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2022/01/30

UPSのバッテリー交換検討 / ~Z3805Aアラーム発生 (58503B-op.001)

最近今季寒くなってから車両バッテリーが不調気味(寿命?)とか、タブレットや携帯のバッテリートラブル続発、で、メモ見たら2019年9月にメンテしたUPSのバッテリー、3年目でアラームが鳴るのが迫ってるかもなの発見...UPSのバッテリーも近々交換時期かよ、値段だけでもって尼とか調べたら、鉛のくせに前回2018のx1.5~x2倍に値上がってて驚いた。期待のA電子には在庫無し、6月頃予定ってなってて慌てた。...最近はなんでも値上がり、ガソリンも高いし、昨日は電気料金値上げニュースまで流れる始末。



↑現用品カタログ写真。
某秋月電子のLONG製に統一してた。

で、早目にバッテリー安価交換、又は外部接続に変更して汎用品にしちゃうとか検討、今風リチウムポリマー電池は衝撃や過酷な使い方だと燃えちゃうかも、膨れちゃうかも問題、LiFePO4系は最大電流がパックメーカーにより1C~3C(又は~25A)程度迄しか今の所無いとか、同じ外形で容量が少な目、値段も鉛より高いとか...


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現用品仕様確認

WP1236W クーロン社製UPS仕様バッテリー(Kung Long Batteries Industrial Co., Ltd. )

公称電圧:12V
公称容量:8.5Ah(20hr(0.05CA))(1CA:58%/3CA:50%)
内部抵抗:11mΩ(1kHz)
最大放電電流:340A(5秒)、170A(30秒)
端子:F2(#250)
充電電圧(サイクルユース):14.4~15.0V
充電電圧(スタンバイユース):13.5~13.8V
充電電流:~2.55A
Life expectancy(Standby Use):3~5years
Life expectancy(Cycle Use):
 100% depth of discharge 225 cycles
 80% depth of discharge 250 cycles
 50% depth of discharge 750 cycles
外形:W151mm×D65mm×H94mm
重量:2.9kg

https://akizukidenshi.com/download/ds/long/WP1236W.pdf

WP1236W、ズバ抜けた性能で意外、驚いた。少なくとも同等~60Apk、10~15分間@~32Aは連続で流せないと不味い。単体同等駆動能力170A(30s)/340Apk(5s)が実現出来るリチウム系\試算...余計な事せんで同じ鉛で逝きますか...美しく無いけど配線コロガシで延長、汎用品の40B19Lにしちゃうか(屋内で倒れて硫酸漏れ、硫化水素ガスがでるかもやけど....最近もクルマ(現場用電源車)で休憩・昼寝してて死んだよね)。

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1990年代~2000年代頃迄は交換用シール鉛蓄が高くて、電池の寿命で本体丸ごと処分がアタリマエだったのに比べれば幾らかマシなのかも。



Chapter 1.


PC Sumart UPS 750(SUA750J 750VA/500W) (APC RBC48L)

←カタログ画像






バッテリーAY

←カタログ画像

現品確認...

 GS-PXL12072 x2個(151x65x94mm、24Vスタック)、ヒューズ60A

 

 現充電電圧+28.05Vpk ⇒28~30V充電に耐え、断路しない事が必要。

←あと他にNW-I/Fカードに、内部停電補償用CR2032が1個。

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もう1台のUPS、Z3805Aとかルータに繋がってる奴...
OMRON BY50S (500VA/300W)

バッテリー:
 パナソニック LC-P127R2NA1 12V/7.2Ah 151x64.5x94mm x1個。
 現充電電圧13.91Vpk

今これのバッテリーにはWP1236Wを使ってる。







充電電圧28.05V(@14.05Vx2)だと、リン酸鉄リチウム8S(~14.6Vx2)が使えそうだけど耐久キビシイかも。@3.4Vx8S=27.2V以下にしないと直ぐ逝きそう。LTOだと11Sでギリギリ、同27.5V以下でないと不味いかも。13.91Vの方は、リン酸鉄系4Sでイケそう。LTOだと6S相当辺りが嵌りそう。

最近はリン酸鉄リチウム4S(4段スタック)が標準になりつつな空気だけど、許容最大電流値の方、UPS酷使で鉛と同じ放電使用条件にするにはだいたい容量2~3倍以上ぐらいにしないと不安、今回のは最低でも30~40Aで15分程度以上放電電流出せないといけないが、同じサイズだと最大電流も総容量も減ってしまう。リポ系組電池(18650-3S6P仕様)だと同ケース外形で2~2.5倍総容量は稼げるものの、鉛電池用トリクル充電仕様と接続するには改造したスペサルBMSが別途必要、それに燃えちゃうかもとかヤベエかも。

燃え難い電池の方向と云うと、セラミック電極のチタン酸リチウム系(LTO/LiTiO系)も最近出回り始め(2021秋頃~)、φ66x160mm程度のセル(66160)で2.3~2.4V-40Ah(充電限界2.8~2.9V)、32140-9Ah、18650-3Ahとかもあるみたい。しかしリン酸鉄リチウム系より更に+1~2セル段数追加が必要、BMSも一般売りパックメーカーも、まだ無いみたい。LTOは燃えにくい上、充電可能回数はリン酸鉄系の数倍、より大電流が出せるんで近々リン酸鉄系を駆逐するかも。


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今以下性能じゃ困る、同等以上の駆動性能45~60Apk、5~15分間@~32A連続でリチウム系\再試算...やっぱし余計な事せんで同じ鉛か...正確に3年毎出費、アラーム音に煽られながらビクビク、ホットスワップ作業ぢゃ進歩無いなぁ。停電は年1~2回程度じゃないか、311は別にして今の所は1~5分程度?、なのでバッテリーは5年以上(帳簿、但し貧民希望10年以上)は保って欲しい所。まぁ、また3年後には状況が変わるかも...
 

Chapter 2.


APCの奴の充電電圧が高くてビックリだった(個体差?27Vが多いみたい)が、色々検索すると容量稼ぐのにバッテリークラッシャー仕様になってるらしい...25.6~25.8V(12.8~12.9Vx2)にすれば実容量は減っちゃうが寿命はMAX延ばせるのでは...?


参考

https://www.fnf.jp/ups_1400.htm


この SUA750JBの回路図“apc sua750 UPS Schematic Diagrams"では見付からなかったが、分解した動画は発見...

https://www.youtube.com/watch?v=TT9je5yo7yM

https://elektrotanya.com/showresult?what=apc+smart&kategoria=ups&kat2=all

https://monitor.net.ru/forum/threads/555726/

https://electronics-components.ru/files/2015/732pschem_765.pdf


↑充電制御しているIC14(この機種だと)がキモらしい。(12V電池の古い機種の回路図みたい)


ざっくりネット検索したネタ整理、Vref端子を4.82Vにすれば充電26.3V(13.15Vx2)、4.73Vにすれば25.8V(12.9Vx2)に出来るかも。あとR118/R119の分圧比は丁度27.6Vになりそうな値なんだが。


問題は、SUA750JBズバリの回路図は見付からなかったのと、ADJで弄ったらADCで監視してる訳だし、エラーにならないか辺り。古い機種は色々参考になる情報出てるけどね...最新機種スカッと揃えられる財力は無しorz..


あとウチでは別問題も。コイツは良いが今、Z3805Aやルータに繋がってる方のオムロンのUPSも同様の問題抱えてる、調べるには活線から機械を外してバラシが必要なんだが、その間、Z3805Aとかは内部のインバータ電源線に別に電池をパラ臨時で繋いで生かさないと不味い、色々手間爆増になる。APCの方を弄って入れ替え、AC電源配線整理するにしても同じ。



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安く揚げるには三菱i-MiEVのLTO電池の中古上物探してバラシ....いや余計な事考えるのは止めよう...素直に鉛バッテリー入れ替え(但し互換の安い鉛の奴)だけが最小リスクとコスト、つまり貧民正義に繋がる...かも知れない。機械両方共もう12年選手ぐらいだし、部屋の湿度を50%台以下、24℃前後にしててもそろそろ基板とか他に故障も発生するかも。鉛電池なら、またまとめて廃鉄屋に持っててホマチ稼ぎの足しにすれば良いしw  

 

Chapter 3.


UPS負荷側で一番タイトな奴、Z3805Aの内部点検、この現在のは3.579545MHz/10MHzPLL時代から数えて4代目、作って稼働8年、前の機械からの切り替えは突貫工事だったんで配線はアドリブ、バックアップ電池を仕込むのは先送りにしてた...数日数千円程度ならヤッとけば良かったパターン。


8年振りご開帳。発振器ブロック内部温度は80℃以上なんでモワッと暖かい。
←上側手前が+28.05V電源ライン、VMS-60-24(CFM60M 24V)
 定常電流;28.05V/≒0.75A(2月)

買ったのは2千円台位だった覚え、今はメチャ高いなぁ...なんか、取付ネジが緩んでて、動かすとカタカタ....ヤベエ。

AC/DC出力側GNDは、発振器側内部電源GNDからは絶縁で浮いてて、AC電源側から見ると2段階絶縁で内部回路に繋がってる。UPS弄くるには、インバータの出力端子か、58503-68002内部電源のどこかにタップするかどちらか、あるいは保険で両方にクリップで外部電源をパラ繋ぎして生かさないといけない....メンドクセー~ 

やっぱし鉛電池UPSのママがイージー、それで潰れる迄やるか...一応、方法検討まず、内部電源を25.6V程度に下げ(稼働限界19.5V~)、鉛電池24Vか、27~27.6Vでリン酸鉄リチウム電池(8s)をクリップ接続してからAC停電、UPS弄りか...

いやインバータだってもう8年、交換ぢゃないのか...? どの途、寒冷期の今は不味い、以前交換した主要回路の方のケミコンは全負荷寿命10000hr/105℃品、実負荷1/3程度、最高55℃だとしてまだまだ余裕あるかも....でも市販汎用品嵌めたインバータブロックだけは点検しないと不味いかも、去年分解整備したTDS684Aのインバータ電源だって停まってる時間の方が長い筈なのに通電してるだけで思ったよりケミコン劣化してて驚いたし。(10年保ち予定⇒実態約10~20%容量低下、特に+5V系)

ケース全開にして弄るにもOCXO外周器赤外線飛び込みもあるし外気温上昇24℃前後、屋内温度差や通風も殆ど無い季節になったら再検討、先送りかなぁ。




 

Chapter 4.


↑58503-68002内部電源ボードで配線割り入れ場所検討。

入力部のヒューズの配線だけが上側に露出、そこにクリップするしか無さそう。


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コネクタ (基板側/シェル/コンタクト)

入力側(p3.96mm MTA156 series)
  TE 3-644611-2 /3-643820-2 (AWG#24)

  代用 640445-2 (Tin) /
     3-641208-2(Au) /
  代用 Molex 5195-2p/5273-2p/5194T


出力側(p3.96mm Molex41695-N-D9 (KK396 series(MX-N))
 https://www.molex.com/molex/products/family/kk_396?parentKey=kk_interconnect_solutions
  Molex 26604090(41791-0009 Tin), 417910839(41791-0839 Au) / 09-50-8093 / 0008550133(Au), 0008500106(Tin) (AWG#18~24 KK396/KK2478/KK6838)
  代用 Molex 5195-9p/5273-9p/5194T

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ACインバータ
AC入力側 (TE Economy Power series p3.96mm)
 TE 1-1123724-2 / 1-1123722-3 / 1123721-2(Tin)

DC+24V側
 TE 1-1123723-4 / 1-1123722-4 / 1123721-2(Tin)

 代用 JST VHR4 3.96mm、3P/4P
    基板側 B4VH, B3VH
    端子 SVH-41T-P1.1

 EEUEE2G101 (~φ20)
 EEUFS1H681 (~φ13)

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UPS負荷側で一番タイトなZ3805A、一応手順検討
(25~28V-2A外部バッテリーパック、AC充電器、タップイン配線1.5m事前製作)

1,インバータ出力端子に若干低い電圧で外部電源タップイン
 (1次電源電圧 28.05V→25.8~26Vに下げる。又は外部電源側で~29V程度まで電圧上げ)

2,インバータユニット、活線のまま取り外し、絶縁シートでカバー、ビニタイで吊るす

3,68002内部電源に、バッテリー付き外部電源タップイン

4,インバータユニット電圧調整(下げ)、電流が外部電源に移ったら切断取り外し

5,AC電源ボード取り外し→ケミコン交換、UPS配線整理保守
(外部バッテリー電圧+20Vに低下迄がタイムリミット、ケミコン購入時間含めて10~20日程度)

6,UPS復旧、LAN、USB接続確認

7,AC電源ボード復旧、インバータ(外部電源より若干低い電圧に設定)配線接続通電、電圧上げ

(直下にあるUPS内部バッテリーからDC+24V引き出し、リアパネルXLR-3P(DC受電)に接続アダプター製作...とか)

メンドクセ~


 

Chapter 5.

Z3801A~Z3805A関係、もう古い機種なんで既に過疎ってるみたいでメンテに有用な情報は残って無いっぽい。唯一、電源関係のハナシは↓

https://www.febo.com/pipermail/time-nuts/2009-June/038777.html
http://www.ko4bb.com/getsimple/index.php?id=manuals&dir=02_GPS_Timing/Z3801/Z3801A_Power_Supply/Schematic

 ↑48VタイプPSの回路図((赤字)24V版での更新予定)

ちょっとヒューズや素子の向きが手持ちのと一部違ってる気がするが、非常にラッキー、助かった。

このボードのメンテやるには機械を停止しなきゃ出来ないんで、今回は先送りなものの、一応、入手可能な部品とか手順検討。前回はアドリブで手持ちEEUFR品とか当てがった覚えあるけど、今回入手可能なケミコン調べたら選択肢少なくなってた。どこも在庫が無い、モノによっては再度出回るのは最悪2022年夏頃になるみたい、なので一気にやるとしても今夏以降かな。

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欠品(2022-02)
EEUFS1H122、EEUFR1H102、EEUFS1H681、etc.

Chapter 6.


(アウターオーブンコントローラ関係(40℃)(赤字:更新予定))

サーミスタ NTC100KΩ
前回使用(PS)
EEUFR1H821、EEUFR1H122など

http://www.ko4bb.com/manuals/219.19.110.146/z3801a_outer_oven_controller.pdf

(内部オーブンは80~85℃)



Chapter 7.


2022-2月

UPSの回路図漁ってたら、オムロンのBY120S(1200VA/720W)、2020年製らしい中古品?が新品1/3~4位い価格で売りに出てるの見掛け、脊髄反射ポチッてしまった...数年使ったみたいな中古なら4~5千円からあったのにorz.

ま、1台統合整理もアリかも。BY120S(待機15W)には、APC機の「AVRブースト機能」が無いが、この辺は96~106Vで比較的安定やし、選良高級な常時インバータ式ぢゃないのであまり意味は無い。カタログ上だと待機電力はBY50S(待機12W)と殆ど変わらない。(で、2台売って回収とかw)
(過去クレーマー対応では、都下でも92V以下になる場所もあるみたい。出かけてッて分解してMOD。)

機械来てみると内部に埃が全く無くまるで新品みたいだが、バッテリー(2個、計24V)が高抵抗状態で死んでた。マ、定価の約1/5、個人売買なんでそんなモンか....経年劣化のゴミ増やしてしまい、典型的な貧困スパイラルなのかもw

現充電電圧、+27.64Vpk

 バッテリートレー底面外形;W74xL120.9mm ⇒W73.5mm程度にしないと緊つい。
 トレー右側壁板外形;H155mm(左側限界は約h152mm) ⇒右側もh154.5mm程度にしないと緊
つい。


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内部バッテリーパック;
 CSB HRL1234W F2FR 12V(34W@15min-rate/1.67V@cell@25℃)
  (x2、ヒューズ無し、内部配線はアンダーソンコネクタ(小/30A品?))

バッテリー外形L151xD65xH94mm、規格はWP1234Wより僅かに定格低いだけ、電極配置は同じだった。バッテリーパック押さえの鉄板切り口角に配線が噛んでてヤベエ状態、前の奴が弄くったのかも。バッテリー劣化機械ばっかし増やした貧困スパイラルかorz.

UPS用と謳ってるタッ買いバッテリーをバカ正直に買うので無く、今回はヤッスイ自動車用汎用鉛蓄で逝くか...まずは硫化水素と硫酸漏れ対策「硫化水素 吸収」で事例検索...金属のタワシみたいなの被せて吸収、数年後に管理不行き届きでドライアップ、狭い汚部屋室内に硫化水素ガス充満で、肌が緑色になっちゃうカモとか 防げるかな。...? こないだ工事現場のバッテリー車で休憩してて2人だったかタヒ亡したしなぁ。

一番安そうなのは百均スチールウールで排気弁を覆う辺りか...でも燃えちゃうかも...やはり木造住宅でカチカチ山ぢゃ不味いw  差額3~5千円以内、半額の2千円以下で実現出来る方法...、百均テーブルタップとか電線で延ばして通路に本体置くか....クルマのサブバッテリーには、不織布(厚手ウエットティッシュの奴)と粘着包帯とかでカバー作って被せてたけど、UPS用だと常に過充電気味でリスク高いしなぁ...

 



Chapter 8.


ebayで部品漁ってたら

←出てた。hp58503B.op001
時刻表示が出るってだけだけど、すげ~レア。実物は見た事無いし。中古が日本円で約14万、現代でも現実的に使える機械かどうか...?内部の発振器だって少なくとも20年以上前のぢゃないか..? 発振器だけ別のに入れ替え(MV89A(Morion)、MTI260(MTI)、MV180A(Morion)、FE-180(FEI)とかが定番らしい)も可能かもだけど。

http://www.oscillatorcrystal.com/Mobile/MArticles/FJ1600002JZ.html

これの時刻表示は、内部16pinコネクタ(J19)からTTLバスで信号取って出してるらしいが、仕様は未だに良く解らない。



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2025-06

58503B opt.001


ネットジャン測漁り」していたところ、珍しい opt001付きの58503B分解写真発見。このプラズマディスプレイの付いた基板だけ欲しいんだが。









タオバオ出品#1」の奴(電源が壊れている(58503B 成色如图,电源全坏,有些改的外接电源,需询价在拍!))がいくらだか聞いたら¥6200人民元...(日本円で約jp¥12.5万円、輸送やら税金も考えるとjp¥14万円ぐらい)だと...交渉で500~1000元(以下)」とかは無理っぽい諦めた。(ニポン野郎だと思ってフッ掛けて来たかも....ディスプレイ基板とフロントフェースだけでもホシイんだが無理ゲー)。
(完動外装正常だとCN12000人民元前後、約jp¥25万円(つまり現在のebay相場よりも高くなる)。)

58503A(HP社製)と58503B(Symmetricom社製)でアンプ部分やら基板上の部品配置が違っている。コネクタは同じみたい。1台ゲットしてファームウェアのダンプもホシイところ..

参考:http://www.leapsecond.com/museum/58503a-01/







  

Chapter 9.

(Z3801-68001/58503-68001/Z3805-68001メモ)

RS422(default(1pps出力付))/RS232C選択可能 : Z3801-68001 U5(AT&T1141LL)、U7(DS8921M)実装)
RS232Cのみ : Z3805-68001、58503-68001 (ジャンパ内部接続済み、U5(AT&T1141LL)、U7(DS8921M)未実装)

Port1-DB25F: SCPI control & BIOS upgrade ues.

Port2-DB25F:(J13): Time of Day communication output only (PC or modem)
 (Z3805Aリアパネルにport-2/DB25F、hp59551Aはフロント側にport2/DB9F)
 (Z3805A):~19200bps(自動)、7odd1、Xon/Xoff。A,B,C,とかステータース出力のみ。



J13(RS232C(port2))(AMP A11 4p (Dupont Connector MX2.54 4p 類似))
pin#1;:port2-DB25-#2 (Tx) /DB9-#3(TX)
pin#2;:port2-DB25-#3 (Rx) /DB9-#2(RX)
pin#3;:port2-DB25-#7 (GND) /DB9-#5(GND)
pin#4;GND(NC)



J19(IDC16pin)(LED駆動は+5V正論理) (挿入抵抗)(フロント基板側)
 -1:LED(DS2)-Enable (909Ω)
 -2:GND
 -3:LED(DS3)-Active (909Ω)
 -4:LED(DS4)-Alarm (909Ω)
 -5:無実装(LED(DS5)-(NC)) (909Ω)
 -6:LED(DS6)-GPS Lock (909Ω)
 -7:GND
 -8:LED(DS7)-Hold Over (909Ω)
 -9:
 -10:
 -11:
 -12:
 -13:GND
 -14:
 -15:
 -16:+5V/LED(DS1)-Power (1600Ω)



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そんな事より喫緊の問題は、有機ポリマー電解コンデンサ全般が入手難、2022年夏頃には解消予定らしいが。

20220301、EEUFS系、EEUFR系、再度出回り始めた感じ。



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IRIG-B(mini-BNCコネクタI/F)関係参考
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/switches/lan/cisco_ie9300/software/17_12/ie9300-timing-synch-config-guide/m-irig-b-ie9300.pdf









Chapter 10.


(Z3805-68001メモ/基板部品面)


↑写真拝借して加工。
http://www.prc68.com/I/Z3805A.html


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TP1:1~3、Vcc+5V

TP2:1~3、GND

TP5、+オフセット正弦波、10MHz(インピーダンス不明)。


TP4-1、GND
 -2
 -3


J16(PWR-in)
 1:+5V
 2:+5V
 3:GND
 4:GND
 5:+15V
 6:GND
 7:-15V
 8:EN(outer-oven)
 9:SENSE(outer-oven)



J14(AMP A11 5p)


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(N)

GPS-ANT-in (+5V-50mA@oncore-VPから供給)


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(BNC)

J2;10MHz-out、1.9Vp-p@50Ω、AC-Cupling

IRIG-B (59551Aのみ)



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(SMB)

J4;1pps-outA (25μS/+5Vpk)
J5;1pps-outB (25μS/+5Vpk) /ALAM(TTL(58503A)

J6; ALAM(TTL(58503A)
 ~CR11、Q1(SOT23-3、たぶんNchFETか、Rb付DTL(NPN))他部品欠。
 (U32(XC3042-PC84-70C)-pin#1(Dout-I/O)接続、何か出力。)

J7; ? CR12、他部品欠、U32-pin#80(DONE-PG#)へ
 (OPEN-DRAIN-OUT#(internal pull-up)、中継バッフ等無し、端子側R/プルダウンR、何かの出力?)

J8; ? CR13、他部品欠、U32-pin#51(I/O)へ
 (バッファ等無し、端子側R/プルダウンR、何かの入出力?)

J18、10MHz-in (OCXOからの入力)
J17、10MHz-A (50Ω)sine2Vp-p@1MΩ (バージョンにより未実装)
J15、10MHz-B (50Ω)sine2Vp-p@1MΩ

J22、EFC-out (OCXOへ出力)



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(IDC Header w.Lock)

J2(26pin)

J3(26pin) > DB25 option or Daughter board (1pps,10MHz output)






Chapter 11.


(Z3805-68001 PCBメモ/下面裏側)


↑写真拝借して加工。
http://www.prc68.com/I/Z3805A.html



(たぶんAタイプTVS? 又は Diペア?)
CR3(SMB):RS422側/U7-#1
CR4(SMB):RS422側/U7-#3
CR5(SMB):RS422側/port1-DB25-#16(RXD-B)
CR6(SMB):RS422側/port1-DB25-#23
CR7(SOT23-3):RS422側/port1-DB25-#15 (RS422 10MHz_1-)
CR8(SOT23-3):
CR9(SOT23-3):RS422側/U5-#14/port1-DB25-#17 (ECL 1pps_1+)
CR10(SOT23-3):RS422側/U5-#13/port1-DB25-#9 (ECL 1pps_1-)

CR11(SMB):(KE 6D G1)
CR12(SMB):(KE 6D G1)
CR13(SMB):(KE 6D G1)

CR14(SMB):(702 918B) (1SMB5918BT3 5V1~5V6?)
CR15(SMB):(702 918B) (1SMB5918BT3 5V1~5V6?)

VR1,VR2:(SMC/BEL 6B G1)たぶんCAタイプTVS? SMCJ15C(MCC)、SMCJ16CA ?


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(Z3805-68001メモ、RS232CにNTP(PPSAPI(RFC-2783 #DCD(DB25-#8pin)))、#1pps信号取り出し。)


*tty_clk、dev/cuaa0(3F8/COM1)、/dev/cuaa1(COM2)など、RS-232Cがパッケージ内の最近の PPS driver でサポートされているか要確認。



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(PPSAPI改造で昔、流行った方法)

U5-AT&T1141LL-pin#2に、1pps信号(正論理)が来ているらしい。(width25μS/2.5Vpk@50Ω、5Vpk1MΩ)

U2-LT1180-pin12、ランドから浮かせて、U5-pin2と接続して流用、出力側#15pin(J13-pin#1)からDB25#8pin(DCD)にジャンパ線で出す。(但し、この方法だとJ13(DB25-port2)は死に)

Z3801-68001と58503-68001の一部?では、port1-DB25-#8、#15、#16、#21番端子を何かに使用しているので、流用には少なくとも#8(RS232C-#DCD)をパターンカット(又はチップ抜き取り必要。

 参考 https://support.ntp.org/bin/view/Support/Z3801AReceiverModifications


フロー制御無しTTY/USB変換端末用追加ジャンパー
(RTS/CTS殺し)DB25内、RTS(#4)-CTS(#5)、DSR(#6)-DTR(#20)ループバック。



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注意点

U5(U6)、AT&T1141LL(代表型番 1041LK)、ECL/RS422ドライバ/レシーバ。出力+2~3Vpk
  D1(#2pin⇒1pps出力)のみ有効。
 出力#13(NEG)(CR10(SOT23-3/1-2pin/1pin-GND))⇒DB25#9
   #14(POS)(CR9(SOT23-3/1-2pin/1pin-GND))⇒DB25#17

U7、DS8921M、RS422-I/F選択可能モデルのみ実装、出力+2~2.5Vpk

U2、LT1180、RS232Cドライバ/レシーバ。出力≒+/-14Vpk(RL3KΩ、CL2500pF)
 pin#8⇒DB25(port1)#2(Tx)
 pin#9⇒DB25(port1)#3(Rx)
 pin#14⇒J13-pin#2(port2/Rx) (port2は、TxD,RxD,SGのみ接続。)
 pin#15⇒J13-pin#1(port2/Tx)

 TVS空きランド、SOT23-3(1~3pin、3pin=GND)、SMB
 2~3VppではPPSAPI用には若干電圧が足りない。3V以上は必要



---

前回(U5-AT&T1141LL未実装基板)は1pps出しにU2/LT1180流用せず、別に1個、RS232Cドライバーをジャンパーブロック上に亀の子基板で追加して出し。亀の子基板から追加ヒゲ出し、74AC04バッファ1pps信号引き出し。実際には現代、NTPは地上有線ネット回線経由の方がセキュリティ管理も不要、遅延約30mS以内、便利なんで、10MHzのみ使用。モデム時代のみの有用性。




  

Chapter 12.



---(バックパネルI/F関係)---


port1-DB25
 RS232C設定時で、#4,5,6,8,20 は多分NC、RS232C設定時では、RTS,CTS,DSR,DTR,DCD,は使われて無い。TxD,RxD,SGのみ。


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RS422選択可能機種/port-1
(Z3801A/58503A users guideにて。Z3805AのPCB実態とは一部異なる)

1,FG
2,TXD-A 14,TXD-B
3,RXD-A 16,RXD-B
7,GND
8,1pps_2+  21,1pps_2- (Z3805-68001ではNC?)
9,1pps_1+  17,1pps_1-
12,10MHz_1+ 15,10MHz_1-
11,10MHz_2+ 24,10MHz_2-



---

現在、8~10衛星捕捉。
FFOM=0、「TFOM=3」⇒アンテナデレイをNanoVNAで再測定予定

Sent: :GPS:REF:ADELAY?
:PTIME:GPSYSTEM:ADELAY <> NS
:PTIME:GPSYSTEM:POSITION:SURVEY ONCE

2022-2/24 100nSに仮修正(まだ数ns足りない感じ)
15:19、TFOM=3、FFOM=0→2(Hold over)。15:22→FFOM=1。15:24、FFOM=0
2022-3/6、FFOM=0、TFOM=3、バラツキは約4割に減少、若干まだ補正量少ない感じ。






Chapter 13.



電源停止コマンド手順検討(新ケーブル再接続準備)

:SYSTem:PRESet clears the Error Queue
:SYSTem:PRESet sets the state to POWerup (58503B(Z3805Aでは追加パラメータ必要? syntax err))
:SYNChronization:HOLDover:INITiate



---

工場初期化(移動しないなら不要)(現在設定を手元記録する)

:SYSTem:PRESet clears the Error Queue
:SYSTEM:PRESET



---

ホールドと回復
:SYNChronization:HOLDover:INITiate
:SYNChronization:RECovery:INITiate
:SYNChronization:IMMediate

衛星再捕捉開始
:PTIME:GPSYSTEM:POSITION SURVEY

再稼働起動後移動無し
:PTIME:GPSYSTEM:POSITION SURVEY ONCE  (手元Z3805Aでは機能せず)

日本時間セット
:PTIME:TZONE +9

EV10°以下の低仰角衛星を無視(8~10捕捉→5~7捕捉程度に減少)
:PTIME:GPSYSTEM:EMANGLE 10

確認
:SYSTEM:STATUS?





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UTCタイムコード出力フォーマットで起動
:DIAG:gps:utc 1


Linux標準NTPサーバ接続でのデータフォーマット設定
:PTIME:tcode:format F2


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(恒星時変換デーモン)







Chapter 14.


2022-7/6 Z3805Aアラーム
(初めて気が付いた。7月入りしてから?)



Z3805AがAlam/Holdoverになってた。初めて見た。この24時間、故障したかな大変動、TFOM5、FFOM2、TI-208.1mS(減少傾向?)とか。GPS地図やカーナビに異常無いんで、Z3805Aだけかな...? 衛星は6個捕捉 。


 Hold over duration:1000+ hr
 [Output Valid /Reduced accuracy]
 [GPS 1PPS Valid]


最近周波数が大問題になる校正みたいな事してなかったんで、どうも一ヶ月ぐらい不調見落としてたのかも。発振器が寿命になったか、それとも衛星が同期できてないだけ? 世間ではKDDI携帯電話が回線落ちして大騒ぎだけど、それ以外の通信会社は異常無いし。電源をタップして調べてまだ動作余裕あれば様子見..,
1日辺り約240μS前後の割で追いついている途中?つまり若干周波数高いのかな...普通、水晶発振器の経年劣化は周波数低下、EFC電圧低下でのQ低下(→安定度低下)の筈。あと10~20日間、ダメモトで様子見?「メンテ予定が間に合わなかったカモ」orz.
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7/13、ホールドオーバー状態なものの、アラームLED消える。状態好転?
7/14、GPS-LOCKに復帰。一ヶ月間位い異常だったが、結局、機械に問題は無かったみたい。戦争絡みかな?






Chapter 15.


7/15、TFOM3、FFOM0


とりあえず復旧したみたい。短気起こして電源ブチ切り、とかしなくて良かった。~7/27まで時点、Lock状態で安定し推移。







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2022-3月にロシアメディアで携帯電話でグロナス衛星位置情報が機能しない場合はGPSに切り替える示唆記事、2022-6~7月にウクライナで撃墜された露Su25地上攻撃機や戦闘へリで、グロナス測位システムではなく、ガーミン製携帯GPSが使われていた報道があったものの、GPSシステム側に異常とか戦争の影響記事報道は無し。2月末ぐらいから測位衛星状態とかたまに見てるけど、グロナス衛星が停止するとかは無し、戦争で精度低下処置があるかも予想だったが、少なくともGPS使用感は変化無かった。


2023-10月、ロシアFSBの高空偵察無人機が、米イリジウム社提供(販売)の位置情報と通信システムを購入利用スキャンダル、ロシアは自国のグロナス測位衛星とシステムをもはや使用していなかった模様。



Chapter 16.


2022-7/22、ほぼZ3805A専用UPSのBY50Sのアラームが鳴り始め。...と思って確認したら、電圧低下警報だった。7/22~24頃、長いと夜通し。電圧不安定。瞬停は午前中に1回?(落雷は無し)

予想よりも3~6ヶ月も早い電池寿命orz...かと焦った。この数か月、交換用にリン酸鉄リチウム電池が使えないか、使えそうな大電流が流せて値段も程々、とか都合の良い奴探したが同一フォームファクタで「大電流が流せるが精々4Ah」「最大10~20Apkしか流せないが容量は7~10Ah」「価格\7千~\2万円」...とかまだ現在は現実的ぢゃない。...今回も鉛電池で交換コース。



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2023-10/6午前2時~....

リレーカチカチ(1分程度間隔)からの~UPSアラーム発生...~約12時間後カチカチ」リレー音(約1~2秒間隔になり)、バッテリー劣化警報音に。今度は低電圧警報でなくバッテリー劣化の方、ついに「その日」が来てしまったw でも今回は予想よりも約1年長かったなラッキーと云うべきなのか。RAIDは停止していたタイミングだったので負荷はZ3805A1台だけ、23W程度の低負荷なので問題は比較的少ないマ、ボチボチ鉛で交換しますか。前回購買記録だと2019-9/7に交換用電池を買ってたんで、今回約4年1ヶ月」保った勘定、バッテリーが家に来るのに1~2日は掛かるべな。

~2日目にバッテリー(WP1236W)到着して交換、外したバッテリーは横に膨れていて熱い(40℃ぐらい)ので驚いた。作業後、開放電圧を測定すると9.88Vしか無かった。結果からするとリレーカチカチからのアラーム発生期間約1日で致命的な状態に、って事かも。


リン酸鉄リチウム電池を散々検討したけど、同一サイズで50Apk出せるとかはまだ無理、価格も鉛の2~3倍確実。またpk電流にて選択して50~60Apk出せる50~75AhクラスのLiFe電池(配線延長して外部設置になってしまう)の場合は価格も5~7倍はする状況。この1年でリン酸鉄リチウム電池の供給は更に回復、価格(us$ベース)も若干低下したものの、やはり5~10Cとか大電流を流せる小型の互換品」というのがまだまだ入手できない((コバルト)リチウムイオン系ならば有るが、危険やし)。あと、電池パックの膨れ」が鉛と違って大きい可能性が高い」、経験的に劣化読めない」とかまだまだ問題。







Chapter 17.



eof

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