セミ油圧のクラッチレリーズシリンターの取付けで、エア抜きがスゲー面倒臭かったんで、マズは何か確実、周囲への漏れも少ない様なチートツール考える事に。シリコンDOT5の追加調達価格もバカにならないし。
30ccの市販スポイト容器にフールド入れて少しづつ流し込み、配管にはやはりスポイト容器で下からフールドをマスター側へ送って注入したが、押し付けてマスターと手元両方交互に見る、レリーズシリンダーを指の力で必死に動かす、気泡咬まない様に押し付け、配管の端を上げ過ぎない様に注意やら時間食った。要は手がもう一本必要な状態って奴。
この配管は内径φ2mmPTFE管(約1.2m)なんで、30ccのスポイト容器で、双方合計正味12~15cc程度で楽勝だけど、次のは内径φ4mmの2倍の太さの奴テストを予定しているんで体積は4倍、30cc容器だと、1回は継ぎ足しが必要、単純に60cc以上(~80cc程度)準備しての新容器が要る、内径φ4mm管だと表面張力不足になり、簡単にエア噛みしそう、容量ギリギリじゃ気泡噛みそう、ってのもある。60~100ccのスポイト容器か、何かクチを加工するか、バカでも秒速簡単に使える様な、なんか最安の手で。
Chapter 1.
テスト試作優先順位
1,配管交換関係。(出来るだけ早く)(エア抜きボトル作平行)
idφ4-odφ6、L1100前後
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2,スレーブサポート再製作(1~2年以内、クラッチ摩耗次第)
A5052、A5083材。ロウ付け組み立て。
22⇒37mm移動(追加15mm)
必要ロット、L165mm、できればSUS-XM7製か、チタンスポーク流用。
(M3-L170mmの物を、5mmカット、ネジ長45mm。)
調整長ナット、L25mm品製作。
ネジによるリーチ調節範囲、最大~28mm、ストローク余裕と合計は、~32mm
22⇒37mm移動にした場合は、シリンダ横振り幅3~4mm、角度15°程度確保。
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3,スレーブピストン、FKM化製作。200℃耐熱化。
ストローク14⇒18mm拡大。
思ったよりシリンダー断熱が上手く行ってて、温度は冬季もあって50~60℃で済んでるんで急がない」に変更。
現在のストローク余裕、伸び側3~4mm、引き切り側1~2mm
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4,マスター側円錐スプリング再製作。(3~4N@セット長25.8mm)
指、鍛えて我慢する方向。
11月下旬、寒くなってマスター側の、特に夜間戻り最後の約1mm(オリフィスから先)が遅い、カクカク。
なので、中の円錐スプリング(セット荷重6N@25.8mm)が冬季の温度ではギリギリだった。作り直しはやめる。
(3Nに減らして指先50~67gf減程度だし。)
2021年2月、8℃以下の日だと、マスターシリンダー内のリターン、6N@25.8mmでは不足、半分ぐらいしか直ぐに戻って来ない場合も発生、ピストン先端を引っ張る破目に。9~12N@25.8mm程度は必要かも。現在の予備品を加工、巻き数減らし、10N@25.8mmテストへ。
部品が来始めたんで加工。
idφ4-odφ6mm-約L1100mm(1200mm準備)、PTFE管+カバー、約67g
PC6-M6クイックカプラー(SUS304、FKMo-リング)、約10.4g
マスター側ジョイントAY、約16g
スレーブ側ジョイントAY、約24g
以前より約46gも増加、特に倍の太さの配管がほぼ倍の重量orz..しかし管路損失とモツサリ動作感が打開出来るかやってみるしかない。
エアヌキは結局、クルマ用に使ってたシリンジが丁度60ccでヨサゲ、クチバシが丁度φ4mmピツタシ、試しにidφ4mm-PTFE管に押し込んだら押し付けなくても外れない程度で良い具合だったんでコレで行く事に。短いPTFE管を付けて直接クイックカプラーにも接続可能で、スレーブ側のエア抜きも可能、一石二鳥なんじゃね期待。
1回目、配管とマスター側タンクへの下からの充填量が~31cc予想、スレーブ側内部が、~3cc。一発目40~50ccも仕込めば行けそう。
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12月に入って、毎年ながらツルベ落とすが如く寒くなったんで、諸々先送り気分に。屋内で暖房に当たりながら出来る事だけやる方向w
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11月下旬
約一ヶ月、無事経過。モッサリレバータッチにも慣れてしまい、暫くこのままで良いや寒いし感に。
寒くなってマスター側の摩擦が緊つくなって来たか、特に夜間戻り最後の約1mm(オリフィスから先)が遅い、5~6秒も掛かる様に。なので、中の円錐スプリング(セット荷重6N@25.8mm)が(冬季は)ギリギリだった。作り直しはやめる。操作や機能には影響無いものの、レバーがガタツキ。 (3Nに減らして指先50~67gf減程度だし。)
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確認窓はイラナイ、って結論。半年に1回、残量確認でもヨサゲ。さほど漏れなかった。
2021年2月、8℃以下の日だと、マスターシリンダー内のリターン、6N@25.8mmでは不足、半分ぐらいしか直ぐに戻って来ない場合も発生、ピストン先端を引っ張る破目に。2段目ピストンシールの弁機能でフールドを補給させるのにはもっとセット荷重を増やさないといけない。
バネ量りで何度か引っ張って冬季追加で必要な余裕見込み量を概測
ストローク中程で引き、750~900gf → 900gf≒+8.8N
引き切り最終頃(セット荷重付近)、300~400gf ⇒ 400gf≒+3.9N
10~N@25.8mm程度以上は最低必要かも。
試作スプリングが耐久性不足で張力劣化かも知れない(分解しないと確認出来ない)が、とりあえず予備品を加工、巻き数減らして伸ばし、10N@25.8mmテストか...
2021年1月...
1ヶ月使用して、マスター側はガタ詰め~1mm、スレーブ側はストロークアップと軽量化したピストン製作を企画。見積りスッタモンダしたが、PEEK材で各4個だけ試作依頼。これでもう1セット作って、実摩擦とか測定、機能確認、春先入れ替え方向で。PEEK材も自己潤滑性があり軽量、MCナイロンと違って吸湿性が無いんで屋外使用に問題無し、POMよりも密度が低く若干軽量、更に耐熱性がある。
←.step3Dファイル、平面図送って作って貰った。
納品連絡の画像。床に放り出してか...
少なくてごめん。次は4千個ぐらい頼む事もあるかも...車両1台しかないし、今回各1個で十分なんだけどな....
PEEK材でクラッチリフター側の軽量化と摩擦低減、耐熱度150℃、限界200℃目標。クランクケース上面は、PT100温度計や放射温度計で計って上限~130~150℃程度見込みなんで、マフラーからの輻射熱だけなんとか断熱すれば耐える筈(期待)。現在3ヶ月目、冬季もあってか60℃位いで済んでるみたいで、走行風での冷却もあるし、危惧する程の事は無いのかもだけどな。
摩擦は50Csのフールド使った場合の静止2Kgf程度からどれだけ下げられるか、研磨とか細工も含めてテスト予定。
CNC加工試作依頼したPEEK製ピストン到着。良い仕上がり/
重量(元の金属製との重量差)。
12.7マスター、4.77g(-17.53g)
16mmスレーブ、2.23g(-16.07g)
マスター側は現在使用しているPOM製よりも約0.53g軽くなった。両ピストンで計33.6g軽量化、但しスレーブ側はロットのネジを掴むインサートを入れなきゃいけないんで、見込み合計30g軽量化辺り。しかし太い配管化とジョイントで46g増加見込みなんで、差し引きまだ16gも増加してしまう。今使ってるセットで、スレーブ側だけ組み立てし直し妥協で、ワイヤー式よりも軽量化達成って手もあるんだが。
コストカットで表面仕上げは無し、並目で依頼したんで、ここからo-リング摺動面研磨とかもしないといけない。あとマスター側は外光が当たる先端部分を黒塗り塗装とか。このバージョンでレバータッチと耐熱性、スレーブ側のストローク余裕不足気味の問題、ぼちぼちクリア予定。積算からすると、既にマグラとか有名処越え、何だかなぁ...
なんとマスター側フールド漏れ発見。新品?なのにどこから??
カバーの縁から?っぽい。もうトラブル、マジカヨ~
ダイヤフラムにもう亀裂か。
2021-02..
10mm程度前進させたクラッチリフター側ホルダー寸法と展開図検討。今回も折り組み立て、アルミ硬ロウ組み立てで。
Chapter8.
2022-07
断面積は最小約4mm-sq、引張り静荷重~18Kg、必要な安全率50Kgf程度。SUS304の耐力は代表値205Kg/mm-sqとして、最大耐力820Kg/f。M3ネジ部掛かり長さ5mmもあれば50Kgfには耐えるかな..
←整備性でエンド部にφ2mmの棒か六角を差し込んでロット長さ調整時に固定出来る様に、横穴追加。気になってた点、入れ込み。
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今稼働中現物はクラッチマスター側のクイックカプラーから若干漏れているんだが微量、シリコンDOT5ベースなんで飛散しても塗装とか問題無し、1年に1回4~5cc程度補充なので危機的」と云う訳でもない。
Chapter9.
2022-8月下旬
図面やりとりしてから約20日、CNC工場からロット10本の仕上がり連絡が来た。少なくてスマソ以前は汎用品に段付カラーを接着組付けしてたのを一体化して若干、頭を小さくした。
来たら組立中の奴に組込んで、レシーバー側を再度試行錯誤予定。
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