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2016/05/10

TLR250R、エンジンカバー、ボルト交換

余談、エンジンのカバーボルトを交換したよ。以前ハンガのボルトを抜いたらメチャクチャ錆てておののいたので。でもミスッて車両使えなくなると困るんで慎重に数回に分けて交換。この分、右のクラッチカバー分だけで126g。六角の奴のマークは「8T」だった。

30年間ご苦労様です。結構錆び付いていて往生しましたよ。2本はナメちゃい、溝刻んでマキタのインパクトドライバでやっとこさ。しかし、ガチ付いていた割、動くようになると半回転近く位い締まっちゃうので、テンションは下がってたのかも。で、雨水侵入したかな?


ボルト準備なんだが、ホンダの部品はL32mmとかL38mmとか半端な変態サイズばっかし。まさか10本位作る訳もいかないが同じ鉄にするのは抵抗アリなんだが. ホムセンで4Tか、SUS-XM7(A2-700)品だったら数十円で一杯ある..



結局今回はM6の64チタン合金(GR5材製)テーパーHEXボルトとフランジボルトを奮発して用意、左右のカバー全てのボルト交換と、一部のクランクケースの、M6フランジボルトも交換。数本、加熱がさほどでなく、強度が要らなそうな奴は、A7050アルミ合金と56Sアルミ合金製にした。全体で大体110gの軽量化。10Kg単位とか減って呉れないと山中でアリガタミはないんだがな。

縦方向のボルトとスタッドは、同じ剛さの奴で揃えないと不味いと思うんで、まだまだトウブン準備できない. 


最新マシンなんか60Kg台、31HP-4.9Kg/m とかの御時世、数十グラムとか何だかなぁ~(150マン!するけど。寄付歓迎/)

http://vertigo-japan.com/2016/04/vertigo-combat-ice-helltitanium/

   


Chapter 1.


エンジンカバー穴を幾つか先にウリウリ調べるとネジは切って無いが深さ32⇒36mmとか、65mm⇒73mmとかはあるんで、出来るだけ長め標準品を嵌められる様に、例えば35mm+ワッシャ(実質33.5mm)とかに出来る様に追加タップ切りする事にした。底のネジ山は3mm位いあれば十分だろう。突き抜けたり割れたりしなければ良いんだが。

↑ロングタップ(L100mm)を買って来て、アルコールで冷やしながらクイツキ山先端をサンダーで淵一杯まで切れるように整形。これで穴底ギリギリ近くまでネジ切りして標準長さ品のボルトが使えるようにすることにしたよ。

新しいボルトを入れる前に綿棒で掃除、改造#3タップを空通し奥の方を座繰りして多少掘ってから締結という事で、1本づつ抜いて深さを測って必要ならネジ穴刳りして交換する。でもコバルトハイスのタップが中で折れたらオワコン即廃車かもなんで慎重に手回しなんだがな..
 (安物タップは止めといた方が良いですよ。硬さは上回る物もあるみたいですけど脆い。すぐポッキン、泣きましたよ。)

既存フランジ頭径は12mmと13mmの2種類。強度は8Tの刻印があったんで、SUS-XM7のA2-700グレード品、一部は64チタンにするかなぁ. ステンレス鋼の地にリン酸入りとかのレノバスプレーで軽く塗装するとカジリや電蝕防止の絶縁塗装にもなるし、チタンっぽい風合いになるね。そういえばSUS-XM7のA2-700品は以前スプロケット固定ボルトに使用、強度不足ですぐに伸びちゃうかと思っていたけど意外に保っているな。(本来はハイテンボルト指定らしいんで自己責任ですよ)

  

   

Chapter 2.

余談

タップ打ちついで、手持ちのイズミの油圧カッターの刃のガイドがモゲちゃったのを修理。ガイドが無いと電線が挟まってしまい使い難くい。止めネジが切れたんだが、それだけで無く刃先の中のネジ山もイカれちゃってたよorz.

1個目の穴は無事にタップ刳り直し成功したけど2個目で失敗、中でタップが折れたよ_orz. ヤキが入っている刃先だし。コイツで水道塩ビ管から60スケCVTは勿論、いらない木、200対電話線とかエアコン導管迄切るのに使ってるし結構高価なんでズゲェ焦った。

なんとか悪戦苦闘して除去、新品のタップ待ち..同程度のタップしか入手出来ないんでもう1回バクチだな。一番硬そうな難削材用かチタン合金用タップとかで食い付き5山位の長い奴..

    


Chapter 3.

直った。バッチリ?(多分..) 

今回、M5とM4のチンバになってしまったが仕方無い。マ、誰か見る訳じゃないしな。ボルトは9.8T相当チタン合金を奢りましたよ。そもそテキトーにホムセン4Tボルト応急手当てしてたのがトラブルの原因だったしな。

次あったらM6に拡大だけど、とてもじゃ無いが無理っぽいからその時は加工屋持ち込みか、溶接になるかな..『無理』って言われそうだけど。

  


   

Chapter 4.

左右カバーは大体交換終わり。(長尺の50~65mmの奴だけは先送り)ボルト頭だけ妙に新品で、ちょっとチグハグになったな。仕方が無いが。近所のスーパーなんかで[乗ってる奴と合わないじゃん]てな顔されるよorz.
これで次回はクラッチカバーのガスケットの捜索確保か製作して中のディスク交換メンテかな。   

   

Chapter 5.

ハンガーやリンクのボルトは、ジャンク品漁ってナンチャッテ再生。レノバ+シルバージンクスプレーで塗装。乾燥硬化@3日/1層..

正直、ネジ山まで錆が回っているのはポイしたくなるがモノによって(”KT2”と付く奴とか)は新品部品はもう出無いんだよな。まぁ街乗り程度で千切れたりはしないだろ.. エンジンハンガとかフレーム締結ボルトはサイズが大きいので可能ならチタン合金製にすると軽量化度が高いかな。ただ、チタン合金製やアルミ合金製(何れもキボンヌ)に取り換えもアリだけど、リンクやアクスルシャフトに限って何らかのシナリが加わる奴は素直にそのまま鋼製が一番なのかも。アルミ合金(4~5T)やチタン合金(10T相当)だと強度は有るものの、ヤング率が違うんでそのシナリ具合が周りの鉄部材と合わない可能性もあるからなぁ..

  

   

Chapter 6.

←64チタン、M6/68mmの軽量フランジボルト入手。1本9.8g! これで長尺の方のクランクケースボルトも交換にはいれる。半ネジなんで刻んで深さ54~58mm長の所にも合わせるかな。

次回はヘッドカバーボルトの方の点検交換と、内部点検、増締めかな。潤滑油が滲んでいる所も気になるし。築30年物の機械、カバーボルトだけ新しくしてもナンなんだがマ、錆取りとか自己満足もありますな...

  

   

Chapter 7.

手に入った64チタン合金製M6-L68を加工して、M6-L60、-L54とか、-L58、とか中途半端な長さの必要分製作。こいつらで合計約169g、全部使用したとして大体概算で▲122gの軽量化になるかな。

標準品の半ネジではネジ長が足りない奴は、ステンレス難削材用ダイス流用でネジ切り足し。万力でガッチリ摘まんで、M6の2~3山位いならチタンでも何とかネジが切れる。




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