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2017/10/25

バッテリー駆動可能なスコープ(但しジャンク品)ゲット /DS1742W

携行・野外持ち出し出来る奴、やっぱ欲しい!

←物欲ポチ。(正常品のカタログ画像)

と言っても新品なんか貧乏人は買えないので、修理出来ればラッキー品狙い。ゴミかも知れないが、とりあえず内部の部品に欠品は無しで済んだみたい。但しI/Oスロットとバッテリーは抜かれてたみたいで欠品。発売は2001年かららしいので、最大17年、ホコリの感じでは工場使用4~5年位いかなぁ.

イキナリ通電っう訳には行かないので、まずは解体して清掃。...それ程、ホコリは付いて無かった。綿ホコリは殆ど無しで、茶色~黒っぽい粉状の
埃だった。やっぱ工場辺りで4~5年使用位いかなぁ。錫面の錆の具合だと
あまり湿気には会って無そう。

電源ピン折れ、スイッチのボタン無し、電源入りません」品だったので、まずは解体して電源ボード単体にして調べますか。この手はキホン、中の高価なHICを抜き取るのに買う人が多いらしい。まずは使われているコンデンサと半導体のリストアップ。手持ちEEUFRシリーズとかで持って無い奴を手配。まぁ業務じゃなくハッキリ言ってアレに使いたいだけ。旨い事動いたとして、この次はバッテリーパック(12Vらしい)探したり先は長いな。もし動かなかったら、単品バラバラ部品で売ってしまおう。 以前使ってたFluke 99B なんか売ッバラわないでそのまま持ってりゃ良かったんだがなぁ。

某社の奴と違って信号板がベーク片面とかじゃなくガラエポ多層基板。流石にトップメーカーやわ。(AC電源部分以外だけど) 弄り甲斐がありますなぁ。え、去年の岩通の奴の修理?あっちも少しづつ液漏れコンデンサ交換して継続してんだけどまだ終わって無いんですな...バッテリーで動いて尚且つもう1台持ってるスコープ(デスクトップ機)と同じ「TekProbe-BNC Level 2」コネクタ付きの奴が欲しかったんで...


参考サイト 
http://www.eevblog.com/forum/repair/a-tektronix-tds3014b-with-two-strange-issues/ 


Chapter 1.

問題のピン折れACインレット、ハンダ抜きして解体して見た感じ、内部はダイジョウブそう。Schaffner製のIECフィルター、FN223B-6-06、横のラベルだと300μH/0.47μF、6Aの一般的なラインフィルターみたい。閃絡痕みたいなのは無し。もう廃盤みたいで、現行品はFN9244Eシリーズ辺りかな?

電源ボードは、NAN40-7615-01、15V-4Apk/40W。ボードサイズは、76x127mm,H30mm、100-240VAC、1.0-0.5A。なんと紙エポ..下側には樹脂絶縁板とかは無く、割れたらヤバイな。ミゼットヒューズ3.15A..は、切れてなかった。とりあえずFETもダイジョウブみたい。
内部の殆どのコンデンサはルビコンYXGシリーズみたい。何年位い使われてたか全く不明なので、ESRを調べて少なくともマシな奴に交換。

この電源、BBSでクソミソ評価みたいだな。「200万円越えのマシンの電源がコレかよ?」的な。近い奴で Artesyn LPS44 (NAN40-7615-01) 辺りへ交換とか議論されてるみたい。その方がノイズも少ないらしい。でも\4500-位いするな。コレ、見た瞬間オラ自身も「シンジランネ~」とか思ったが、コストギリギリ電源としてはIC、1個も使わず芸術的、相当解ってる奴が「コレデいいじゃん!設計」してると思う。しかし、スナバーの過熱、ダミーR過熱、FETの定格がギリギリらしく、特に西欧AC230V圏とかで不評みたいだ。(ニポンはたった100V。) そういや昔、パソコンの230~250W電源を卸し売りしてた事が有ったけど。実は仕入れは$10しなかったんですよ。毟ってごめん。半分の135W品で安くしろ、とかもあった事もあるけど、少量で偉そうに叩いて来るD客にはホントトラウマ。実は135W品の方が数量の関係で倍位い高かった。努力風のカオは実は利益率がちょっと悪いっう内心で...あの部品点数で$10切っちゃう、とてもじゃ無いが歯向かう情勢じゃ無かったですね。グローバル化って恐ろしいです。

このボードに問題無ければ、次は電源スイッチのついたバッテリー接続ボード、それが問題無さそうなら次はメインボード。一番バクチなのは、入力アッテネーター/プリアンプHIC。4枚ある内2枚以上生きていればラッキーなんだがな。メンテナンスマニュアルは見付からなかったが、サービスマニュアルがネット上にあったんでDL、ボチボチ進めますか。



Chapter 2.

冷却ファン、24V品。2ピンタイプで、特に回転監視とかはしてないみたい。これは単品なので一発通電・・・異音無し。再使用可みたい。以前TDS684Aを再稼働させた時は、基板洗浄から正味一ヶ月、ナンダカンダ4ヶ月位い掛かったし、今回は別にバッテリーパックとI/Oモジュールも探さないといけない。バッテリーパックは最悪12Vの汎用品を直結でも使え
るみたいなんで、例の如くマキタのBL1430を使える様にしても良いかも..

ラッキー?な事にサブボード、メインボードに付いているチップヒューズ
(0.3A/1A/1.1A)も切れている物は無かった。

参考
http://www.hakanh.com/dl/TDS_pv.htm


http://hakanh.com/dl/kits.htm


https://www.eevblog.com/forum/projects/tektronix-tds3000-oscilloscope-modules-tds3uam/


https://www.eevblog.com/forum/testgear/tds-1000-2000-3000-bw-hack/msg1257134/#msg1257134


https://hackaday.com/2010/03/10/50mhz-to-100mhz-scope-conversion/#comments

Tektronix MSO20xx/DPO20xx
https://github.com/dmitrodem/tek_softhack


Tektronix TDS3000 Oscilloscope Modules TDS3UAM - Page 1
WWW.EEVBLOG.COM



Chapter 3.

イタリア人?のBBSコメントがやっぱ気になって、AC電源板のFETとコンデンサを剥がしてみた。

 コンデンサ
 JAMICON LP 100μF 400V 85℃
  現状実測 79μF@10KHz、89μF@100Hz、ESR 0.38Ω@100KHz

 FET STP5NC50 500V 5.5A 100W 17.5nC Rds-on1.5Ω

...コンデンサの容量低下からすると、数年は使われてたっぽい。少なくとも、1000~1500時間稼働位いかな。ネットで仕様調べるとリップル0.68A、公称寿命は2000hr仕様みたい。40μF程度までは稼働可能かも知れんけど、この低下量だと交換だね。

JAMICONのカタログたと、このLPシリーズは廃番カタログ落ち、現在のはリップル0.8A、寿命5000hr品が主流みたい。このサイズ/電圧だと長寿命品はそもそも無く、数年前にTDS684の方を修理した時も5000hr品しか無かったな。

問題はFET。耐圧はたった500Vしかない。AC100/110Vラインでの使用には問題無いと思うけど、AC230V使用は一寸アリエナイ耐圧なのでは。それとも日本向けモンキーモデルなのか...AC220/240Vで使う可能性は、ほぼゼロなんだが変えちゃおうかなぁ.
色々調べる過程で、TDS684A の電源を弄った時に不明だったFETの型番も判明。TOP200YAI とか云う奴らしい。ウチのは故障はして無かったが、資料にはハイサイドSWの様な記号だけで何故かそれだけ型番記載が無く、ずっと謎石だった。故障するのは主にAC220/230V圏らしく、AC100Vニポンでは問題無いみたい。耐圧が同じだが TOP201YAI に交換するのが議論されているみたい。あとTOP200YAIの部分は、150VのTVSスナバー(600Wpkクラス)が付いているが、アレも電圧、容量とかギリギリなのかも知れない。

HP53131Aの電源開腹した時、HP世代⇒Agilent世代で電源が変わってて発熱マシになってた事あったけど、この次の世代のTDS3054Cならマシなのかなぁ..(寄付歓迎)

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400BXW100MEFR18X25 /400BXW120MEFR18X30 *ピン間小、穴明け。



Chapter 4.

コンデンサは、ニッケミ150μF-400V(LGX)か、EPCOS100μ-400V、又は、ルビコンBXWシリーズとか、リップル0.7A以上、105℃品捜索。

FETは駆動容量の近い奴を検索、800V耐圧の STP8N80K5、又は、STU8N80K5 (16.5mC)辺り入手交換する事に。話題のスナバーは、簡単なTVS式に変更しちゃう。マ、失敗したら Artesyn LPS44にするか、部品を剥がして最新小型の15V-4A品を嵌めちゃえば良いし..

本体の方は、松下EEUFRか、ルビコンZLJ系の手持ちに交換と、ポリスイッチに変更。(純正のプローブだけ使ってる訳じゃ無いんで) それと、Tekprobe Powerコネクタも追加したい。(HP/横河系用+/-12Vにするか、TEK系用+/-15Vかまだ決めてない)




ノイズフィルター Schaffner FN9244E-01
コンデンサ、Rubicon BXW 100μ400V、松下EEUFR 1200μ35V、820μ25V その他。タンタル156E(25V)等置き換え
FET STU8N80K5 (銅板足してサイズ修正)  ---> STP8N80K5
Di 新電元 D10SC9M
TVS 1.5KE400CA(380V)、対地 P6KE350CA(350V)、SB P6KE80A(1.5KE80A) x2(160V)、PR1007G、出力 1.5KE20A
バッテリー保護 16V2A (14.4Vパック@15Vフロート充電)
DC受電 15~28V 30Vpk 2~4A(パッテリーパック側のみに通電)、ノートPC用ACアダプター流用加工
Tekprobe電源コネクタ、@0.3A制限、1個
内面シールド加工、アルミテープ貼り




参考サイト 
http://www.rubycon.co.jp/catalog/j_pdfs/aluminum/j_bxw.pdf

    

 

Chapter 5.

バッテリー


TDS3BAT(4400mAh/NiCd)、TDS3BATB(5400mAh/Li)、TDS3BATC(+14.4V/6450mAh/Li)ナンカ中古探したものの、中古でも5万~7万円!!!
海外の方が新品8万弱位いで安いが、電池入りと云うのが航空搭載依頼出来ないので難しい。試算すると中古ボロボロ品?で安くても1個2万円近い。...んで貧乏人マキタ式でやるかなぁ。


 註・TDS3BATBは、リコール対象らしい
  https://jp.tek.com/service/safety/tds3000b

部品が来るまで待ち。その間にバッテリー接続関係を推定。右上の太い2200μF25Vだけ負担が掛かるらしく、1996μFまで減ってた。4000~1万時間使用程度?その隣の1000μ25Vは、970μに減少。やっぱし数年は使われて劣化廃棄辺りかなぁ。

TDS3BATC・6450mAh で3時間稼働可能というカタログ値なので、大体2.1A供給する必要があるみたい。とりあえず手元マキタBL1430がバッテリースロットに入るか試したが、残念ながら1~2mm大きく、蓋が閉まらなかった。そのままは無理。中華BL1460MOD辺りかなぁ。それも中身バッテリー単体に加工しないと駄目そう.

15V外部出力が1個付いてる。どうせならTEKPROBE-POWER 付けて呉れればよかったのに。バッテリーコネクタ~スイッチング電源IC、LTC1435CS近辺~メインボードコネクタとの間に繋がってる謎の線が1本残ったが、バッテリーパックには、AC-PSからの15Vが1Aのヒューズ介して?ほぼ直結、特に充電デバイスとかは付いて無かった。右に転がってるのはショットキーDi、PBYR2545CT かなり良い奴。それで、バッテリー側とAC-PS側が合流~メインスイッチ~下流のスイッチング電源に入ってた。

次に確認しなけりゃならないのは、AC-PSの15Vが直接供給されている範囲、それとバッテリー電圧を検出してディスプレイに表示が出るらしいんだが、その満充電は何ボルト定義なのか。13.2V辺りなのか、校正時に細工して16V位いに変更出来るのか、はたまたバッテリー出力もDC+15Vで安定化しなきゃいけないのか。で、細工出来んなら、AC-PSの電圧を16~16.5Vにアップとか。




Chapter 6.

AC-PSから供給を受けて、+/-16.1V、+5.6V、+24V(冷却ファンとか)発生するのがこの基板の役割らしい。あと他にイーサドライバーとか、CAL-SWとかも乗ってるが。耐圧は35V。更にその先、メインボードに乗ってるスイッチング電源(コデンサ耐圧63V)とかにも繋がってた。このボードまでが家電製品グレード、この先が測定器グレードみたい。(←マンガ(仮))

15V入力して+/-16.1Vの出力。15V以上確保出来るのは入力10V以上、16V出すには14.1V以上入力。下流のMB側にもスイッチング電源と、LDOが付いているので、16Vっう事かも。試しに現在付いているタンタル(回路電圧5.65V)の耐圧25Vギリギリ20V迄印加しても16.17V迄の上昇だった。つまりAC-PS側はテキトーでOK、大体14.15V~15V確保出来れば良いみたい。このボードがキモだね。謎のバッテリーコネクタ線にはノイズがのってた物の200mV位いしか電圧が出て無くて依然謎。プルダウン?だけしてメインボード側のコネクタに繋げてるだけかも。多層基板なんでイマイチ解らないが。

+/-16Vだと解ったんで、Tekprobeコネクターに出すには此処か別に+/-15V(+/-1.2V)と+5V取り出す所を探すか、LDOを組み込まないといけない。一応、このボードの中だけで、+/-16V、+5.6Vが得られるので簡単に、ダイオード1コでドロップさせるだけでも良さげ。

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製造ラベル発見。2010-7-16日。FDDは、2009年12月1日。時期的にポリマータンタル仕様か、従来タンタル使用なのか微妙。

部品の機能と消費電力調べてたら、世の中結構調べてる人がいるみたい。

https://www.eevblog.com/forum/blog/eevblog-564-tektronix-tds3054-oscilloscope-teardown-repair/50/


https://bitbucket.org/burra/tds-3054/src

https://www.vishay.com/docs/40174/t55.pdf


http://industrial.panasonic.com/cdbs/www-data/pdf/AAA8000/AAA8000CJ12.pdf


http://docs-asia.electrocomponents.com/webdocs/1431/0900766b814312f7.pdf

だいたい部品を依頼、到着待ち。最長の奴で1週間位いみたい。




Chapter 7.

ADCなんかの温度は70℃~104℃だと。入力HICは50℃以上。本当にDedbody、ゴミ買っちまったかもorz.

←Youtubeから。

この画像は、TDS3054 B無し初期の奴みたいだけど似た様なもんだろ。しかしヒートシンク付けると静電容量が増加してしまう。左上の高温部は三端子レギュレーター。これもヒートシンクなどは付いていない。

https://www.youtube.com/watch?v=qXGqDDE9-4M&list=PLQ5nGF1k5szqpdY1S6mNxN5BnO33RGCzN


http://docs-asia.electrocomponents.com/webdocs/14f6/0900766b814f6504.pdf





Chapter 8.

14.4V(16~10V)バッテリーパック流用するならAC-PSは16Vに昇圧、内部電源のタンタルとかを交換、外部からバッテリーに直接出す迂回路も作り込む様だなんだか、純正専用バッテリーチャジャーTDS3CHG Battery Chargerについても検索してみた。定格は+18V1.8Aらしい。

←カタログ画像拝借。

これ中古でも1~2万円もするな。



関連サイト 
https://jp.tek.com/manual/1125846

 



Chapter 9.

同、TDS3BATB (リチウム電池版)の画像と思われる奴。TDS3BAT (B無し)はNiCd電池らしい。

←ゴメン拝借です。

このリチウム電池版だと、4組シリーズ(14.4V?)。BMS個別セル電圧監視付きみたいな配線になっているが、あの奥の基板だけ解体した画像は残念ながら出て無いみたいなんで、ハッキリは解らない。サンヨー製の電池だそうな。

一番困るのは、I2Cなんかのシリアル通信付きバッテリー管理機能が付いている場合。最悪純正のバッテリーじゃないと起動出来ないというオチもあり得る。例えばレノボのノートPC、TP-X230なんかだと、純正バッテリーじゃない場合、起動毎に恐ろしげな警告が出る(英語だからワカランで終わり...でも結局、純正の中古バッテリー探しますた.)

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バッテリーマニュアルを探した所、バッテリー電圧と容量の校正、っう項目があったんで、本体と何らかの通信をやってる可能性もあるな、1本だけ謎の線があるんだが、シリアル通信線には見えないが、結構細い。

https://jp.tek.com/support/faqs/can-tds3batc-be-used-and-charged-tds3000-series-non-b-scope-even-though-voltage-differe

https://jp.tek.com/support/faqs/1043472

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TDS3BATBはリコール対象になってるみたい
https://jp.tek.com/service/safety/tds3000b


今の所ハイサイドSWみたいなのは本体側基板には付いて無く、単にショットキーDiで合流してるだけだったんで、ナントカなりそうな気がする。バッテリーで動かせなければ、あまり買った意味無いんだよなぁ。 

  

Can the TDS3BATC be used with (and charged in) a TDS3000 series (non B) scope+ even though the voltage is different than the TDS3BAT (14.4V vs 12V)? TDS3BATB RECALLThe Lithium-Ion TDS3BATC will
JP.TEK.COM

 


Chapter 10.

ニカド版らしい写真も発見。TDS3BAT (B無し)

←引用
https://www.mikrocontroller.net/topic/345660

これだと電池何本だか判らないな。最大で10本?(12V+/-1.8V?)
充電器と安定化電源内蔵みたい。中古で入手カチ割りするなら、こっちの方が簡単そう。




Chapter 11.
交換用FET、STU8N80K5 よくサイズ確認しないで調達してしまい、

小っちゃかった。んで、普通のTO-220の外周器に接着しちゃいます..パッケージ違いのSTP8N80K5 の方を注文しとけば良かった。








Chapter 12.

熱伝導用一液硬化シリコンゴムで接着。上手くいくかなぁ。硬化まで
10時間待ち。もうULには合格しませんねぇ。










Chapter 13.

中古物色してたI/Oモジュール、TDS3GV ゲット。たったコレ1個で約1.5諭吉様級。結構クタビレた、10年物みたいな奴だったが、まぁ仕方が無い。新品なんかとてもじゃ無いが手が出無いし。

オレのアタマで出来るかどうかわからないが、これにGP-IBとRS232C、それにVGA-outが付いているんで、コマンド打って操作とか出来る。ネットで見てると、GUIで校正操作できるツールもあるみたい(Tektronix VISAドライバーも必要)
最近、バイクお亡くなりさせそうになって緊急部品交換とか色々イベント発生連続だったが、TDS君の方も弄り再開、ダメならゴミだが..

校正しないつもりなのか、なんだが、昔中古で買ったTektronix 475 の時には1回校正に出したぜ。けど、オシロなんて10%も精度あれば十分じゃね」だし、その後メンテナンスマニュアルが手に入ったんでその後は1回も校正出ししなかったな..今はGPSクロツクや市販のバンドギャップなんかで周波数と電圧は相当な正確さで判るし。


Chapter 14.

ボチボチやってるある日、思わぬ広告が...
テクトロニクスの広告に写ってるのはhpのスペアナじゃん。傑作。








Chapter 15.

で、こっちのテクトロの広告の背景はオウンの奴な気がするんだが。

検索すると有料画像販売の画像らしいな。テクトロニクスは米本土に残った計測機メーカーなのに、グーグルの扱いはちょっと酷い気がするんだが。

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バッテリーパックと電源連携どうするか...寒い...カネ無い...もっと大胆に切り刻むか?...とかだったが、ようやくバッテリーパックのジャンクが手に入りそう..



Chapter 16.

2018-09


TDS3CHGのセコハン入手。例によって何年前のだか不明、90年代の奴は軒並み液漏れ電蝕トラウマなんで、コンデンサを交換の方向で。膨れは無くアミン臭は微かにするがアンモニア迄は無し、なんで稼働数年以内なのかもしれないが。メインのSAMWHA HE 10μ-400Vは、寿命2000時間、他のELNA RSHシリーズも3000時間、こちらは1990年代の製品、問題の四級塩品みたい。

こんなのは某〇月電子のACアダプタか、ノートパソコン用ACアダプタ流用で十分じゃないか、ニッカドもリチウム電池タイプ共通だしなんだが、TDS3BATをチョイと触って見た所、電流入流制限制御みたいなモノは無く、2A以上確実に流れる状況だったんでヤッパ専用品調達。でも出口2本だしヤッパし普通の電源にしか見えないな...フの字型でなく逆L型やら定電流で設計されてるのかも..

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400BXW100MEFR18X25 /400BXW120MEFR18X30 *ピン間小、穴明け。
EEUFR1V471L
EEUFS1V102L
47μ50V X7S
22μ25V 3225 X5R
0.1μ400V

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https://industrial.panasonic.com/ww/products/capacitors/aluminum-capacitors/aluminum-cap-lead


http://www.rubycon.co.jp/catalog/j_pdfs/aluminum/j_bxw.pdf


http://www.rubycon.co.jp/catalog/capacitors.html


https://www.murata.com/~/media/webrenewal/support/library/catalog/products/capacitor/mlcc/c02.ashx


400BXW100MEFR18X25
400BXW120MEFR18X30
400BXW150MEFR18X35


Product information and news of Aluminum Electrolytic Capacitors (Radial Lead Type), Panasonic.
INDUSTRIAL.PANASONIC.COM


Chapter 17.

2020.12

TDS684Aが故障し不動、開腹ツイデ調べたLVPSの方のコンデンサが思ったより痛んでて全交換する事にしたんで、TDS3054Bの方も、最新電源用コンデンサ入れ替え可能性再検討。TDS3CHGは、改造後まだ2年位いなんでソノママ。 ...今の所入力HICが十分確保出来て無いんで、バイクとかには使わない...

最近の状況に合せ、マキタBL1430系電池とThinkpad 16V系に加え、BL1830系と20Vアダプターを外部接続出来る様に考慮(~24V)。受電専用端子にTVS(24V)付け。

バッテリーパック、23.9V印加可能かテスト。

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40WPS、90~250V 47~400Hz 75Wpk/15~16V-4Apk
φ-Maxheadroom

 ⇒STP10LN80K5 800V-10A 630mΩ
 ⇒P6KE120A x2、FRD-1KV

ATV50C351JB (STAND-off 350V、BDN 391V 5KW CAタイプ)
1.5KE400CA (380V/548V/2.5A)

C4、~φ25、~h32mm、GX ⇒Rubycon 400BXW120MEFR 18X30 120μF400V 12000hr@105℃ 0.84A

ランド流用
C6,C16,~φ12.5、~h32 現EEUFR 1200μ35V
C18、~φ12.5、~h45 現EEUFR 1200μ35V  ⇒ UHW1V222MHD 2200μ35V 11mΩ h37.5mm
C1-、~φ10、~h21mm 現EEUFR 820μ25V ⇒在庫使用 EEUFR1V561 h20mm
C9、~φ10、~h25mm 現EEUFR 820μ25V ⇒在庫使用 35ZLH680MEFC h23mm

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LVPS(最大、リチウム4本分、~17.4V⇒+24V耐圧化)

SZ1SMB24AT3G TVS Stand-off+24V,BDN26.7V,38.9V-max@600W

受電 φ5.5/2.1 Jack

C300,φ12.5、~h40、LXV 1000μ25V / EEUFR 1800μ25V
   ⇒ EEUFR1V182L h35mm / UHW1V222MHD h35.5mm

C? 、φ16、~h36、ピン間7.5mm、PW 2200μ25V / EEUFR 3300μ25V
  ⇒ UHW1V392MHD h35.5mm /UHW1V332MHD h31.5mm /EEUFS1V272 / NRE-JL332M35V16X31.5F
  ⇒在庫使用 NRE-JL332M35V h31.5mm

C41?、φ10、~h40、 PM 150μ35V /現 EFUFR 560μ35V
  ⇒ EEUFS1V102L h27mm18mΩ/UHW1V821MPD 820μ35V h27mm17mΩ
  ⇒在庫使用 35ZLH680MEFC h23mm

C450、φ12.5、~h36、PM 330μ63V ⇒ EEU-FS1H821L 820μ50V h32mm

C420、φ10、~h30、 PM 150μ35V / EEUFR 560μ35V ⇒ EEUFS1V102L / UHW1V821MPD 820μ35V
  ⇒在庫使用 35ZLH680MEFC h23mm



Chapter 18.


Main

φ10、~h23、PL 100μ63V x6, 25SC47Mパラ付け,10μ3225-X7Sパラ付け
 ⇒ APSG250/APSG200/APSG160 / EEUFS1V102L 1000μ35V / UHW1V681MPD6 680μ35V / パラ付け新OS-CON、22μ-3225
 ⇒在庫使用 EEUFR1V102L(35V)、APSG250ELL391MJB5S 390μ25V

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UHW1V821MPD 820μ35V φ10mm h27mm 17mΩ
UHW1V182MHD 1800μ35V 12mΩ φ12.5mm h33.5mm
APSG250ELL391MJB5S 390μ25V φ10mm




Chapter 19.

最近、TDS684A用で、「木造」フロントカバーを作ったんで、TDS3054B用も作ってみる事に。

←ゴミ袋カバーから脱出計画。

段差と位置だけキメ、あとはホムセンに行って、端材とかでアドリブ予定。やはり一番安い、2mmベニヤ板コース。









Chapter 20.

 

←外側だけ、透明アクリルラッカー噴き。












Chapter 21.

 

内側は、バリ取り軽くサンドペーパー掛けて生地のまま仕上省略。スイッチと、追加コネクタとかが当たる部分だけ、カッターとかでエグリ追加工。


←あと「耳」にナイロンエッジガードをテキトー接着してラッチ替わりに。







Chapter 22.

 余談。

TDS684Aの、以前ebayに出てたLCD化キット、また検索してたら、イイもの発見。

←MS8609A,TDS3034バックライトLED化(NL6448液晶LED化)キット。\6Kyen.

http://www.momose.com/hirofumi/elec/BacklightLED/index.html

作者ページによると、スペアナでCCFLインバータからの290Hz不要回り込みが排除出来るみたい、ソレ多くの人がグッと来そう。アンリツとかHP、テクトロ二クス製で、NECのNL6448系LCDパネルを使ってる機器は大体使い回し出来そう。

取り寄せ、一応、ブルーライトカットフィルム短冊貼って実装しますか。まだ壊れたわけでじゃないが...
開腹中のTDS684AのCRTの方は、まだ大丈夫そう(たぶん...)、VGA出力もあるんで今回はま、そのままで良いや。



Chapter 23.

2022-8月

DS1742W  RTCが電池切れ、消えちゃう問題。入れ替えか、改造検討。


←互換品のザックリ約1/12~1/16の調達価格(但し中古、4個ゲット)。

とりあえず切り刻んでみるって事で4個調達。廃品回収やら焼取品だったらしく、裏側にはハンダ飛び散り付着やら結構酷い...まぁ改造しちゃう予定だから良いや...


定番のebayとかで流れてる電池交換可能な互換品だが、生憎の円安でニポン人にはとっても高価になってて、簡単にポチ」とかはイマイチ....新品が無いか捜索もしたけど、2022年現在、世の中既に中古品しか出回って無い様子...


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”Tektronix TDS3000 TDS3000B TDS3000C exact functional replacement for DS1742W

https://www.ebay.com/itm/293776182478?hash=item44666cccce:g:U~gAAOSwjfBfgfa1



”DS1742W Replacement for SGI Fuel, Tezro, O300, O350, Tektronix TDS3000

https://www.ebay.com/itm/284766293220?hash=item424d64cce4:g:rBYAAOSwBFViD~yM


https://www.tindie.com/products/glitchwrks/glitch-works-gw-1742-1-dallas-ds1742-replacement/


https://twitter.com/taivatri/status/1291712357660426240

電池はBR1225(松下、3V-48mAh)みたい。約10年?


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https://www.eevblog.com/forum/repair/tds3000-ds1744wp-to-ds1742w-adapter-board/


https://github.com/james10952001/DS1744WP-to-DS1742W-adapter


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MAXIM社でのDALLAS製品コイン電池一覧

https://www.maximintegrated.com/jp/design/technical-documents/app-notes/5/5013.html



機器により、稼働状況で電池切れトラブルになる時期か違うと思うが、色々な搭載モデルの発売時期1999~2006年から2020年迄として14~21年?、以前バラした電池2個搭載のDS1650Y(最長1986~2010想定で、~24年)など類推、BR1625新品電池1個で最低12年程度、20年程度確実に保って貰うには80~96mAh程度以上はあるCR1625(90mAh(代表値))以上、又は、CR2016(90mAh(代表値))以上の厚い奴搭載、且つ回路側電源+3.3Vよりも若干低い電圧の品種が目途か...




Chapter 24.

「DS1742W-150」(+3.3V定格、150nS品)がTDS000シリーズ共通らしい。基本2Kx8bit(DS1220ABとピン互換、但し3.3V)


「DS1742W-120」には、1回り大きい 「DS1742W 120+」なる、DALLAS社が買収(2002年)され、MAXIM社に吸収移行してからの奴(同、+3.3V品)(転換時期は不明、2006年?)もあるみたい、それの内部構造は初期のDALLAS時代の物と全く異なり、電池が基板の下側に付くらしい。今回は元と同一の小さい方の「DS1742W-120」を捜索。中古やデットストックは電池切れのリスクが高い....多分、ほぼ確実電池切れだけど、小型だし電池が上側内部なんで加工し易そうだし。


https://www.eevblog.com/forum/repair/reverse-engineer-dallas-ds1742w/


https://datasheets.maximintegrated.com/en/ds/DS1742.pdf


https://pdf1.alldatasheet.jp/datasheet-pdf/view/58532/DALLAS/DS1742W-150.html


https://www.datasheetq.com/datasheet-download/356130/1/Dallas/DS1220AB?v=2010


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DS1687-5 replace


https://www.tindie.com/products/glitchwrks/gw-1687-5-dallas-ds1687-5-maintainable-replacement/




Chapter 25.

DS1742Wの寿命問題は、色々なフォーラムやらで議論されてて、再生した人も結構いるみたい、諸々情報集めて挑戦してみる方向。


←X線で透視した凄い人、いたよ。(上からか下からかは?) 

https://www.eevblog.com/forum/repair/reverse-engineer-dallas-ds1742w/?action=dlattach;attach=1096922;image  

  

https://tips.graphica.com.au/content/images/size/w1000/2020/11/DS1742W-xray.jpg


残念ながら横からX線透視した人はいないみたいで、切り込みの深さ見当はイマイチ解らない。加工した人も切削、ハンダ鏝の熱で削るなど色々な手で皆、やってるみたい。


https://tips.graphica.com.au/sgi-nvram/



 

Chapter 26.

一応、左右どちら側に電池が埋まってそうか、ネオジウム磁石を貼り付けて確認。

←pin#12側の右半に埋ってるっぽい。 

  

右半分の中央部はなぜか反磁性?みたいな反発があるね。磁石が埋まってるのかと思ったが、ネオジウム磁石を裏返しても反発は同じだった。


コイン電池に変な磁気反発性があるのかと思って、手持ちの新品CR2032でやってみたがそんな様子は起こらない、普通に磁石に貼り付く。接合されているニッケル脚のせいなのかも。なので、φ3mmぐらいの小さいネオジウム磁石チップか棒を使えば、電池引脚の向きもある程度解かるかも...。  



Chapter 27.


今回は煮るとか溶かすは止め、オードソックスなリューターで削る方法で。 

 ←先のX線画像参考にマジック書き込み。


IC外形は、17x32.2xh8.2mm







Chapter 28.


IPAで洗浄しながらリューターとアートナイフなんか駆使....


 
←慎重に切り刻み。失敗してもあと3個、対象機に1個ある...












 

Chapter 29.


←マアマア取れた。  

ICの打刻は DS1743E-3


IPA洗浄して、変性エポキシ塗料(スプレー)を切削面に塗布浸透させて仮保護。左側の山羊だかロゴの真下、表面から1~1.2mm辺りに水晶が埋まってるらしいんで、上面は段差状態にしか出来ない。寸法採って、電池ホルダ搭載の検討。  

  

   

  

   


Chapter 30.

←一応、次回がありそうも無いが寸法採り。固定治具とか作って「DALLAS」の「D」の文字の線で切って、内部のIC上面迄、ケース上から深さ3.5(~3.6)mmまで、電池ごとフライス盤か、サンダーで一気に削ってしまえばヨサゲ。電池のハンダ付け面は、右端下から2.5+0.2mm=2.7mm付近、上(#13pin側)が「+」、下側(#12pin側)が「-」、1225?サイズ電池。


着ける電池検討、ヅラ合わせとして最大はCR1632が搭載可能かどうか...ギリギリ。市販入手性や待機年数期待ではCR2025(165mAh(松下))か、CR2032(225mAh(松下)/市販大勢170~230mAh)辺りが良いんだが、上下左右飛び出しも出てしまう。搭載同一品1220系は、百均とかでCR1220(35mAh(松下))、BR1225(48mAh(松下))とかは百均で売って無い、調達性がちょっと問題。CR1620(75mAh(松下))、CR1632(140mAh(松下))は、キーレスエントリー用とかと同じで入手し易い。電池ホルダーはCR1220用なら付けやすいが、CR1632用だと多少、CR2032だとかなり追加で削るか盛るかしないといけなさそう。


参考 https://industrial.panasonic.com/jp/products/pt/lithium-batteries/models/CR1632


https://rbs.ta36.com/?p=20398



   

Chapter 31.

電池ホルダが来るまでに、変性エポキシ塗料が硬化した頃合い、まず削り過ぎた所、元からあったボイド穴を2液エポキシで穴埋め。アートナイフで更地整形。で、EP-ROMライターで「0xF」書き込み検査。







  


  

   

Chapter 32.

手持ち.GQ3x True USB Willem programmeの、DS1220ABのプロファイルをコピーして電源+3.6Vに編集。

Name="DS1742W",ID="XXXX",Class="M48Z02",Category="SRAM",MFG="Dallas",VCC="3.6V";

0xF書き込みとベリファイやってみた....ok 

最初、VCC=3.3Vで書いたら問題発生、4.9Vも印加されてた。3.3Vっう呪文が効いてないみたい。で、3.6Vってのが他にあるんで、"3.6V"にしてみたが変わらず。今回は壊れなかったみたいだがw
そろそろ最新の...3.3Vレビュー見てヨサゲ探さないと不味いかも。少なくとももう5Vデバイス以外は使え無いなorz.

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https://www.mcumall.com/comersus/store/TrueUSBWillem-Programmer-Comparison-4X-3X-2X-Aug-26.htm




Chapter 33.

2022-9月...

ebayで売ってる物の写真見ながら実寸測定、書き込みして形状限界検討。


←写真借用、寸法書き込み。


ebayのこの互換品(us$70(送us$28.85))は、BR2477A電池(φ24.5mm-t7.7mm)で、3V-1Ah。なのでコレ入手すれば計算上は291~437年保つって事実上交換不要かな。今、対us$/円暴落で、1.4諭吉以上ってのが悲しい。


←限界高はh22.5mm、横から指か楊枝入れてコイン電池交換する仕様として、限界は多分15~17mm程度?


TDS3054系での周囲限界、基板の他の部品との絡み(基板面から4~5mm上で)は、左は約+1mm内、右は~4mm以内(但し右下#12番ピン付近はチェックピン避け1mm以内)、前後は~+4mm以内(他に転用なら~2mm以内)程度かな。


電池実装絡み必要容量は機械をあと何年使うか...15年目途として、50~100mAh以上、CR1620、CR1632、CR2025、CR2032、辺りかな。


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ebay参考


(BR2477Aタイプ)

Tektronix TDS3000 TDS3000B TDS3000C exact functional replacement for DS1742W  us$70 (約9990円)   --kellyjo_13

https://www.ebay.com/itm/293776182478







(CR2032、交換可能タイプ)

DS1742W Replacement for SGI Fuel, Tezro, O300, O350, Tektronix TDS3000   GBP40 (約6580円) --pebuc3153

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