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2020/11/10

ガス式ハンダ鏝(potasol改)修理(なんちゃって先端だけ復活)...(危険があぶないかも)

車載や出先携帯用ハンダ鏝で、ガス式の「ポータソル」を長いこと便利につかってたんだが、久々使おうと思ったら中で詰まってて使えなかった。

←諸般の事情でカタログ写真
バーナー根元の黒い部品がアルミの奴と、プラスチックの奴の2種類、両方持ってた。

毎回分解、色々やってみるんだが、中の部品だか何か砂みたいな奴が詰まるらしく、ガスが出難い症状が出たら、もう数日、週内にダメになる。もう一度買うか?なんだが、さすがに...安い類似品奴は今、野口級で尼とかで幾らでも売ってるしね。問題は道具箱にある、いろんなアダプターも廃棄するか、って所。ここはナントカチート修理とかもっと決定打出来ないか、あるいは持ってる別の、電線用200Wクラスのコテライザーに継いで使うか。


Chapter 1.

移植改造で問題はこの根元のネジのサイズ。UKネジらしく、変なサイズ、ゲージでいくと、

 右--根元黒アルミの奴、φ7.8mm、5/16-20TPI
  (USA Thread ?)

 左--根元黒プラの奴、φ7.8mm、5/16-25TPI
  (*26かも感。25は普通無いが、26は自転車用でアリ)

ワケわかんないサイズ。何でよくある「5/16-24」とか、-16とかじゃないんだか。まずは加工チートネジ切りに使うタップを、モノタロウたがミスミとか漁って覗いて探すが、ソンナサイズノ無いんじゃないか..5/16-22TPIぐらいなら、ムリヤリ共用...そんなタップも無い。イギリスまで行けば、街角の工具屋にはドンピシャ色々なタップがあるのかも知れないが。因みに初めて海外行った時、電話帳と新聞広告見てまず直行したのはFry'sと街中Hardware Shopだったな。インチサイズの工具とか、カードで買いまくった。

↑因みに左の奴は、多層基板でスッポンでICが抜けない場合に一括加熱するのに作った奴。


Chapter 2.

タップのカタログ眺めながらチートジョイントの作り方、M7-p1.0でホガホガに作る、今持ってる中華の奴とか、大きい電工用のコテライザー150に嵌め込むとか思案してたが、問題が。

 「タップが尼で売ってる最安ガス式ハンダ鏝より遥かに高価」

経済的にどうよ、ってトコ。


参考
ユニファイねじ系列換算表
https://www.osg.co.jp/media_dl/technical/file/unified_screw_threads.pdf


Chapter 3.

詰まって捨てるかだったポータソルのネジの部分だけ取り出し、チート接着してみる方向に。安いし。

この内部は思ったより複雑、空気との混合器になってたんで、テキトウな間隔とかで接着すれば行けそうな気配。
(この本体は5/16-25(26?)TPIの方)

←因みにこの状態でボディ内部の詰まりが突然取れたりすると、ガスが噴出する筈なんでヒヤヒヤ。下手すると静電気で自宅ブットビっう結末もありえる。




Chapter 4.

←実は死亡分解修羅場5本目。もう一回買うのは流石に嫌ってのもある。次に買う奴は流石に30年ロングセラーで改良されてるかも知れないが。今は他メーカー選択肢あるし...

←左の透明タンクの奴は今回ターゲットに選択品。実はコイツも2本目。で、コテライザー系も1回ダメにして買い替えてる。コレは詰まるとかは無いが、樹脂にヒビ逝ってガスが噴出、修羅場、っう問題がある...が、非常にリーズナブル。長さも元のポータソルに近い。そもそもコテライザー150の方は屋外作業には良いけど、卓上での細工にはデカ過ぎるとかもある。あの会社の奴はどれもこれも本体長過ぎる(でも150タイプは、電設標準かな?)。中華代打の奴を改造すれば同程度コンパクトに出来るかも。
(他に黄色、オレンジ(2回)、ブルー、~全色揃いでゴミ箱逝き)

あ、当然今日はファンヒーター停止、デンキのエアコン暖房だけ。


Chapter 5.

テープ貼りで仮接合。色々やってみた結果、

←やったぜ。着火成功。

空気穴は、ポータソル側クチ先の元々の穴だけでは不足気味で、矢印部分の、on-offノブ部分だった切り欠き角穴部分を通気する様にすると丁度ヨサゲになった。その幅を指とかで加減すればヨサゲ。あと調整ノブの反応がポータソルみたいにクイックではなく、可成りブロードな感じ。でも慣れればかも。あとコテ先温度が、元と同じ作業感になる開き具合を探りかな。




Chapter 6.

←実の所使いたかったのは主にコレ。ホットブロー。

これも問題無かった。ポータソル用に持ってたアダプタ類が全て復活/

新規にコテライザー150用の細いホットブローチップ買ったとして送料込\2千円弱ぐらい、マア牛丼5回分は節約出来たかな。

あとは中華本体側のメタクリル樹脂?と、ポータソル部分のABS樹脂?とで接着なり出来れば良いかな。。でも接着だと以後、中華用のコテ先は使えなくなる...このままテープ巻きでもホットブローは十分使えそう、このままでも良いかも。中華チップ側のネジは一般的なM5-p0.8なんで、逆に余ってるポータソルの古い先端チップを加工、アダプター化して共用化も良いかも


Chapter 7.


ポータソルのキャップが、ソノママ使えるオマケもついたよ。








Chapter 8.

結局、エポキシで接着してしまう。紙ヤスリで荒らし、変性エポキシスプレー塗料塗って拭き取り脱脂とコーティング、パテ盛りで。

←ニップルとポータソル側で1~2mm空く感じ、上から覗いて同軸で接着~1日硬化放置。~なんちゃって完成。

このネジ部分は5/16-25(26?)TPIの方なんだが、パッキンを厚い、FKMとかでt2mmぐらいのを足せば、5/16-20TPIタイプも浅いけどムリヤリ着けることも可能かな。

...ちょっとまだ細いか。もう1巻きエポキシパテ接着厚増やしますか。

...次回、11ヶ月目とかでコイツも詰まってたりしてw 



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