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2017/01/28

TLR250Rとダイハツ_ハイゼットバン、ウインカーLED化、ウインカーリレー改造_LED対応化(FY218MD)

寒くって全然乗れてないし諸々カイゾーも滞ってるんだが..温っくぬく屋内で出来る事って事で..  ,分解回収した車とバイクのウインカーリレーのLED対応化検討・改造する事に。

まずはクルマ用の方(←写真左/デンソー製)をLED化しようかとハイフラ対策とかウインカーリレー弄ってて、重さ計ったら26gだった。で、予備で調達したバイク用の奴(←写真右の黒い奴)は、ナント!42gもあった。以前分解しようとして中が固めてあったんで諦めてたんだが俄然バラす気満々になったよ。(前は予備が無かったしね。)
(←)左はダイハツ用の奴(デンソー製 166500-0570,FC257EB, 81980-87203)、26g。右は、TLM200R(TLM220R)用(FY216MD)


(右の黒いバイク用は)ピンセット突っ込んで突いてみた感触はゴムっぽい充填状態、良くあるシリコンゴム防振ポッティングとかじゃないだろうか。シリコンゴムかもならガソリンでも流し込んでフヤ化して分解してみよう..ってガソリンの室内買い置きは、粗悪灯油に微量添加してファンヒーターの着火良くするのに使ってしまってて在庫ゼロだった__んで適当在庫の溶剤漁って発掘した
テレピン油を流し込んでみます。


↑バイク用の方はTLM200R用で、APE、XR、NSRなんかと共通の様だね。なので当分解体コアには困らないかな。前後交互点灯用なものの、直流配電だったり交流配電だったりマチマチな車両だと思うんだが、KT2用となんか
違いがあるんだろうか?


TLM200用 FY216MD 066500-1840 12.8V/8W+8W
部品番号:38301-GK8-701 38301-GK8-702 38301-GEY-008

TLR250R用 FY218MD 066500-2040 12.8V/10Wx2+3.4W
部品番号:38301-KT2-008(紙箱蓋印字:066510-0140)  (38301-KT2-018」も有るみたい。)
←FY230MD 066500-2630 12.8V/15Wx2+0~3.4W
 VTR1000R_SC36、XR650R用 (写真はヤフオク画像)

ウインカー前後交互点灯タイプ・バイク用で収集した3タイプは「見た目」は同じ、何れもデンソー製、試しにTLM用をTLR250に挿してみても問題無く点滅動作した。定格ワット数だけの違いの様だね。只、FY216MDで検索すると、APE50用(-GS9-?)とTLM200用(-GK8-)で外形、コネクターの向きが違うみたい、APE50用の方がなぜか薄く小さい。あとこれらの機種は前後交互点灯で、左SWユニット内部部品も使い回し出来そう。



ネットで検索、

FY218MD CRM50/CRM80/CRM250/XLR250R(MD20)/TLR250R(38301-KT2-008)/XLR250R(MD22)/スズキ・チョイノリ(066500-5670)...

FY216MD、XR50/APE50(AC16/38301-GS9-000)/XR100/APE100/モンキーR/イブスマイル50(AF06)/ズーク(AF26)/TLM200/TLM220..

FY230MD、VTR1000R_SC36/XR650R、...

とか辺り。



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サスペンション ウインカーリレー(ゴム製取付枠)

 90度クロスタイプ 38306-GE7-000 (現代表車種:Dio)
 平行タイプ  38306-GE8-008



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ダイハツウインカーリレー関係
S120Vモデル(1993以降?)FC257EAタイプ
⇒取付ヒューズパネル側に取付篏合枠が付き、外形に制限がある。 ND 166500-0110
 外形:27x26xh37.7mm
 (Fu板上枠内27.4x27.4mm、但し四隅丸め有り、有効27mm角)

*中華製は殆ど30mm角なので、外形が大き過ぎ、嵌らない。また、CF13系は「B」「E」端子配列が「逆」が殆ど。


デンソー FC257 で検索すると共通で出て来る範囲、(厳密に同一仕様かは不明...)
 ダイハツ (FC257EA,FC257EB)
  S82P、S83V、S100P/V、S110P/V、S120V、S130V、S140V、ミゼットII(K100P)、S220G、S230G

 ホンダ (FC257EA)(ND製ではなく、ミツバ製装着タイプもある模様)
  ビートPP1、アクティHA1/2/3、HH3/4、トゥディJA4/5

 三菱 (ND 166500-0410, FC257EB MB649048)






Chapter 1.

まずはバイク用分解から

テレピン油+アートナイフとかヘラ駆使して
←分離成功/

ガッチリ部品固めてあって何が何だか解りませんね.


ちゃんとガソリン買って来て漬けてフヤ化すしか無いかな。できれば軽量化&,ハイフラ対策直結アースとインジケーターランプの端子、カッチンブザーとかも仕込みたいな。








Chapter 2. 

で、クルマ用は検索しまくった結果..自作するまでも無くRS-WWWとかに頼む部品代よりお安く中華互換品が一杯出回ってたよ(但し、B-L-Eの3本足配置は様々パターン)。


←殆どの製品が26x27~29x29~30x30mm角でほぼ同一形状みたい。写真の奴のピン配はダイハツの現用とは逆パターン(Top-View))
 (写真は尼から拝借)

ちょっと不安な位い安いな。昔のミツバの熱線式とかだと当時で3000~4000円した記憶があるん
だが..





関連サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/B0040JPZ7U/


2022追記...コロナ前は一時は¥300~400円とか熾烈な価格競争になってたが、今は¥120~1800円幅中心みたい。





Chapter 3.


バイク用はガソリンに漬けて待つ事に。
←ガソリンにアセトン、テレピン油、IPA水抜き剤、..とか色々試しに使った奴なんか要らない液体溶剤が混ざった魔液になってるがw

もっと効率良く安くポッティングされた機器をハッキングできる溶剤は無いか..以前は剥離剤を50~60℃に加温してハイブリッドICを溶かすとかやってたが、アレは臭気が酷い上、発生するガスが周りに置いてあるプラスチック製品をみんなダメにしちゃうとか、実行する場所は換気扇直下だけとか制約があった。それ以前の頃は硝酸で溶かすのが一般的だったと思う。何か常温でもっと簡単な手とか混合溶剤は無いかなぁ。ゴムだと他にメチルエチルケトン(印鑑が要る奴ね)とか、ダイナソルブなんてのもあるみたいなんだが。






Chapter 4.


さてクルマの方のウインカーリレーの方なんだか、LED用リレー買う前に貧乏人はもう一歩喰い下がりますw ノーマル改造出来ないか?


3時間位い消費して色々やって見た結果、...
←の先にある刻みが入った導線が、実はハイサイド抵抗器って奴で、ここの電圧差を基板に1コ付いているICで検知して、ランプ切れ感知している様だ。この刻み目は装飾とかじゃ無く、検知抵抗を刻み目付けで調整した跡って事らしい。定格54Wだから~5A流れる訳で、検知抵抗は、裸線1本で十分って事なんだろう。


まず一発目、インスタントにICに行く検知線だけ切断してみたが、1回点滅して停止になった。異常検出も付いているみたいで簡単には騙せなかったよ。
φ0.5mmの鉄線に入れ替えたり色々やって見たものの、中々加減が難しかった。で、傾向として”ある値”が明確な境目らしい感触だったんで、鉄線じゃなくダイオードを代わりに入れたらバッチリだったよ。ハイサイド抵抗器の代わりに全ての負荷電流がダイオードに流れ、電流が小さかろうが多かろうが、ほぼ一定の電位差になるんで、快調に電流が流れていると錯覚させられる訳。






Chapter 5.

クルマ用の方は最終的に手持ダイオード、4本パラ繋ぎにした。この状態で1A流してVfは、約0.78V。凝るならSBDかな? まぁクルマ用の方はこれにて一丁揚がり。


上手くICを騙せたみたい。3WのLEDを繋いだ程度の軽負荷でもハイフラになりません/ 軽負荷4Wの時では、電源電圧10V低下まで正常に点滅、それ以下だと消灯になった。電源電圧12Vなら3WLED1個でも正常点滅。現在のウインカー球は、片側4個で、合計50W位い、予定のLEDは合計8W位いだから低電圧状態でも大丈夫じゃないかな。低電圧でロックアウトされるのは丁度、バッテリーの放電終止電圧位いなんで、バッテリー保護の為に仕込まれた仕様なのかも。

LED球を調達するまではタングステン球のままなんだが、ダイオード4本パラならナントカ耐えるだろ。

仕上げってか保護用に高周波ワニス塗っときます。あとケミコン足にシリコンゴム塗り。ダイオードはデットストック状態の奴だからタダみたいなモノだったな。刻印は「135」ってだけで何の銘柄だか解らないが、まぁ最低でも1A、20V位いに耐えれば楽勝だろう。

で、一応低温試験。-12℃の冷凍庫で冷やして・・・1.5W-LEDでやってみて+11Vあれば問題無く点滅した。3W-LEDでもok。他にも温度やら電圧に依存する部分が残ってそうだけどまぁ、これなら使用範囲で点滅するでしょ。
1時間位い作動させて見てから車両に付けるかな。

*2024-9月、廃棄時に再度Vf実測、0.4V@0.5A、0.415V@1A)、恐らく正常点滅下限電圧は、0.39V付近。



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(2023年、クルマ用ウインカー関係不点灯トラブル)

..2023-8月、異常高温でウインカー不動作発覚、最初はコネクタかSW内部の接触不良ぢゃないかと疑ったが違って、異常高温が原因だった。朝夕は問題無いが昼間トラブル再発・発生、

ふと思いつき試しにウインカーリレー内部のバイパスダイオード(4本パラ)を1本引き抜いて「3本パラ」に減らしたところ、劇的に症状改善した。IR温度計実測でリレーパネル温度39℃にもなって、ウインカーリレー内部のバイパスダイオードのVfが低下し過ぎたのが原因だったらしい。改造品を作った時、低温は冷凍庫テストしてたが、39℃とかの高温動作はチェックして無かった。やるとしたらLED負荷5~10Wにて、40℃でバイパスDiのVf、0.5~0.78V程度以上はあるかどうか辺り、且つ、再度低温(当地にては-10℃程度)にしても問題がないか、とか。

←2017.1.17に改造~組み込んでから約6年半、後半末には不点灯トラブル発生して改修する破目に。2017年よりも今夏の方が暑くなっているのかも知れないな。内部のバイパスダイオードを3本パラ」に減らしてしまったので、電流容量は上限3A(負荷側合計36W相当)に減少、ウインカー球はもうタングステン電球には戻せなくなった...





(2024-08)
またも炎暑の8月、ある日の朝また突然ウインカーリレー動作不良にorz. よりによって高速道路で帰宅する直前の炎天下で故障w、とりあえずB~L端子を端材で直結し、レバーSWで手動点滅させる事に。


Diを増減とか色々やってみた結果、
←今度はコンデンサ(ケミコン/2.2μ-50V(NP),3.3μ-50V)の寿命だったみたい、LCRメーターだとコンデンサではなく100KΩ~400KΩの抵抗状態になってた。車両初購入から約30年、ついにCRパーツ全般が寿命みたい(ECU内部は10年前ぐらいに交換したっけか)。

(*同系同型のEC257EAでは、3.3μF-50V(NP)、3.3μF-50Vの2本になっていた)

今回は手持ち在庫品を漁って同容量値のX5Rセラミックコンデンサに交換(元の奴は容量低下して劣化のギリギリまでマァ正常動作していたので容量値にはそれほど敏感ではない(セラミックコンデンサのDCバイアス特性の悪影響は少ない」期待)~予想)。



←緊急時にB~L端子間を直結して、ウインカーレバーSWにて直接点滅出来る様にヒゲ出し細工。





...密林で再度検索したところ相変らず350~450円にて互換ウインカーリレーを販売している....1個予備で車内に置いとくか。最近のクルマはこんな旧車と違ってECU側でCANバス経由にて故障感知するとセーフモードとやらになってしまい、動かなくなってしまう事もあるのだとか。(且つ、27mm角以下でないと嵌らない....)




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2024-9月....またもや出先でウインカー故障、点灯すらしなくなった。B、L端子は生きているみたいなので、直結細工して手動にて点滅させ帰宅...。


←E端子(アース側)が効いて無い」気がしたんでヒゲ出し配線追加して別途アース結線してテスト....ダメだった。基板をパッと見範囲でパターン割れやら断線っぽい所は無い....orz。  (右は比較テスト用に改造した中華ウインカーリレー)

基板の裏のICピン部分を押すと「点灯したまま」にはなったりするので、再ハンダやらもやってみたが効果無し。 

...諦め、別途確保してあったダイハツ・アトレーS120V用(デンソーFC257EA 166500-0110)に、過去のLED化改造を盛り込み」ケミコン交換(3.3μ50V-X7S、2個使用)移行準備。コレは家のハイゼットバンと1年しか年式は変らない(なぜか1年若い)が、約1/5程度の実走距離だったらしいので、使用率も低い筈、まだ寿命はあるだろ...。



←今度のは中古SBD(型番不明、恐らく20~40V-~4Aクラス?斜めストライプマーク、多分、富士電機製?)使用。
左の新しい黒い方のピン配上下はラベル面に対し、右の旧品とは逆になってた。(右上はテストに使ったLEDダブル球(実測12V-2/6W))

刻み抵抗線を剥がして切断、SBD挿入。実測Vfは、0.39V@0.5A~0.4V@1A(ta約25℃)、通電約0.5A以上で正常点滅する状況に。故障時の内部直結可能細工」も追加...応急製造にて車両搭載~運行再開。


今回、改めて(新しい黒色のダイハツ・V-S120V用ウイカーリレー方にて)Vfと挙動を確認した感触、内部抵抗器をSBDなど入れ替えにてLED負荷で安定に動かすには、全温度範囲(-25℃~+50℃程度)にて、Vf:0.5~0.8V@0.4~4A程度内に出来るダイオードを選択出来ればヨサゲ(但し、タングステン球併用なら最大電流6~7Aに耐える必要性もある)。限界の電位差は約0.39V程度付近、今回は偶々手持ちSBD(富士電機製?)が Vf:0.39~0.4V@0.5~1A@+25℃,程度、それにて動作出来たのでソレにて様子見。次案として例えばデータシートでは、MUR420(onsemi)、MUR420(TW),辺りを2本パラ使用すれば、全温度範囲でヨサゲな電位差に出来そう。

とりあえず手持ちで他に改造に使えそうなDiのVf@dcを実測(@25℃)、...
 MUR420 (TaiwanSemi)  0.82~0.9V@0.5A/1~1.15V@1A
 MUR460 (TaiwanSemi)  0.92V@0.5A/1.15V@1A
 SB390  (Diodes)   0.68V@0.5A/1V@1A
 SBM1045VSS (Panjit)  0.47V@0.5A/0.7V@1A (約0.4V@0.35A)
 (富士電機製?ラベル消え) 0.39V@0.5A/0.4V@1A

何れのDiも各社データシート値より実dc-Vf値かなり悪いが、この中では他に(現行品では)Panjit製SBM1045VSSが「1本入れ」だけで行けそう、高温でのVf低下は50℃で-0.1Vぐらいか?、LED負荷0.8Aぐらいあれば安定してイケるかな?SBM1045VSS は、耐圧45V-10A定格なので自動車電源用程度には使える。一抹不安があるのは20~30V位いのTVSを電源(B~E)に1個追加しておけばヨサゲ。


新改造版(黒色V-S120V用、富士電機?製SBD1本のみ使用)」の方を車に早速装着、ウインカー機能復活。無事に路上再デビュー/。実車テストでは、ウインカーLED1W1個のみに減少+メーターパネルパイロット1個(1W)=計2W負荷」にても点滅動作可能(Ta約@24℃)になった(予想外低負荷、推定約0.16A、机上テストでの限界は0.39A」との差は?何処かで0.23A消費?)。 通常走行時(LED球実装)は、片側前後合計(1Wx2+1+4Wx2)約11W(0.8~1A)/両側合計最大21W(1.6~2A))。
回収した古い方はハンダ割れの様な物も、断線も見付けられなかったが、捻ると正常動作する事もあったので、ICのパッケージ内で障害とか?、経年劣化限界(金属導体どこかの経年又は熱疲労割れ?)になってたのかも。



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ESD追加対策

LEDの静電気スパイク障害対策用(なぜか車体右前側ウインカーLEDとPOS-LEDばかり何度も不点灯故障/効果があるかは様子見)、B-E、L-E 間にTVS (SA22A-E3/54 (15V制限の場合SA15A-E3/54)(Vishay /単方向)各1個追加。
(2025-7/マキタ18Vバッテリーパラ接続可能に、SA22AへTVS変更)










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2024-10月

だいぶ後の TA-S230G(ダイハツ・アトレー4WD/2002~2004年)用のウインカーリレー入手。
早速分解、中見。
←ケミコンレス、小型になっていた。CAN-Bus対応・対策を思わせる様な回路は見当たらなかった(この次の世代?)。

DENSO  FL257EB  81980-97201  066500-4301
 本体外形:26x26xh26mm(端子別)

やはり抵抗線で電流量を監視するスタイル、部品数が少なく、ケミコンレス、メルフ抵抗器とセラミックコンデンサ構成になっていた。下面端子配置・寸法は同じのまま。(IC:SE355 (10pin))
コレの方がS110V用の旧型よりも耐久性高そう。

表面実装ICのハンダ盛りが少な目」な気がするんで、ソレだけ盛り足し」するかな...






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高周波ワニス、綿棒で再生した基板に塗ったり、銅箔を保護するのに使ってたんだが、手持ちのサンハヤトVA-30 が生産中止になってた。全く気付いて無かったよ。他にもパワーソルダー(大洋の耐クラック高強度ハンダ)、なんてのも生廃になってて結構探し回ってるんだが、そっちはハンダ鏝も含めて現行品の鉛フリー用に全部切り替えるしか無いかなぁ。

高周波ワニスは、スチロール樹脂で自作する人もいるみたいだけど、まだオヤイデ電気から相当品が出ているみたい。サンハヤトの飴色の奴は匂いから想像だけど、フェノール樹脂系かなぁ、アレは昔から使われてて実績があるよね。


電気絶縁ワニス
http://www.taihei-shoko.co.jp/product/product01_d.html


http://www.ceram.co.jp/products/42/

絶縁・固定用ワニス W-2023M(飴色) 小瓶20ml
https://oyaideshop.blogspot.jp/2014/07/blog-post_21.html

高周波ワニス自作(スチレン樹脂など)
http://sky.ap.teacup.com/tatsu599/811.html








Chapter 6.

バイク用の解体方に戻って..  TLMのウインカーリレーのガソリン漬けの方は?と..


←1晩で結構取れましたね。やっぱりシリコンゴムだったな。あと1~2日位いで解析に掛かれるかな。

見た所半導体が1~2個ありそう。こいつはアース端子が無くて、リレー端子に掛かる電圧だけで動作するっつうある意味ヲタクな仕様、この段階で、ハコ込36g迄軽くなった。



殆ど膨潤崩壊してシリコンゴムが取れたんで、楊枝で掃除、イソプロピルアルコール再洗浄でガソリンを落としてからハッキング開始/


TLM200用の奴は内部電源にハーフブリッジ整流器(Di)を持ってて、交流でも動作するみたい。利用できる電源はB端子側が、+の場合だけ(マイナスアース)みたいだ。一番デカい470μ25Vのケミコンが内部電源のパスコン。パッと見、こちらはハイサイド抵抗の様な物は見当たらないんで、負性抵抗か交互負荷効果を利用しているのかも。車上で後ろ片方が切れると前の電球が点きっぱなしになるし。

リレーの内部まで魔液が浸透しちゃったんで、リレー外して分解、純イソプロピルアルコールで再洗浄しないといけなくなったorz. 先にスッポン毟り取っとけば良かったよ.

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TLR250のLED化で引っ掛かる点は、


 1,現状でLEDにすると負荷が軽すぎ、点滅しない、又は非対称ハイフラ状態。なので前側だけ電球のままにして
  電流を稼ぐとか。

 2,電流が小さくても点灯してしまうんで、インジケーターランプを通して左右両方とも点灯してしまう。

 3,後ろ側も、LEDにすると「電流が漏れてる」のか小電流で消灯サイクル時もウッスラ点灯してしまう。
   (一時LED化してたが、ウインカーは中途半端な点灯状態なんで電球に戻し。今はテール/ストップ球のみLED.)

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,,なので改造するかウインカーリレーのケース,ガワだけ流用で、

 1,四の五の言わず開閉する様にする。(球切れは解らなくなるが仕方が無い)
 2,インジケーターランプ用の端子を別途作成、仕込む。
 3,交流電源のままの状態になってもでも故障しない程度に使用できる様に。
 4,内部電源からアース線を出し確実動作化と、消灯時も薄く点灯してしまうのを防止。
 5,ザックリ軽量化。

,,辺りかな。

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クルマ用のフランケン君の方は搭載完了/(1系統計53.4⇒計@9W)できた。
T10電球の所だけは、あのサイズで1~2W位い、アンバー発光って云う良いのがナカナカ見つからなくて難儀したが。
クルマの次のテーマは、ヘッドライトユニットのLED化、60W⇒10W程度かな。標準角目に合うユニットを見つけないと。


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リレーも純イソプロピル漬け再洗浄へ..

魔液にブレーキ液が混ざってたのは不味かったと思う..

ケミコンの足の1つがイモ半田でスッポ抜けてた。
何処でパターンカットして改造するかな.



リレーを外して通電してみたら、結構高感度の奴で、5Vも有れば開閉できた。溶剤を飛ばして乾燥、巻き線にフェロガードを少し
浸み込ませて組み立て。




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ウラのお宅が引っ越し~解体になっちゃったので、ホコリが酷くて諸々終わって2月末~1雨降る迄は屋外作業も塗装もNG。丁度やってたハイゼットバンの燃料タンク塗装も早めに切り上げた。
重機の排ガスやらホコリが結構凄い。夏じゃ無かったんで、ゴキブリ移住~とかは無さげで良かったが。解体開始前日にディーゼル排気やらホコリが侵入しない様に家裏側の通気口にフィルターを貼り付けたり、養生テープで塞いどいて良かったよ。立木も全て伐採で、寒風がモロ来る様になったよorz。





Chapter 7.

次、バイク用内部回路リバース


基板裏の画像。コントラストを落とし、延ばして印刷、
部品を書き込んできます。


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T10電球のLED化で、定電流ドライバをウインカーリレー内に組み込むのも良いかな。







←こんな感じ。

今回は片面基板なんで鏡像やら色分けカキコまでは必要無いな。


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202110訂正
 2SC1815の向き、記入.






で、内容整理。

見た事無い様な構造(こんなの分解するのは初めてだし...)。電源スイングが負電圧にも振れる交流の場合もあるっつう事での構造かな。デンソーの4輪用エアコンアンプ」なる奴をバラした時もTLCかよコレ?みたいな3値論理だったりしたのを思い出したよ。
変則ハイフラ運命を左右してたのは、右端の47Ωの抵抗みたい。この先の負荷の電球が規定より小さかったり大きかったりするとスネます。

で、内部電源と思しき470μのケミコンに直接+12V加えたら、アッサリ無負荷でも順調開閉になった。負電圧側も考慮すると右端47Ωの所のダイオードの所でパラ横取りしてアースに持って行く手が簡単そう。
ウインカーリレーだけで150mApk⇒1.8Wpkも消費しているが基板はほのかに温まっている程度っぽいな。

(202110訂正 2SC1815の向き、記入.)

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中々ナゾな回路。メインの2SA933は、Vce50V、Ic100mA、2SC1815Yは、Vce60V、Ic150mA、ユニットにスパイク最高60~80Vpk、~150mA流れるのに。アレスタの様な物は無し、電源だけでも80Vpk程度迄逝くのにな。

今回は余計な事せず、
 1,47オームの抵抗を切断、又はバイパスDi取り付け、⇒車体アースへ直接接地線ヒゲ出しラクチン辺りが可能か?で。
 2,LR端子から、ウインカーパイロット駆動ラインヒゲ出し。
 3,コンデンサなんかは保ってそうなんで交換とかは今回はパス。

~サッサと終わりにする方向で。

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...てそうは簡単に問屋は卸さなかった。車体側の配線図を確認したら、このウインカーリレーのB端子には、常時電源が加わっている~---ので、単純に内部電源をアースに落とすだけではウインカーSWの状態に関係なく「常時作動しっぱなし」になってしまうorz.

動作電流150mA、電圧12.8Vっう設定は、電球負荷用には丁度良い数値、芸術的って事かな。LED化すると2W程度で150~170mAしか流れない上、電圧も殆どスイングしなくなる。どうやって検知するか。
B端子からリレー接点側に60~80mA程度流れたらユニットオンになる様なシカケ、ハイサイド検知器を基板裏のスキマに押し込めるか?辺り。

 数十mAオーダー~数A台って時点で、フォトカプラは使えない。
 ホールスイッチ/リードスイッチ>>感知対象ラインが違うんで使えない..

どう考えても2個以上の部品数追加になるかな。クルマ用LEDウインカーリレーを改造した方が早いかも。





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一晩スッタモンダした結果、パターンカットしてリレーの端子を浮かせ、手持範囲で最終的に7個部品追加、ハイサイド側に電源SWを作って、1W程度のLED負荷でも開閉点滅させる事に成功/

元のハコに収まる様にトランジスタの背を少し削ったが。

ウインカーインジケーターランプのラインは、後ろ側と同期点灯するラインで、とりあえずヒゲ出し。

現在の交流電源のままでも多分動作OK。LEDと12W迄の電球混在可能、後ろ側球が切れるとフリッカ発光するオマケも付けられた。





こんな感じ...↓


電流検知用ダイオードは、Vfが0.7V@50mA以上、0.9V@1A程度の奴を選別使用。内部電源のコンデンサは470μFでも動作したが、リップル増加の見込みなんで交換、820μFに容量アップ。容量は追加トランジスタ、2SA954の耐えるギリギリかな。元の470μは、経年で(約30年?)実測414μに減ってた。

で、冷凍庫に入れて-12℃迄1晩冷却&,ファンヒーター前で熱風で50~60℃に加熱、3WのLEDを接続して正常に作動するかテスト--OK/

ダイオードのVfとトランジスタのVbeの温度変動が合わないかもだったが、偶然か、問題無かった。逆電圧を+35V迄印加して、10W、18Wの電球点灯もOK。

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*2SA954焼損予防にて、Rbに47Ω1/8W 追加。計算上、Ibは最大25mA@Rb22Ω見込み(電球負荷)で定格60mAを下回る筈だったが、2週間位いでパンチスルー焼損したので、もっと頑丈なTrの方が良いのかも。

*その後、時定数の30年物68μFが何故かカラケツに⇒最新新品に交換。(内部断線?)
 ガソリンに浸かったケミコンは、ケチケチせず全交換した方が良さげ。
 
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(202110図訂正 2SC1815の向き、記入.)




Chapter 8.

で、交流バッテリーレスバイク搭載で問題となる、交流印加でどうなる?テスト。

ACG出力90Hz/9V以上に対して、商用電源50Hzと低い周波数なものの、交流印加でも正常点滅。コレは一寸怖いんで用途予定の無いLEDでテスト..

今回は4WのLEDを接続して、最小AC10.3Vまで正常点滅。AC9V位いだと若干早くなったがマア正常かな。



最終的に41.65g。コンデンサとか大きくなったし、ハンダ盛り追加もあって僅か0.35gしか軽くなってませんね。



室内工作はココ迄。あとは車上現物合わせ接続。
マ、暖かくなってからやな..










Chapter 9.


改造リレー搭載その前に、バイク(TLR250R)本体側メーターカウル内ハーネスも加工、アースポイント増と、ウインカーパイロット(PL)配線LED対応化。今のままだとLED化した時、PLを通しての僅かな電流でもタングステン球よりも高感度なので反対側LEDも点灯してしまうし、ハザードの同時点灯だとPLが点かない。PLの線はウインカーリレーから直取り(後ろ側に同期点灯)でも良かったが、ワンテンポ遅れている様な違和感。やっぱり前側同時点灯が良かった。


なので対策としてフロント側点灯と同期する仕様(FR,FLと同期)に変更、


←PL(パイロットランプ)配線にDiを噛ましてORを取ります。

ハザード付け改造の方は2年前位いにやったんだったが、実際に使うのは年1回有るかどうか。PLがハザード時に点かないとしても対策必要性は、イマイチ盛り上がらなかったんで長らく放置してた。LED化対応範囲でカバー出来るんでメデタシメデタシ。


こんな感じで作ります。メモ..

ポジションランプ、追加メーター用端子も付けます。


関連サイト https://rkphs.blogspot.com/2014/06/hilooff.html








(製造)

ウインカーパイロットのOR集合部。ダイオードペアにプラスチック管(ボールペン筒)を被せて

熱収縮チューブ巻き。












ポジション/メーター照明ライン、とも巻きでヒゲ出し。

あとはテープ巻きして完成。..










完成。ちょっと太く巻き過ぎたか。T5の電球は、10~15lm程度のアンバーLED球が見付かったら交換予定。


今日は雪、暖かくなってから屋外取付作業予定かな..

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車のメーターパネルの電球の場合では、一番早くダメになるのは照明球で、8~10万キロ程度、6~7年以上だったと思う。次は、右折ウインカーインジケーター~ニュートラルランプ辺りだったかと。


↑この中古ハーネスは恐らく30年経ってるが、どの球もランプ黒化も無いのでマァ当分保つかな。速度警告灯のランプに赤色サックが付いたままだし、恐らく1回も替えて無いのでは。(...晴天空き時間見て改造リレーに実機交換..)







Chapter 10.
入れ替えで、元のTLR250R用ウインカーリレー(FY218MD)を引き揚げ回収したんで、コレも溶解してTLM200用FY216MDと何処が違うのか、見てみますか。

外形、基板外観はパッと見、全く同一。溶解前パット見、FY216MDの基板のグリーンレジストのみ処理と違って裏全面に透明なコーティングがしてあるな。


←ガソリンに漬け、剥がしてホジった結果、~~
一見別に違いは有りませんね..コンデンサ3個の容量も同じ。470μのケミコンの足がイモ半田っぽいのも同じ。経年でクラックかな? 裏のパターンも同。直流電源13Vに接続して強制的に作動させると、180mApk程流れた。20~30mA程大きい感じだけど個体差程度かなぁ?


←キズミ着けて苦労してカラーコード読んだ結果、バイアス抵抗3本だけTLM用と違う様子。改造コアとしては大差無いかな。










Chapter 10.


1週間位い使って...問題発生、故障した。ハイサイドSWの、2SA954が焼損したらしく、右折中に故障orz. 規格ではIc:700mA、Ib:30mA程度に耐える筈だったんだが、イマイチ弱かったみたい。


現用2SA954に代るトランジスタ、少々頑丈そうな

←2SA1770Sを入手、交換へ。

少々大きいがナントカ入るかな..










トランジスタを交換。

ついでにLED化するんだから後部断線の場合でもフリッカせず、前側の点滅に影響しない様にしてしまった。









引き揚げツイデ、バイアス回路のケミコンも積層セラミック(X7R)に交換。


X7Rの積層セラミックがホイホイ使える様になったのには時代の変化を感じますな.. 僅か数年前でもZ特の奴が野口級の価格だったかと。ケミコンと同じ容量にしたが、やはり電圧を加えた時の直線性が悪い?のか、点滅が早いな..(直流駆動の時に2~3割、交流の時には3~4割位い)





とりあえず回路..



(202110図訂正 2SC1815の向き、記入.)











Chapter 11.
1W~1.3Wのアンバー発光のLEDを色々入手.. S25球の奴は12V1.3W、T10スタイルの奴は14V1W。感触として、S25球のは10W電球位い、T10のは5~8W電球位い。発光立ち上がりがシャープで、30年選手のバイクも近代化..


クルマのメーターパネルも暗くなって来てるし、そっちも切れた奴とかからボチボチ替えますか。


(前後共、@1W~1.3W-LED化、暫し走行、交流配電のまま電気ブチ込み)





Chapter 12.


...いつもの用足し....突然、倍位いのハイフラになったorz.帰宅後バラして確認したら、今度はパイパスで入れた1n4148が焼損したらしく断線してた。ちょっとギリギリだったみたい。
←代わりにDi、V06Eにパワーアップ。その他、時定数も少々見直し。

弄るのにはIPAで一回洗浄、ワニス落として加工~マタマタワニス塗って組み立て.. LED発光立ち上がりが早いのと若干点滅が速めなんだが、また暫く使いますか。


(変更点)

2SA1770S  Rb 51Ω⇒22Ω。高感度化。

時定数ケミコン、セラミック@計69μFに。
パイパスDi、V06E (200V/1A)にアップ。
 (V06C(誤)⇒V06E 但し影響は無し)

LED交換後は前側@1.3w+インジケーター3.4w=4.7W、後側@1W、いずれ前1.8w、後1w程度まで消費電力が減る見込み。右折側のランプは若干黒化してて丁度寿命が近い感触だったかな。

ユニット内部のバイアス抵抗を変更したり、リレーに直列抵抗入れて低消費電力化しても良いけど、交換する部品が多いのと、抵抗の方を試作用に色々種類を在庫するとかは面倒なんだよな。


LED化で消費電力減らしたとしても、現在はショート式レギュレーターなんで、減らした分はACG内部とレギュ内部損失に変るだけ、全然省力化にはなら無いんだが。マ、点灯立ち上がりシャープになったし、近代化自己満.




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暫く使ってみてどうも交流駆動だと点滅速度が速すぎる-- 60~120C/M程度じゃないとマズい。

 --アイドリング時の実測、146C/M程度。
(机上DC電源(+12V)だと、94C/M程度なんだが..)


なので設定抵抗5.1KΩ_1/8Wを、6.8KΩ_1/4Wに変更。



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で実測、

 机上テストDC+12V給電、78C/M程度
 車上AC給電、110C/M程度....若干まだ早いがマァ丁度良くなった。

60~120C/Mの範囲内に入ってれば問題無いしな。ケミコンからセラミックコンデンサに変更しただけなんだが、妙な影響が有ったな.. 使ったセラミック47μ/25Vの実特性として、1/2耐圧印加だと、実容量30~35μF程度になるみたいなんだが、交流駆動でピーク電圧が高い点が影響しているのかも。

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201709、レギュレーターを直流全波整流化して、直流安定化(14.8~15.1V)したら、88C/M位いの点滅速度になった。

(V06C(誤)⇒V06E 但し影響は無し)
(202110図訂正 2SC1815の向き、記入.)






Chapter 13.

20171021、もう秋終わりっうのに巨大台風とやら接近で雨。今年はツーリング行くより雨模様見ながら弄る時間の方が長い様な..



←で、今回はバイクのLEDウインカー、もう少し明るく改造。 (後ろは失敗した奴orz.)

このLEDは、12V鉛電池前提の自動車用な為かVsh、点灯開始が10V程度と高いんで、電圧がホイホイ変わるバッテリーレス車だとアイドリング時に暗くなってしまう。車なら10W電球並明るさなんだがな。
引き揚げて来て机上通電してみると、発熱は別として20V程度迄は明るさが増える。で、少々無理させんのに中取って現在75Ωの電流制限抵抗を51Ωと、元の7割程度に減らし、電流アップ加工してみます。どうせ間欠点灯なんで熱の問題は大した事無いだろ...(多分.)

下の紙は、ウインカーリレーのハイサイドSWの2SA1770Sのベース抵抗Rbを22Ωから減らす検討メモ。最近レギュレーター直流化したら夜間の1210rpm以下の低電圧時にフリッカ発生とか不安定になったんで、Rbをギリギリまで減らして高感度化する検討。交流駆動の時は問題無かったのに、直流化したら何故かフリッカ発生..でもRb減らし過ぎると、15V~20Vに昇圧した時や、LED⇒電球に戻した時にトランジスタが焼けるかも、多分限界15~18Ω程度迄、1W-LED使用限定の場合は10Ω迄ギリギリ耐えるんじゃないかと。


変性シリコン系クリアの接着剤でチップ抵抗部分に保護膜付けて完成。3割+電流アップ版製造。


台風去るまでには硬化するでしょう.
















Chapter 14.
ウインカーリレー内部回路の環境温度トレランス改善試行...別に問題は発生していなかったが、トランジスタを強化した事だし、温度変化に鈍くする変更をしてみる。
ウインカーリレーのトランジスタのRb変更、結局手持ち75Ωのチップ抵抗を使って、22Ω⇒約17Ω程度に減らしてみた。

台風明けに試すかな...無事に過ぎればだけど。

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台風一過。早速夜取り付け...夜間35Wライトオンでのウインカーの点滅は1000rpm前後低下してもフロントはマシに点滅する様になったけど、後ろのLEDは、アイドリング1200rpm台以下は改善しなかった。(昼間は問題無い)...良く考えたら後ろは自動車用LED球のせいか、10V以下だとそもそも点灯しなかったんだったよorz. 要は交流配電の時は波高値が高いから、キレギレでも点灯してたんだね。

950rpmとか下までキレイに点滅させるんなら、ヘットライト35Wハロゲン使用は諦め、以前の25W以下、或いはやっぱLEDとかにしないとダメって事。ACGに2割位い巻足しとかもリクツではアリだけど、そんな面倒な事はしたくないしなぁ。




Chapter 15.
いろいろ作り込む前にまずは簡単な手にトライ、より低電圧で発光開始出来るLEDを捜索..

←サンプル品。

とりあえず前側用アンバー入手。約2.2W@12V、DC+6V台から点灯開始出来る奴。普通、良くある白発光+カラーフィルタータイプのLEDよりもVshが低い直接発光タイプ。電圧変動の大きいバッテリーレス車なんで苦労が多いな。

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早速、フロント側ウインカーに使用してみたところ、若干弱々しくなるが昼間950rpm、夜間35W点灯時でも1100rpm程度でも、ウインカー正常点滅する様になったよ。電球並低電圧対応迄は行かない物の、マァ、レギュレーター再改造しなくてもコレで良いかなぁ。




Chapter 16.
2018年1月、ようやくT10サイズで、DC+6V台から発光可能な

←アンバー発光色LED調達。実測12v-0.12A/1.44Wタイプ。


ワレンズタイプの小型ウインカーには長過ぎるんで少々切り詰めなきゃ入らなそうなんだが..

この回路部分だけ昇圧するユニット組み込みとかの手もあるんだが、ナニか追加すると「重くなる」し、故障の可能性も高まる。LED側だけで電圧変動リカバー出来るなら、その方が良いんじゃね.


丈詰めソケット刺しに邪魔になるCAN-BUS検知用抵抗を毟り取り、あとは現物合わせで端子を切り詰めますか..

結局3mm切り詰め、全長30⇒27mmにしてパツパツ、ウインカーケースに入った。これで後ろも点灯の方は、夜間35W点灯時の低電圧条件、LEDでも、1000rpm程度からほぼ正常点滅可能に。余計な重し作らないで済んだな。










Chapter 17.
LED化したT5電球ニュートラルインジケーターランプが、接触不良気味になったんで、LEDにチップコン22μF(Z)を追加。走行中はアタマの中で段数を数えているし、クラッチロックレバーもあるんで、ニュートラ出しに不便はあまり無いんだが、たまにミスるし、エンストさせたんで対策をば..

電球程ではないが、ラッシュカレントが流れて、多少は油マミレの接点の接触状態改善期待..












ケースをライターで炙って軟化、ナントカ押し込み---完成。


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用足し前に実装、スパスパ点灯復活...のような..









Chapter 18.
2021年9月、テール赤LED故障。約5年目、内部1/4W?カーボン抵抗が焼損断線。予備品に取り換え。修理するとしたら耐熱性の高い酸化金属皮膜抵抗1W品辺りか。


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2021年10月、夜間ヘットライト点灯時だけ、ウインカーパイロットが点滅せず、ウインカー作動中、点灯したままに。フロントウインカーLEDも点灯/消灯サイクル中、消灯せず、暗いが点灯してしまうトラブル。ウインカーリレー内Di(DAP208(150V-1A))のLR側短絡故障、又は、左SW~メーターハーネス内の、ハザード用Di(SBD、4本スタック(40V/1A)短絡?とか故障の可能性? 約4.5年目。

↑--交流配電、交流点灯しない、他車移植しない、...DAP208は不要

結果、故障したDiやTrは無し、ハーネス側かコネクタの接触抵抗異常、と、ハザードのダイオードスタック(4個同梱)部分の絶縁低下(スレ不良?)が重なったとかみたい。予防的にDAP208を撤去、改造で追加されている直接アース端子だけ生かすに変更(配線不良でアースの電位が上昇してもLEDに電気が行かない様に)。あとハーネス改造部にクリア塗料流し込み、ナンチャッテ絶縁強化。

⇒DP-208撤去で、夜間症状解消確認。主原因は、メーターハーネス~レギュレーター~車体接地の配線かコネクタどこかでのアース側電位上昇(0.05~0.1V@約3A程度)、接触不良。

主に接地側マイナス配線のトラブルだった模様。しかし他にハーネスに異常があったとしても、調べるのは大変。全てのコネクターの(夜間の電力消費時)温度確認して清掃、着け外しして揉んで確認する程度しか出来ない。バッテリーレス車なので、停車中に発火とかはかは起こらない筈なんで、次に何か起こってから考えるかなぁ。



Chapter 19.
(2021年11月追記)


TLR250R用ウインカーリレー、FY218MD(066500-2040)の新品NOS品画像。
(紙箱蓋印字:066510-0140)










Chapter 20.
2021年10/25、最近の(っぽい、10~20年内?)、ホンダAPEとかのウインカーリレーFY216MD、中古入手、早速開けてみた。


FY216MD 066500-1841 (裏面表記:066500-5180)
 外形、26.5x30.5x41.5mm(端子別)

←内部リレーが良い?奴っぽいのに変わってた。
 (DENSO 056700-9200 PH-FL 100Ω)

幸いポッティングはゴム系。あとこのFY216MD、昔の奴(FY216MD 066500-1840、厚さ30.5mm角)や、FY218MDよりも厚みが若干薄く(066500-1841、26.5x30.5mm)なってた。やはり進歩はあるみたい。当然てか最近の方はやっぱしモノ良いかも(期待)。ただ流石にCDIと違って基板は片面フェノールで変わらず。




可動部のあるリレー部分に溶剤侵入し無い様、リレーだけスッポン抜きで外し、ガソリン漬け分解へ。


←リレー、裏返したら古いバージョンの奴と同じタイプ、中に空隙有り、単なるカブセ封だった。溶剤浸透は不味いかと。

コイツはLED負荷合計2Wぐらいでも、なぜかハイフラにはならなかった。2W以下位いだと点滅しなくなる。(LF側だけ通電しっ放し)







オッとヤベエ。066500-2040、066500-1840とかとは全く違うパターンになってた。トランジスタ?は3個。ケミコンも3個。


2SC2655
2SA933 x2
Di 3個
ニチコンVX 470μF-25V
日ケミKME 47μF-10V
日ケミKME 68μF-16V
抵抗7本

06650-1840でDAP208(ペアDi)になってた所が、-1841ではバラ単品のDiになってる、Di1個減ってるっぽい以外、基本的な構成に変化は無いみたい。バイク本体やCDIユニットと違って稼働率は低い筈、全てスルーホール部品で面実装は無し、10年ぐらいでは全く劣化してないのでは。





ガソリン漬け1晩、竹串で直ぐ殆ど取れた。後はスッポンで抜いて実物1個ずつ確認。












裏面パターンからマンガ起こし。片面基板だし小規模なんで直ぐ起こせる。













マンガ起こし⇒回路図。

以前バラした066500-1840版と基本的には同じだが少し違う回路になってた。4KΩの部分で点滅速度を弄れそう。LEDウインカー車に着けた場合でもハイフラには成ら無かったものの、アイドリング(11V供給前後)だと点滅が遅くなった。なので、やはりある程度電流を流さないと動作しない、負荷約160mA以上(約2W以上)無いと不味いみたい。しかし以前の奴より1割強位い電流は少ないかな。コンデンサの実容量は意外に減ってて、稼働時間は1000hr越え中古になってるみたい。





内部電圧/電流
  14V/約200mApk
  12V/約160mApk
(下限)4V/約60mApk >点滅が遅くなる(40~50C/M程度)

 2SC2655Y  hfe177
 2SA933Q x2、hfe218,230 (TO-92、マーキング QS)

 Di 3個 銘柄?”O4-2”

ニチコンVX 470μF-25V 123 441μF@1KHz φ10.2xh16.5 ピン穴p5.0mm
日ケミKME 47μF-10V 43.5μF@1KHz φ5.4xh11.5 ピン穴p5.0mm
日ケミKME 68μF-16V 15 1(3) 65.7μF@1KHz φ6.5xh11.5 ピン穴p5.0mm


作動するのに必要な最低電圧差は4V(@60mA)、低電圧発光可能なVfの低い(6Vタイプ)LEDなら、合計12V行かないのでそのまま使えそう。このバージョン(-1841)のユニットの場合では、負荷側LED(低電圧対応品)同時点灯合計2W以上、且つウインカー末端側バラスト抵抗入れ、100~150mA@10V程度ドロー(66~100Ω(3W以上))すれば、ギリギリ本体無改造で使えそう。確実にメリハリ付けてLED点灯消灯させるにはやはり以前の-1840版と同様な改造が必要。バッテリーレス車で電圧変動とか低電圧対策だけなら470μを出来るだけ増やす、2SC2655Yのhfe若干増し、1.5KΩ⇒2.2KΩ(又はトル)、220Ω⇒360Ω、4KΩ⇒3.6~3.8KΩ程度にして一寸スピードアップすればイケそうに思う。(要、低温高温試験)




Chapter 21.


引用メモ
2SC2655などSPICE MODEL例

MODEL 2SC2655 NPN (IS=5.0E-16 BF=150 IKF=7.0 NK=0.55 ISE=5.0E-16 NE=2.0 VAF=80 RB=1.0 RC=1.2 CJC=30p CJE=45p TF=1.59n)

MODEL 2SA1020 PNP (IS=5.0E-16 BF=150 IKF=7.0 NK=0.55 ISE=5.0E-16 NE=2.0 VAF=80 RB=1.0 RC=1.2 CJC=30p CJE=45p TF=1.59n)

MODEL 2SC2334 NPN (IS=2.0E-13 BF=70 IKF=12 NK=0.35 ISE=2.0E-10 NE=2.0 VAF=45 RC=60E-3 RB=28.6E-3 CJC=45p CJE=68p TF=7.95n TR=7.95n)

MODEL 2SA1010 PNP (IS=2.0E-13 BF=70 IKF=12 NK=0.35 ISE=2.0E-10 NE=2.0 VAF=45 RC=60E-3 RB=28.6E-3 CJC=45p CJE=68p TF=7.95n TR=7.95n)


http://sh7045.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/2sa10102sa10202.html

http://www.ms1.mctv.ne.jp/sifoen.project/SPICE/Spice-Menu.htm


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代替品候補

470μF-VX(h16.5mm) 限界高17.5mm(出来れば16.5mm以下)、耐圧25V以上

UHW1E821MPD6
25ZLJ680M10X16


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TVS(ESD対策・整流兼用)
最大バッテリー端子電圧15V用
*4輪・大型バイクのACGは+14.4~14.8Vpk程度は出ている場合が多い(要実測)
SA15A-E3/54 (Vishay)
1.5KE18A

最大バッテリー端子電圧17V用 (マキタ14.4Vバッテリー流用時の下限)
SA17A-E3/54
1.5KE20A

最大バッテリー端子電圧21.3V用 (マキタ18Vバッテリー流用時の下限)
SA22A-E3/54
1.5KE27A





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Tr/BJT(PNP)
何れもhfe~220、VCEsat、~0.5V@0.1A以下、IC150mA以上、耐圧Vceo50V以上品

2SA933R (ROHM/MCC)
2SA933SR (ROHM/MCC)
KSB1116G (ONSEMI)
KSB1116AG (ONSEMI)
KSA1015GR (ONSEMI)
2SA1980G (MCC)
2SA1020Y/2SA1020LY (東芝/UTC)

---
IC500mA以上、厚さ2.5mm以下 (Rb要再調整)

2SA1770S

2SA1768T
2SA1552T
2SA2205-E LowVcesat
2SB1241T
2SB1238T
2SA2186-AN
2SA1705T
2SA1770T

---
Tr/BJT(NPN)
何れもhfe180~220、VCEsat、~0.5V@0.2A以下、IC500mA以上、耐圧Vceo50V以上品

2SC1815
2SC2655Y



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2020~2021ぐらいで、殆どの単品トランジスタやFETが製廃、一挙に市場から無くなったのに驚愕。それとこのマイナーなFY216MD/218MD(B-LF-LR端子)タイプの改造でなく、部品追加無し、且つ、もっと中古市場にゴロゴロまだあるB-L-E端子タイプの奴の改造、考えた方が良いかも。砂利みたくあったAPEも、そのもの今やレア車になってるし。






Chapter 22.

この際比較的最近の「新型」FY216MD(0066500-1841)のLED化ベース案。今の奴が壊れて無いが、この間5年近くのイベント入れ込んで一応作成。実際は今付いているトランジスタとか再利用、在り合わせツギハギで。


もう交流配電、電球に戻る事は無いかなぁ、限られたスペースしか無いんでギリギリ、片側12W程度には耐える様にしとくか...でも今現在、中華製やらバイクLEDウインカーリレー、下手すりゃ1円オークションとかある位い、正札精々500円から980円、送料とバカ高い消費税入れて~\2千円ぐらい、前後交互点灯とか止めちゃい、アッサリ汎用品を流用した方が時間も経済も現実的かも。
作ったらつくったで以前と違う部品なんで、最近の厳冬酷暑に合せ、また低温高温でテストしなけりゃいけない、メンド臭セエなぁ、準備だけにするかな...今の奴が壊れた翌日~ぐらいに作るとか.


要件
 電源範囲DC+6~18V (全端子にAC~14.5V印加で破損しないか確認。)
 LED負荷(同時点灯回路合計)、1~12W(~1A)
 温度、-10℃~+45℃
 ハイサイドSW実装厚さ、2.5mm(~2.8mm)以内
 基板裏面、ダイオードに放熱用シリコン樹脂塗布





Chapter 23.

2023-12月..


別件.

ホンダVTR1000用、ミツバ製FR-3303ウインカーリレーを別の中古CDI部品入手の同梱にて¥98円でゲット。コネクタは3pで、FY218MDと同じ外形形状。参考に早速解体。


MITSUBA FR-3303

外形30x28x41.5mm

 (フック・コネクタ部別)

12.8V-85C/M

21Wx2+3.4(3)W (2x23(21)W/MAX)

端子、B/L/E











下面端子配置は...

←左から E/L/B


コネクタは110タイプ3pにて形状は互換。只、内部回路が問題。








エポキシ封、PVC樹脂ポッティングみたい。ナントカ分解出来た。...残念ながら一般的な4輪用と同様の前後同時点灯タイプで、4輪用と同じ回路構成用みたい。4輪用と同様の抵抗線検知付き、(SIPタイプ)専用ICみたい。

残念ながら前後同時点灯タイプ、なので急に興味が萎えたよ... もう分解しちゃった」ので「売る」のは無理orz.. 4輪用とか用途が見付かるまで放置かなぁ.














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