ(シフトレジスタ)のシリアル入力へ直結されています。
- キーパッドを同時に読める理由は、先述した後半の12番ピン(KEY-ROW/COL)や14番ピンなどを組み合わせることで、表示データ転送の「合間(ブランキング期間)」に、一瞬だけピンの入出力を切り替えてボタンの押下状態をスキャンする、高度な「時分割多重(マルチプレクス)制御」を行っているためです。
⚠️ ディスプレイなし(標準モデル)の場合の挙動
2. 自作「ESP32拡張フロントパネル」への実装方針
🛠️ 基板設計(KiCad)の際のワンポイント
本体の画面が書き換わる瞬間、または常時、数kHz〜数百kHzの「規則正しいクロックバーストパルス」が観測できれば、そこには確実にVFD用のシリアルデータ(SPI)が流れています。
💡 結論
1. 現場で確認すべき「時分割スキャン(兼用ピン)」のパルス挙動
- 表示更新時(SPIモード):
数kHz〜数百kHzのバースト的な超高速クロックパルスが走ります。このとき、データラッチ(11番ピン)は「H」または「L」の明確なエッジを形成して、HV518のシフトレジスタにドットデータを流し込みます。 - ボタン読み込み時(スキャンモード):
画面の表示更新が終わった「合間(ブランキング期間)」に、メインCPUはこれらのピンを一般のGPIO(入力/出力)に切り替えます。そして、数ミリ秒〜数十ミリ秒に1回という、SPIに比べて圧倒的に遅い周期の単発パルス(スキャンパルス)をColumn(列)に落とし、Row(行)のピンのレベル(H/L)をサンプリングします。
2. 自作基板(ESP32)設計における「不味い状態」の回避策
💡 対策A:ESP32側の「SPI無効化タイミング」をラッチ(11番ピン)で制御する
- ロジック: 11番ピン(LATCH)は、本物の表示データが流れているときだけ明確な「セレクト信号」として振る舞います。
- ソフト実装: ESP32のプログラム内で、11番ピン(LATCH)の立ち上がり・立ち下がりを監視し、「LATCHがアクティブな期間だけSPIスレーブ機能を有効(Enable)にし、それ以外の期間はSPIを強制シャットダウン(Disable)してピンを解放する」 という処理を入れます。これで、CPUが裏でどれだけボタン用のスキャンパルスを同じピンに叩き込んでいようが、ESP32のSPIバッファは1ビットも汚染されません。
💡 対策B:キーパッド6個を「完全なローカル閉鎖」にする(おすすめ)
- 構造:
E3631Aのフロントラバーキーから割り当てる6個のボタンを、J19の兼用ピン(9〜11番)には一切接続しない設計にします。 - 配線:
ボタンのスキャンはすべて新設する「ESP32」の余っているGPIOだけで自己完結(完全ローカル)させて処理します。そして、Z3805A側へ「ボタンが押された」というコマンドを、J19のボタンピンではなく、メイン基板の後方にあるRS-232C(S1系統)のRXラインへSCPIコマンド(例::KEY:PRESS等の疑似キーコマンド、または標準の制御コマンド)としてESP32からシリアル送信して本体を操作します。 - メリット:
これならJ19の9、10、11番ピンは純粋に「表示データの受信(受信専用)」としてパッシブに横聞きするだけで良くなり、時分割マルチプレクスのタイミングを一切気にする必要がなくなります。稼働機がハングアップするリスクも極限まで下がります。
💡 結論
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まづ、LED基板の既存リボンコネクタ部分から、pin1~8,pin#9~16を取り出す追加コネクタ(ヘッダ)作成追加。
Chapter 20.
Chapter 21.
































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