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2014/11/14

TLR250R、クランクケース内圧コントロールバルブ改造(なんちゃって?スコットオイラー版)

普段、チェーンには汎用品のスプレーオイルを
←使っているんだが、ちょっとメンドウを感じた。イマドキ、チェーンソーだって自動給油付きだし。

駐車場の床石に、丁度クランクケースの排気ドレン位置に、油ダレのシミが定位置で有って、いつも拭き取ってるんだが、コレを使って自動化して見よう。
**cc/\円とか考えちゃいますね^^;

数年前にエンブレ対策の内圧コントロールバルブをドレンに仕込んであったんだが、形状や排気一方の為か、オイルもどんどん出て行ってしまっているんだよな。要は排気ドレンは今までタレ流し。平均すると内部のオイル上がりとかも含めて、2~3000K走行→5~800cc位い流出ブン回し移動だとクランクケース内圧排気弁での一方通行もあって激増、路肩休みの時に下にシミが出来てる程なんだが、これがチェーンに降り注ぐ様にするとか。前のバイクとかの時はエアクリに穴を開けて挿しこんで吸わせていた。

ただ単気筒車なんでブローバイ排気も激しい。油量が多すぎるかも、と思うんで、幾つか調整作って様子見るようだ。あと、すごくリアが汚れそうだけどソコはオレ、あんまり気にしない人だしイイや。ブローバイガスに含まれる水蒸気の影響が有るかも?だけど、エンジンオイルの防錆力でナントカなるかも。良く道具大切にしてるのかコキ使ってるのか解らない人とか言われるけどね、単にビンボー人なんで修理して使ってるだけです。

~簡単だね。スプロケカバー上穴から、ホース切り貼りして突っ込むだけで良いや。本当はタレ流しは現代ではいけない事なんだと思うが旧車だし、コンペに出るワケじゃあるまいし、許してもらいましょう。そもそもTLR250の時代の機械には、ブローバイ吸気リターンとかキャニスタとかは無いんだ。

チェーンの内側が良い、φ7アルミパイプ曲げて、VVR用片サドルで固定して,とかナントか有ったけど、所詮は排油。
上からブチ込みで良いや。


 

Chapter 1.

←既存管は、リアショック上部と、エンジン後側にドレンとなっている。今は2ヶ所にキジマのφ9汎用一方弁105-15003 付け、排気一方にしている。(少々キツイが)

これはこれは透明のPVDF汎用品らしいが、既に2年以上保っている。(買ったのは2010年だが、いつ付けたか覚えて無い..)

TLR250のケース排気パイプの1本目はIDφ12mm、ジョイントサイズはODφ13mmで結構太い。コレを横出しから縦に伸ばして”なんちゃってキャッチタンク風にして少し排油を減らすか。ただ既存管の末端側はIDφ8mmと異径管になってて、コレまた交換時に途方に暮れそうだ。まあここは別にビニールの汎用品でもぜんぜん問題ないけどな。

余談、クランクケース排気弁を付けてからエンブレがソフトになったのは勿論だけど、副作用?でヘットカバーパッキンや、ヘットガスケットからの油漏れが止まったのが有難かった。逆に外気水分吸ってるかもだけど、シリンダ回りが汚れなくなったんで良かったよ。
(メンテのプレッシャーも無くなったしね.)


関連サイト
https://amzn.to/3Vuex7n

https://www.webike.net/sd/1866908/
 

 
Chapter 2.
←パイピングは、既存排気パイプを使って、曲げ曲げ。ちょっと位置合わせで実機と往復。ジャンクで置いてある、モギトリ用エンジンにも仮合わせ、固定は、熱収縮チューブで美観アップ&,ちょっと軽量化。外からはどうせ見えないが。


三つ又の真ん中が丁度、キャブインシュレーターの下をくぐる。上側の足りない部分は、何かビニール管を足しますか。

 

 

   

   

 

Chapter 3.
←樹脂カバーをキレイに加工と思ったけど、今のアルミ製スプロケカバーのスキマに突っ込むかね。


上側は方向を変えて吸気ダクト口からエアクリ内へ排気して吸収させる。エレメント汚れるけど。

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余談。昔から性能の良いモノはなぜか有害と相場が決まってるな。カドミとかベリリア、塩素系添加剤、トリウム入りランタンマントルとか。この前、△×オクでオーディオマニア用にキレイなピンク色のベリリア磁器製とかの部品、売ってた。磁器だとそれ程でも無いかもだけど解って売り買いしてんだろうか?心配。


油ツナガリ、あのPCBだって昭和30年代頃の機械学会の雑誌広告では”万能ミライのオイル”とか書いてあったな。その頃のPCB時代の空気を感じる物を目にしたことがあった。変圧器油なんだが、わざわざ小瓶に取り分け、棚に置いてあった。普通、変圧器油とか非常用発電機油とかは、ドラムか一斗缶買置きだろう。何かに使ってたっぽい。数年後、新聞読んでたらその施設の事が出てた。親会社は青ざめたかな?知ってる従業員はとっくに死に絶え、忘れてただろう。今はリフォームとかでPCB入りコンデンサとか出て来るとアタマ抱えますがね。確実に判定するインスタント試験紙とかあれば現調見積ラクなんだがな。スルーで地雷踏まんで済むし。

次回からオイルは環境に優しいとか言うバイオオイルに変えるかな。昔、2st油も”花の香り”とかいうのがあったけど、今は見掛けないね。
 

  

 

Chapter 4.
←で、付けてみた。例によってギチギチ。あんましキレイにしてませんね..  とりあえずインシュロックで固定。後で丸端子とか使ってキレイにしますか..


外したベントチューブ+ジャンクエンジンのモギトリチューブで。ワンウェイバルブに外光が直接当たるのは寿命に影響するかも。奥に付けるのも考えたけど、手前の方が交換しやすいと思って。あとで...カバーとか付けますか。

既設管の撤去はリア側から手を突っ込んでムリヤリ引抜き。エンジンの後ろでビニタイ止メになっているので結構手間。引っ掛かるクリップとか外してナントカ。でも破損させずに外せたよ。絶版車で部品も無いんで、回収したギトギト部品も、代替品の目星が付くまでは捨てられませんねぇ.. 既にKT2も、KJ2も両方絶版の様ですな。内外面の泥ヨゴレとか洗って一応、段ボール箱保管。

チラッと見たサブタンク燃料配管、そろそろオワリかな。でもこの極太異径管(φ14-16)も絶版。アタマ抱えなんだな。異径管というのがガン。またガソリンじゃなく、灯油程度なら楽勝なんだがなぁ。外径は可能ならφ17程度以下、肉薄小径じゃないとガソリンコックとかにあたる。耐ガソリン管は内径φ12までは普通にあるけど、φ14以上とかは中々無い。一般用の耐油管を短いサイクルで交換するしか無いかも。温めて、”なんちゃってバルジ加工とか色々見繕い中。

わざわざ海外製のφ13バイトン管とかも試してみたんだが、サブタンク側はもちろん、メインタンク側も硬くて入んない。加熱すればと思ってやってみたらバイトン?は全く柔らかくならなくて、裂けちゃいました。300℃まで加熱しても全く外観は変化無かったけど、強度は落ちちゃう(しかも冷ましても回復しない)ようだ。いきなりカネドブガックリだった。 

 

 

Chapter 5.

←上側はもっとギッチギチ。別に改造なんで下一本でもいいんだが、断面積を考えると入り口φ12、出口φ8では2本でもやや足りない位いなんで。


本当は外径φ8mm程度以下までしか入らない様でガソリンタンクを戻す時、指でスキマに押さえ付けてギリギリだった。
因みにワンウェイバルブの所のインシュロックの玉は下向きじゃないと入りません。次回、エアクリ下かカバー側面にコネクタとか付けるといいのかも。ワンウェイバルブ本体の”玉”の置き場所もスキマとかにずらすとか。またメンドウだけど。

エンジン掛けた瞬間、ワンウェイバルブから””ペコペコペコッと昔の2St,チョイノリみたいなデカい音が。まあ実際、用途はほぼチョイノリなんだが。今迄はシート下とかエンジン後ろで音が小さかったんだが、横出し前出しになったんで音が気になる。そのうち慣れると思うけど。

ちょっと丘走ってみた所ではやっぱ量が多めかも。アンダーガード上面が油で濡れる。油モレか区別付かない様に。但し回転数の少なく、ブローバイの少ない山地走行とかだと給油量は足りないかも。汚れるのは仕方が無い。単気筒車でブローバイ、脈動も大きいんで使える手だし、ホンモノのスコットオイラーを付けたとしても汚れるのは一緒だろう。コレで良いや。もう寒いからさっさと帰る。

しかし寒いのに足で走ってる人がいっぱいだね。ここは10年位い前迄は走ってる(バイクでだが)のは自分位い。道もヤブ化廃道状態、東部の方なんかホームレスの穴井さんとか住んでる様だったんだが、周辺の開発が進んで”貴重”になったのか人が多いTT。


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ま、様子見。
次回(があれば)案としては、ガス抜き管とワンウェイバルブをサイズアップ、キャッチタンクをちゃんと作って水&油だけ分離、油分だけを細チューブ利用してスイングアームの先の方まで送って加減付けて注油できる、とかの細工かな。あらゆるところがギリギリサイズなんである意味感動。改造も出来ればパテ盛りとかで確認してからかなぁ。油濡れはチリ紙突っ込んでおいて吸わせよう。


Chapter 6.

改造反省会、てか、””ワンウェイ”でグクッて見た所、KTMのバイク用BPVバルブが丁度、接続φ14位いの様だ。これならエンジン側の太管に1個入れれば済む、というパターンもアリかも。

それはアルミ製、23g位い、バネ押付きボール弁タイプらしい。クルマ用PCVだとφ3~9/10/12/14、エルボ付、金属タイプとか色々有る様だね。

KTMの奴、キジマ製汎用リードバルブタイプの5倍の値段っうのもなぁ。清掃可能だけど。ただ、1個だと詰まった場合一巻の終わりと云う可能性もあるが。

KTMは、φ14?オ!..ちょっとパイプの方を調べて見るか。もしかして例のサブタンクに使える?
(*試してません。保険無し。自己責任でお願いします..)

内圧コントロールバルブと云えば、トライアルショップ(KOレーシング)が出しているTYS用キットは、インマニ負圧を加減利用してパーフェクトにエンブレを殺す事が出来るらしい。2St並の挙動で操作簡略かも。ただ排油を流用とかは、出来そうも無いな。その内機会があればどこかで2Stのトラ車とか借りてどの程度違うのかちょっとやってみるか。しかし完全にエンブレを殺してしまうのは、ツートラ日常用にはかえって不便かも。トリアエズφ12で既存管に挟める最大のヤツ、出来れば破損時に吸い込んでも問題無いオールプラスチックのリードバルブタイプのを探して見るか。

回収した部品を清掃していて、結構乳化、管内にカスが溜まっている様子だったので、やはり太管だけでヌケを良くする、ガスだけ先に大気解放して汽水処理とか出来れば考えた方が良いかも。まあ単純な形状、勾配とか、安いモノでね。

↑既存管の形は若干勾配が付いていて液体があっても戻って来ない形状になってた。 

参考Web ⇒ http://serrow.terasg.com/?eid=1034141 



 Chapter 7.

φ12のワンウェイバルブを買ったんで、作ってみた。
←こんな感じ。1個キメウチだと冗長度不足かもだけど、12mmなら詰まる可能性は低いとおもう。全量チェーン行き。

12/12/6mm程度の三つ又とかあれば冗長+流量加減、とかもできるか? ちょっと考えたが、ホースバンドのインシュロックとか使わず、詰まったら内圧で抜ける様にしとくか。




Chapter 8.
余談


←ヨナベで樹脂スプロケカバーの方も加工してみた。今のアルミ製より更に軽く出来るカモ期待だったが、樹脂のクセにモト元100gもある。2時間掛かって削りまくっても20gしか減らなかったorz 強度は2割以上落ちてしまったかな..

残したトコはマジックで黒く塗ってみたけどな..
美的にイマイチ.. 残念ながらボツ。


 

 



Chapter 9.

1クチだけ小さい三っ又
←あったよ。ただφ14/14/7mm、冷却水用。
S83V用かな?でもチョッと太過ぎる..

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2018追記  この番号だと絶版、現行品はスチール製みたい。プラスチック製は冷却水で侵され数年の寿命だった為かも。




Chapter 10.

←付けて≒3月ちょい経過。まあまあのテリ具合か?
林道での洗浄効果とか考えるとちょっと油量、少ないかな?
なぜか寒い日程、ペコペコ音が大きいみたいだ。たまにバージンオイルかけて洗ってやっても良いかな。

ま、シーズン迄に三つ又部分とか調整しましょ..


 




Chapter 11.
どうも昔のXLR250Rには、サイクロン式ミストコレクター、

←付いているらしい。知らなかった-(写真はパクッタ物) 環境対策かな?

http://imp.webike.net/commu/diary/122692/#photo901826

こんな物を流用して配管とコレクターを温めるか保温すれば、水蒸気だけ飛ばしてオイルだけ回収、チェーン給油出来るかも。似たような形したガソリンフィルターで作れそうだ。でもマ、現状1年近く使って問題起こってないし、余計な重量、増やす事も無いか...

 

 


Chapter 12.
(201710追記)

エアクリ交換した所、エアクリーナーボックス側にも可成りの油煙量が流れてて、キャブレターとインレットパイプにもオイルがベッチョリ、キャブの潤滑には良いかも知れないが、燃焼室にカーボンが溜まるカモ様子だったので、吸入されちゃう油が減れば、っう事で↑例の異径三つ又管に変更したよ。

←で、エアクリ脇に穴開け、ジョイント接着して、エアクリ側配管はジョイント接続出来る様にした。 若干、排気のペコペコ音も減少。

この3年の感触、ワンウェイバルブでどんどんベーハ排気する様にした効果か、外した配管内はキレイで、乳化したドロス付着とかは無いで済んでるみたい。今年はチェーンも交換したんで使用後の物を洗浄して確認したが、錆びとかは見当たらなかった。


三つ又の上側配管は、エンジンから垂直に20cm位い上に配管を延ばし、管に付着したオイルはエンジンヘ戻る様に期待して作ったが、そちらの方は期待した程戻って無いみたいな感触。まぁチェーンやキャブレターを潤滑出来てて良いが。今回は垂直側は細く変わったんで戻りは殆ど無くなり、殆どの油煙が太いチェーン側配管に行くと思う。





Chapter 13.

201810追記


ダイハツのプラスチック製三つ又が絶版、金属製に置き換わってた。で、軽量プラの奴を捜索。

←多分プラスチック製? (画像は拝借)

17163-MN5-000  φ15,φ14,φ10mm
17194-MT2-000  φ8,φ8,φ5mm
19518-MN5-010  Allφ8mm 3又

19519-MT8-000  Allφ8mm 4クチ

19525-MT8-000  Allφ8mm 3クチ

17193-MT2-000  φ10-φ8mm-φ8mm 3又



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