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2019/09/21

電気ポットで半熟ゆで卵は出来るのか? 台風後の秋の夜長に

最近の養鶏帝国千葉の台風災害の影響なのか、フト気がついたら味付き半熟ゆで卵が手に入らない。バイクで用足しで考えながら走行していると電気ポットで作っちゃえ」って思い付いてやってみる事に。電子レンジもヨサゲなものの、専用の容器を買わないと中で爆発して掃除が大変なのがオチ、電気ポットなら放り込むだけで追加費用は掛からんし事後洗浄とかも不要。作りたいのは、

「卵白完全固化、かつ、卵黄半トロ」な奴。

まずは事例検索すると「10℃で保存した卵を、67℃-30分加熱でヨサゲ↓」なる先人ブログ発見。しかし手持ちの電気ポットは温度調整出来ない、保温中で75℃か80℃、90℃、98℃しか選べないし、作りたい奴とはちょっと違う... 調べると物性的に卵黄だけ半熟は難度が高いみたいで、逆パターンの卵白だけ半熟なら簡単っぽい。考えられるのはやっぱし電子レンジとかで外側だけ瞬間的に加熱して蒸らすとかかも。

↑卵はM卵(52g以上76g未満)とか言う奴、イバラキ産。

生卵自体は手に入る(千葉産は無いみたいだけど)。気温低下で、夜食に長ネギとカップ麺(油揚麺じゃない奴)ゲット、あとは半熟卵...なんだが。 ウチの冷蔵庫の設定温度は5~6℃だし、色々試してみるかねぇ。

参考
https://nick-theory.com/data-egg/

http://yashoku.hatenablog.com/entry/20100823/p1

各温度帯ごとの卵の状態と、十分な殺菌に必要な時間を一覧にしました。
NICK-THEORY.COM


Chapter 1.

まずは1回目。80℃-30分で加熱。電気ポットはタイガーのVE22、PIK-A220-T(のアウトレット品)。

←失敗。卵黄が完全に固まってパサパサ。

レシピサイトだと、「高い温度で短時間、98℃で6分間」が鉄板らしい↓。でもね、ここは調理用コンロとか設備は無いのよ。キャンプ用やら車には積んであるけどさ。

電気ポットの温度はタイミングによって80℃だったり75℃だったりするし、先は長そう。自分の所の機材で出来るかどうか...毎日1個トライか...

https://athleterecipe.com/column/20/articles/201805180000511


アレニウスの10℃則だと、98⇒80℃でだいたい4倍の時間で、24~25分、だけれども内部の白身と黄身の物性の違いもあるし... 次は20分でやるか、投入と同時に再沸騰ボタン押して平均90℃仮定で12分辺りか...? 12分だとレトルトパック米飯の加熱所要時間と同程度なんで同時に試すとかかなぁ。

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余談・千葉の電柱がポキポキ折れてるアレは凄いな。やはり影響なのか、高所作業車レンタル予約が難しいみたい、高騰してる感じ。数年前なら1~2万/日ぐらいだったのに、5~7万とかorz. こら見積りがマイッちゃうな。
 

<煮卵の科学:上>  皆さん、こんにちは。キッチンの科学プロジェクト(K
ATHLETERECIPE.COM


Chapter 2.

2回目。

電気ポットが保温80℃状態になってたんで、

5℃冷蔵の卵を放り込んで再沸騰ボタン押す

(今回は約7分で再沸騰した)
合計10分で取り出し。

←もう少しな感じになった。黄身少々固まり過ぎ。

保温80℃から再沸騰ボタン押下だと、少し減らして8分辺りかな。
 (後日の結果からすると恐らく9分30秒辺り)

2回目でほぼ見通し付いたな。予想より3割半位い短い時間でヨサゲなのが意外。何で再沸騰押下させる事にしたかっつうと、1回目の80℃単一パターンだと白身が柔らか過ぎな感じ(個人的な感想です)だったんで。

あとは他に帰宅直後75℃保温の場合と、自動再沸騰後の98℃の時の2ケースでパターンが取れればキマリかな。しかし仮に4~5分加熱以下だと殺菌不十分になる可能性もあるし、昇温中に雑菌繁殖しやすい20~30℃を通過する時間が短く出来ないと不安もあるし、その辺どうなものか...?  それと今回なぜか殻の身離れが悪く、表面ボコボコ。流水当てで剥いたが、それはボウルとかに取った方が良いのかな。

あと電気ポットじゃなく加熱媒体に割り下とか麺ツユとか使い、圧力ナベで恒温加工すれば産業的には完璧かもな。しかしマァ恒温槽とか設備のある会社なら兎も角、ウチは無理、まぁ冷蔵庫で保存する際に麺つゆ漬け程度かなぁ。



Chapter 3.

3発目。

80℃保温状態で投入、再沸騰ボタン押し、合計9分間加熱。卵は5℃冷蔵から直行。

←今度はゆる過ぎ失敗。なぜなんだ~

今回はポットが満水状態(前回は水位が半分ぐらい)で再沸騰が終わるのも若干長く、丁度9分掛かり、取り揚げとアラーム音と同時位いだった。なので湯温90℃以上だった時間が1~2分程度、短かったのかも。

次回トライは同じく満水80℃の条件下ならで10分ジャストかな...

こんな事やってる間に半熟卵工場が再稼働かも。



Chapter 4.

80℃保温状態で投入、再沸騰ボタン押し(6分で沸騰) (水量は半分と少ない) 合計8分間加熱。卵は5℃冷蔵から直行。

←今度もゆる過ぎ失敗。白身は良い感じなんだが。

今回はポットが残半分で沸騰まで時間が6分と短かったんで、沸騰アラーム後2分加熱、合計8分にしてみたが。。90℃以上経過分数とかいう仮説は弱くなったような。味は良いけどね。沸騰後3分とかだと最初のと一緒になつちゃいそうなんだが?



Chapter 5.

75℃保温状態で投入(満水状態)、卵は5℃冷蔵から直行。


 再沸騰ボタン押し
 10分で引き揚げ(正確には10分30秒ぐらい)

←いいかんじ/

6個パック最後の1個でヨウヤク成功(1個は卵かけご飯に使ったが)。何分で沸騰アラームが鳴ったか失念したが、パーフェクト。引き揚げに手間取ったが10分~10分30秒以内かな。

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まぁザックリ
 80℃保温(満水)の場合で、9分30秒辺り
 75℃保温(満水)の場合で、10分

あとは満水98℃保温状態の場合をヒマ見確認(予想7~8分)てかなぁ.



Chapter 6.

10月入り。いつも買ってる半熟卵ゲット。いつもは棚に3~4袋位いしか無いのにビッチリになってた。生産工場が無事復活、再稼働出来たみたい。


←メーカー見たら茨城県竜ケ崎市。微妙に甚大被害範囲から外れてた様なんだが契約してる農場は被害に会っちゃったとかだったのかな?











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